JPH05130136A - 伝送ビツトレートの監視方法 - Google Patents

伝送ビツトレートの監視方法

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JPH05130136A
JPH05130136A JP4239192A JP4239192A JPH05130136A JP H05130136 A JPH05130136 A JP H05130136A JP 4239192 A JP4239192 A JP 4239192A JP 4239192 A JP4239192 A JP 4239192A JP H05130136 A JPH05130136 A JP H05130136A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データメモリストリームの接続個別に定めら
れた伝送ビットレートを厳密に制限する。 【構成】 各通信セルに対して、付属の接続に対して定
められた最大の伝送ビットレートと、等しい接続に付属
の、再伝送のために決められた通信セルの時間的間隔と
に関係して、当該の通信セルが再伝送されるべきタイム
スリットを確定し、予め定められた時間間隔を現在の時
点で超過するタイムスリットが確定される通信セルは拒
否し、拒否されない各通信セルはそのつどの確定された
タイムスリットに相応するマーキングと結び付けて記憶
し、同一のタイムスリットに再伝送されるべき通信セル
は読出しリストに接続し、それに基づいて当該の通信セ
ルをマークされたタイムスリットで、または当該の読出
しリストの通信セルをマークされたタイムスリットおよ
び相応の数のそれに続くタイムスリットで再伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期伝送法による通
信セルの伝送のために仮想接続の過程で定められた、交
換システム、特に広帯域交換システム内の伝送線上の伝
送ビットレートを監視するための方法であって、付属の
接続に対して定められた伝送ビットレートの超過に通ず
る通信セルが拒否される監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期伝送法に従って動作する広帯域交
換システムでは、公知のように仮想接続の過程でなかん
ずくそれぞれ加入者局と広帯域交換ノードとの間で、た
とえばタイムスリットあたり一定の長さの特定の数の通
信セルにより与えられていてよいそのつどの最大の伝送
ビットレートが定められる。定められた伝送ビットレー
トを監視するため、このような交換回路網のアクセス個
所に、専門文献で一般にポリシング装置と呼ばれている
監視装置が設けられている。
【0003】“ディジタル通信に関する国際チューリッ
ヒゼミナー”1986年3月の論文、ジェイ、ビー、タ
ーナー(J.B.Turner)の“通信の新しい方向”A3.1
ないしA3.8から、広帯域交換システムの交換ノード
のなかでそれと接続されている各加入者装置に、そのつ
どの加入者装置から送られた通信セルをカウントし、目
下のカウンタ状態をそのつどの加入者装置により定めら
れた伝送速度に相応して特定の時点で低くするアップ‐
ダウンカウンタを対応付けることは知られている。その
際に目下のカウンタ状態がそのつどの加入者装置により
予め定め得る1つの値を超過すると、交換ノードは過負
荷を認識する(リーキー・バケット(Leaky‐Bu
cket)法)。
【0004】たとえば加入者装置が接続されている構内
交換機を広帯域交換システムと接続する、多数の加入者
装置に共通の割込み線へのアクセスの際に、定められた
伝送ビットレートの遵守にもかかわらず、加入者終端装
置によって、広帯域交換システムのアクセス個所におけ
る定められた伝送ビットレートの一時的な超過が生じ得
る。広帯域交換システムのアクセス個所における加入者
個別の伝送ビットレートの上昇は、2つの加入者装置が
同時に共通の割込み線へのアクセスを希望し、またそれ
によりアクセスコンフリクトを生ずることから生れ得
る。このアクセスコンフリクトは、個々の通信セルが遅
延させられ、従って当該の仮想接続の遅延させられた通
