JPH0513576U - 手動式高粘度吐出ガン - Google Patents

手動式高粘度吐出ガン

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JPH0513576U
JPH0513576U JP089473U JP8947391U JPH0513576U JP H0513576 U JPH0513576 U JP H0513576U JP 089473 U JP089473 U JP 089473U JP 8947391 U JP8947391 U JP 8947391U JP H0513576 U JPH0513576 U JP H0513576U
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JP
Japan
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suction pipe
piston
cylinder
gun
guide
Prior art date
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Application number
JP089473U
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English (en)
Inventor
雄治 剣持
貞治 木村
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Anest Iwata Corp
Original Assignee
Anest Iwata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高粘度の流動物を定量吐出するガンにおい
て、マヨネーズ等の流動物の入った袋又は容器を直接吐
出ガンにとりつけられる構造とすることによって、調理
場所の広範囲を定量吐出ハンディガンとして持ち運び利
用できるようにしたものである。 【構成】 吸込パイプをガン本体の上端より外部へ突出
するように構成し、かつ、吸込パイプをガン本体の一部
に不動状態にとりつけ、外部へ突出した吸込パイプの先
端を差し込み口の構成とし、引き金操作によって定量吐
出できるガンとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高粘度の流動物を吐出するガンに関するものであって、例えば、マ ヨネーズ、ケチャップ、からし等を定量づつ絞り出して使用する手動式高粘度吐 出ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
食品関係においては、流動性の悪いマヨネーズやケチャップ、からし等の流動 物が多く使用されている。食品の加工・製造ラインなどで、定量づつ絞り出して 使用する場合、従来は、絞り口のついた袋状の容器に入れたこれらの材料を、手 で絞って使用していたが、定量使用に熟練を要するなどの不便さがあった。
【0003】 これを解消するため、本出願人は、定量を吸引し、定量を押し出す吐出ガンを 考案した。この吐出ガンは、実願平2−46727、実願平2−407048に 詳しく説明されているが、引金によってシリンダ内を摺動するピストンを往復動 させ、吸込みと押出しを行なう構造をもっている。
【0004】 この構造の吐出ガンは、吐出ガンへのマヨネーズ等の流動物の供給を、いずれ も別の定位置においた流動物内蔵の容器から、移送ホースを接続して行なう構造 となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
吐出ガンにマヨネーズ等の流動物を移送ホースによって供給する上記の構造で は、例えば内径φ9mm前後、長さ1〜2mの移送ホースで移送するが、吐出ガ ンの吸引力は約500mmHg程度であるため、高粘度材料では、吐出ガン先端 まで材料が到達するのに時間がかかったり、又、移送ホースの抵抗のため、材料 が吐出ガンに吸込まれない問題があった。
【0006】 これを解消するため、移送ホースの内径を大きくすることも考えられるが、太 い移送ホースにすると、太いホースをささえながら行なうため作業性が悪くなる 。
【0007】 さらに、流動物内蔵の容器から移送ホースを通して吐出ガンに接続して使用す る吐出ガンの構造に於いては、移送ホースによる移動範囲内でしか使用出来ず不 便であるとともに、大量に調理をする場合は、その場所に応じて吐出ガンを多量 に配置せねばならず、スペース上、利用できないという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の如き問題点に対し、本考案は、吐出ガンに直接マヨネーズ等の入った材 料袋をとりつけるように構成することによって、移送ホースを吐出ガンに接続せ ずに吐出ガンをハンディガンとして持ち運び出来るよう改善を図ったもので、シ ールリングをとりつけたピストンをシリンダ内に配設し、このシリンダの下端開 