JPH0513475Y2 - - Google Patents

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JPH0513475Y2
JPH0513475Y2 JP1987170755U JP17075587U JPH0513475Y2 JP H0513475 Y2 JPH0513475 Y2 JP H0513475Y2 JP 1987170755 U JP1987170755 U JP 1987170755U JP 17075587 U JP17075587 U JP 17075587U JP H0513475 Y2 JPH0513475 Y2 JP H0513475Y2
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frame
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driving means
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用エンジンバルブ等の拡径頭
部付きワークの加工工程中に配設される自動選別
装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車用エンジンバルブは、円形断面をなす軸
杆の上端に拡径頭部を連設し、下端部寄りに、コ
ツタ用環状溝を切設した上向ラツパ状をなしてい
る。
このようなエンジンバルブの製造に際しては、
軸部の下端面の仕上、溝の切削、拡径頭部の外面
の研磨等の各加工部を、移送装置を介して連結
し、加工及び移送を連続して自動的に行なわせる
のが通例である。
しかして、加工の途中においてワークの軸部の
径を検査し、不適切なものを排除するようにした
装置は、例えば実開昭61−39338号及び同61−
178649号公報等により公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の自動チエツク装置は、ワークの軸部を自
動的にチエツクしうるため、加工ミスの生じたワ
ークの通過を阻止することができるが、この不良
品を再加工もしくは修正するためには、別途、作
業員の手を煩わすか、移送装置を設ける必要があ
つた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、自動チエツク装置で選別したワーク
の不良品を、自動的に検出して、元の加工部へ送
り返えすようにした拡径頭部付き不良ワークの自
動送り返えし装置を提供しようとするものであ
る。
すなわち、本考案による装置は、ワークを間欠
的に供給する後下がりの供給シユートと、供給シ
ユートの直後に設けられ、かつ供給シユートの搬
送方向と直交する水平軸回りに回動自在な枠体
と、この枠体を所定角度回動させる駆動手段と、
前記枠体に取付けられ、かつ供給シユートの後端
と整合し、ワークの拡径頭部を支持して、ワーク
を自重で滑動するよう案内する左右1対の案内板
と、案内板で案内されるワークの軸部の径の大小
を選別しうるように枠体に取付けられ、内端同士
が互いに対向する1対の触針を有するとともに、
ワークの軸部が一定以下であるときのみ、これを
通過させる通過ゲージと、ワークが通過ゲージを
通過したか否かを検知する検知手段と、ワークが
通過ゲージを通過しないとき、前記検知手段が発
する信号により、前記駆動手段を作動させて、前
記枠体における案内板を、供給シユートの傾斜方
向と逆方向である前下がりに傾斜させ、もつて、
ワークを枠体より排出させるようになつている制
御手段とを備えてなるものである。
〔作用〕
ワークの軸部が通過ゲージに引掛つて通過しな
い場合には、検知手段の信号により、駆動手段が
枠体を前下がりに回動させて、案内板を進入方向
と逆方向に傾斜させ、不良ワークを自動的に加工
部へ送り返えす。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、第1図及び第2図
について説明する。
1は、ワークたとえば自動車用エンジンのバル
ブで、円形断面をなす軸杆1aの上端に逆円錐台
状の傘部1aを連設してなり、かつ下端面よりや
や上方には、コツタ用の環状溝1cが切設されて
いる。
このバルブ1は、第2図に示すように、後(図
における左)下がりに傾斜する2本の平行棒2
a,2aからなる供給シユート2上に、傘部1b
の下面を係止して、これを摺動自在に支持し、後
方の下部に向かつて、自重で滑動して、環状溝1
cを切設する前工程から、軸杆の研削を行う次工
程(いずれも図示略)へ移送されて行く。
3は、駆動手段すなわち回転シリンダー装置
で、基台4上に載置され、右方を向く回動軸3a
の先端に固着された枠体5を、第2図に実線で示
す検知位置と、想像線で示す排出位置とに、所定
の角度回動させるようになつている。
枠体5は、天板6aの左右端よりそれぞれ角筒
6b,6bを垂下した下向きコ字形をなす上枠材
6と、底板7aの左右端部の上面に前記角筒6b
へ挿通しうる縦杆7b,7cを立設した上向きコ
字形の下枠材7とを組合せた正面視矩形の枠をな
し、縦杆7b,7cの角筒6bへの挿入度を加減
することにより、開口8の上下の長さを調整する
ことができる。
枠体5の各縦杆7b,7cの中間部外側面に
は、それぞれ、後方を向く上下1対の側杆9,1
0の前端が固着されている。
11a,11bは、それぞれ正面視において上
部が外向傾斜する左右1対の案内板で、その下端
は、前記上部側杆9,9の前後方向の中間部へ外
端部が螺合された上部ねじ杆12,12の内端面
にそれぞれ固着され、これらねじ杆12を移動さ
せることにより、案内板11a,11bの間隔を
調整しうるようになつている。
13は、バルブ1の軸杆1aの左右方向の振れ
を防止する左右1対の当接板で、前記下部側杆1
0,10の前後方向の中間部に外端部が螺合され
た下部ねじ杆14の内端部に、それぞれ固着され
ている。
15は、側杆9,10と平行をなす保持板で、
前記枠体5の天板6aの中央から、後向きに突出
