JPH05134167A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH05134167A
JPH05134167A JP3323726A JP32372691A JPH05134167A JP H05134167 A JPH05134167 A JP H05134167A JP 3323726 A JP3323726 A JP 3323726A JP 32372691 A JP32372691 A JP 32372691A JP H05134167 A JPH05134167 A JP H05134167A
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JP
Japan
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image pickup
control signal
focus
systems
signal
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JP3323726A
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English (en)
Inventor
Koji Takahashi
宏爾 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の撮像系相互間でのバラツキを防ぎ、全
体としての画質劣化をきたすことのない操作の容易な撮
像装置を提供する。 【構成】 複数の撮像系12R,12Lと、これらの撮
像系12R,12Lより得られる映像情報に基づいて制
御信号を発生する単一の制御信号発生回路32とを具備
し、前記制御信号発生回路32から発生される制御信号
を、前記複数の撮像系12R,12Lの各々の制御信号
入力部へ入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の撮像系を具備す
るビデオカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に、一般的に知られている左右視
差方式による立体像の撮像装置の原理構成図を示す。こ
の撮像装置は、被写体1からの光像を人間の左右両眼に
対応する右(R)撮像系2及び左(L)撮像系3により
撮像しそれをモニター4で、立体像として再現するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斯かる従来の撮像装置
にあっては、複数の撮像系2,3を手動操作することに
よりピントやズーム倍率を調節する構成の為、被写体1
との距離や画角を変更する度に多大な手間を要し、手軽
な撮影が行なえず撮影チャンスを逃がすという問題点が
あった。
【0004】また、手動操作により各種の光学的パラメ
ータを調節していると、複数の撮像系2,3相互間での
バラツキが生じ、撮像系2,3相互間での関係が最適状
態となり難い。このため例えば、左右の撮像系2,3で
撮像倍率(光学焦点距離)の設定が異なっている為に、
全体としての画質劣化をきたすという問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、複数の撮像系相互間でのバラツ
キを防ぎ、全体としての画質劣化をきたすことのない撮
像装置を提供することである。
【0006】また、本発明の第2の目的は、被写体との
距離や画角を容易に変更し得て、手軽に撮影できる撮像
装置を提供することである。
【0007】更に、本発明の第3の目的は、オートフォ
ーカス機構の動作が円滑且つ確実な撮像装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するため本発明の第1発明は、複数の撮像系と、これ
らの撮像系より得られる映像情報に基づいて制御信号を
発生する単一の制御信号発生回路とを具備し、前記制御
信号発生回路から発生される制御信号を、前記複数の撮
像系の各々の制御信号入力部へ入力することを特徴とす
るものである。
【0009】また、第2の目的を達成するため本発明の
第2発明は、自動制御可能な複数の撮像系と、これらの
撮像系より得られる映像情報に基づいて前記複数の撮像
系を自動制御する制御信号を発生する単一の制御信号発
生回路とを具備したことを特徴とするものである。
【0010】更に、第3の目的を達成するため本発明の
第3発明は、オートフォーカス機構を有する複数の撮像
系を具備した撮像装置において、前記複数の撮像系のう
ちの少なくとも1つの撮像系を合焦位置から偏位させ
て、他の撮像系とは異なる合焦位置に移動することによ
り、前記オートフォーカス機構の焦点調節方向制御信号
を得ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の撮像装置は、単一の制御信号発生回
