JPH05135882A - 直列点灯回路の断芯検出装置 - Google Patents

直列点灯回路の断芯検出装置

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JPH05135882A
JPH05135882A JP3294529A JP29452991A JPH05135882A JP H05135882 A JPH05135882 A JP H05135882A JP 3294529 A JP3294529 A JP 3294529A JP 29452991 A JP29452991 A JP 29452991A JP H05135882 A JPH05135882 A JP H05135882A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用的に構成され、負荷条件の異なる直列灯
火回路に接続されうる定電流電源装置に付設された親局
においても、安定した断芯検出ないし断芯位置検出を行
うことの可能な断芯検出装置を提供する。 【構成】 本発明の断芯検出装置における断芯検出その
ものの原理は公知の検出装置と変わりがない。しかし、
定電流電源装置2に接続される直列点灯回路ごとの負荷
条件に対応した電流・電圧の検出出力に対する補正係数
を記憶装置12に予め記憶しておき、実際に接続される
直列点灯回路5に応じた補正係数を記憶装置12から読
み出し、それを用いて電流・電圧の検出出力を補正す
る。従って、定電流電源装置2に実際に接続される直列
点灯回路5に対応した適正な検出出力を断芯検出部7に
導入することができ、常に安定した断芯検出を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次側にそれぞれ灯火
を接続した複数の変流器の1次側に直列に定電流電源装
置から定電流が供給される直列点灯回路において、灯火
断芯の事実、および断芯した灯火の位置を検出するため
の断芯検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空港の滑走路の照明には直列点灯回路が
用いられている。この直列点灯回路には、灯火が断芯し
たとき、多数の灯火のうち、いずれの灯火が断芯したの
かを特定するための装置、すなわち、断芯位置を検出す
る灯火断芯位置検出装置が設けられている。
【0003】この種の灯火断芯位置検出装置として、例
えば特開平3−194898号公報に開示されているよ
うに、各灯火ごとにそれぞれ断芯を検出して変流器の2
次側を短絡し必要に応じて短時間の強制開放を行う端末
部を設けると共に、定電流電源たる定電流電源装置側に
その出力電流および出力電圧の波形の変化に基づいて断
芯位置を検出する親局を設ける構成のものが知られてい
る。その場合、定電流電源装置の出力電流および出力電
圧を検出する検出器は通常、定電流電源装置に内蔵され
た形で設けられる。また、主たる定電流電源装置すなわ
ち主定電流電源装置の故障などに備えて、複数の直列点
灯回路に同時に定電流を供給しうる予備用定電流電源装
置を備える場合が多く、その場合も上述と同様の親局が
予備用定電流電源装置に内蔵して設けられる。
【0004】上述の灯火断芯位置検出装置では、灯火断
芯ないし変流器2次側の強制開放の下では、定電流電源
装置の出力電圧波形および出力電流波形が変化する。親
局に設けられた断芯検出部は、これらの波形変化から断
芯を検出する。このようにして、親局の断芯検出部にお
いて断芯が検出されると、親局は定電流電源装置の出力
を灯火の点灯に支障がないと判断される時間だけ瞬間的
に停止させる。
【0005】一方、断芯が発生した灯火に対応する端末
部でも、この灯火の断芯を検出し、一定の時間Tの経過
後に変流器2次側を短絡し、短絡状態を保持する。そし
て、定電流電源装置出力の瞬間停止を検出して、その時
点から各灯火にそれぞれ固有値として割り当てられた判
定時間τn (n=1,2,3,・・・)の経過後に、一
定の時間T(T<τn )だけ短絡を解除する。この時、
親局の断芯検出部は変流器の2次側の開放状態から、こ
れを断芯として検出する。この断芯検出に応じて、親局
は定電流電源装置出力の瞬間停止時点と瞬間停止以降の
断芯検出時点との時間差から断芯した灯火の位置を判定
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば主たる定電流電
源装置すなわち主定電流電源装置の故障または他の理由
により、予備用定電流電源装置に切換えられるような場
合がありうる。このような予備用定電流電源装置にも親
局機能が内蔵されるが、予備用定電流電源装置はその機
能上、負荷条件、例えば接続される灯火の数や、灯火用
