JPH05131128A - 歯車ポンプ - Google Patents

歯車ポンプ

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JPH05131128A
JPH05131128A JP3294543A JP29454391A JPH05131128A JP H05131128 A JPH05131128 A JP H05131128A JP 3294543 A JP3294543 A JP 3294543A JP 29454391 A JP29454391 A JP 29454391A JP H05131128 A JPH05131128 A JP H05131128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
kneading
gear pump
kneaded
plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3294543A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Muramoto
康男 村元
Tadaaki Yamada
忠秋 山田
Tsutomu Naruse
勉 成瀬
Sei Yoshimoto
聖 吉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
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Publication of JPH05131128A publication Critical patent/JPH05131128A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は小型化でき、メンテナンスが容易
であり、高温,高圧に耐えることができ、流体の広範囲
の粘度差や流量比率などの条件でも製品の均一化が図れ
るような歯車ポンプを提供することを主要な特徴とす
る。 【構成】 流入孔11から流体が圧入されると、その流
体はハウジング2の混練室21,22内に入り込む。モ
ータの駆動力によって駆動軸7が回転すると、計量ギヤ
ー41,42によって回転軸8に駆動力が伝達されて混
練素子23,24が回転する。混練素子23,24の回
転によって流体が混合および/または混練され、混練さ
れた流体はポリマー流路に流入し、計量ギヤー41,4
2によって一定量ずつ計量され、第3のプレート4のポ
リマー流路53から流体通路25を介して流出孔12か
ら流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は歯車ポンプに関し、特
に、2種類あるいはそれ以上の流体を機械的にかつ連続
的に混合および/または混練するような小型の歯車ポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】混合機,混練機は合成繊維,ゴム,石油
化学,薬品,食品,油脂,プラスチック業などのあらゆ
る分野における原料の配合や製品の均質化,改質化のた
めにはなくてはならない装置である。中でも、2種類以
上の流体を連続的に混合および/または混練する装置
は、コスト,品質安定性,品質改善性などの面から近年
重要となってきており、使用目的にかなった種々の装置
が製作されつつある。
【0003】従来の連続混合混練装置は、機械的動力の
有無により大きく分けて、機械的に回転駆動される装
置(たとえば、日本粉体工業協会編「混合混練技術」に
よる分類を用いると、容器固定型で水平軸の周りを攪拌
羽根が回転する場合には、混合機としては短軸ロータ
型,スクリュー型など、他方混練機としてはリボン型,
ピンミキサー型,コニーダ型,セルフクリーニング型な
ど)、機械的可動部分のない静止型混合機(モーショ
ンレスミキサー)(たとえばケニックス社製の「スタテ
ィックミキサー」,東レエンジニアリング社製の「ハイ
ミキサー」など)の2通りが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このうち、静止型混合
機は省力化,省エネルギー,装置の小型化などの利点が
挙げられるものの、流体間の反応を伴い系の粘度が上昇
する場合には混合機内の閉塞あるいは圧力損失の増大を
伴い、運転の続行が不可能になるという問題点がある。
また、流体間の粘度比率,流量比率などの条件を広くと
ることができず、場合によっては混合状態の不均一な製
品しかできないことも生ずる。さらに、混合素子エレメ
ント数の多い場合には、混合機内の洗浄が不十分となり
やすいし、経時的に混合機内にスケールが溜まりやす
く、使用不能となる場合もある。
【0005】一方、機械的に混合,混練する装置は、一
般的に強力な混合,混練効果を有し、また処理能力も大
きいなどの利点を有するが、大型であり故障した場合の
修理あるいは装置内の掃除が面倒,所要動力が大きく省
エネルギー化につながらない,混合混練すべき流体の数
が多くとることが難しいなどの問題点があった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、小
型で保守が容易であり、適用流体数を多く選ぶことがで
き、高温,高圧に耐えかつ安定した長時間運転が可能な
歯車ポンプを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