路から発生される制御信号が、複数の撮像系の各々の制
御信号入力部へ入力される。これにより、単一の操作部
材により複数の撮像系に同時に制御信号を分配でき、撮
像系相互間での制御のバラツキがなくなる。
【0012】請求項2の撮像装置は、単一の制御信号発
生回路から発生される制御信号により、複数の撮像系が
自動制御される。これにより、手動による撮影ミスを防
止でき、容易且つ確実に撮影できる。
【0013】請求項3の撮像装置は、複数の撮像系のう
ちの少なくとも1つの撮像系を合焦位置から偏位させ
て、他の撮像系とは異なる合焦位置に移動することによ
り、オートフォーカス機構の焦点調節方向制御信号が得
られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図11に基
づき説明する。
【0015】 [第1実施例]図1は本発明の第1実施例に係る撮像装
置のブロック構成図であり、同図中、10は撮像装置
で、右眼(R)用の撮影機構11Rと、左眼(L)用の
撮影機構11Lとを有している。これらの撮影機構11
Rと11Lは互いに同一構成であるから、右眼用の撮影
機構11Rの構成について説明し、左眼用の撮影機構1
1Lの構成については図面の同一部分に添字Lを付した
同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】撮影機構11Rは、撮像系12Rと、信号
処理回路13Rと、ゲート回路14Rと、検出回路15
Rと、フォーカスレンズ移動機構16Rと、ズームレン
ズ移動機構17Rと、加算器18Rとを有している。
【0017】撮像系12Rは、フォーカスレンズ19R
と、その後方に配設されたズームレンズ20Rと、その
後方に配設された撮像素子(CCD)21Rとからな
る。フォーカスレンズ19Rはその光軸KRに沿って往
復移動して焦点調節を行なうものである。ズームレンズ
20Rは、その光軸KRに沿って往復移動して変倍調節
を行なうものである。撮像素子21Rは、フォーカスレ
ンズ19Rとズームレンズ20Rによって結像面に結像
された光学画像信号を電気信号に変換するものである。
【0018】信号処理回路13Rは、撮像素子21Rか
らの撮像信号を処理してディジタルの映像信号(ビデオ
信号)にするものである。ゲート回路14Rは信号処理
回路13Rからの映像信号の中から、AF(オートフォ
ーカス:自動焦点調節)のための測距領域に応じた信号
を抽出するものである。検出回路15Rは、ゲート回路
14Rからの信号の高周波成分を検出するものである。
【0019】フォーカスレンズ移動機構16Rは、フォ
ーカスモータ22Rと、ドライブアンプ23Rとからな
り、フォーカスモータ22Rの回転駆動力でフォーカス
レンズ19Rが光軸KR方向に沿って往復移動するもの
である。
【0020】ズームレンズ移動機構17Rは、ズームモ
ータ24Rと、ドライブアンプ25Rとからなり、ズー
ムモータ24Rの回転駆動力でズームレンズ20Rが光
軸KR方向に沿って往復移動するものである。
【0021】加算器18Rは、後述する制御信号発生回
路32からの制御信号と補正信号発生回路33からの補
正信号とを加算して、フォーカスレンズ19Rの制御信
号を生成するものである。
【0022】以上の如くして両撮像機構11R,11L
が構成されている。
【0023】両撮像機構11R,11Lの信号処理回路
13R,13Lとゲート回路14R,14Lとの間は、
ファインダー等のモニター部26と、VTR(ビデオテ
ープレコーダ)等の記録部27にそれぞれ接続されてい
る。また、検出回路15R,15Lは加算器28と減算
器29にそれぞれ接続されている。この加算器28は合
焦度判定回路30に、減算器29は方向判定回路31に
それぞれ接続されている。
【0024】合焦度判定回路30と方向判定回路31
は、制御信号発生回路32に接続されている。この制御
信号発生回路32は、両撮像機構11R,11Lのゲー
ト回路14R,14L、加算器18R,18Lにそれぞ
れ接続されている。また、制御信号発生回路32は、補
正信号発生回路33に接続されている。この補正信号発
生回路32は、両撮像機構11R,11Lの加算器18
R,18Lにそれぞれ接続されている。
【0025】34はシステム制御回路で、両撮像機構1
1R,11Lのズームレンズ移動機構17R,17Lの
ドライブアンプ25R,25Lに接続されている。ま
た、システム制御回路34は、記録部27とキー操作入
力部35に接続されている。
【0026】なお、フォーカスレンズ19R,19Lと
フォーカスレンズ移動機構16R,16Lとにより、オ
ートフォーカス機構(自動焦点調節機構)を構成してい
る。また、ズームレンズ20R,20Lとズームレンズ
移動機構17R,17Lとにより、ズーム機構(焦点距
離調節機構)を構成している。
【0027】次に動作を説明する。