信セルの後に続く通信セルが、接続構成の際に取り決め
られ、また当該の加入者終端装置により遵守された伝送
ビットレートに相応する時間間隔よりも短い時間間隔で
現れることにより解決される。その結果、広帯域交換シ
ステムのアクセス個所に配置されている従来のリーキー
・バケット(Leaky‐Bucket)法に従って動
作する接続個別のポリシング装置は、それぞれ取り決め
られた伝送ビットレートの割込み線上のジッターに起因
する一時的な短時間の超過を許容しなければならない。
接続個別の定められた伝送ビットレートの短時間の超過
に対する従来のポリシング装置のこのような許容挙動
は、しかしながら、乱用的に、広帯域交換システムの入
力端におけるポリシング装置が応動することなく、加入
者装置から少なくとも1つの制限された数の通信セルが
取り決められた伝送ビットレートに相応する列よりも速
い列で伝送されるまでに利用され得ることになり、それ
によって広帯域交換システムの性能が損なわれることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、多数
の仮想接続からの通信セルを有し得る、また接続個別の
ジッターを伴い得るデータメモリストリームを、接続個
別に定められた伝送ビットレートが厳密に制限され、ま
た場合によっては存在する接続個別のジッターが除かれ
るように取り扱うことを可能にする方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、冒頭に記載した種類の方法において、各通信セル
に対して、付属の接続に対して定められた最大の伝送ビ
ットレートと、等しい接続に付属の、再伝送のために決
められた通信セルの時間的間隔とに関係して、当該の通
信セルが再伝送されるべきタイムスリットが確定され、
予め定められた時間間隔を現在の時点で超過するタイム
スリットが確定される通信セルは拒否され、拒否されな
い各通信セルはそのつどの確定されたタイムスリットに
相応するマーキングと結び付けて記憶され、同一のタイ
ムスリットに再伝送されるべき通信セルは読出しリスト
に接続され、それに基づいて当該の通信セルがマークさ
れたタイムスリットで、または当該の読出しリストの通
信セルがマークされたタイムスリットおよび相応の数の
それに続くタイムスリットで再伝送されることにより解
決される。
【0007】なお、時間的に正しい読出しが現在通常の
通信セル列レートではいずれにしてもほとんど実行可能
でないものとして現れる接続個別の待ち行列の形成を回
避する本発明による方法は、そのつどの仮想接続の到来
する通信セルの通信セル列周波数の変動に対する許容に
もかかわらず、出発する通信セルの列が接続構成の際に
定められた相応の伝送ビットレートを超過しないことを
保証し、またこうして広帯域交換システムへのアクセス
個所における応用の際に過負荷からの広帯域交換システ
ムの確実な保護を可能にする。
【0008】本発明の他の有利な構成は請求項2以下に
あげられている。
【0009】本発明の特別な構成では、それぞれ1つの
読出しリストに接続されている通信セルが、最後に読出
しリストと接続された通信セルで始まって再伝送され
る。
【0010】この措置は、そのつどの仮想接続に属しま
た均等な列で到来する通信セルと、たとえばアクセスコ
ンフリクトに基づいて遅延して到来し、従ってそのつど
の読出しリストに接続されている通信セルの再伝送の開
始の直前に初めてこの読出しリストのなかに受け入れら
れる通信セルとが、読出しリストの通信セルの再伝送に
より条件付けられるできるかぎりわずかな遅延で再伝送
されるという利点をもたらす。
【0011】
【実施例】本発明を以下にその理解に必要な範囲で図面
により説明する。
【0012】図1には、入力線ILを介して通信セルを
供給され、また通信セルを入力線と等しい定格伝送ビッ
トレートを有する出力線OL上に再伝送する回路装置の
概要が示されている。入力線は広帯域交換システムへの
多数の加入者装置を有する構内交換機からの割込み線で
あり、それを介して多数の仮想接続が設けられていてよ
い。出力線は広帯域交換システムへのアクセス線により
与えられていてよい。
