JPH05133188A - 小口径推進の方向修正装置 - Google Patents
小口径推進の方向修正装置Info
- Publication number
- JPH05133188A JPH05133188A JP3352575A JP35257591A JPH05133188A JP H05133188 A JPH05133188 A JP H05133188A JP 3352575 A JP3352575 A JP 3352575A JP 35257591 A JP35257591 A JP 35257591A JP H05133188 A JPH05133188 A JP H05133188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push ring
- guiding body
- expansion
- conductor
- memory alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】小口径の方向修正装置において、従来のジャッ
キに変わって組込みが容易、操作の簡単、作業環境が良
好な方向修正装置を提供する。 【構成】埋設管の先端に装備した先導体内に内接するよ
うに押輪を設置し、押輪内の所定の箇所に温度差により
変形又は伸縮機能を有する形状記憶合金よりなる伸縮部
材を装備した装置により、先導体を正しい方向に傾向さ
せ修正する。
キに変わって組込みが容易、操作の簡単、作業環境が良
好な方向修正装置を提供する。 【構成】埋設管の先端に装備した先導体内に内接するよ
うに押輪を設置し、押輪内の所定の箇所に温度差により
変形又は伸縮機能を有する形状記憶合金よりなる伸縮部
材を装備した装置により、先導体を正しい方向に傾向さ
せ修正する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上下水道管、ガス管、
電気線や信号線収納管等を地中に埋設する小口径管推進
の先導体方向修正装置に係わる。
電気線や信号線収納管等を地中に埋設する小口径管推進
の先導体方向修正装置に係わる。
【０００２】
【従来技術】埋設管を正しい位置に推進埋設するには、
先端の先導体を常に正しい方向に向かせることが必要で
あり、先導体内に装備した方向修正装置により先導体の
姿勢を常に正しい方向に偏向させて推進埋設が行われて
いる。従来、方向修正装置として使用されているのは油
圧ジャッキである。
先端の先導体を常に正しい方向に向かせることが必要で
あり、先導体内に装備した方向修正装置により先導体の
姿勢を常に正しい方向に偏向させて推進埋設が行われて
いる。従来、方向修正装置として使用されているのは油
圧ジャッキである。
【０００３】通常おこなわれている方向修正の方法は、
単体又は複数本のジャッキを上下、左右に対向するよう
に４ヵ所に設置し、上下方向の修正をおこなう時は、上
の２ヵ所か、下の２ヵ所のジャッキを伸長して修正がお
こなわれ、左右の修正をおこなう時は、左の２ヵ所か、
右の２ヵ所のジャッキが伸長されて先導体は常に正しい
方向に偏向される。
単体又は複数本のジャッキを上下、左右に対向するよう
に４ヵ所に設置し、上下方向の修正をおこなう時は、上
の２ヵ所か、下の２ヵ所のジャッキを伸長して修正がお
こなわれ、左右の修正をおこなう時は、左の２ヵ所か、
右の２ヵ所のジャッキが伸長されて先導体は常に正しい
方向に偏向される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の油圧ジャッキに
よる方向修正装置では、小口径の先導体内に重量物であ
るジャッキを設置したり、油圧配管材を組み込む作業が
非常に手間どり多くの時間を浪費している。
よる方向修正装置では、小口径の先導体内に重量物であ
るジャッキを設置したり、油圧配管材を組み込む作業が
非常に手間どり多くの時間を浪費している。
【０００５】又、推進埋設時の埋設管接続ごとに、油圧
配管材の取外しや接続作業の度に油が漏れて作業基地内
が汚れ滑りやすくなり、作業環境の低下を招来してい
る。
配管材の取外しや接続作業の度に油が漏れて作業基地内
が汚れ滑りやすくなり、作業環境の低下を招来してい
る。
【０００６】本発明は上記課題を解決するために、方向
修正装置の設置や組込みの容易な装置及び作業環境の向
上を計る装置を完成するに至った。
修正装置の設置や組込みの容易な装置及び作業環境の向
上を計る装置を完成するに至った。
【０００７】
【発明の構成】本発明は、先端先導体の方向を維持管理
するために、前記先導体を任意の方向に偏向させる方向
修正装置において、先導体の外殻に内接するように設け
た押輪内に温度差により変形又は伸縮機能を有する形状
記憶合金よりなる伸縮部材を装備したことを特徴とする
小口径推進の方向修正装置。
するために、前記先導体を任意の方向に偏向させる方向
修正装置において、先導体の外殻に内接するように設け
た押輪内に温度差により変形又は伸縮機能を有する形状
記憶合金よりなる伸縮部材を装備したことを特徴とする
小口径推進の方向修正装置。
【０００８】形状記憶合金としては、一般的なニッケル
−チタン合金や銅−アルミニウム合金等の中から、変形
量（伸縮量）が大きく発生力の大きい、そして変態点制
御の容易な形状記憶合金が適宜選択される。
−チタン合金や銅−アルミニウム合金等の中から、変形
量（伸縮量）が大きく発生力の大きい、そして変態点制
御の容易な形状記憶合金が適宜選択される。
【０００９】形状記憶合金の形状としては、高温では直
立する形状を記憶しており、常温ではコ型に加工変形さ
れている。又、伸縮機能を有する形状記憶合金の形状と
しては、高温では伸長し、常温に戻すと縮少する円筒状
の形状記憶合金が用いられる。
立する形状を記憶しており、常温ではコ型に加工変形さ
れている。又、伸縮機能を有する形状記憶合金の形状と
しては、高温では伸長し、常温に戻すと縮少する円筒状
の形状記憶合金が用いられる。
【００１０】