【0028】図示しない被写体からの光を両撮像系12
R,12Lの光学系であるフォーカスレンズ19R,1
9Lとズームレンズ20R,20Lで処理して、光電変
換素子21R,21Lにて電気信号に変換して、信号処
理回路14R,14Lでディジタルの映像信号に変換す
る。この映像信号は、モニター部26と記録部27へそ
れぞれ供給されて、撮像及び記録が行なわれるカムコー
ダーを構成している。
【0029】一方、上記信号処理回路14R,14Lか
らの映像信号は、AFの為の測距エリアに応じた信号抽
出のためのゲート回路14R,14Lによって設定され
た領域の映像信号のみ、次段の検出回路16R,16L
へ送られる。そして、これらの検出回路16R,16L
にて、合焦時に多く発生する映像信号の高周波成分を検
出し、これを制御信号発生のための元情報とする。
【0030】上述した検出回路15R,15Lから出力
される信号を各々HR,HLとする。
【0031】これらの信号HRとHLを加算器28にて加
算し、左右両方の信号の高周波成分を用いて、従来と同
様にして合焦度判定回路30にて合焦度の判定を行な
う。この合焦度の判定処理は、周知の高周波成分の山登
り法などで実現できる。
【0032】図2に合焦カーブの例を示す。このカーブ
の山頂P0が合焦点に相当するので、この点を探索する
動作を山登りと称する。
【0033】山頂P0の近傍には、焦点ボケが見た目に
は分からない程度の実質的に合焦と見なせる領域αが、
わずかではあるが存在する。この領域α内において、撮
像系12Rと、撮像系12Lに、各々P1,P2という真
の合焦位置からのシフト量を加算して前ピンと後ピンの
状態に設定する。
【0034】この様にして、両撮像系12R,12Lか
ら同時に、前後方向の情報が得られる。この前後情報を
HL−HRという差信号として、減算器29より得る。こ
の被写体距離と、現在の撮像光学系であるフォーカスレ
ンズ19R,19Lとズームレンズ20R,20Lの想
定している撮像距離との違い(ズレ量)を横軸に、上記
差信号(HL−HR)を縦軸として、合焦方向判別の関係
を図3に示す。
【0035】同図において、点線のカーブが信号HL,
HRの変化特性を示すもので、この差信号(HL−HR)
を実線でそれぞれ示す。同図中、点P0で信号HLとHR
とのズレ量がゼロであるので、シフトをp1=p2とすれ
ば差分はゼロとなり、合焦を示す。
【0036】前ピンの場合は、信号HRが増大するので
符号がマイナスとなり、後ピンの場合は信号HLが増大
するので符号はプラスとなる。このような合焦方向判定
を、方向判定回路31にて行なう。加算器28による加
算信号(HL+HR)から合焦度判定回路30で判定した
合焦度判定信号と、差分信号(HL−HR)から方向判定
回路26で判定した方向判別信号は、各々、判定回路3
0,31より出力されて、制御信号発生回路32へ供給
される。この合焦度判定信号と方向判別信号に基づき、
フォーカスレンズ制御信号が生成され、加算器18R,
18Lを経て、ドライブアンプ23R,23Lにて駆動
電流が生成され、フォーカスモータ22R,22Lで、
フォーカスレンズ19R,19Lが光軸KR,KL方向
に沿って移動されてフォーカス制御が実行される。
【0037】また、補正信号発生回路33にて前ピンシ
フト:p1は補正信号a,後ピンシフト:p2は補正信号
bが発生され、各々加算器18R,18Lへ供給され、
前述のフォーカスレンズ19R,19Lのシフト量
1,p2が設定される。
【0038】更に、ズーム操作は、キー操作入力部35
の図示しないスイッチにより行なう。このスイッチによ
る指示内容はシステム制御部34へ伝達され、このシス
テム制御部34からズームレンズ制御信号が出力され、
ドライブアンプ25R,25Lにて駆動電流が生成さ
れ、ズームモータ24R,24Lでズームレンズ12が
光軸KR,KL方向に沿って広角側もしくは望遠側へ移
動されてズーム制御が実行される。
【0039】 [第2実施例]次に本発明の第2実施例を図4〜図6に
基づき説明する。
【0040】なお、本実施例において上述した図1〜図
3に示す第1実施例と同一部分については、図面に同一
符号を付して説明する。
【0041】右と左の別々の撮像系12R,12Lの光
学系42R,42Lで同じ被写体を見ているので視差が
ある。そうすると、両方の光学系42R,42Lで全く
同じ情報を捕えていない。
【0042】ただ、焦点信号というのは、両方の光学系
42R,42Lからの信号を加えているので、その成分
というのは、両方の光学系42R,42L間にはその被
写体像のズレをわずかに持っている。そのズレの成分と
いうのは焦点精度を低下させることになる。例えば、被
写体像がゴーストのように2重になっているとする。そ
れを両方の光学系42R,42Lで撮っているから、ブ
レた画像を撮っている状態になる。すると、焦点検出信
