JPH05134137A - フアイバ融着接続型石英系導波路デバイス搭載用マウントの構造 - Google Patents

フアイバ融着接続型石英系導波路デバイス搭載用マウントの構造

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Publication number
JPH05134137A
JPH05134137A JP30074791A JP30074791A JPH05134137A JP H05134137 A JPH05134137 A JP H05134137A JP 30074791 A JP30074791 A JP 30074791A JP 30074791 A JP30074791 A JP 30074791A JP H05134137 A JPH05134137 A JP H05134137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
mirror
fiber
fusion
silica
Prior art date
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Pending
Application number
JP30074791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Morosawa
健一 諸沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH05134137A publication Critical patent/JPH05134137A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はCO2 レーザ光を用いて石英系光学
部品と石英系光ファイバを融着接続する際に、石英系光
学部品を搭載するファイバ融着接続型石英系導波路デバ
イス用マウントの構造に関するものであり、その目的は
低損失で高機械強度融着接続部を得ることが達成できる
ファイバ融着接続型石英系導波路デバイス用マウントの
構造を提供するものである。 【構成】 本発明は石英系材料で構成される光部品端面
に、CO2 レーザ光を用いて石英系光ファイバを融着接
続して形成されるファイバ融着接続型石英系導波路デバ
イス搭載用マウントにおいて、上記ファイバを融着する
光部品の端面の真下に位置するマウントの表面に、上記
CO2 レーザ光を反射するミラーを形成したことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCO2 レーザ光を用いて
石英系光学部品と石英系光ファイバを融着接続する際
に、石英系光学部品を搭載するファイバ融着接続型石英
系導波路デバイス用マウントの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】石英系導波路デバイスは将来の光通信時
代のニーズに対応し得る量産化が可能で石英系光ファイ
バとの融着により、低損失な永久接続ができるため、光
波長合成分波器や光スターカプラ等のパッシブデバイス
開発が盛んに行われている。
【0003】この石英系導波路デバイスと石英系光ファ
イバとの融着接続には、一般にCO2 レーザが用いられ
ている。このCO2 レーザ光は波長が10.6μmで、
石英系材料に効率良く吸収されるため、融着用熱源とし
ては最適である。しかもレンズで集光することにより、
微少なスポットで任意の部位に対し、選択的に溶融させ
ることも可能である。
【0004】図4は従来のCO2 レーザ融着接続方法の
一般的な一例を示したものであり、図示するように、金
属パッケージaの中に固定されたマウントb上に、はん
だ付けによって石英系導波路cを設け、この石英系導波
路cの端面dに、光ファイバeの端部を突き合わせ、そ
の上方よりレンズgで集光されたCO2 レーザ光fを照
射して、これらの突き合わせ部hを加熱し、光ファイバ
eの端部を石英系導波路cの端面dに融着するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の方式では石英系導波路cがパッケージa内にあるた
め、融着熱源であるCO2 レーザ光fを、両者の突き合
わせ部hの上方、あるいは斜め側方からしか照射でき
ず、突き合わせ部hの下側に直射することは困難であっ
た。このため、融着時の突き合わせ部h、特にファイバ
側接続部に温度分布が生じ、レーザ光fが直射できる上
側が十分に溶融して一体化するのに対し、下側ではレー
ザ光fが届きにくいため、上側よりも温度上昇が少なく
溶融が不十分となり、機械強度が劣るといった問題点が
あった。そのため、下側を十分に溶融させると、反対に
上側の溶融が過剰になってしまい、融着部での損失が増
大してしまうといった欠点があり、低損失で、しかも十
分な機械強度を有する融着接続部を得ることは困難であ