口部には、逆止弁を内蔵するノズルを、シリンダの上端開口部には、貫通軸孔を 有する本体をそれぞれ着脱自在にとりつけ、この本体の貫通軸孔には、前記ピス トンとガイドパイプを介して一体に形成され、内部にばねを配設したガイドを摺 動自在にとりつけ、さらに、前記ピストンの中心軸孔と前記ガイドパイプ内には 、それぞれ遊嵌状に吸込パイプを収納し、この吸込パイプの前記ピストンの中心 軸孔より下方に突出する下端部には、吸込弁をとりつけるとともに、この吸込パ イプの上方部は、前記ガイドの中心孔を貫通して前記本体より外部に突出させ、 この突出部に引金を配設し、この引金で前記ガイドの上端を前記ばねに抗して押 圧する構成とし、この吸込パイプが、前記シリンダ内で移動しないようにガン本 体の外部の支え板に着脱自在に固定するとともに、この吸込パイプの突出上端部 には差し込み口を構成したものである。
【0009】
【作用】
吸込パイプをガン本体の上端より外部へ突出するように構成し、かつ、吸込パ イプをガン本体の一部に不動状態にとりつけ、外部へ突出した吸込パイプの先端 を差し込み口の構成としたので、差し込み口にマヨネーズ等の流動物の入った袋 をとりつけることによって吸引通路を短くすることができ、マヨネーズ等の流動 物を吸込パイプにスムーズに吸引でき、又、ガン自体に流動物の袋が直接とりつ けできるので、ガンを調理場所に応じて広範囲にハンディ吐出ガンとして持ち運 びできる。
【00010】
【実施例】
図1並びに図2は、それぞれ本考案の一実施例を示す吐出ガンの断面図であり 、図1は引金を戻したとき、図2は引金を引いたときの状態を表わしている。 シリンダ1の下端開口部には、ばね2と球体3を有してなる逆止弁4を内蔵す るノズル5を着脱自在にとりつけ、このシリンダ1内には、内外周に複数のシー ルリング6をとりつけたピストン7を配設し、一方、シリンダ1の上端開口部に は、ハンドル部8と貫通軸孔9を有する本体10を互いのねじ部で着脱自在にと りつけ、この本体10の貫通軸孔9には、ピストン7にガイドパイプ11の一端 がねじこまれ、このガイドパイプ11の他端が前記貫通軸孔9と摺動するガイド 12にねじこまれている。このピストン7とガイドパイプ11を介して一体に形 成され、内部にばね13を配設したガイド12を前記貫通軸孔9に摺動自在にと りつける。このガイド12の上部を、本体10に引金止軸14を支点にしてとり つけられた引金15の一部で押圧移動できるようになっている。
【00011】 さらに、前記ピストン7の軸中心には貫通した中心軸孔が形成されており、こ の中心軸孔と前記ガイドパイプ11内には、それぞれ遊嵌状に吸込パイプ16を 収納し、前記ピストン7の中心軸孔より下方に突出する吸込パイプ16の下端部 には、ピストン7の上昇時には開き、ピストン7の下降時には閉じる。 弾性材、例えばゴム板からなる弁板とシート部からなる吸込弁17をとりつけ るとともに、この吸込パイプ16の上方部は、前記ガイド12の中心孔を貫通し て前記本体10より外部に突出させ、この突出部に前記引金15の一部を配設し 、この引金15で前記ガイド12の上端を前記ばね13に抗して押圧するように 構成する。又、この吸込パイプ16は、前記シリンダ1内で移動しないように、 ガン本体10にとりつけた支え板18に着脱自在に固定する。この吸込パイプ1 6の突出上端部には、マヨネーズ等の流動物が入っている袋から、直接流動物を と出すことができる差し込み口19が構成されている。この差し込み口19の先 端には、カッター部を形成することもある。
【00012】 又、吸込パイプ16の本体10からの突出部において、引金15と吸込パイプ 16の支え板18への固定する位置との間には、ジャミナット20がとりつけら れており、突出部の外周のねじ上をジャミナット20を回転して下方に固定した 場合は、ピストン7のストロークが小となり、シリンダ1に1回毎に吸引排出さ れる量は少なくなる。逆に、ジャミナット20を回転して上方に固定した場合は 、ピストン7のストロークが大となり、シリンダに1回毎に吸引排出される量は 多くなるように構成される。この下方と上方の間の位置は無段階に調整できるよ うになっている。
【00013】 さらに、ピストン7の外周にとりつけられたシールリング6のうち、下方側に とりつけられたシールリング6は、シリンダ1内に一定量に入っている流動物を 、ピストン7を下降させて押し出すときにピストン7の内外周を通って流動物が 上方に洩れないように、V型パッキンの開口側が流動物側に向けられてとりつけ られている。上方側にとりつけられたシールリング6は、ピストン7を上昇させ るときシリンダ1室内が負圧になり、そのとき、ピストン7の外周を通って上方 から大気の空気をシリンダ1室内に入りこませないように、V型パッキンの開口 側が大気側に向けられてとりつけられている。