号が悪影響を受けるので、両方の光学系42R,42L
の視差(見た目には視差があるから立体的に見えるのだ
が)がなく、両光学系42R,42Lから同じ画像が得
られるように、画面の中の測距領域、焦点検出領域を、
両方の光学系42R,42Lで同じにしてやる。
【0043】1つのテレビ画面の中の、例えば真中の特
定の大きさの範囲部分を、信号にゲート回路14R,1
4Lでゲートをかけて取り出しているから、そのゲート
の位置を少しずらすことにより、両方の光学系42R,
42Lでズレの少ない画像が得られる。
【0044】これを実現するため、本実施例は、両撮影
機構11R,11Lのフォーカスレンズ19R,19L
の位置を検出するフォーカスエンコーダ36R,36L
を設けると共に、これらのフォーカスエンコーダ36
R,36Lを制御信号発生回路32にそれぞれ接続した
点が第1実施例と異なるものである。
【0045】そして、フォーカスレンズ19R,19L
の位置をフォーカスエンコーダ36R,36Lで各々検
出し、これらの検出信号から得られる被写体までの距離
情報等に基づいて、制御信号発生回路32から出力され
る制御信号により、ゲート回路14R,14Lのゲート
パルスの発生タイミングを制御する。
【0046】ゲート回路14R,14Lにて撮像画面内
の領域抽出の具体例を図5に測距枠として示す。この図
において、撮像画面37で示す領域として、この中から
右眼用の撮像系12Rは測距枠38Rを、左眼用の撮像
系12Lは測距枠38Lを設け、各々画像信号を抽出す
る。
【0047】この抽出は、制御信号発生回路32による
ゲートパルスの発生タイミングを設定することで、ゲー
ト回路14R,14Lをオン/オフして行なう。
【0048】ここで、両測距枠38R,38Lに違いを
持たせている。両撮像系12R,12Lは、人間の両眼
の間隔に相当する8cm程度の間隔を存して配置されてい
るため、被写体を捕える角度が若干異なる。これが視差
であって、これが立体視を可能ならしめているのである
が、両撮像系12R,12Lを制御するための制御信号
を生成する上では、この視差分を補正しておくことが望
ましい。
【0049】そこで、本実施例では上記ゲートパルスの
発生タイミングを図5中、Tだけズラしてこの補正を行
なった。
【0050】前記の視差は被写体距離が短いほど大き
く、被写体距離が長くなるほど小さくなる如く変化する
ので、この変化に応じて、前記差Tを変化させるもので
ある。
【0051】この被写体距離と差Tとの関係を図6に概
念図として示した。この図において、縦軸はゲートパル
スの発生タイミング差Tを、横軸は被写体距離をそれぞ
れ示している。
【0052】 [第3実施例]次に、本発明の第3実施例を図7〜図9
に基づき説明する。
【0053】なお、本実施例において上述した図1〜図
3に示す第1実施例と同一部分については、図面に同一
符号を付して説明する。
【0054】被写界深度が深いと両光学系42R,42
Lのレンズの位置を変えても、画像には殆んど変化が起
きず、合焦方向が判らない。
【0055】そこで、通常動作域で合焦制御のために両
光学系42R,42Lのレンズの位置を異ならせたが、
画像に殆んど変化が起きず、合焦方向が判らない場合は
両光学系42R,42Lのいずれか一方の光学系のレン
ズを固定し、他方の光学系のレンズを動かすことによ
り、的確な合焦方向信号が得られるものである。
【0056】これを実現するため、本実施例は、両撮影
機構11R,11Lのフォーカスレンズ19R,19L
と、ズームレンズ20R,20Lとの間にアイリス39
R,39Lを設けると共に、このアイリス39R,39
Lの絞り値を検出するアイリスエンコーダ40R,40
Lを設け、このアイリスエンコーダ40R,40Lを制
御信号発生回路32に接続した点が第1実施例と異なる
ものである。
【0057】ところで、実質的に合焦画像の得られる合
焦領域αは、種々の撮影条件により異なる。合焦度とフ
ォーカスレンズ位置との関係を図8に示す。
【0058】ズーム操作により広角(短焦点)側か、望
遠(長焦点)側かによっても、更には、アイリス39
R,39Lの絞り値(F値)によっても被写界深度が変
化する。
【0059】そこで、制御信号発生回路32は、ズーム
操作に関する情報をシステム制御部34より受けてい
る。なお、これに代えて、ズームエンコーダをズームレ
ンズ20R,20Lの近傍に設けて、直接焦点距離(f
値)を検出するようにしても良い。
【0060】アイリス39R,39Lの絞り値は、アイ
リスエンコーダ40R,40Lにて各々検出し、制御信
号発生回路32へ伝達している。この様にして得た合焦
領域αに関する情報を基にして、合焦方向検出能力が不
足と判断した場合には、前ピンと後ピンの設定間隔βを
より大きくとり、図9に示す様に検出回路15R,15
Lから出力される信号の差分信号(HL−HR)に基づく
合焦方向検出感度を向上させなければならない。