った。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点を有効に解
決するために案出されたものであり、その目的は低損失
で高機械強度融着接続部を容易に得ることができるファ
イバ融着接続型石英系導波路デバイス用マウントの構造
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明は石英系材料で構成される光部品端面に、
CO2 レーザ光を用いて石英系光ファイバを融着接続し
て形成されるファイバ融着接続型石英系導波路デバイス
搭載用マウントにおいて、上記ファイバを融着する光部
品の端面の真下に位置するマウントの表面に、上記CO
2 レーザ光を反射するミラーを形成したものであり、第
二の発明は上記ミラーを凹面状に形成したものである。
また、第三の発明は上記凹面状ミラーの焦点距離を、上
記マウントから上記ファイバの下端及び上端までの距離
に設定したものであり、第四の発明は上記ミラーの表面
に、反射率を向上させる金をコーテングしたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明は上述したような構成により、上方から
照射したCO2 レーザ光のうちの、石英系導波路および
石英ファイバにあたらずファイバ側方を通過したCO
2 レーザ光がマウント表面に形成されたミラーによって
上方に反射してファイバ融着部の下側に照射され、この
部分の温度上昇及び溶融を行うことになるため、このフ
ァイバ融着部の下側の機械強度が向上する。また、この
ミラー形状を、ミラーから融着するファイバまでの距離
が焦点距離になるように凹面に形成することによってフ
ァイバ下部に反射されるCO2 レーザ光のパワー密度を
高め、効率良く溶融されることができる。さらに、上記
ミラーの表面に金をコーティングすることにより、CO
2 レーザ光の反射率が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
【0010】次に本発明の一実施例を説明する。図1及
び図2に示すように、略矩体状に形成されたマウント1
の上面には、このマウント1と同様に略矩体状に形成さ
れた石英系導波路型波長分波器等の光部品2がハンダ3
によって固定されている。また、図示するように、この
マウント1の一端は、光部品2の端面2aより突出する
ように、やや長く形成されており、マウント1の上面と
光部品2の端面2aには段部4が形成されている。
【0011】この光部品2の端面2aには石英系材料で
形成された光ファイバ5の端部5aが突き合わされるよ
うになっており、その上方からCO2 レーザ光7を略垂
直にあてて光部品2の端面2aに光ファイバ5の端部4
aを融着接続するようになっている。また、この段部4
のマウント1側には研磨により鏡面仕上げしたミラー6
が形成されており、さらにその表面には反射率を向上さ
せるために金メッキが施されている。そして、これらマ
ウント1及び光部品2はパッケージ8内にハンダ付けさ
れて収容されており、光ファイバ5の他端のみがパッケ
ージ8の外部に延びるように構成されている。
【0012】次に、本発明の作用を説明する。
【0013】図2に示すように、光部品2をはんだ付け
したマウント1を、上部が開口した状態のパッケージ8
内にはんだ付けした後、光部品2の端面2aに光ファイ
バ5の端部5aを突き合わせる。次に、このままの状態
で、この突き合わせ部にその上方からレンズ9で集光さ
れたCO2 レーザ光7を垂直に照射する。すると、例え
ば照射されたCO2 レーザ光7の70%が光部品2と光
ファイバ5の端部5aの突き合わせ部に直接照射して吸
収され、これら光部品2と光ファイバ5の端部5aを加
熱溶融して接続する。この光部品2と光ファイバ5の石
英系材料は102 W/cm2 以上のパワー密度を有する
CO2 レーザ光7を連続あるいは断続的に照射すること
により、CO2 レーザ光7を効率良く吸収し、瞬時にし
て融点(約1800℃)まで温度上昇して溶融する。従
って、光ファイバ5を光部品2に接触させた状態でCO
2 レーザ光7を照射すれば、溶融により光ファイバ5と
光部品2は一体化し永久接続される。また、この時の接
続部の機械強度は溶融量が多いほど向上する。
【0014】一方、残りの約30%のCO2 レーザ光7
は光ファイバ5の端部5aの両側部をそのままマウント
1側に通過して、マウント1の上面に形成されたミラー
6によって反射され、図示矢印に示すように、突き合わ
せ部の下側に照射される。これによって、突き合わせ部
下側も加熱されて溶融が促進され、機械強度の高い融着
接続部を得ることができる。また、CO2 レーザ光7の
照射が突き合わせ部の上下を問わず均一となるため、溶
融も均一となり、上方からのCO2 レーザ光7を過剰に
打つことなく十分な強度が得られる。
【0015】そして、この融着した突き合わせ部にファ
イバ曲げによりひずみを加えて、破断ひずみを測定した
ところ、従来方法では1.0%の強度で過剰損失が1.