【0013】公知のようにヘッド部分および情報部分を
有する入力線上で到来する各通信セルから、仮想チャネ
ル番号VCIを含んでいるそのつどのヘッド部分のコピ
ーが評価装置LBMに供給され、他方において全通信セ
ルはメモリ装置CBMの詳細には示されていない受信装
置(レシーバ)に供給される。評価装置LBMは各通信
セルに対して、付属の接続に対して定められた伝送ビッ
トレートと、等しい接続に属し、また既に再伝送のため
に決定された通信セルの時間的間隔とに関係して、当該
の通信セルが再伝送されるべきタイムスリットを確定す
る。そのつどのタイムスリットは各仮想接続に対して接
続個別のメモリ場所に記憶されている現在のリーキー・
バケット(Leaky‐Bucket)量を評価する特
別なリーキー・バケット(Leaky‐Bucket)
手順により確定され得る。これらの量は最大の充満状
態、現在の充満状態、流出レート、通信セルに相応する
流入量および先行の、再伝送のために定められた考察さ
れる仮想接続に付属の通信セルの到着の時点に関するも
のである。
【0014】入力線IL上で到来する各通信セルに対し
て、付属の仮想接続に対してリーキー・バケット(Le
aky‐Bucket)の新しい充満状態が、最後に確
定された充満状態がその後に流出した流出量だけ減ぜら
れることによって計算される。この新しい充満状態か
ら、そのつどの接続に対して定められた伝送ビットレー
トが大きいほど大きい付属の流出レートによる除算によ
り、現在の時点に対してどの時間間隔の後に、従ってど
のタイムスリットで当該の通信セルが出力線上に再伝送
されるべきかに関する1つの尺度を示す情報Dが確定さ
れる。当該のリーキー・バケット(Leaky‐Buc
ket)の現在の充満状態は次いで通信セルに相応する
流入量だけの新しい充満状態の上昇により生ずる。こう
して確定された現在の充満状態がリーキー・バケット
(Leaky‐Bucket)の最大の充満状態を超過
すると(このことは予め定め得る中間記憶継続時間の超
過と同じ意味である)、確定された情報Dに対して、ま
さに取り扱われる通信セルが拒否されることを示す1つ
の特定の値、たとえば零がセットされる。こうして確定
された現在の充満状態が最大の充満状態を超過しないな
らば、現在の充満状態およびまさに取り扱われる通信セ
ルが到来している現在の時点が評価装置LBMの接続個
別のメモリ場所に受け渡される。
【0015】リーキー・バケット(Leaky‐Buc
ket)手順は、各通信セルに、付属の仮想接続に対し
て定められた伝送ビットレートに相応する、最後に再伝
送のために決定された等しい接続に属する通信セルへの
時間間隔を超過しない、情報Dにより計算されたタイム
スリットが対応付けられることを保証する。
【0016】情報Dは接続線を介してメモリ装置CBM
に供給される。
【0017】まさに取り扱われる通信セルに対して値零
がセットされると、それは拒否される。まさに取り扱わ
れる通信セルに対して値零と異なる情報Dが確定される
と、この通信セルは情報Dの規範に従って、どのタイム
スリットにこの通信セルが再伝送されるべきかを示す1
つのマーキングを設けられる。
【0018】図2のメモリ装置CBMは、選択自由にア
クセスされ得る多数のメモリ行0…NCM‐1を有する
通信セルメモリCMを有する。これらのメモリ行の各々
のなかに全通信セルCおよびポインタPtrが記憶され
得る。このようなポインタPtrにより、通信セルメモ
リCMの他のメモリ行を指定することが可能である。こ
のポインタにより多数のメモリ行が読出しリストに接続
され得る。その際に、特定の値、たとえば零を有するポ
インタは読出しリストの終了を指定し得る。実施例で
は、同一のタイムスリットに再伝送されるべき通信セル
は、通信セルメモリCMの等しいメモリセルに記憶され
ているそのつどのポインタPtrが、これまで最後の通
信セルとして当該のタイムスリットのなかで再伝送され
るべき通信セルのように、さしあたり最後の通信セルと
して当該のタイムスリットのなかで再伝送されるべき通
信セルが位置している通信セルメモリCMのメモリセル
のアドレスを参照するように指示することによって、読
出しリストに接続される。