電線の長さ・太さなど、が必ずしも一定ではなく、接続
される直列灯火回路によって多少異なる場合が多い。従
って、定電流電源装置の出力電圧および出力電流を検出
する検出器の出力信号のレベルや波形に変化を生じ、そ
のため、親局において安定した断芯位置検出を行うこと
ができない場合があった。このような問題は、汎用的に
製造される主定電流電源装置の場合にも言えることであ
る。
【0007】本発明は上記のような従来技術の不都合を
回避するためになされたもので、汎用的に構成され、負
荷条件の異なる直列灯火回路に接続されうる定電流電源
装置に付設された親局においても、安定した断芯検出な
いし断芯位置検出を行うことの可能な断芯検出装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の断芯検出装置は、断芯検出指令に基づき定
電流電源装置の出力電流波形を短時間だけ変化させて同
期信号とする電源制御手段と、灯火のそれぞれに対して
設けられ対応する灯火が断芯したときその断芯を検出し
て変流器の2次側を短絡し、定電流電源装置が同期信号
を発生したときその同期信号の発生時点から各灯火に固
有の判定時間が経過した時点で所定時間だけ短絡を解除
する端末部と、定電流電源装置の出力電圧および出力電
流を検出する検出手段と、定電流電源装置に接続されう
る複数の直列点灯回路の負荷条件に対応し検出手段の検
出出力に対する補正係数を予め記憶している記憶手段
と、定電流電源装置に実際に接続される直列点灯回路に
対応し検出手段の出力信号に記憶手段に記憶されている
対応する検出手段の補正係数を乗ずる補正手段と、この
補正手段から出力される電圧および電流の波形に基づい
て灯火の断芯を検出する断芯検出手段と、定電流電源装
置が同期信号を送出してから断芯検出手段が灯火の断芯
を検出するときまでの時間に基づき断芯した灯火の位置
を判断する断芯位置判断部とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の断芯検出装置における断芯検出の原理
は公知の検出装置と変わりがない。しかして、定電流電
源装置に接続される直列点灯回路ごとの負荷条件に対応
した検出出力に対する補正係数を記憶手段に予め記憶さ
せておき、実際に接続される直列点灯回路に応じた補正
係数を記憶手段から読み出し、それを用いて検出出力を
補正する。従って、定電流電源装置に実際に接続される
直列点灯回路に対応した適正な検出出力を親局に導入す
ることができ、常に安定した断芯検出を行うことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に係る灯火断芯位
置検出装置を示すものである。交流電源1に接続された
定電流電源装置2はサイリスタによる位相制御により直
列点灯回路5に定電流を供給する。直列点灯回路5は、
1次側が直列接続された複数の変流器CT1 〜CT
n と、これら変流器CT1 〜CTn の2次側にそれぞれ
接続されている灯火L1 〜Ln とからなっている。この
ような構成により、各灯火L1 〜Ln には変流器CT1
〜CTn を介して定電流が供給され、各灯火の輝度が一
定に維持される。変流器CT1 〜CTn の2次側には、
灯火L1 〜Ln の断芯を検出して変流器2次巻線を短絡
し、かつ、交流電源1の出力電流ないし電圧の波形が変
化したとき、すなわち電源側から同期信号が送り込まれ
たとき、灯火L1 〜Ln ごとにそれぞれ固有の値を持つ
ように設定された判定時間τn の経過後に一定の時間T
だけ短絡を解除する端末部R1 〜Rn が接続されてい
る。
【0012】一方、定電流電源装置2の出力端には変流
器3および計器用変圧器4が設けられ、その出力は親局
6に与えられる。親局6は、断芯検出部7、電源制御部
8、断芯位置判断部9、信号補正部10、切換信号判断
部11、および記憶部12から構成される。信号補正部
10は、変流器3および計器用変圧器4の各出力信号
に、切換信号判断部11から与えられる補正係数(増幅
率または減衰率)を乗じて断芯検出部7に送出する。断
芯検出部7は入力された電流・電圧に基づいて断芯を検
出し、それを断芯信号として電源制御部8および断芯位
置判断部9に与える。電源制御部8は断芯信号を受信し
た時、一定周期、例えば10分間またはそれ以下の数分
間ごとに短時間、例えば1サイクル時間の同期信号を送
出し、定電流電源装置2の出力を変化させる。断芯位置
判断部9はそれぞれの灯火ごとに異なる固有値として断
芯位置検出用の判定時間τ1n〜τnnを記憶しておき、こ
れらの判定時間と同期信号送信時刻を基準として断芯検
出部7が断芯を検出するまでの時間とを比較することに
より、灯火L1〜Ln のうちの断芯したものの位置を判
断する。記憶手段12は、定電流電源装置2に接続され
