JPH05129569A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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Publication number
JPH05129569A
JPH05129569A JP3286700A JP28670091A JPH05129569A JP H05129569 A JPH05129569 A JP H05129569A JP 3286700 A JP3286700 A JP 3286700A JP 28670091 A JP28670091 A JP 28670091A JP H05129569 A JPH05129569 A JP H05129569A
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JP
Japan
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light receiving
solid
receiving portion
state image
lens
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3286700A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sawaki
良一 澤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3286700A priority Critical patent/JPH05129569A/ja
Publication of JPH05129569A publication Critical patent/JPH05129569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、従来と比べてより高効率で外部より
の入射光を受光部に導くことができることを主要な目的
とする。 【構成】半導体基板(21)の表面領域にマトリクス状に配
設され各々ド−ナツ状の受光部(22)をもつ複数の光電変
換素子を備えた固体撮像素子において、前記各光電変換
素子のド−ナツ状受光部(22)の表面に対応する部分に、
入射光を収束するため表面に凹凸部の形状を合せもつマ
イクロレンズ(26)を夫々設けたことを特徴とする固体撮
像素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロレンズを備え
た固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCD(Charge Coupled D
evice )等の固体撮像装置は半導体基板主面に光電変換
部及び信号読み出し部を有しているので、実際に光電変
換に寄与する領域は素子サイズにも依存するが、20〜
50%程度に制限されている。この欠点を解決する手段
として、固体撮像装置に集光レンズアレイを組み合わ
せ、入射光を光電変換部に集光する方法が提案されてい
る(例えば、特開平1−309370号)。
【0003】図1(A),(B)は撮像素子の一種であ
るCMDを示し、図1(A)は断面図、図1(B)は図
1(A)の受光部の平面図を示す。図中の1はシリコン
基板を示す。前記基板1上には、ド−ナツ形状の受光部
2が形成されている。この受光部2の中心部3は、受光
部2で受光した光信号を電気信号に変換して読み出し
て、信号処理回路(図示せず)に前記電気信号を転送す
る機能を有し光電変換不能の不感帯部である。前記受光
部2を含む基板1上には、受光部2に対応する部分が凹
部になった絶縁膜4が形成されている。この絶縁膜4の
全面には、表面が平坦化された中間膜5が形成されてい
る。
【0004】図2(A)〜(E)は、ド−ナツ形状の受
光部により効率良く集光する方法として提示された、画
素の受光部とそれに対するマイクロレンズのレイアウト
を示す図である。具体的には、図2(A)はCMD素子
のようにド−ナツ形状のレンズド−ナツ形状のレンズ11
を形成した平面図である。図2(B)はド−ナツ形状の
受光部2に対して格子状のレンズ12を形成した平面図で
ある。図2(C)は2個のカマボコ状のレンズ13を形成
した平面図である。図2(D)はストライプ状の2条の
レンズ14を形成した平面図である。図2(E)は4分割
方形状のレンズ15を形成した平面図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2
(A)〜(E)のいずれの場合の例を見て明らかのよう
にどのレンズもド−ナツ状の受光部2には高効率で入射
光を集光することはできない。即ち、図2(A),
(B)では中心部内の入射光はそのまま、CMDの不感
帯部(図1の不感帯部3)に入射されて光信号とはなら
ない。また図2(C),(D),(E)は各々のレンズ
の間から入射光の中心部に対して同様である。
【0006】本発明は上記事情を鑑みてなされたもの
で、各光電変換素子の受光部に対応する部分に入射光を
収束するレンズを夫々設けることにより、従来と比べて
より高効率で外部よりの入射光を受光部に導くことが可
能な固体撮像素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板の
表面領域にマトリクス状に配設され各々ド−ナツ状の受
光部をもつ複数の光電変換素子を備えた固体撮像素子に
おいて、前記各光電変換素子のド−ナツ状受光部の表面
に対応する部分に、入射光を収束するため表面に凹凸部
の形状を合せもつマイクロレンズを夫々設けたことを特
徴とする固体撮像素子である。
【0008】
【作用】本発明において、次の様にしてマイクロレンズ
を形成する。まず、受光部の表面にレンズパタ−ン状樹
脂を形成する。つづいて、前記樹脂に熱軟化点以上の熱
処理を加えることにより、凸レンズ部を形成する。ここ
で、通常樹脂は熱軟化し、再凝固する際には樹脂の肉厚
の不均一により、凝固速度の差が生ずることによってい
わゆる“ヒケ”が発生するが、再凝固後の形状が凸レン
ズ形成するには適切な温度管理と凝固速度制御が必要で
ある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図3(A),
(B)を参照して説明する。ここで、図3(A)は断面
図、図3(B)は図2(A)の平面図を示す。
【0010】図中の21は、シリコン基板を示す。前記基
板21上には、複数のド−ナツ形状の受光部22が形成され
ている。前記受光部22の中心部23は、受光部22で受光し
た光信号を電気信号に変換して読み出して、信号処理回
路(図示せず)に前記電気信号を転送する機能を有し光