【0019】さらに、通信セルにより占められていない
すべてのメモリ行が、それぞれすぐ次の占められていな
いメモリ行を指定するポインタにより、どのメモリ行が
なお通信セルにより書かれ得るかを示す1つの自由リス
トにまとめられ得る。さらに、通信セルメモリCMと組
み合わされており、自由リストの開始または終了を指定
する2つの追加的なポインタFLHまたはFLTが設け
られていてよい。
【0020】さらに、メモリ装置CBBのなかには、多
数のメモリ場所0…NTA‐1を有するメモリ配置TA
が含まれている。これらのメモリ場所は、通信セルメモ
リCMのなかの相応のメモリ行をアドレス線ALを介し
てアドレス指定し得るそのつどのマーキングを受け入れ
る役割をする。そのつどのタイムスリットに相応するマ
ーキングと結び付けての通信セルの記憶は実施例では、
当該の通信セルが記憶されている通信セルメモリCMの
メモリ行のアドレスがサイクリックに駆動されるメモリ
TAの、そのつどのタイムスリットに相応するメモリ場
所のなかに記憶されることにより行われる。
【0021】メモリ配置TAのメモリ場所はサイクリッ
クに順々に実時間ポインタRTPにより駆動され、メモ
リ配置TAは時間軸とみなされ得る。実時間ポインタは
たとえば2,8μsであってよい各通信セルサイクルに
よりステップオンされる。
【0022】実時間ポインタRTPはたとえば、1つの
クロック信号により駆動され、またメモリ配置TAのメ
モリ場所と同数の状態を占めることができ、そのつどの
状態に相応するメモリ場所をアドレス指定することがで
きるカウンタにより与えられていてよい。現在の駆動サ
イクルの間に実時間ポインタRTPにより駆動され、相
応のタイムスリットに対応付けられているメモリ配置T
Aのメモリ場所はそのなかにそれぞれ記憶されているマ
ーキングにより、通信セルメモリCMのなかに記憶され
ている通信セルのなかの遅延なしに再伝送されるべき通
信セルを決定する。直接的な再伝送のために決定された
通信セルまたは読出しリストを指定するマーキングの管
理は制御装置OCにより行われる。制御装置OCは多数
のメモリ要素0…NIW‐1により形成されたFIFO
メモリIWを有する。FIFOメモリIWのメモリ要素
のなかにそれぞれ直接的に再伝送すべき通信セルまたは
読出しリストのマーキングを含んでいるメモリ配置TA
のメモリ場所のアドレスが書込まれる。FIFOメモリ
内で占められている最初または最後のメモリ要素をマー
クするため、参照符号IWHまたはIWTを付されてい
るポインタが設けられていてよい。最初のメモリ要素の
なかに含まれているそのつどのアドレスは、読出しポイ
ンタRPを介してメモリ配置TAのメモリ場所を駆動
し、そのなかに含まれているマーキングはアドレス線A
Lを介してまさに再伝送すべき通信セルの通信セルメモ
リCMのメモリ行を駆動する。読出しポインタRPは、
このタイムスリットに再伝送されるべきすべての通信セ
ルが再伝送されるまで、そのつどのタイムスリットに相
応するメモリ配置TAのメモリ場所を参照するように指
示する。
【0023】実施例では、メモリ行アドレスにより占め
られているメモリTAのメモリ場所であって、その内容
をそのつどのメモリ場所のサイクリックな駆動の際に先
行のメモリ場所のなお継続する処理に基づいてまだ処理
され得ないメモリ場所の指定は、その内容をメモリTA
の内容にくらべて優先的に処理されるFIFOメモリI
Wのなかに記憶されるようになっている。
【0024】以下に、本発明による方法に従って動作す
る回路装置の機能を上記の図面に関連して図3により説
明する。図3には、本発明による方法に従って動作する
メモリ配置のなかの参照符号nを付されている通信サイ
クルの間に進行する経過の時間的表現に対する1つの例
が示されている。
【0025】行RDには、既に先行の通信セルサイクル
n−1の間にそのために決定された通信セルがほぼすべ
ての考察される通信セルサイクルnの間に出力線OL上
に再伝送されることが示されている。
【0026】行WRには、まさに入力線IL上に到来
し、順次に伝送される通信セルが、まさにポインタFL
Hにより参照するように指示される通信セルメモリCM
のメモリ行のなかに書込まれることが示されている。仮