うる直列灯火回路に固有の負荷条件に対応し変流器3お
よび計器用変圧器4の各出力信号に対する補正係数を予
め記憶している。切換信号判断部11は、外部から与え
られる灯火回路切換信号13の内容を判断し、実際に接
続される直列点灯回路5に対応した補正係数を記憶手段
12から読み出し、それを信号補正部10に与える。
【0013】図1に示した端末部R1 〜Rn の内部構成
はいずれも同一であり、ここでは端末部R1 を例にとっ
てその詳細を図2に示す。変流器CT1 の2次側には、
灯火L1 、過電圧検出部21、およびサイリスタ部22
がそれぞれ並列に接続されている。サイリスタ部22は
短絡部27に含まれている。サイリスタ部22に流れる
電流が変流器26を介して検出され、その検出信号が電
流断検出部25に入力される。過電圧検出部21は灯火
1 が断芯して変流器CT1 の2次側に高電圧が発生し
た場合にこれを検出し短絡部27の短絡制御部23に通
知するものであり、電流が流れ込まないように高インピ
ーダンスとなっている。短絡部27は、変流器CT1
2次側を短絡するためのサイリスタ部22と、指令によ
りその短絡の解除を開始するまでの判定時間τ1nに対応
する時間τ1 を設定するための時間設定部24と、過電
圧検出部21の過電圧検出信号によりサイリスタ部22
をオンにして変流器CT1 の2次側を短絡する共に、電
流断検出部25からの電流断検出信号を受信することに
より入力時間設定部24に設定された時間の経過後に一
定時間Tの間だけ変流器2次側の短絡を解除するように
サイリスタ部22を制御する短絡制御部23とからなっ
ている。時間設定部24によって端末部R1 〜Rn のそ
れぞれに設定される時間τ1 ,τ2 ,・・・,τn は、
τ1 <τ2 <・・・<τn というように順次異なってい
る。 τ1n〜τnn1 〜Ln 以上のように構成された断芯検出装置の動作を、図3の
タイムチャートを参照しながら説明する。なお、図3に
おいて、(a)は定電流電源装置2の出力電流を、
(b)は定電流電源装置2の出力電圧を、(c)は断芯
検出部7の出力信号を、(d)はサイリスタ部22のオ
ン・オフ状態をそれぞれ示すものである。
【0014】まず、灯火L1 が図3の時刻t1 にて断芯
したとすると、変流器CT1 の2次側が開放状態となり
過電圧が発生する。この過電圧は端末部R1 の過電圧検
出部21によって灯火断芯として検出され、それは短絡
部27の短絡制御部23に通知される。短絡制御部23
はこの通知を受け取ると、図3(d)に示すように、時
刻t1から時間Tを経過した時刻t2にてサイリスタ部
22をオン状態にして変流器CT1 の2次側を短絡さ
せ、灯火断芯・変流器2次側開放による過電圧を防止す
る。
【0015】一方、灯火L1 が断芯すると、断芯発生か
ら変流器CT1 の2次側短絡までの間、定電流電源装置
2側から見た直列点灯回路5の負荷インピーダンスが変
化するので、定電流電源装置2の出力電流・出力電圧の
波形が図3(a),(b)に示すように変化する。断芯
検出部7はこの波形の変化に基づいて灯火L1 の断芯を
検出し、図3(c)に示すように、時刻t1 に対し変流
器CT1 の飽和時間αだけ遅れた時刻から、時刻t2
対し断芯検出部7の復帰に要する時間時間Tx だけ遅れ
た時刻まで断芯信号を発生する。なお、この検出原理は
先に述べた特公昭61−15556号公報等に開示され
ている通りである。このようにして、断芯検出部7が灯
火L1 の断芯を検出すると、電源制御部8がこの信号を
受けて図3(a),(b)に示すように、時刻t3 から
時刻t4 までの1サイクル期間、定電流電源装置2の出
力を変化させ(この場合は、電流オフ)、この出力の変
化を同期信号として直列点灯回路5に送出する。
【0016】このようにして同期信号が出力されると、
端末部R1 の変流器CT1 の2次側の電流断検出部25
がこれを検出して短絡制御部23に通知する。そこで、
短絡制御部23は時刻t4 に対して時間設定部24に設
定された判定時間τ1 が経過すると、図3(d)に示す
ように、その時刻t5 から時間Tを経過する時刻t6
での間、サイリスタ部22をオフ状態にして変流器CT
1 の2次側を開放状態にする。
【0017】このように、変流器CT1 の2次側が開放
状態になれば、再び定電流電源装置2の出力電流および
出力電圧の波形が変化し、図3(c)に示すように、断
芯検出部7は時刻t5 に対して飽和時間αだけ遅れた時
点から時刻t6 より時間Tx だけ遅れた時点まで断芯信
号を発生する。この時、断芯位置判断部9は電源制御部
8が同期信号を発生し終る時刻t4 から計時動作を開始
し、時刻t5 +αで断芯信号を受信するまでの時間を計
時する。断芯位置判断部9は予め各端末部R1 〜Rn