【0014】 本考案は、以上の構成になっているので、差し込み口19に袋等に入ったマヨ ネーズ等の流動物の取り出し口を挿入し、袋を支え板18に載せ、図1に示すよ うに、ハンドル部8と引金15を握ることによって、引金止軸14を支点として 引金15がばね13に抗してガイド12を下方に押し出す。このとき、同時にピ ストン7もシリンダ1内で下方に移動するので、シリンダ1室内に最初に入って いた空気は、ノズル5内の逆止弁4を開いて大気に放出される。 次に図2に示すように、引金15を緩めると、ばね13の復帰力によってガイ ド12は上方へ移動し、同時にピストン7もシリンダ1内で上方に移動するので 、シリンダ1室内は負圧となり、それに伴って吸込弁17の弁板が弁シートより 離開し、袋に入ったマヨネーズ等の流動物を差し込み口19、吸込パイプ16、 吸込弁17を通してシリンダ1室内に、ジャミナット20で位置調整したピスト ン7のストローク分だけの定量分を吸引する。 次に、再び図1に示すように引金15を握ると、引金止軸14を支点として、 引金15がばね13に抗してガイド12を下方に押し出し、このとき同時にピス トン7もシリンダ1内で下方に移動するので、シリンダ1室にあるマヨネーズ等 の流動物は、ピストン7によって押し出され、その時の力によって吸込弁17は 閉じ、逆止弁4は開いて、シリンダ1室内の1回分の定量の流動物がノズル5よ り排出される。これが一連の吐出ガンの動きで、以下必要に応じてこの作業が繰 り返される。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、吸込パイプをガン本体の上端より外部へ突出するように構成し、か つ、吸込パイプをガン本体の一部に不動状態にとりつけ、外部へ突出した吸込パ イプの先端を差し込み口の構成としたので、差し込み口にマヨネーズ等の流動物 の入った袋を直接とりつけることによって、マヨネーズ等の流動物を短い距離の 吸込パイプを通らせることにより、スムーズに流動物を通すことができ、又、ガ ン自体に流動物の入った袋や缶などをとりつけるだけで、ハンディガンとして、 ガンを調理場所に応じて広範囲に持ち運びができる。
【0016】 さらに、シリンダとノズル部、シリンダと本体部が着脱自在にとりつけられる ように構成されているので、逆止弁、吸込弁、ピストンなどの洗浄が容易にでき る。又、吸込パイプの長さも短いため、この吸込パイプの洗浄も容易となる。 また、流動物としては食料品に限定されず、高粘度の液体の定量吐出するガン としても利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す吐出ガンの断面図で、
引金を握ったときの状態を表わす。
【図2】本考案の一実施例を示す吐出ガンの断面図で、
引金を緩めたときの状態を表わす。
【符号の説明】
7 ピストン 16 吸込パイプ 19 差し込み口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールリングをとりつけたピストンをシ
    リンダ内に配設し、このシリンダの下端開口部には、逆
    止弁を内蔵するノズルを、シリンダの上端開口部には、
    貫通軸孔を有する本体をそれぞれ着脱自在にとりつけ、
    この本体の貫通軸孔には、前記ピストンとガイドパイプ
    を介して一体に形成され、内部にばねを配設したガイド
    を摺動自在にとりつけ、さらに、前記ピストンの中心軸
    孔と前記ガイドパイプ内には、それぞれ遊嵌状に吸込パ
    イプを収納し、この吸込パイプの前記ピストンの中心軸
    孔より下方に突出する下端部には、吸込弁をとりつける
    とともに、この吸込パイプの上方部は、前記ガイドの中
    心孔を貫通して前記本体より外部に突出させ、この突出
    部に引金を配設し、この引金で前記ガイドの上端を前記
    ばねに抗して押圧する構成とし、この吸込パイプが、前
    記シリンダ内で移動しないようにガン本体の外部の支え
    板に着脱自在に固定するとともに、この吸込パイプの突
    出上端部には差し込み口を構成したことを特徴とする手
    動式高粘度吐出ガン。
JP089473U 1991-08-07 1991-08-07 手動式高粘度吐出ガン Pending JPH0513576U (ja)

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JP (1) JPH0513576U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012101180A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Mtex Matsumura Co シーラガン
JP2020527093A (ja) * 2017-07-03 2020-09-03 エムカーヴィー ゲーエムベーハー ファストフードレストラン用の調理ステーション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012101180A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Mtex Matsumura Co シーラガン
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