想チャネル番号VCIを有するまさに到来する通信セル
のヘッド部分が到来すると直ちに、行LBMに示されて
いるように、これらの通信セルに対して評価装置LBM
のなかで情報Dが確定される。
【0027】上記の評価装置LBMのなかで実行される
リーキー・バケット(Leaky‐Bucket)手順
の終了時に、確定された情報Dが以下で一層詳細に説明
される手順LKに伝達される。行CBMから明らかなよ
うに、1つの通信セルサイクルの間に次々と参照符号U
L、LKおよびSELを付されている手順が進行する。
手順ULにより、現在の通信セルサイクルの間に通信セ
ルが再伝送される場合には、通信セルメモリCMの付属
のメモリ行がこの通信セルサイクルを指定するタイムス
リットから脱結合され、またこの自由になったメモリ行
が自由リストの終了に連結され、自由リストの終了を指
定するポインタFLTはいまや新たに付け加えられるメ
モリ行を参照するように指示する。
【0028】現在のセルサイクルの間に1つの通信セル
が受信され、また評価装置LBMが到来する通信セルを
拒否に決定しない場合には、評価装置LBMから供給さ
れる情報Dは手順LKに供給される。情報Dにより、ま
さに実時間ポインタにより与えられる時点から出発し
て、当該の通信セルが再伝送されるべき1つのタイムス
リットが決定される。
【0029】手順LKにより、現在の通信セルサイクル
の間にポインタFLHが参照するように指示し、またま
さに到来する通信セルが書込まれる通信セルメモリCM
のメモリ行は、存在する通信セルに対して確定されたタ
イムスリットに相応するマーキングと結び付けられる。
実施例では、決定されたタイムスリットに読出されるべ
きこれまで単一の通信セルであれば、このタイムスリッ
トに相応するメモリ配置TAのメモリ場所に、通信セル
メモリCMのこのメモリ行を参照するように指示するマ
ーキングがセットされ、もしくは決定されたタイムスリ
ットに読出されるべき既に少なくとも1つの通信セルが
存在していれば、当該のメモリ行がポインタによりこの
タイムスリットに読出されるべきメモリ行の読出しリス
トと結び付けられるように構成されている。最後にポイ
ンタFLHは、すぐ次の通信セルサイクルの間に書込ま
れ得る通信セルメモリCMのメモリ行を参照するように
指示する。
【0030】手順SELにより、それに続く通信セルサ
イクルの間に通信セルが再伝送されるべき場合には、当
該の通信セルが読出されるべき通信セルメモリCMのメ
モリ行のアドレスが決定される。
【0031】上記の説明および図3からわかるように、
各通信セルサイクルのなかで、メモリ配置CMのどのメ
モリ行にすぐ次の通信セルサイクルの間に書込まれ得る
か、または通信セルメモリCMのどのメモリ行から読出
されるべきかが定められている。さらに、上記の説明か
らわかるように、現在の通信セルサイクルのなかで到来
する通信セルは既にそれに続く通信セルサイクルのなか
で再伝送され得る。このことは、本発明による方法の応
用により条件付けられる通信セルの遅延が通信セルサイ
クルの継続時間であることと同じ意味である。
【0032】図4には、本発明による方法において進行
し得る、相応のタイムスリットに一致するa)ないし
e)を付されている5つの相続く通信セルサイクルの5
つの例が示されている。メモリTAのうち図4には、通
信セルサイクル6ないし13に一致するメモリ場所6な
いし13のみが示されている。メモリTAのメモリ場所
はサイクリックに各通信セルサイクルと共に進行し、実
時間ポインタRTPにより駆動される。従って、メモリ
TAのメモリ場所の駆動の時間的順序は時間軸とみなさ
れ得る。
【0033】行a)からわかるように、メモリ配置TA
のなかで数字8を付されているタイムスリットには1つ
の読出しリストに結び付けられている数字4、3および
2を付されている通信セルが、また数字9を付されてい
るタイムスリットには数字1を付されている通信セルが
再伝送される。タイムスリット8および9にはそれぞ
れ、これらのタイムスリットに少なくとも1つの通信セ
ルが再伝送されるべきであることを示すマーキングがセ
ットされている。FIFOメモリIWは最初は占められ