時間設定部24により設定される判定時間τ1〜τn
対応する参照時間τ1n〜τnnを内部に記憶しており、得
られた計時時間が参照時間τ1n〜τnnのいずれに一致す
るかを判定する。そして、例えば計時時間が参照時間τ
1nに一致していると判定されれば、灯火L1 が断芯した
ものと判断する。
【0018】図4は図2に示した端末部R1 の内部構成
に対する他の例を示すもので、これを端末部RR1 とし
て示す。端末部RR1においては、断芯発生により灯火
1 に流れていた電流が断たれた場合、灯火L1 に直列
に接続された変流器41を介して灯火電流断検出部42
で灯火電流断を検出するように構成されている。図2に
示した端末部R1 では、灯火断芯の発生を、変流器CT
1 の2次側に発生する過電圧を過電圧検出部21で検出
することにより検出するのに対して、図4の端末部RR
1 では、灯火L1 の断芯により灯火電流が断たれたこと
を変流器41と灯火電流断検出部42により検出するこ
とにより検出する。しかし、親局6から見た場合の動作
は全く同じであり、図1の構成に適用して同様に断芯の
発生と断芯位置の検出を行うことができる。
【0019】ところで、上記実施例では、電源制御部8
からの同期信号の送出・指令に呼応して図3のタイムチ
ャートに示すように定電流電源装置2からの出力電流お
よび出力電圧を共に“0”にしているが、一般に定電流
電源装置2では灯火を点灯させるための電源部と、断芯
時に時間積分値を得るためのベース電流を流す電源部と
を備えているため、灯火用電源部の出力のみを“0”に
し、ベース用電源部の出力は供給を続けるようにしても
よい。この場合、同期信号を出力しているときの出力電
流および出力電圧の波形は図5のタイムチャートに示す
ようになる。ここで、図5(a)は定電流電源装置2の
出力電流、同図(b)は定電流電源装置2の出力電圧を
それぞれ示すものである。この場合も、先の場合と全く
同様に断芯の発生と断芯位置の検出を行うことができ
る。
【0020】図6は本発明の断芯検出装置の他の実施例
を示すものである。この実施例は、本来的に備えられて
いる定電流電源装置の代わりに予備用定電流電源装置を
用いたものであって、複数の直列点灯回路51 ,52
…,5n の中から特定の1つを選択して接続する場合
の、親局を含む構成を示すものである。交流電源1には
予備用定電流電源装置2a が接続され、予備用定電流電
源装置2a から、灯火回路切換信号13に基づいて切換
え動作する灯火回路切換器14により選択された特定の
直列点灯回路、例えば直列点灯回路51 に灯火電流が供
給される。灯火回路切換信号13は親局6の灯火回路切
換器14のほかに切換信号判断部11にも与えられる。
切換信号判断部11は灯火回路切換信号13の内容に基
づいて接続されるべき直列点灯回路がどれであるかを判
断し、その判断結果に基づいて記憶部12から予め記憶
されている補正係数の中からそのとき接続される直列点
灯回路に係わる補正係数を読み出してそれを信号補正部
10へ送出する。
【0021】図6の装置においては、直列点灯回路51
〜5n は通常時はいずれも本来の専用の定電流電源装置
に接続されているが、この定電流電源装置が故障したり
異常が発生した場合には予備用定電流電源装置2a に切
換えて運用を継続する必要が生じる。この場合、灯火回
路切換信号13を受けた灯火回路切換器14によって切
換え選択される直列点灯回路の灯火の数、灯火の消費電
力、灯火電源線の長さ・太さといった負荷条件は接続さ
れる直列点灯回路によって異なる。従って、灯火回路切
換器14によって選択された直列点灯回路51 を予備用
定電流電源装置2a に接続するだけでは、負荷条件の変
動要素により予備用定電流電源装置2a の出力波形など
に変化を生じて安定した断芯検出機能を実現することが
できないので、灯火回路切換信号13を灯火回路切換器
14に送信するのと併せて灯火回路切換信号13を親局
6内部の切換信号判断部11に送出し、接続される直列
点灯回路5の特定を行うことにより負荷条件の変化に対
応する。
【0022】つまり、灯火回路切換信号13を受けた切
換信号判断部11は接続される直列点灯回路51 に対応
した補正係数を記憶部12の格納データの中から選択
し、これを信号補正部10に送出する。その結果、信号
補正部10では、予備用定電流電源装置2a に内蔵され
ている出力電流検出器および出力電圧検出器の出力信号
を、切換信号判断部11から送られた補正係数により補
正し、その補正された検出信号を断芯検出部7へ送出す
る。このようにして、接続される直列点灯回路の違い、
すなわち負荷条件の違いによる変動要素を吸収・補償す
ることができる。なお、記憶部12に記憶されるデータ