流体を機械的かつ連続的に混合および/または混練する
歯車ポンプであって、流体が流入する流入孔と、混練さ
れた流体が流出する流出孔と、それぞれが対向して設け
られ、回転することによって流入孔に流入した液体を混
練する1対の混練素子と、1対の混練素子の回転に応じ
て混練された流体を流出孔に送り込むための1対の流体
送込み手段とを備えて構成される。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の流体送込み手段として計量ギヤーが用いられる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に係る流
体送込み手段としてブースタギヤーが用いられる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1に係る1
対の混練素子が複数配列される。請求項5に係る発明
は、請求項1に係る発明の流入孔として複数の流体をそ
れぞれ注入するために複数形成される。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項5に係る発
明の複数の流体のうちの少なくとも1つはポリマー融液
である。
【0012】
【作用】この発明に係る歯車ポンプは、流入孔から流体
が注入されると、それぞれが対向して回転する1対の混
練素子によって流体が機械的かつ連続的に混合および/
または混練され、1対の流体送込み手段によって混練さ
れた流体が流出孔から流出される。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の側面縦断面図で
あり、図2は同じく正面図であり、図3はハウジング2
の側面図であり、図4は第2のプレート3の側面図であ
り、図5は第3のプレート4の側面図であり、図6は第
4のプレート5の側面図である。
【0014】図1を参照して、歯車ポンプは第1のプレ
ート1とハウジング2と第2,第3および第4のプレー
ト3,4,5と継手6とを含む。第1のプレート1と第
2のプレート3と第4のプレート5は駆動軸7と回転軸
8を軸支しており、駆動軸7は第4のプレート5側で継
手6によってモータ(図示せず)に連結されている。継
手6によって駆動軸7が回転する。第1のプレート1に
は図2に示すように、流入孔11と流出孔12とが形成
されており、流入孔11には混合および/または混練す
べき流体が注入される。なお、混合および/または混練
すべき流体が複数ある場合には、それらに応じて流入口
を形成すればよい。たとえば、第1プレート1の側面に
設ければよい。流出孔12からは混練された流体が流出
する。なお、流出孔12はいずれのプレートに設けても
よいが、第1のプレートに設けるのが好ましい。さら
に、第1のプレート1には駆動軸7と回転軸8の一端を
軸支する軸受用孔13,14が形成されている。この
際、充分なる軸受が可能である場合には、第1のプレー
ト1を貫通した孔でなくても凹形状であってもよい。
【0015】ハウジング2には、図3に示すように断面
円形でそれぞれが連なった混練室21,22が形成され
ている。混練室21,22にはそれぞれ駆動軸7と回転
軸8に、その中心が固定された混練素子23,24が設
けられている。混練素子23,24はそれぞれほぼ楕円
形状をなし、混練素子23と24との接触,混練素子2
3と混練室21との接触および混練素子24と混練室2
2との接触によって流体が混合および/または混練され
る。
【0016】なお、混練素子23,24は混合を主とす
るかまたは混練を主とするかまたは同時にどちらも必要
であるかに応じて形状などが決定される。すなわち、図
3に示したように、楕円形に限ることなく、たとえばフ
ラット型,ヘリカル型や断面疑似三角形などが考えられ
る。さらに、混練素子23,24の素子数は、駆動軸7
および回転軸8あたり、それぞれ3〜10個程度が好ま
しい。さらに、混練素子23,24の間の歯合部の隙間
は強力な剪断を流体に与えて混練しなければならない際
には、この隙間を小さく(たとえば、0.5mmなど)
すればよい。また、混練素子23,24の配列方法も、
目的の混合/混練の程度にするため、素子の駆動軸7お
よび回転軸8上への組込位置,組込角度などを適宜組合
せることができる。さらに、混練素子23,24と混練
室21,22との隙間は、流体が混練室21,22内面
に付着しないように、すなわちセルフクリーニング性を
持たせるべく小さくするのが好都合である。
【0017】第2のプレート3には図4に示すように、
混練された流体を第3のプレート4側に導くためのポリ
マー流路31が形成されている。さらに、第2のプレー
ト3には流出孔12に連通する流体通路25が形成され
ている。
【0018】第3のプレート4には図5に示すように、
1対の計量ギヤー41,42が駆動軸7および回転軸8
に固定されている。計量ギヤー41,42はそれぞれが
回転することによってポリマー流路53から入った混練
された流体を一定量ずつポリマー流路54を介して流体
通路25に送り出すものである。なお、計量ギヤー4
1,42による計量が必要でなく系の圧力損失をカバー
するだけのためであれば、混練された流体に圧力を加え
て流出させるためにブースタギヤーを用いるようにして
もよい。
【0019】第4のプレート5には、図6に示すよう
に、駆動軸7および回転軸8の他端を軸支するために軸