【0061】なお、図9は上記差分信号(HL−HR)と
上記設定間隔βとの関係を示す図である。そこで、両撮
像系12R,12Lのいずれか一方の撮像系は、実質合
焦領域α内にポイントを定め(図5中、PL)、他方の
撮像系は実質合焦領域α外にまで拡張したポイントを定
め(図5中、PR)、大幅なシフトを行なう。これは、
経験的に両眼視差式立体画像においては、一方の画像の
鮮明度が低下しても全体としての立体感が大きく損なわ
れないことに基づいている。
【0062】この様にして、一方の撮像系を合焦点近傍
に残し、他方の撮像系を大きくシフトさせてサーチ動作
を行なうことで、立体感を損なうことなく合焦点探索を
効率よく実行することができた。
【0063】 [第4実施例]次に、本発明の第4実施例を図10及び
図11に基づき説明する。
【0064】なお、本実施例において、上述した図1〜
図3に示す第1実施例と同一部分についは、図面に同一
符号を付して説明する。
【0065】焦点調節のため両撮像系12R,12Lの
光学系42R,42Lのレンズ位置を変えるが、両方の
レンズの位置の誤差では焦点ボケが生じない。しかし、
焦点ボケが生じた場合、両光学系42R,42Lで前ピ
ン、後ピンを検出するために、それらのレンズ位置を変
えるので、実際には焦点ボケが生じているのであるが、
通常その焦点ボケは、目視では判らない程度のものであ
る。
【0066】例えばテレワイドでテレ側になると被写界
深度が極端に浅くなってくる。そうすると、少しのズレ
でも大きな焦点ボケが現われる場合がある。
【0067】このため両光学系42R,42Lのフォー
カスレンズ19R,19Lの位置を違えたために生じる
焦点ボケをズームレンズ20R,20Lにて補正する。
【0068】これを実現するため、本実施例は、両撮影
機構11R,11Lのズームレンズ移動機構17R,1
7Lのドライブアンプ25R,25Lとシステム制御回
路34との間に加算器41R,41Lを設けると共にこ
の加算器41R,41Lを補正信号発生回路33に接続
し、更にシステム制御回路34と補正信号発生回路33
とを接続した点が、第1実施例と異なるものである。
【0069】フォーカスレンズ19R,19Lのシフト
両p1,p2により、光学系としての像倍率が両撮像系1
2Rと12Lとで相違する。この相違をズームレンズ2
0R,20Lにて補正することができる。
【0070】即ち、キー操作入力部35からのズーミン
グ指示に応じてシステム制御回路34からズームレンズ
制御信号が発生される。また、フォーカスレンズ19
R,19Lのシフト制御に応じて補正信号発生器33か
ら像倍率補正信号a,dが発生される。これらズームレ
ンズ制御信号と像倍率補正信号a,dは各々加算器41
R,41Lへ供給されることにより、加算されて信号が
生成され、ドライブアンプ25R,25Lにて駆動電流
が生成され、ズームモータ24R,24L、ズームレン
ズ20R,20Lが光軸KR,KL方向に沿って移動さ
れて、ズーム制御が実行される。
【0071】この様にして、前ピン、後ピンという焦点
シフト調節により発生した、左右の撮像系12Rと12
Lの像倍率の相違が補正される。
【0072】図11に、キー操作入力部35からのズー
ミング指示に対応するワイド(WIDE)とテレ(TE
LE)の変化範囲を横軸に、両撮像系12Rと12Lの
光学系の焦点距離(f値)を縦軸にとったズーミング制
御の概念図を示す。
【0073】同図において、Z1,Z2が左右2系統の撮
像系12R,12Lの光学系42R,42Lの変倍ズー
ミングの様子を示しているが両光学系42R,42L間
の補正に補正信号Yを加えているので、キー操作入力部
35のキー操作に対応する焦点距離(f値)の可変範囲
にSという制限を設け、両光学系42R,42Lの統一
的動作を図った。
【0074】 [その他の実施例]上記各実施例においては左右2系統
の撮像系を例示したが、3系統以上の撮像系を有する撮
像装置に対しても本発明は適用できる。この場合は、少
なくとも、1系統の撮像系のみシフトすれば良い。
【0075】また、立体画像を得るものではない撮像装
置、例えば、ロボット制御の画像入力手段として、異な
る波長の光や電磁波を各々受け持つカメラシステムや、
広い輝度範囲を分割して明部用、暗部用等を受け持つカ
メラシステムあるいは、2次元平面上のサンプリング位
相をズラして解像能力を向上させる為の複数カメラシス
テム等に対しても本発明は適用できる。
【0076】
【発明の効果】以上の如く本発明の撮像装置によれば、
ひとつの操作部材により、複数の撮像系を同時に制御で
き、簡単に撮影することができる。
【0077】複数の撮像系からの情報を用いて、自動制
御を行なう構成としたので、制御動作が安定する。ま
た、各撮像系独自の制御信号を用いて制御すると、各撮
像系が別々の動作を行なう不具合を生じるが、本発明に
よれば、1つの制御系で複数の撮像系を制御するので、