は予め接続されうる直列点灯回路ごとに予め調整確認さ
れたものとされる。
【0023】予備用定電流電源装置2a への切換え時に
は、直列点灯回路の灯火を断芯から保護するために、定
電流電源装置の出力開始時には、図7(a)に示すよう
に、出力電圧を徐々に立ち上げる、いわゆるソフトスタ
ートを行うのがよい。一方、親局6の内部における信号
補正部10の切換については、図7(b)に示すよう
に、灯火回路切換信号13が出力されてから予備用定電
流電源装置2a が立ち上がり、その出力が安定点に達す
るまでの間、切換え許容時間が設定され誤動作を防止す
る。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の断芯検出装
置によれば、定電流電源装置に接続されうる直列点灯回
路ごとに予め記憶部に納められた補正係数により検出電
流ないし検出電圧の補正を行うことにより、直列点灯回
路ごとに最適な動作環境を整えることができるので、直
列点灯回路の切換え時に問題となる負荷条件の変化に伴
う検出出力の変化による断芯検出の動作不安定現象を抑
えることができ、安定した灯火断芯の検出と断芯位置の
検出を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る断芯検出装置のブロッ
ク図。
【図2】図1における端末部の内部構成を示すブロック
図。
【図3】図1の断芯検出装置の動作を説明するためのタ
イムチャート。
【図4】端末部の他の内部構成例を示すブロック図。
【図5】図1の装置の他の動作例を説明するためのタイ
ムチャート。
【図6】本発明の断芯検出装置の他の運用例を示すブロ
ック図。
【図7】図6の装置の動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】
1 交流電源 2 定電流電源装置 2a 予備用定電流電源装置 3 変流器 4 計器用変圧器 5 直列点灯回路 6 親局 7 断芯検出部 8 電源制御部 9 断芯位置判断部 10 信号補正部 11 切換信号判断部 12 記憶部 13 灯火回路切換信号 14 灯火回路切換器 21 過電圧検出部 22 サイリスタ部 23 短絡制御部 24 時間設定部 25 電流断検出部 26 変流器 27 短絡部 41 変流器 42 灯火電流断検出部 51 〜5n 直列点灯回路 L1 〜Ln 灯火 R1 〜Rn 端末部 CT1 〜CTn 変流器 RR1 端末部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次側にそれぞれ灯火を接続した複数の変
    流器の1次側に直列に定電流電源装置から定電流が供給
    される直列点灯回路の断芯検出装置であって、 断芯検出指令に基づき前記定電流電源装置の出力電流波
    形を短時間だけ変化させて同期信号とする電源制御手段
    と、前記灯火のそれぞれに対して設けられ、対応する灯
    火が断芯したときその断芯を検出して前記変流器の2次
    側を短絡し、前記定電流電源装置が前記同期信号を発生
    したときその同期信号の発生時点から各灯火に固有の判
    定時間が経過した時点で所定時間だけ前記短絡を解除す
    る端末部と、前記定電流電源装置の出力電圧および出力
    電流を検出する検出手段と、前記定電流電源装置に接続
    されうる直列点灯回路に固有の負荷条件に対応し前記検
    出手段の検出出力に対する補正係数を予め記憶している
    記憶手段と、前記定電流電源装置に実際に接続される直
    列点灯回路に対応し前記検出手段の出力信号に前記記憶
    手段に記憶されている対応する検出手段の補正係数を乗
    ずる補正手段と、この補正手段から出力される電圧およ
    び電流の波形に基づいて前記灯火の断芯を検出する断芯
    検出手段と、前記定電流電源装置が前記同期信号を送出
    してから前記断芯検出手段が灯火の断芯を検出するとき
    までの時間に基づき断芯した灯火の位置を判断する断芯
    位置判断部とを備えたことを特徴とする直列点灯回路の
    断芯検出装置。
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JP2010123384A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Nippon Koki Kogyo Kk 船舶通航信号用定電流発生器切換システム
CN112202170A (zh) * 2020-10-10 2021-01-08 深圳市电创科技有限公司 直流微网负荷故障诊断方法、设备及存储介质

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