ていなくてよい。
【0034】b)を付されている図では実時間ポインタ
RTPがタイムスリット8に進められている。この時点
で数字6を付されている通信セルは、タイムスリット1
1に再伝送されるべき、またそのために手順LKにより
タイムスリット11においてマーキングがセットされる
図示されていない通信セルメモリCMの1つのメモリ行
に書込まれていてよい。タイムスリット8の現在の駆動
の際に、このタイムスリットにおいてマーキングがセッ
トされていることが確認される。メモリIWにタイムス
リット8に対する数字8が書込まれる。FIFOとして
組織されたメモリIWのなかの第1の要素を考察する読
出しポインタRPは、まさにタイムスリット8を参照す
るように指示し、またそれによってこのタイムスリット
でなお少なくとも1つの通信セルが読出されるべきであ
ることを示す。考察される場合にはまさに数字4を付さ
れている通信セルが手順SELによりそれに続く通信セ
ルサイクルの間の再伝送のために選択される。
【0035】行c)に示されている通信セルサイクルで
は実時間ポインタRTPはタイムスリット9に進められ
ている。タイムスリット9に相応するメモリ場所の駆動
の際に、少なくとも1つの通信セル、いまの場合には数
字1を付されている通信セル、が再伝送されるべきこと
が確認され、そのためにタイムスリット9を参照するよ
うに指示する数字9がメモリIWに受け入れられる。タ
イムスリット9の間に、行b)に示されている通信セル
4が出力線上に再伝送され、その際に、通信セル4が記
憶された通信セルメモリCMのメモリ行は手順ULによ
り付属の読出しリストから除かれ、また自由リストの終
端に連結される。さらに通信セル3は手順SELにより
すぐ次のタイムスリットの間の再伝送のために選択され
る。
【0036】行d)に示されている通信セルサイクルで
は実時間ポインタRTPはタイムスリット10に進めら
れている。駆動されるタイムスリット10ではマーキン
グはセットされておらず、従ってメモリIWへの書込み
も行われない。読出しポインタRPはさらに、タイムス
リット8に再伝送のために決定されたなお少なくとも1
つの通信セルが存在していることを指示する。タイムス
リット9の間に選択された通信セル3はいまやタイムス
リット10の間に再伝送され、また通信セル2がそれに
続く通信セルサイクルの間の再伝送のために選択され
る。行e)に示されている通信セルサイクルでは実時間
ポインタRTPはタイムスリット11に進められてい
る。その際に、タイムスリット11のなかでマーキング
が、再伝送されるべき少なくとも1つの通信セル、考察
される場合には通信セル6、を参照するように指示する
ことが確認され、またこうしてタイムスリット11を示
す数字11がメモリIWに受け渡される。タイムスリッ
ト10の間に選択された通信セル2は出力線上に再伝送
され、その際に手順ULによりこれらの読出しリストを
参照するように指示するマーキングがメモリTAのなか
で消去される。いまタイムスリット8に再伝送されるべ
きすべての通信セルが処理された後に、タイムスリット
8を参照するように指示する数字8がメモリIWから除
かれ、また読出しポインタRPがいまやタイムスリット
9を参照するように指示する。マーキングがタイムスリ
ット9のなかで参照するように指示する通信セル1は、
手順SELによりそれに続く通信セルサイクルの間の再
伝送のために選択される。
【0037】すぐ次のもはや図示されていない通信セル
サイクルの間に実時間ポインタはタイムスリット12に
より示されているメモリTAのメモリ場所に進められ、
タイムスリット9を参照するように指示する数字9がメ
モリIWから除かれ、また読出しポインタRPがタイム
スリット11を参照するように指示され、それによって
通信セル6が手順SELにより再伝送のために選択され
るであろう。
【0038】通信セルサイクル13の間に最後に通信セ
ル6が出力線上に再伝送され、またメモリIWは空にな
るであろう。
【0039】マーキングが少なくとも再伝送すべき通信
セルを参照するように指示する後続のタイムスリットで
は、読出しポインタRPおよび実時間ポインタRTPは
同時にこのタイムスリットを参照するように指示するで