電変換不能の不感帯部である。前記受光部22を含む基板
21上には、受光部22に対応する部分が凹部になった絶縁
膜24が形成されている。この絶縁膜24の全面には、表面
が平坦化された中間膜25が形成されている。前記中間膜
25上には、前記受光部22の上方に位置するように円形形
状のマイクロレンズ26が設けれている。ここで、マイク
ロレンズ26の外径(φD)はX,Y方向の画素ピッチ
(P)と同様であり、前記受光部22の外径(φd)より
大きく形成されている。
【0011】しかして、上記実施例に係る固体撮像素子
によれば、受光部22に対応する中間膜25上に、外径が
X,Y方向の画素ピッチと同様で前記受光部22の外径よ
り大きいマイクロレンズ26を夫々設けることにより、外
周部の凸レンズ部26aは受光部外形寸法より大なる領域
からの光を内側に屈折させて受光部22に取り込むことが
でき、中心部の凹レンズ部26bより入射する光は外周方
向に屈折され、これも受光部22に導くことができ、受光
部23より広い領域からマイクロレンズ26を通る光を従来
と比べてより高効率で入射光を受光部22に導くことがで
きる。
【0012】なお、本発明に係る固体撮像素子は、上記
実施例に係るものに限らず、図5(A),(B)に示す
ものでもよい。即ち、図4のように円形のマイクロレン
ズ31に囲まれた部分Eは外部より入射する光に対してド
−ナツ形状の受光部22にはほとんど集光しない。従っ
て、この実施例では、一片がLの方形型のマイクロレン
ズ32を受光部22に対応する位置に設けたものである。こ
うした構成にすることにより、前記マイクロレンズ31に
囲まれた部分Eの入射光まで集光することができる。
【0013】上記実施例において、X,Yピッチ寸法が
同じ場合について述べたが、X,Yピッチが異なる場合
でも各々それに対応する方形形状の各辺寸法をそれに合
わせれば良い。
【0014】上記実施例において、マイクロレンズは特
開平3−74441号に開示する方法で固体撮像素子の
表面に直接形成してもよく、あるいは薄いフィルム状の
透明体にマイクロレンズ部を形成し,そのフィルムを固
体撮像素子の表面に貼り合せてもよい。
【0015】上記実施例において、マイクロレンズは例
えば図6(A)〜(C)のように形成する。まず、特開
平3−744441号に開示されているように、受光部
22の表面にレンズパタ−ン状樹脂32を形成する(図6
(A))。つづいて、前記樹脂32に熱軟化点以上の熱処
理を加えることにより、凸レンズ部33を形成する(図6
(B))。ここで、通常樹脂は熱軟化し、再凝固する際
には樹脂の肉厚の不均一により、凝固速度の差が生ずる
ことによっていわゆる“ヒケ”(図6(C))が発生す
るが、前記公報には開示されていないものの、再凝固後
の形状が凸レンズ形成するには適切な温度管理と凝固速
度制御が必要である。こうした方法においては、逆に
“ヒケ”を積極的に発生させるべく温度管理,凝固速度
を制御することにより所定のマイクロレンズを形成させ
るものであり、特別な設備も入らず、容易に形成できる
ものである。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、各光
電変換素子の受光部に対応する部分に入射光を収束する
レンズを夫々設けることにより、従来と比べてより高効
率で外部よりの入射光を受光部に導くことが可能な固体
撮像素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の固体撮像素子の説明図で、図1(A)は
断面図、図1(B)は図1(A)の受光部の平面図。
【図2】従来のその他の固体撮像素子の受光部とレンズ
形状の説明図で、図2(A)はド−ナツ形状のレンズを
有する場合、図2(B)は格子状レンズの場合、図2
(C)はカマボコ状レンズの場合、図2(D)はストラ
イプ状レンズの場合、図2(E)は分割レンズの場合を
示す。
【図3】本発明の一実施例に係る固体撮像素子の説明図
で、図3(A)は断面図、図3(B)は図3(A)の受
光部の平面図。
【図4】2円形マイクロレンズを有した固体撮像素子の
説明図。
【図5】円形複合レンズを有した固体撮像素子の説明
図。
【図6】複合レンズの形成方法を製造工程順に示す断面
図。
【符号の説明】
21…シリコン基板、22…マイクロレンズ、23…中心部
(不感帯部)、24…絶縁膜、25…中間膜、26,31,32…
マイクロレンズ、26a…凸レンズ部、26b…凹レンズ
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面領域にマトリクス状に
    配設され各々ド−ナツ状の受光部をもつ複数の光電変換
    素子を備えた固体撮像素子において、前記各光電変換素
    子のド−ナツ状受光部の表面に対応する部分に、入射光
    を収束するため表面に凹凸部の形状を合せもつマイクロ
    レンズを夫々設けたことを特徴とする固体撮像素子。
JP3286700A 1991-10-31 1991-10-31 固体撮像素子 Withdrawn JPH05129569A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3286700A JPH05129569A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 固体撮像素子

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JPH05129569A true JPH05129569A (ja) 1993-05-25

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JP (1) JPH05129569A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11393861B2 (en) * 2020-01-30 2022-07-19 Omnivision Technologies, Inc. Flare-suppressing image sensor
JP2023053868A (ja) * 2021-10-01 2023-04-13 采▲ぎょく▼科技股▲ふん▼有限公司 イメージセンサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11393861B2 (en) * 2020-01-30 2022-07-19 Omnivision Technologies, Inc. Flare-suppressing image sensor
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Effective date: 19990107