JPH05133100A - コンクリート型枠用部材 - Google Patents

コンクリート型枠用部材

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JPH05133100A
JPH05133100A JP32384591A JP32384591A JPH05133100A JP H05133100 A JPH05133100 A JP H05133100A JP 32384591 A JP32384591 A JP 32384591A JP 32384591 A JP32384591 A JP 32384591A JP H05133100 A JPH05133100 A JP H05133100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin
polyethylene
concrete
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP32384591A
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English (en)
Inventor
Seishi Matsui
晴司 松井
Fujio Iwata
藤夫 岩田
Takeshi Yamaguchi
武志 山口
Hideichiro Furuya
秀一郎 古家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J C COMPOSITE KK
NISSHO JITSUGYO KK
Original Assignee
J C COMPOSITE KK
NISSHO JITSUGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に合成樹脂の層を形成した型枠部材を提
供して建設工事終了後、付着した汚染コンクリートを容
易に除去できて清掃作業の省力化を図ること。 【構成】 外径48.6mm、肉厚2.4mm、長さ1
500mmの金属製のパイプ1を、厚み75μのポリエ
チレン製延伸フイルムの円筒2内に挿入して70C°の
温度で加熱すると、ポリエチレン製延伸フイルムの円筒
2は収縮して、図1の(b)に示すように金属製のパイ
プ1の表面を被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】建設現場に於いて、コンクリート
建造物を構築する際に、コンクリート型枠を設置してコ
ンクリートを打ち込み締め固めを行うが、本発明は型枠
を組み立てる際の支持工及びその部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の建設業界では、超高層ビル建築、
プレハブ建築等、コンクリート型枠を使用しない建築工
法が次第に採用されるようになってきた。然しながら、
殆どの建設現場に於いては、型枠を組み立て、コンクリ
ートを打設する鉄筋コンクリート工法が行われている。
【0003】これらコンクリートを打設するための型枠
工事は、各種堰板を各種支持工によって組み立て、この
型枠内にコンクリートを打ち込み締め固めを行うが、こ
の際コンクリートが型枠周辺に飛散したり、こぼれたり
して、支持工及び型枠部材が大量に汚される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】言うまでもなく、この
型枠工事は、所定のコンクリート形状を得るためにコン
クリートを流し込むための枠組であるので、硬化養生後
は解体して取り払われ、次の建設現場で使用するため
に、付着したコンクリート等の汚れを除去して清掃を行
う必要がある。型枠部材は、鋼又は軽金属そのままの素
材を使用して作製されているか、鋼の場合はその上に亜
鉛メッキを施した材料で作製されているものが主体であ
り、而もめがね金物、くさび、止め金等のように、多数
の種類と色々な形状を有しているで、完全に固化した型
枠用部材に付着したセメントの固まりを除去する作業に
面倒な手数が掛かることになり、工事能率が非常に悪い
のである。
【0005】最近高騰する人件費、人手不足等を解消す
るために、工事能率の向上、省力化を目的として、軽金
属製の型枠部材が使用されてきたが、この軽金属製型枠
部材は、比重が鋼の1/3で軽いものであり、構造用ア
ルミ合金では、普通の構造鋼と比較して殆ど変わりない
強度を有しており、鋼のように錆が発生することもな
く、圧延、押出成形等その他の加工性に優れている。こ
のように構造用アルミ合金は有利な特長を具備している
が、その反面、耐アルカリ性に劣る欠点がある。
【0006】即ちコンクリートの主成分であるセメント
の主成分は、けい酸カルシウムであって、水と反応して
半分の石灰分を水酸化カルシウムの形で放出し、残りの
半分はトベルモライト類似水和生成物と呼称されるけい
酸カルシウム水和生成物となる。放出された水酸化カル
シウムは強アルカリ性を有しているので、コンクリート
と接触している堰板のアルミニウムと化学反応を起こし
て水素を発生して堰板の表面に腐食を生じ易く、これに
起因してコンクリート表面に肌荒れを生じて、機械的鉤
着を増大することになるために汚染コンクリートと型枠
部材とは強固に接着することになり、その汚染コンクリ
ートを除去して清掃する作業が益々困難になる問題点が
ある。
【0007】本発明は前記のような問題点に鑑み、表面
に合成樹脂の層を形成した型枠部材を提供して建設工事
終了後、付着した汚染コンクリートを容易に除去できて
清掃作業の省力化を図ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、合成樹脂製フィルム又は合成樹脂製塗
料を、金属製のばた角、パイプ、2丁パイプ、めがね金
具等の表面に被覆又は塗装して成るものであって、ポリ
エチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂
等の合成樹脂製フィルムを使用したり、又塩化ビニー
ル、塩化ビニリデン、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂等の延伸性合成樹脂製フィルムを使用したり、更
に又フッ素樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、塩化ビニール等の合成樹脂製塗料を使用し
たりするものである。
【0009】
【作用】次に本発明の作用状態について述べる。金属製
の型枠部材に、接着される合成樹脂製フィルム又は塗装
される合成樹脂製塗料は、表面に潤滑性を付与すること
になるから、合成樹脂材料が有する潤滑性のために建設
工事に於いてその足場部材に付着した汚染コンクリート
を簡単に除去することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を具体的に説明する。金
属製の型枠部材の表面に、接着される合成樹脂製フィル
ム又は塗装された合成樹脂製塗料は、以下のような性質
がある。
【0011】1.水に濡れ易い材料は、お互いに分子間
引力が作用するから、接着し易いので水に対する表面エ
ネルギーの小さな材料、換言すれば水に濡れ難い材料で
あること。即ち水に対する表面エネルギーの大きい物
質、例えばアルミニウム、鉄、銅等は接着し易く、又水
に対する表面エネルギーの小さい物質、例えばポリエチ
レン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メ
ラミン樹脂、シリコン樹脂等は接着し難い。そして鉄、
アルミニウム等の金属は水に対する表面エネルギーが大
きい物質であるために、建設現場に於いて落下、飛散す
るコンクリート又はモルタル等に対する親和力が高く、
従って金属表面は汚染し易く且つ固化したコンクリート
又はモルタルは容易に剥脱しない。
【0012】2.耐衝撃性の強い材料であること。即ち
型枠部材は建設現場で組み立てられてコンクリート打ち
込み締め固め型枠解体工事の際に機械工具との接触、解
体、運搬作業により型枠材料同志で衝撃が加わることが
あり、この衝撃に充分耐え得る性質を有することが必要
である。
【0013】以上のような条件を満足する合成樹脂製材
料としては、フタル酸樹脂、フエノール樹脂、ビニール
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、
フッ素樹脂等があるが、合成樹脂製フイルムとして、ポ
リエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹
脂等を使用し、又合成樹脂製塗料として、耐候性、耐薬
品性、耐薬品性、耐磨耗性の大きいフッ素樹脂が好適で
ある。
【0014】請求項3の発明では、上記した各種の合成
樹脂製フイルムの特有のポリマーの融点と二次転移点と
の間の適当な温度で加熱しながら、一方向又は二方向に
2倍乃至10倍程度に延伸して分子を配向した延伸性合
成樹脂製フイルムを使用している。この延伸性合成樹脂
製フイルムは、通常の未延伸性フイルムに比較して、透
明度、光沢、引張強度、耐衝撃性、低温劣化性及び防湿
性等が著しく改善されるのである。そして円筒状に形成
された延伸性合成樹脂製フイルムの中に、金属製のパイ
プを挿入して加熱すると、ポリマーの配向が緩和されて
収縮現象を起こして金属製のパイプの表面を被覆するこ
とができるもので、延伸性合成樹脂製フイルムで被覆さ
れた金属製のパイプを型枠部材として使用するのであ
る。
【0015】これを図1について説明する。図1の
(a)に示すように外径48.6mm、肉厚2.4m
m、長さ1500mmの金属製のパイプ1を、厚み75
μのポリエチレン製延伸フイルムの円筒2内に挿入して
70C°の温度で加熱すると、ポリエチレン製延伸フイ
ルムの円筒2は収縮して 図1の(b)に示すように金
属製のパイプ1の表面を被覆するのである。
【0016】
【発明の効果】本発明は前記のように構成して成るもの
で、以下のような効果を奏する。合成樹脂製フィルム又
は合成樹脂製塗料を、金属製の枠組み足場、吊り足場、
移動式足場及び支柱等の表面を被覆又は塗装して成るも
ので、特にポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等の合成樹脂製フィルムを使用したり又
塩化ビニール、塩化ビニリデン、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂等の延伸性合成樹脂製フィルムを使用
したり、更に又フッ素樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニール等の合成樹脂製塗
料を使用しているから、これらの合成樹脂製フィルム又
は合成樹脂製塗料は、建設現場に於いて付着した汚染し
たセメントとの親和力が小さいために、その付着した汚
染セメントの除去作業を簡単に行うことができ、工事能
率を大きく向上することができる優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はの金属製のパイプを、ポリエチレン
製延伸フイルムの円筒中に挿入した状態を示す斜面図、
(b)はポリエチレン製延伸フイルムで被覆された金属
製のパイプの断面図。
【符号の説明】
1 金属製のパイプ 2 ポリエチレン製延伸フイルムの円筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 武志 大阪府寝屋川市三井ケ丘5丁目1−89− 102 (72)発明者 古家 秀一郎 大阪府枚方市香里ケ丘3−16 B−8− 301