あろう。
【0040】本発明による方法の特別な実施例によれ
ば、それぞれ1つの読出しリストに接続されるべき通信
セルは、最後に読出しリストと接続された通信セルで始
まって再伝送される。
【0041】この措置は、たとえばアクセスコンフリク
トに基づいて遅延させられ、従って短い中間記憶継続時
間の間に確定された通信セルを優先的に取り扱う。この
措置により、定められた伝送ビットレートに相応する通
信セル列の遵守のもとに通信セルを伝送し、またそれら
の通信セルがそれによって典型的な仕方で短い中間記憶
継続時間を有する接続からの通信セルも優先的に取り扱
われ、それらは比較的遅くにそのつどの読出しリストと
接続される。等しい理由から上記の措置により、それら
に対して定められた伝送ビットレートが完全に利用しつ
くされず、またそれらの通信セルが均等な通信セル列で
現れる接続からの通信セルも優先的に再伝送される。そ
れに対してこの措置により、一時的にそれらに対して定
められた伝送ビットレートを超過する接続からの通信セ
ルは比較的早い時点で、それらが読出されるべき、比較
的遠い未来に駆動されるべきタイムスリットに対応付け
られる。このことは、後でこのような通信セルと共にそ
のつどの読出しリストに接続されるすべての通信セルが
最初に読出されることと同じ意味である。
【0042】ここで言及すべきこととして、本発明によ
る方法の実現の適当なディメンジョニングにより、その
つどの接続の通信セルの順序が守られることが保証され
ている。
【0043】最後になお指摘すべきこととして、本発明
による方法は、加入者装置から強く変動する通信セル列
レートで発せられる、その伝送が時間臨界的でない通信
セルを伝送したい加入者の管轄領域内で有利に使用する
ことができる。このような加入者はその際に最大の通信
セル列レートに相応する伝送ビットレートを有する接続
にくらべて平均の通信セル列レートに相応する伝送ビッ
トレートを有する接続の料金上の利点を利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実現する1つの回路装置の
実施例のブロック回路図。
【図2】図1中に参照符号CBMを付されているブロッ
クを一層詳細に示す図。
【図3】本発明による方法における1つの通信セルサイ
クルの間の典型的な進行を時間的に示す図。
【図4】通信セルの再伝送の際の経過を示す図。
【符号の説明】
C 通信セル CBM メモリ装置 CM 通信セルメモリ D 情報 IL 入力線 IW FIFOメモリ LBM 評価装置 OL 出力線 Ptr ポインタ RP 読出しポインタ RTP 実時間ポインタ TA メモリ VCI 仮想チャネル番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オイゲン ワルマイヤー ドイツ連邦共和国 8000 ミユンヘン 70 ハイターワンガー シユトラーセ 22 (72)発明者 トーマス ウオルスター ドイツ連邦共和国 8000 ミユンヘン 70 クリユーナーシユトラーセ 91

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期伝送法による通信セルの伝送のた
    めに仮想接続の過程で定められた、交換システム内の伝
    送線上の伝送ビットレートを監視するため付属の接続に
    対して定められたビットレートの超過に通ずる通信セル
    が拒否される監視方法において、各通信セルに対して、
    付属の接続に対して定められた最大の伝送ビットレート
    と、等しい接続に付属の、再伝送のために決められた通
    信セルの時間的間隔とに関係して、当該の通信セルが再
    伝送されるべきタイムスリットが確定され、予め定めら
    れた時間間隔を現在の時点で超過するタイムスリットが
    確定される通信セルは拒否され、拒否されない各通信セ
    ルはそのつどの確定されたタイムスリットに相応するマ
    ーキングと結び付けて記憶され、同一のタイムスリット
    に再伝送されるべき通信セルは読出しリストに接続さ
    れ、それに基づいて当該の通信セルはマークされたタイ
