JPH05127187A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH05127187A
JPH05127187A JP31727991A JP31727991A JPH05127187A JP H05127187 A JPH05127187 A JP H05127187A JP 31727991 A JP31727991 A JP 31727991A JP 31727991 A JP31727991 A JP 31727991A JP H05127187 A JPH05127187 A JP H05127187A
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JP
Japan
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electrodes
liquid crystal
leak
electrode
sealing material
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Pending
Application number
JP31727991A
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English (en)
Inventor
Akira Igarashi
章 五十嵐
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置において、静電気による液晶の
誤動作などの悪影響を受けないようにする。 【構成】 上下一対の基板1、2の対向面におけるシー
ル材10と対応する部分に互いに対向する他方の基板
1、2の各電極3、5を横切るリーク電極6、4を設け
るとともに、厚み方向のみに所定の抵抗値をもって導電
性を有するシール材10でリーク電極6、4とこれに対
向する他方の電極3、5とを電気的に接続することによ
り、外部から電極3、5に静電気を受けたときに、静電
気の電荷をシール材10によりリーク電極6、4に逃が
し、静電気による液晶の誤動作の発生を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置においては、一対の
透明な基板の対向面にそれぞれ設けられた帯状の透明な
駆動電極を配向膜で覆い、これら一対の基板を駆動電極
が互いに交差するように対向配置し、これら基板間の周
辺部をシール材で接合して、その内部に液晶材料を封入
することにより、液晶セルが形成されている。このよう
な液晶表示装置では、液晶材料を挾んで対向する駆動電
極間が完全に絶縁されており、これにより消費電流値を
小さくし、また電圧保持率を大きくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の液晶表示装置では、対向する駆動電極間が完全に絶
縁されているため、駆動しない状態で外部から駆動電極
に静電気を受けると、この静電気によって対向する駆動
電極間に電位差が生じ、この電位差により駆動電極間の
液晶が誤動作するという問題があり、また高い電圧保持
率を有しているため、その誤動作状態をいつまでも持続
するという問題がある。この発明は上記事情に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、静電気によっ
て誤動作などの悪影響を受けないようにすることのでき
る液晶表示装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、一対の基板の対向面におけるシール材
と対応する部分に互いに対向する他方の基板の駆動電極
を横切るリーク電極を設けるとともに、厚み方向のみに
所定の抵抗値をもって導電性を有するシール材でリーク
電極とこれに対向する他方の駆動電極とを電気的に接続
したことを特徴とする。
【0005】
【作用】この発明によれば、外部から駆動電極に静電気
を受けた際には、静電気の電荷をシール材により駆動電
極からリーク電極に逃がして静電気による電位差の発生
を防ぐことができ、また駆動時にはシール材が所定の抵
抗値を持っているので、駆動信号に影響を与えることが
なく、良好に駆動することができる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、この発明の第
1実施例を説明する。これらの図において、1Aはこの
発明の液晶表示装置であり、また、1は上側基板であ
り、2は下側基板である。これら上下の基板1、2はそ
れぞれガラスまたは合成樹脂などの透明な材料により形
成され、上下に対向配置されている。上側基板1は図1
に示すように下側基板2よりも左右方向に長く形成され
て下側基板2の右辺より突出している。この上側基板1
の対向面にはITOなどの透明な導電材料よりなる左右
方向の帯状の走査電極(駆動電極)3が上下方向に多数
配列形成されているとともに、上辺近傍には帯状のリー
