JPH05128796A - テープカセツト - Google Patents

テープカセツト

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Publication number
JPH05128796A
JPH05128796A JP28965691A JP28965691A JPH05128796A JP H05128796 A JPH05128796 A JP H05128796A JP 28965691 A JP28965691 A JP 28965691A JP 28965691 A JP28965691 A JP 28965691A JP H05128796 A JPH05128796 A JP H05128796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
tape cassette
cassette
wound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28965691A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Takahashi
克幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28965691A priority Critical patent/JPH05128796A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部の空間を有効に使用し、大幅な小型化、
あるいは長時間化を実現したテープカセットを提供する
ことを目的とする。 【構成】 下ハーフ2のポスト部にアームA12は取り
つけられ、アームA12のポスト部に供給リール9は取
りつけられ、供給リール9に巻かれたテープ11は、テ
ープガイドローラー6、6′を経て供給リール9と同様
な構造の巻き取りリール10に接続されている。そして
巻かれたテープの外周部は、各リールとともにバネ19
によってリールガイドローラー8、8′に圧接されてい
る。この構造により、リールに巻かれたテープの外径が
変化したとき、リールは、その軸に対して垂直面上をお
たがいに補間し合うように移動するため、テープカセッ
トの横方向寸法を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ,ビデオテ
ープレコーダーをはじめ、熱転写インクリボンなど使用
可能なテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生技術の進歩は著しい
ものがあり、ビテオテープレコーダー等の機器は、小型
化,長時間化に向けて開発が進められているが、それを
支えているものの一つとして、媒体であるテープの薄手
化、磁性体の高充填度化による、高密度記録への対応が
あげられる。例えば、VHSフォーマット用テープは、
テープ厚は約19μmでコバルト酸化鉄を塗布している
のに対して、Hi−8用テープは、テープ厚は約10μ
mでメタルを塗布、あるいは蒸着して構成されている。
【0003】そしてさらに小型化,長時間化を効果的に
推進するためにこれらのテープを収納するテープカセッ
トの構成についても注目されてきている。
【0004】以下、最近の一般的なテープカセットの構
成について説明する。図4は、従来例1のテープカセッ
トの概略図であり、VHS,8ミリ等で使用されている
リールにフランジの有るタイプである。図4において、
9は供給リールで、10は巻き取りリールである。11
はテープであり、供給リール9からテープガイドローラ
ー9,9′を経て巻き取りリール10に入っている。こ
のタイプはリールにフランジが有るため基本的にフラン
ジ二個分以上の横寸法が必要となる。
【0005】図5は、従来例2のテープカセットの概略
図であり、DAT等で使用されているフランジレスタイ
プである。このタイプはリールにフランジが無いため、
供給リール9と巻き取りリール10の間の空間を、2つ
のリールで共有することができるため、テープカセット
の横寸法を小さくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成のテープカセットは、カセット内部に空間が多く、
さらに小型化する余地を残している。例えば、図4にお
いては巻き取りリール10の左右に、図5においては巻
き取りリール10の右の部分に空間を有している。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、さらに小型化されたテープカセットを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープカセットは、リールがその軸に対して
垂直面上を移動する構造を有している。
【0009】
【作用】本発明は、上記した構造により、テープカセッ
ト内部の空間を二つのリールが共有できる部分が多くな
り、結果的にカセットの横方向の寸法を小さくすること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0011】図2の(a)は本発明の実施例のテープカ
セットの平面図であり、内部を見やすくするために一部
をカットして示す。(b)は(a)において断面A−
A′で切断したときの断面図である。図2において、下
ハーフ2の一部であるポストの部分にアームA12とリ
ールギアA14がワッシャー18とアーム固定リング1
7によって止められている。そしてアームA12の一部
であるポスト部分に供給リール9がリール固定リング1
6によって止められている。供給リール9は下部がギア
になっていて、リールギアA14と噛み合っている。巻