    ムスリットで、または当該の読出しリストの通信セルは
    マークされたタイムスリットおよび相応の数のそれに続
    くタイムスリットで再伝送されることを特徴とする伝送
    ビットレートの監視方法。
  2. 【請求項2】 そのつどの通信セルが再伝送されるべき
    タイムスリットは、各仮想接続に対してそのリーキー・
    バケット(Leaky‐Bucket)量を評価するリ
    ーキー・バケット(Leaky‐Bucket)手順に
    より確定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 リーキー・バケット(Leaky‐Bu
    cket)量は現在の充満状態、最大の充満状態、流出
    レート、現在の流入量および考察される仮想接続に付属
    の先行の通信セルの到着の時点を含んでいることを特徴
    とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 拒否されない通信セルはそれぞれ選択自
    由なアクセスを有する通信セルメモリ(CM)のメモリ
    行に記憶されることを特徴とする請求項1ないし3の1
    つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 そのつどのタイムスリットに相応するそ
    のつどの通信セルのマーキングは、当該の通信セルが記
    憶されている通信セルメモリ(CM)のメモリ行のアド
    レスの記憶により、サイクリックに駆動されるメモリ
    (TA)のそのつどのタイムスリットに相応するメモリ
    場所のなかで行われることを特徴とする請求項4記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 そのつどのメモリ場所のサイクリックな
    駆動の際に先行のメモリ場所のなお継続する処理に基づ
    いて内容をまだ処理され得ないメモリ(TA)のメモリ
    行‐アドレスにより占められているメモリ場所の識別子
    が、メモリ(TA)の内容にくらべて優先的に内容を処
    理されるFIFO(先入れ‐先出し)メモリ(IW)に
    記憶されることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 既に各通信セルサイクルの間に、通信セ
    ルメモリ(CM)のどのメモリ行に後続の通信セルサイ
    クルで書込まれ得るか、また通信セルメモリ(CM)の
    どのメモリ行が読出されるべきかが定められることを特
    徴とする請求項4ないし6の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 通信セルメモリ(CM)の等しいメモリ
    行に記憶されているそのつどのポインタ(Ptr)が、
    これまで最後の通信セルとして当該のタイムスリットの
    なかで再伝送されるべき通信セルのように、さしあたり
    最後の通信セルとして当該のタイムスリットのなかで再
    伝送されるべき通信セルが位置している通信セルメモリ
    (CM)のメモリ行のアドレスを参照するように指示さ
    れることによって、同一のタイムスリットに再伝送され
    るべき通信セルは読出しリストに接続されることを特徴
    とする請求項4ないし7の1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 それぞれ読出しリストに接続されている
    通信セルは、最後に読出しリストと接続された通信セル
    で始まって再伝送されることを特徴とする請求項1ない
    し8の1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 強く変動する通信セル列を有する加入
    者装置において通信セル列の均等化のために組み入れら
    れることを特徴とする請求項1ないし9の1つに記載の
    方法。
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