【作用】電気加熱体等に通電することによって加温し
て、形状記憶合金を直立させたり伸長して押輪を押し出
し、先導体を正しい方向に偏向させことができる。先導
体が正しい位置に戻ると、電気加熱体への通電が停止さ
れ、形状記憶合金は常温となり再び縮少して元の形状へ
と戻る。
て、形状記憶合金を直立させたり伸長して押輪を押し出
し、先導体を正しい方向に偏向させことができる。先導
体が正しい位置に戻ると、電気加熱体への通電が停止さ
れ、形状記憶合金は常温となり再び縮少して元の形状へ
と戻る。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面に示し、具体的に説明
する。本発明による一実施例を示す方向修正装置の構成
を第１図、第２図、第３図及び第４図により説明する
と、埋設管６の先端に装備した先導体１の外殻に内接す
るように環状の押輪２を設置し、該環状の押輪２内には
上下、左右に対向するように４ヵ所の位置に伸縮部材３
−１を２セットづつ装備する。各伸縮部材３−１には電
気加熱体７が設けられ、接続電線１０により発進立坑側
まで接続され、通電可能となっている（図示省略）。伸
縮部材３−１としては高温では直立する形状を記憶し、
常温ではコ型に加工変形された形状記憶合金が用いられ
ている。伸縮部材３−１の両端は、押輪２側の止金具８
と後続管４の当金具５側の固定金具９により連結され、
可動時の移動を防止する。以上により本発明の方向修正
装置は構成される。
する。本発明による一実施例を示す方向修正装置の構成
を第１図、第２図、第３図及び第４図により説明する
と、埋設管６の先端に装備した先導体１の外殻に内接す
るように環状の押輪２を設置し、該環状の押輪２内には
上下、左右に対向するように４ヵ所の位置に伸縮部材３
−１を２セットづつ装備する。各伸縮部材３−１には電
気加熱体７が設けられ、接続電線１０により発進立坑側
まで接続され、通電可能となっている（図示省略）。伸
縮部材３−１としては高温では直立する形状を記憶し、
常温ではコ型に加工変形された形状記憶合金が用いられ
ている。伸縮部材３−１の両端は、押輪２側の止金具８
と後続管４の当金具５側の固定金具９により連結され、
可動時の移動を防止する。以上により本発明の方向修正
装置は構成される。
【００１２】ここで先導体１を偏向させるため操作方法
と伸縮部材３−１の作動状況について第１図、第２図及
び第３図により説明する。いま先導体１が上方に逸脱し
たとすると、下部の一対の伸縮部材３−１に接続電線１
０を通して通電される。通電により伸縮部材３−１は電
気加熱体７によって加熱され、第２図から第３図に示す
ように直立し、下方の押輪２を押し出し、先導体１を下
方に偏向させる。推進とともに先導体１の姿勢が戻って
きたら、下部の一対の通電が停止され、伸縮部材３−１
の温度が常温になると、第２図のように元のコ型の形状
に戻り、先導体１の姿勢を通常の姿勢に戻す。
と伸縮部材３−１の作動状況について第１図、第２図及
び第３図により説明する。いま先導体１が上方に逸脱し
たとすると、下部の一対の伸縮部材３−１に接続電線１
０を通して通電される。通電により伸縮部材３−１は電
気加熱体７によって加熱され、第２図から第３図に示す
ように直立し、下方の押輪２を押し出し、先導体１を下
方に偏向させる。推進とともに先導体１の姿勢が戻って
きたら、下部の一対の通電が停止され、伸縮部材３−１
の温度が常温になると、第２図のように元のコ型の形状
に戻り、先導体１の姿勢を通常の姿勢に戻す。
【００１３】このように先導体１の逸脱した方向と反対
側の上下、左右一対の伸縮部材３−１だけに通電をおこ
なうことにより、逸脱した方向と反対側へと先導体１を
偏向することができる。
側の上下、左右一対の伸縮部材３−１だけに通電をおこ
なうことにより、逸脱した方向と反対側へと先導体１を
偏向することができる。
【００１４】本実施例では伸縮部材３−１を１ヵ所に２
セットで例示しているが、埋設管６の大きさや土質条件
等により適宜増減することができる。
セットで例示しているが、埋設管６の大きさや土質条件
等により適宜増減することができる。
【００１５】上記実施例において伸縮部材３−１として
温度差により変形機能を有する形状記憶合金を用いた
が、第５図に示すように、高温では伸長し、常温では縮
少する円筒状の形状記憶合金からなる伸縮部材３−２を
用いることも可能であり、操作方法としては前記の方法
と同様である。
温度差により変形機能を有する形状記憶合金を用いた
が、第５図に示すように、高温では伸長し、常温では縮
少する円筒状の形状記憶合金からなる伸縮部材３−２を
用いることも可能であり、操作方法としては前記の方法
と同様である。
【００１６】伸縮部材３−１、３−２としては、ニッケ
ル−チタン合金、銅−アルミニウム合金等の中から、変
形量（伸縮量）が大きく発生力の大きい、そして変態点
制御の容易な形状記憶合金が適宜選択される。形状記憶
合金である伸縮部材３−１、３−２の加熱方法として
は、電気加熱体７を用いた方法を例示したが、従来技術
で用いられている他の加熱方法を使用することも可能で
ある。
ル−チタン合金、銅−アルミニウム合金等の中から、変
形量（伸縮量）が大きく発生力の大きい、そして変態点
制御の容易な形状記憶合金が適宜選択される。形状記憶
合金である伸縮部材３−１、３−２の加熱方法として
は、電気加熱体７を用いた方法を例示したが、従来技術
で用いられている他の加熱方法を使用することも可能で
ある。
【００１７】
【発明の効果】特定の温度で作動する形状記憶合金を用
いており、小口径の先導体内への組み込みも伸縮部材と
接続電線だけであり容易におこなえる。又、推進中の埋
設管接続時の作業も接続電線の取外しと接続をおこなう
だけの簡単な作業で、従来技術のように作業基地内が油
等で汚れることはなくなり、作業環境の向上が計れる。
いており、小口径の先導体内への組み込みも伸縮部材と
接続電線だけであり容易におこなえる。又、推進中の埋
設管接続時の作業も接続電線の取外しと接続をおこなう