ク電極4が走査電極3と平行に形成されている。また、
下側基板2は上側基板1よりも上下方向に長く形成され
て上側基板1の上辺より突出している。この下側基板2
の対向面にはITOなどの透明な導電材料よりなる上下
方向の帯状の信号電極(駆動電極)5が左右方向に多数
配列形成されているとともに、右辺近傍には帯状のリー
ク電極6が信号電極5と平行に形成されている。したが
って、走査電極3および信号電極5は相互に直交して対
向しており、これらの走査電極3と信号電極5とが対向
する範囲が液晶表示装置1Aの表示領域となっている。
また、上側基板1のリーク電極4は下側基板2の各信号
電極5およびリーク電極6を横切って対向し、下側基板
2のリーク電極6は上側基板1の各走査電極3およびリ
ーク電極4を横切って対向している。なお、走査電極3
および信号電極5は表示領域内に位置する部分のみが図
示ない配向膜でそれぞれ覆われており、上下のリーク電
極4、6、走査電極3の右端部、および信号電極5の上
端部は露出している。
【0007】上下の基板1、2間における周辺部、つま
り表示領域の外側における周辺部には、図1に示すよう
にシール材10が枠状に設けられている。すなわち、シ
ール材10の上辺部分は上側基板1のリーク電極4と下
側基板2の各信号電極5とに対応する個所の上下の基板
1、2間に設けられ、右辺部分は下側基板2のリーク電
極6と上側基板1の各走査電極3とに対応する個所の上
下の基板1、2間に設けられ、下辺部分および左辺部分
はそれぞれ走査電極3および信号電極5が設けられてい
ない個所の上下の基板1、2間に設けられている。この
シール材10は上下の基板1、2を所定間隔に隔てて接
合するためのものであり、厚み方向のみに導電性を有す
る異方導電性接着剤よりなる。すなわち、このシール材
10は、図3(A)および図3(B)に示すように、ガ
ラスや合成樹脂などの絶縁性微粒子の表面に金属などの
導電物質をコーティングしてなる一定寸法の導電粒子1
1を、熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂などからなる絶縁性
接着剤(樹脂バインダ)12中に所定量混合したもので
あり、導電粒子11が基板1、2間のギャップを形成す
るためのスペーサとしての役割をもっている。このシー
ル材10は、導電粒子11の密度を調整することによ
り、所定の電気抵抗値(例えば、走査電極3と信号電極
5間の抵抗値が5×106〜1×108Ω程度となる抵抗
値)をもってリーク電極4、6と各電極3、5を電気的
に接続するようになっている。なお、上下の基板1、2
とシール材10とによって囲われた部分には、液晶材料
(図示せず)が封入されている。
【0008】このような液晶表示装置では、外部から上
下の基板1、2の電極3、5に静電気を受けても、静電
気の電荷がシール材10中の導電粒子11を通してリー
ク電極4、6に移動し、各リーク電極4、6から必要に
応じて外部に電荷を逃がすことができる。このため、静
電気によって上下の基板1、2の電極3、5間に電位差
が発生するのを防ぐことができ、静電気による液晶の誤
動作などの影響を受けないようにすることができる。ま
た、この液晶表示装置では、シール材10中の導電粒子
11により上下の基板1、2の各電極3、5と各リーク
電極4、6が電気的に接続されているが、導電粒子11
は所定の電気抵抗をもって接続されているので、走査電
極3および信号電極5に駆動信号を与えて駆動した際、
駆動信号に悪影響を与えることがなく、良好に駆動する
ことができる。
【0009】つぎに、この液晶表示装置におけるシール
材10中の導電粒子11の密度を適宜変えて、走査電極
3と信号電極5間の電気抵抗値を測定し、これらの消費
電流と従来の液晶表示装置の消費電流とを比較した結
果、および静電気による誤動作の有無について、表1を
参照して説明する。
【表1】 表1から明らかなように、シール材10中の導電粒子1
1の密度が非常に小さくなると、電極間抵抗が高くな
り、消費電流は従来と変わらないが、静電気による誤動
作が発生する。逆に、密度が非常に大きくなると、電極
間抵抗が低くなり、消費電流は従来よりも増加するが、
静電気による誤動作は発生しない。したがって、消費電
流が従来と変わらず、静電気による誤動作が発生しない
ようにするためには、電極間抵抗が5×106〜1×1
8Ω程度になるように、導電粒子11の密度を調整す
ればよい。
【0010】つぎに、図4および図5を参照して、この
発明の第2実施例を説明する。なお、第1実施例と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この液
晶表示装置では、図4に示すように、上側基板1のリー
ク電極4と下側基板2のリーク電極6とが交差する交差
対向部20に導電部材21が設けられている。この導電
部材21は銀、銅、カーボンなどの導電粒子を樹脂中に
分散させた電気抵抗値の低い導電性ペーストなどよりな
り、図5(A)および図5(B)に示すように上下に対