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製フィルム又は合成樹脂製塗料
    を、軽金属製のコンクリート型枠部材の表面に、接着又
    は被覆及び塗装して成ることを特徴とするコンクリート
    型枠用部材。
  2. 【請求項2】 ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、
    ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂製フィルムを使用した
    請求項1記載のコンクリート型枠用部材。
  3. 【請求項3】 塩化ビニール、塩化ビニリデン、ポリエ
    チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の延伸性合成樹脂製
    フィルムを使用した請求項1記載のコンクリート型枠用
    部材。
  4. 【請求項4】 フッ素樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹
    脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニール等の合成樹脂製塗
    料を使用した請求項1記載のコンクリート型枠用部材。
JP32384591A 1991-11-11 1991-11-11 コンクリート型枠用部材 Pending JPH05133100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32384591A JPH05133100A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 コンクリート型枠用部材

Applications Claiming Priority (1)

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JP32384591A JPH05133100A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 コンクリート型枠用部材

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JPH05133100A true JPH05133100A (ja) 1993-05-28

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ID=18159231

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JP32384591A Pending JPH05133100A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 コンクリート型枠用部材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5874016A (en) * 1993-10-04 1999-02-23 Sonoco Products Company Concrete column forming tube having a smooth inside coated surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5874016A (en) * 1993-10-04 1999-02-23 Sonoco Products Company Concrete column forming tube having a smooth inside coated surface

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