き取りリール10も供給リール9と同様に組み立てられ
ており、この二つのリールにテープ11がテープガイド
ローラー6,6′を介して巻回されている。そして、供
給リール9に巻回されたテープの外周部はリールガイド
ローラー8に、巻き取りリール10に巻回されたテープ
の外周部はリールガイドローラー8′に、バネ19によ
ってそれぞれ圧接されている。なおテープの巻き姿を整
えるために二つのリールを上下から挟むようにスリップ
シート上4,スリップシート下5が取りつけられてい
る。
【0012】以上のように構成されたテープカセットに
ついて、図2,図3を用いて動作を説明する。図2の
(a)はテープ走行の初期状態であり、テープ11はほ
とんど供給リール9に巻かれていて外径が最大となって
いるため、供給リール9はリールガイドローラー8とテ
ープ外周部との作用でカセットの中央部に押し出されて
いるが、巻き取りリール10はほとんどテープが巻かれ
ていないためにバネ19の働きで外側に待避している。
図3の(a)はテープ走行の中間状態であり、二つのリ
ールは、左右にバランス良く納まっている。なお、この
状態のときが一番横方向のスペースを必要とする。
(b)はテープ走行の最後の状態であり、供給リール9
は外側に待避し、巻き取りリール10は中央に寄ってい
る。
【0013】本実施例によるテープカセットと従来のテ
ープカセットの必要最小限の横方向の寸法を比較したグ
ラフが、図1である。なお、テープの厚みtは10μ
m、テープスピードvは14.3mm/s、テープ走行時
間Tは120分、リール径dは16mmとして、時間と共
に変化するテープの外径Dは、(数1)の式で求めた。
【0014】
【数1】
【0015】図1によると、カセット横方向寸法は従来
例1のフランジ付きリールは79mm、従来例2のフラン
ジレスリールは69.7mm、本発明の実施例の移動式フ
ランジレスリールは60.4mmとなった。従来例1を1
00%としたとき従来例2は88%、そして本発明の実
施例においては76%である。
【0016】この図1から明らかなように、本実施例の
テープカセットは、リールが移動するため、カセット内
部の空間を有効に使用することができ、同じテープ長で
あっても大幅な小型化が可能となる。また、同じテープ
カセットの容積であれば長時間化が可能である。
【0017】なお、実施例ではリール移動をリールガイ
ドローラーとバネで行ったが、その他の方法、例えば光
りセンサーでリール外径検出をし、デッキ側で直接リー
ルを移動させてももちろんよい。また、実施例ではリー
ルは扇状に移動するが、その他の方向、例えば真横でも
カセットの対角線方向でも良いのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、リールがその軸
と垂直面上を移動する構造を有するため、大幅に小型
化、あるいは長時間化することができるすぐれたテープ
カセットを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例1,従来例2、及び実施例のテープカセ
ットの、必要な横方向寸法を示したグラフ
【図2】(a)は本発明の一実施例のテープカセットの
平面図 (b)は本発明の一実施例のテープカセットの断面図
【図3】(a)は本発明の一実施例のテープカセットの
動作を説明するための概略図 (b)は本発明の一実施例のテープカセットの動作を説
明するための概略図
【図4】従来例1のテープカセットの動作を説明するた
めの概略図
【図5】従来例1のテープカセットの動作を説明するた
めの概略図
【符号の説明】
6 テープガイドローラー 8 リールガイドローラー 9 供給リール 10 巻き取りリール 11 テープ 12 アームA 14 リールギアA 19 バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リールに巻回したテープを内部に収納して
    成るテープカセットであって、リールが、その軸に対し
    て垂直面上を移動する構造を有することを特徴とするテ
    ープカセット。
JP28965691A 1991-11-06 1991-11-06 テープカセツト Pending JPH05128796A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28965691A JPH05128796A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 テープカセツト

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JP28965691A JPH05128796A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 テープカセツト

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Publication Number Publication Date
JPH05128796A true JPH05128796A (ja) 1993-05-25

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ID=17746058

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JP28965691A Pending JPH05128796A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 テープカセツト

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