5dBであったのに対し、上述した本発明では破断ひず
みが1.2%となり、融着による過剰損失が0.5dB
であり、機械強度の大幅な向上が得られた。
【0016】次に、図3及び図4は他の変形実施例を示
したものである。
【0017】図示するように、本実施例は光部品2と光
ファイバ5の端部5aの突き合わせ部の下部に位置する
マウント1に凹面ミラー10を形成したものである。す
なわち、本実施例では突き合わせ部付近を通過したCO
2 レーザ光7が凹面ミラー10によって反射され、その
反射光は集光されて、付き合わせ部の融着部の下側に集
中的に照射されることになり、融着部下側の溶融度がさ
らに改善されることになる。本実施例による破断ひずみ
を測定したところ、1.5%、融着による過剰損失が
0.3dBであった。このように、反射面を凹面鏡に形
成することにより、反射ビームが集光されてパワー密度
が上昇した状態で突き合わせ部の下側に集中的にあたる
ため、溶融の効率を高めることができる。また、この凹
面ミラー10の大きさや曲率を任意に変えることによっ
て、反射光の焦点距離等を任意に設定することができる
ことは勿論である。
【0018】尚、上述したように、本発明はミラー6.
10の表面に金をコーティングしたが、これら金属材料
表面はCO2 レーザ光7に対して90数%以上の高い反
射率をもつため、パワー密度105 W/cm2 以下のレ
ーザ光に対しては反射率が向上し、良好なミラーとな
る。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、光部品と
光ファイバの融着部の溶融状態を均一化することが可能
となり、低損失で高強度な融着接続部を得ることができ
るといった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマウントの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明による光ファイバと光部品の融着方法の
一実施例を示す要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の凹面ミラー付きマウントの一実施例を
示す正面図である。
【図4】本発明の凹面ミラー付きマウントの一実施例を
示す側面図である。
【図5】従来の光ファイバと光部品の融着方法の一例を
示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 マウント 2 光部品 2a 端面 5 光ファイバ 6 ミラー 7 CO2 レーザ光 10 凹面ミラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英系材料で構成される光部品端面に、
    CO2 レーザ光を用いて石英系光ファイバを融着接続し
    て形成されるファイバ融着接続型石英系導波路デバイス
    搭載用マウントにおいて、上記ファイバを融着する光部
    品の端面の真下に位置するマウントの表面に、上記CO
    2 レーザ光を反射するミラーを形成したことを特徴とす
    るファイバ融着接続型石英系導波路デバイス搭載用マウ
    ントの構造。
  2. 【請求項2】 上記ミラーを凹面状に形成したことを特
    徴とする請求項1記載のファイバ融着接続型石英系導波
    路デバイス搭載用マウントの構造。
  3. 【請求項3】 上記凹面状ミラーの焦点距離を、上記マ
    ウントから上記ファイバの下端及び上端までの距離に設
    定したことを特徴とする請求項1及び2記載のファイバ
    融着接続型石英系導波路デバイス搭載用マウントの構
    造。
  4. 【請求項4】 上記ミラーの表面に、反射率を向上させ
    る金をコーテングしたことを特徴とする請求項1、2及
    び3記載のファイバ融着接続型石英系導波路デバイス搭
    載用マウントの構造。
JP30074791A 1991-11-15 1991-11-15 フアイバ融着接続型石英系導波路デバイス搭載用マウントの構造 Pending JPH05134137A (ja)

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JP (1) JPH05134137A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8162547B2 (en) 2007-06-28 2012-04-24 Fujitsu Limited Optical subassembly manufacturing method
WO2021124302A1 (en) * 2019-12-19 2021-06-24 Soreq Nuclear Research Center Optical fibers fusion-splicing to waveguides

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