向するリーク電極4、6を低抵抗で電気的に接続する。
【0011】このような液晶表示装置では、上下のリー
ク電極4、6が低抵抗の導電部材21で接続されている
ので、走査電極3と信号電極5とに存在する静電気の電
荷を2つのリーク電極4、6で速やかに逃がすことがで
きる。
【0012】なお、この発明は上述した各実施例に限定
されるものではない。例えば、シール材10は導電粒子
11で上下の基板1、2間のギャップを形成するための
スペーサの役目も持っているが、導電粒子のほかにガラ
スや合成樹脂などからなる球状または円柱状などのスペ
ーサを絶縁性接着剤12中に別に混入させて、このスペ
ーサで基板1、2間のギャップを形成するようにしても
よい。このときには、導電粒子の寸法をスペーサより少
し大きめに形成し、この導電粒子の微粒子を比較的柔ら
かい樹脂などで形成し、ギャップ形成時に導電粒子を弾
性変形させて上下の基板1、2を接合するようにすれば
よい。また、リーク電極4、6はITOなどの透明な導
電材料のみで形成される必要はなく、透明な導電材料の
表面に金属メッキを施したものでも良く、また金属材料
のみで形成してもよい。さらに、上記実施例では枠状の
シール材10の上辺部分と右辺部分の2辺のみに対応し
てリーク電極4、6を設けたが、信号電極5、走査電極
3をそれぞれ下方向、左方向に延長し、シール材10の
下辺部分及び左辺部分に対応したリーク電極をさらに設
けてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一対の基板の対向面におけるシール材と対応する部
分に互いに対向する他方の基板の駆動電極を横切るリー
ク電極を設けるとともに、厚み方向のみに所定の抵抗値
をもって導電性を有するシール材でリーク電極とこれに
対向する他方の駆動電極とを電気的に接続したので、静
電気の電荷をリーク電極により逃がすことができ、静電
気による液晶の誤動作などの悪影響を受けないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の液晶表示装置の平面
図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】(A)は図2のA−A断面図、(B)は図2の
B−B断面図。
【図4】この発明の第2実施例の液晶表示装置の要部拡
大平面図。
【図5】(A)は図5のC−C断面図、(B)は図5の
D−D断面図。
【符号の説明】
1 上側基板 2 下側基板 3 走査電極(駆動電極) 4、6 リーク電極 5 信号電極(駆動電極) 10 シール材 11 導電粒子 12 絶縁性接着剤 20 交差対向部 21 導電部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板の対向面にそれぞれ帯状の駆
    動電極を配列形成し、前記対向する駆動電極を交差させ
    て前記一対の基板を所定間隔で対向配置し、前記基板間
    の周辺部をシール材で接合して、このシール材および前
    記一対の基板によって囲われた部分に液晶材料を封入し
    てなる液晶表示装置において、 前記一対の基板の対向面における前記シール材と対応す
    る部分には互いに対向する他方の基板の前記駆動電極を
    横切るリーク電極が設けられ、前記シール材は厚み方向
    のみに所定の抵抗値をもって導電性を有し、前記リーク
    電極と前記他方の駆動電極とを前記シール材を介して電
    気的に接続されてあることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の基板のリーク電極が互いに交
    差する交差対向部には、前記リーク電極同士を電気的に
    接続する導電部材が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示装置。
JP31727991A 1991-11-06 1991-11-06 液晶表示装置 Pending JPH05127187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040307A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Stanley Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2010160302A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置および電子機器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040307A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Stanley Electric Co Ltd 液晶表示装置
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