だけの簡単な作業で、従来技術のように作業基地内が油
等で汚れることはなくなり、作業環境の向上が計れる。
【第１図】本発明の実施例である方向修正装置の設置状
況を説明する正面図である。
況を説明する正面図である。
【第２図】本発明の実施例である方向修正装置を示すＡ
−Ａ矢視図である。
−Ａ矢視図である。
【第３図】本発明の実施例である方向修正装置の作動状
況を示す説明図である。
況を示す説明図である。
【第４図】本発明の方向修正装置の先導体内の設置状況
を説明する縦断面図である。
を説明する縦断面図である。
【第５図】本発明の別の実施例を示す説明図である。
１ 先導体 ２ 押輪 ３−１ 伸縮部材 ３−２ 伸縮部材 ４ 後続管 ５ 当金具 ６ 埋設管 ７ 電気加熱体 ８ 止金具 ９ 固定金具 １０ 接続電線
Claims (1)
- 【請求項１】先端先導体の方向を維持管理するために、
前記先導体を任意の方向に傾向させる方向修正装置にお
いて、先導体の外殻に内接するように設けた押輪内に温
度差により変形又は伸縮機能を有する形状記憶合金より
なる伸縮部材を装備したことを特徴とする小口径推進の
方向修正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3352575A JPH05133188A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 小口径推進の方向修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3352575A JPH05133188A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 小口径推進の方向修正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05133188A true JPH05133188A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18424992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3352575A Pending JPH05133188A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 小口径推進の方向修正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05133188A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9617674B2 (en) | 2011-04-18 | 2017-04-11 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
| CN108533275A (zh) * | 2018-02-11 | 2018-09-14 | 重庆工业职业技术学院 | 具有形状记忆合金的动作装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5239936A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-28 | Nippon Telegraph & Telephone | Method of compressed air system tunnel drainage construction |
| JPS5785682A (en) * | 1980-11-19 | 1982-05-28 | Hitachi Ltd | Eutectically pressure welded pipe joint |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP3352575A patent/JPH05133188A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5239936A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-28 | Nippon Telegraph & Telephone | Method of compressed air system tunnel drainage construction |
| JPS5785682A (en) * | 1980-11-19 | 1982-05-28 | Hitachi Ltd | Eutectically pressure welded pipe joint |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9617674B2 (en) | 2011-04-18 | 2017-04-11 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
| US9624614B2 (en) | 2011-04-18 | 2017-04-18 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
| US9702073B2 (en) | 2011-04-18 | 2017-07-11 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
| CN108533275A (zh) * | 2018-02-11 | 2018-09-14 | 重庆工业职业技术学院 | 具有形状记忆合金的动作装置 |
| CN108533275B (zh) * | 2018-02-11 | 2019-04-12 | 重庆工业职业技术学院 | 具有形状记忆合金的动作装置 |
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