されている。
16は、バルブの上方への飛出しを防止し、か
つバルブの通過速度を調整する調整板で、その前
端縁には、前上りの傾斜片16aが連設されてい
る。
調整板16の前後部上面に立設されたねじ杆1
6b,16bの上端部は、前記保持板15を摺動
自在に貫通し、その上端にナツト17を螺合する
ことによつて、抜け止めされている。
保持板15と調整板16との間において、各ね
じ杆16bには、圧縮コイルばね18が嵌挿さ
れ、調整板16は、常時下方に付勢されて、その
下面が通過するバルブ1の上面と摺接しうるよう
になつている。
19は、通過ゲージとしてのポイントマイクロ
メータで、U字形をなすフレーム19aの開口部
に、対向して設けた左右1対の触針、すなわちア
ンビル19bとスピンドル19cによつて所定の
間隙sを定め、前記バルブ1の環状溝1cの径が
間隔sより小さい場合には、バルブ1の通過を許
すように、取付台20を介して、枠体5に取付け
られている。
取付台20は、枠体5の縦杆7b,7cに摺動
自在となつており、枠体5の底板7aに中間部が
螺合されたねじ杆21によつて、上下方向に移動
して、計測するバルブの種類が異つた場合にも、
対応できるようになつている。
22は、バルブ1の通過を検知する検知手段例
えば光センサーで、前記取付台20より後方へ突
出する左右1対のアーム23,23に取付けられ
ている。
24は、前記基台4に設けられた制御手段で、
光センサー22の信号により、駆動手段3を作動
させる。
供給シユート2の出口である後端部には、バル
ブ1を間欠的に送り出すセレクタ装置25が設け
られている。
案内板11a,11bの後端に続いて、2本の
平行棒2′a,2′aからなる排出シユート2′が
設けられている。
次に、上述した自動送り返えし装置の作動につ
いて説明する。
第2図に示すように、セレクタ装置25によつ
て、バルブ1が1本だけ供給シユート2より送ら
れてくると、バルブ1の前端は、枠体5内の調整
板16の傾斜片16aに当たり、移送速度は減速
される。
次いで、バルブ1は、案内板11a,11bで
支持されて、自重で移動し、バルブ1の環状溝1
cが、ポイントマイクロメータ19の所定の間隙
sより小さいときには、バルブ1は、そのまま通
過して、排出シユート2′へ移り、次工程に進む。
前工程の加工ミス等により、バルブ1の軸径が
間隙sより大きい場合は、マイクロメータ19を
通過できない。
セレクタ装置25の作動より所定の時間経過後
に、バルブ1が検知手段22を通過しないときに
は、制御手段24の信号で駆動手段3が作動し
て、枠体5を第2図想像線で示すように、シユー
ト2の傾斜と逆方向の傾斜となるように回動さ
せ、不良のバルブ1は、自動的に前の加工部へ送
り返される。
枠体1が検知位置に復帰すると、セレクタ装置
25は再び次のバルブ1を供給する。
上述した実施例では、枠体を回動させて、不良
品のバルブを排出するのに、回転シリンダー装置
を使用したが、枠体の前後方向の中央上端部を梁
等に枢着し、前後端部の一方を、エヤシリンダ等
で昇降させ、回動させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
不良のワークは自動的に前の加工部へ送り返え
され、再加工もしくは修正を加えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す正面図、第
2図は、同じく一部切欠して示す側面図である。 1……バルブ(ワーク)、1a……軸部、1b
……傘部、1c……環状溝、2……供給シユー
ト、2′……排出シユート、2a……平行棒、3
……回転シリンダ装置(駆動手段)、4……基台、
5……枠体、6……上枠体、7……下枠体、8…
…開口、9,10……側板、11a,11b……
案内板、12,14……ねじ杆、13……当接
板、15……水平板、16……調整板、16a…
…傾斜片、16b……ねじ杆、17……ナツト、
18……圧縮コイルばね、19……通過ゲージ
(ポイントマイクロメータ)、19a……アンビル
(触針)、19b……スピンドル(触針)、20…
…取付台、22……光センサー(検知手段)、2
4……制御手段、25……セレクタ装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークを間欠的に供給する後下がりの供給シユ
    ートと、 供給シユートの直後に設けられ、かつ供給シユ
    ートの搬送方向と直交する水平軸回りに回動自在
    な枠体と、 この枠体を所定角度回動させる駆動手段と、 前記枠体に取付けられ、かつ供給シユートの後
    端と整合し、ワークの拡径頭部を支持して、ワー
    クを自重で滑動するよう案内する左右1対の案内
    板と、 案内板で案内されるワークの軸部の径の大小を
    選別しうるように枠体に取付けられ、内端同士が
    互いに対向する1対の触針を有するとともに、ワ
    ークの軸部が一定以下であるときのみ、これを通
    過させる通過ゲージと、 ワークが通過ゲージを通過したか否かを検知す
    る検知手段と、 ワークが通過ゲージを通過しないとき、前記検
    知手段が発する信号により、前記駆動手段を作動
    させて、前記枠体における案内板を、供給シユー
    トの傾斜方向と逆方向である前下がりに傾斜さ
    せ、もつて、ワークを枠体より排出させるように
    なつている制御手段とを備えることを特徴とする
    拡径頭部付き不良ワークの自動送り返えし装置。
JP1987170755U 1987-11-10 1987-11-10 Expired - Lifetime JPH0513475Y2 (ja)

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JPS6139338B2 (ja) * 1977-03-16 1986-09-03 Hitachi Ltd

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