バランスのとれた制御動作が可能である。
【0078】更に、オートフォーカス動作に関しては、
2つの信号を加算して用いるのでS/Nの良い合焦判定
ができ、差分信号からは、同時に合焦方向判別信号も出
力可能という大きな効果を奏すると共に、左右の撮像系
の像倍率の相違も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る撮像装置のブロック
構成図である。
【図2】同山登りオートフォーカス動作の概念図であ
る。
【図3】同合焦方向検出動作の概念図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る撮像装置の図1と同
状図である。
【図5】同装置の測距枠の違いを示す図である。
【図6】同装置の被写体距離の遠近に応じた視差の変化
を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る撮像装置の図1と同
状図である。
【図8】同装置の合焦方向検出動作の概念図である。
【図9】同装置の合焦方向検出感度の概念図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る撮像装置の図1と
同状図である。
【図11】同装置の変倍動作の概念図である。
【図12】従来の撮像装置の原理構成図である。
【符号の説明】
12R 撮像系 12L 撮像系 14R ゲート回路(ゲート手段) 14L ゲート回路(ゲート手段) 16R フォーカスレンズ移動機構 16L フォーカスレンズ移動機構 17R ズームレンズ移動機構 17L ズームレンズ移動機構 19R フォーカスレンズ 19L フォーカスレンズ 20R ズームレンズ 20L ズームレンズ 32 制御信号発生回路 34 システム制御回路(制御手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像系と、これらの撮像系より得
    られる映像情報に基づいて制御信号を発生する単一の制
    御信号発生回路とを具備し、前記制御信号発生回路から
    発生される制御信号を、前記複数の撮像系の各々の制御
    信号入力部へ入力することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 自動制御可能な複数の撮像系と、これら
    の撮像系より得られる映像情報に基づいて前記複数の撮
    像系を自動制御する制御信号を発生する単一の制御信号
    発生回路とを具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 オートフォーカス機構を有する複数の撮
    像系を具備した撮像装置において、前記複数の撮像系の
    うちの少なくとも1つの撮像系を合焦位置から偏位させ
    て、他の撮像系とは異なる合焦位置に移動することによ
    り、前記オートフォーカス機構の焦点調節方向制御信号
    を得ることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 通常動作域にて前記焦点調節方向制御信
    号が得られない場合は、前記複数の撮像系のうちの少な
    くとも1つの撮像系を現在の焦点位置に固定し、他の撮
    像系を移動することにより、前記焦点調節方向制御信号
    を得ることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の撮像系にズーム機構を具備
    し、これら複数の撮像系の焦点位置の相違により生じる
    像倍率の相違を、前記ズーム機構の駆動信号を制御する
    ことにより補正することを特徴とする請求項3記載の撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 複数の撮像系から得られる映像情報に基
    づいて焦点調節を行なうオートフォーカス機構を具備し
    た撮像装置において、前記映像情報の一部を抽出するゲ
    ート手段と、該ゲート手段に対するゲートパルス発生タ
    イミングを各々独立して設定可能に制御する制御手段と
    を設けたことを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の撮像系からの映像情報中に含
    まれる視差成分を打ち消す処理を施す処理手段を具備
    し、該処理手段にて処理後の映像情報に基づき前記制御
    信号発信回路が制御信号を発生することを特徴とする請
    求項1または2記載の撮像装置。
JP3323726A 1991-11-12 1991-11-12 撮像装置 Pending JPH05134167A (ja)

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