受用孔51,52が形成されている。
【0020】上述のごとく構成された歯車ポンプにおい
て、流入孔11に注入された流体は混練室21,22に
流れ込み、図示しないモータの駆動力によって回転する
駆動軸7の回転に伴って計量ギヤー41により計量ギヤ
ー42が回転し、回転軸8も回転する。そして、混練室
21,22に流れ込んだ流体は混練素子23,24によ
って混合/混練される。混練された流体は第2のプレー
ト3のポリマー流路31から第3のプレート4側のポリ
マー流路53に流れ込み、計量ギヤー41,42によっ
て一定量ずつポリマー流路54を通り、第2のプレート
3から流体通路25を介して流出孔12側に流出する。
【0021】なお、駆動軸7の回転数は、目的の混合/
混練の度合いにより適宜決定できるが、電力やメンテナ
ンスなどを考慮すると、50rpm以下が好ましい。ま
た、第1のプレート1とハウジング2と第2,第3およ
び第4のプレート3,4および5を組合せた大きさは、
一辺の大きさが350mm以下であることが、電力やメ
ンテナンスや小型性や取扱性などの面から好ましい。
【0022】さらに、この発明による歯車ポンプに複数
の流体を注入するとき、そのうちの少なくとも1つは単
軸や2軸などの押出機により圧入し、他の添加流体は容
積型ギヤーポンプやプランジャー型ポンプなどにより圧
入することが可能である。さらに、流体としては少なく
とも1つはポリマー、たとえばポリアミド,ポリプロピ
レンなど、または2軸押出機などにより予め混合/混練
された溶融混合物などであり、他の流体としてはジメチ
ルシリコン,改質剤(たとえば導電剤や抗菌剤など)の
入った流体などが好ましい。流体の粘度としては、少な
くとも1つは温度をかけて溶融され、押出機により圧送
され得る粘度範囲内、たとえば低粘度押出機などを用い
れば数十ポイズなども可能であり、通常の押出機では数
万ポイズ程度以下であればよく、他の流体の粘度として
は水のようなものから、容積型ギヤーポンプにより圧入
可能な範囲内(たとえば数ポイズ〜数万ポイズ)であれ
ばよい。
【0023】一方、流量の例としては、ポリマー融液サ
イドは、約100g/min以下、他の流体の流量は
0.01g/min以上〜約100g/min程度が好
ましい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、流入
孔から流体が圧入されると、それぞれが対向して回転す
る1対の混練素子によって流体が機械的かつ連続的に混
合および/または混練され、1対の流体送込み手段によ
って混練された流体が流出孔から流出されるようにした
ので、小型化ができ、メンテナンスが容易になるととも
に、高温,高圧に耐えることができ、流体の広範囲の粘
度差,流量比率などの条件でも製品の均一化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の側面縦断面図である。
【図2】発明の一実施例の正面図である。
【図3】この発明の一実施例におけるハウジングの側面
図である。
【図4】第2のプレートの側面図である。
【図5】第3のプレートの側面図である。
【図6】第4のプレートの側面図である。
【符号の説明】
1 第1のプレート 2 ハウジング 3 第2のプレート 4 第3のプレート 5 第4のプレート 6 継手 7 駆動軸 8 回転軸 11 流入孔 12 流出孔 13,14,32,33,51,52 軸受用孔 21,22 混練室 23,24 混練素子 25 流体通路 31,53,54 ポリマー流路 41,42 計量ギヤー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を機械的にかつ連続的に混合および
    /または混練する歯車ポンプであって、 前記流体が流入する流入孔、 混練された流体が流出する流出孔、 それぞれが対向して設けられ、回転することによって、
    前記流入孔に流入した液体を混合および/または混練す
    る1対の混練素子、および前記1対の混練素子の回転に
    応じて、前記混練された流体を前記流出孔に送り込むた
    めの1対の流体送込み手段を備えた、歯車ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記流体送込み手段は計量ギヤーを含
    む、請求項1の歯車ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記流体送込み手段はブースタギヤーを
    含む、請求項1の歯車ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記1対の混練素子は複数配列されてい
    る、請求項1の歯車ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記流入孔は複数の流体をそれぞれ注入
    するために複数形成されている、請求項1の歯車ポン
    プ。
  6. 【請求項6】 前記複数の流体のうちの少なくとも1つ
    はポリマー融液である、請求項5の歯車ポンプ。
JP3294543A 1991-11-11 1991-11-11 歯車ポンプ Withdrawn JPH05131128A (ja)

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Effective date: 19990204