JPH05126938A - 水中探知装置 - Google Patents

水中探知装置

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JPH05126938A
JPH05126938A JP31392791A JP31392791A JPH05126938A JP H05126938 A JPH05126938 A JP H05126938A JP 31392791 A JP31392791 A JP 31392791A JP 31392791 A JP31392791 A JP 31392791A JP H05126938 A JPH05126938 A JP H05126938A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全周表示と断面表示の両方の探知が可能であ
り、構造が簡単且つコンパクトであり、ケーブルがドー
ムの内壁や内部機器と干渉せず、送受波器が円滑に連続
して旋回動と俯仰角動を行える水中探知装置を提供す
る。 【構成】 水平探知のために旋回動自在であると共に、
垂直探知のために俯仰動自在である送受波器1と、該送
受波器1の姿勢を制御する制御器28とを備えてなる水
中探知装置において、該制御器28に少なくとも全周表
示モードと断面表示モードとをボタン28a,28bに
より切換自在に設け、全周表示モードでは送受波器1を
略水平から垂直までの特定の俯仰角度を保って旋回動可
能とし、断面表示モードでは送受波器1を特定の旋回角
度を保って略水平から垂直を経て反対側の略水平まで俯
仰動可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広範囲に超音波信号を
送波し、広範囲方向から到来する信号を受波する送受波
器を船底下に突出させて水中探知を行う水中探知装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この水中探知装置は船底下の水中に設置
され、主に魚群分布や密集度をブラウン管に表示するも
ので、従来では、図4(a)が示すような、船の前後左
右を含む全周360度に対し、送受波器を略水平から垂
直までの特定の俯仰角度を保って旋回動させ、水平方向
又は斜下方向を探知し全周表示するものと、図4(b)
が示すような、船首或いは船首から特定の旋回角度に対
し、送受波器を略水平から垂直を経て反対側の略水平ま
でおよそ180度間俯仰動させ、真下又は斜下方向の断
面表示をするものとがある。
【0003】全周表示の水中探知装置の構成の一例を図
6の斜視図により説明する。送受波器1はその両側面に
突出する回転軸9でコの字状枠体10に回転自在に軸支
されている。このコの字状枠体10は、その背面から垂
直に突設される垂直軸11に固設されるギア12と、旋
回モータM1で駆動されるピニオン13によって旋回す
る。また、垂直軸11は中空になっていて、その中空内
には上下動するアーム16が挿通されている。このアー
ム16は、その上端がラック14と連結しており、この
ラック14と俯仰動モータM2で駆動されるピニオン1
5によって上下動する。そして、このアーム16の下端
はクランク17に接続され、その上下動を回転軸9を介
し送受波器1の俯仰動に変換する。これにより送受波器
1は水平を0°として、仰角側を−、俯角側を+で表
し、−10°〜+90°で俯仰動する。このように、旋
回モータM1と俯仰動モータM2を制御することによっ
て、送受波器1を旋回及び俯仰動させて広範囲水平又は
斜下方向を探知可能としている。そして、垂直軸11の
下方の送受波器1等はドーム21内に液封状態で装着さ
れ蓋体20で密封されるとともに、垂直軸11は蓋体2
0で旋回自在に支持される。なお、垂直軸11上方の各
モータM1,M2等は図示されない容器内に装着され
て、この容器と蓋体20とドーム21の接合によって一
体化され、送受波器1が弁当箱程度の大きさであると、
容器とキャップ21全体で直径20cm×高さ50cm
程度の大きさとなる。
【0004】次に、前述の全周表示の水中探知装置の作
動を説明する。まず、図4(a′)に示されるような俯
仰角度(θ)を決め、送受波器1を目標の方向へ向け
る。つまり、俯仰動モータM2を駆動させることによっ
て、ラック14,アーム16,クランク17を介して送
受波器1を目標の俯仰角度(θ)まで俯仰動させる。次
に、旋回モータM1を駆動させることによって、垂直軸
11,コの字状枠体10等と共に送受波器1を連続又は
非連続で旋回させ、全周方向の情報を一本の丸型多芯ケ
ーブル8を介して図示されない制御器に送りブラウン管
表示する。また、駆動機構はそのままで、制御器に垂直
表示モードを追加し、送受波器1を真下(俯角90°)
に向けて、この方向の断面を表示できるようにして、更
に詳しく魚群の深さや層の規模を探ることができるよう
にした機種もある。しかし、この機種でも真下以外の断
面は表示できない。
【0005】これに対し、自船の左右、斜め、前後など
あらゆる方向の断面の表示を可能とした断面表示の水中
探知装置の一例を図7により説明する。ドーム21の大
きさや形状は図6の全周表示の水中探知装置と同じであ
るが、情報量が少なくてすむので図7の送受波器31は
小さくなっている。その代わり、送受波器31が−10
°〜190°まで俯仰動するのでその周辺の機器が大き
くなっている。つまり、垂直軸11の中空内に挿通され
るアーム16の上方には、ギア35が挿着され、このギ
ア35と第2旋回モータM3で駆動されるピニオン36
とでアーム16はコの字状枠体30とは別に個別で旋回
する。アーム16の下端には、一組のベベルギア32,
33の一方32が嵌着され、他方33は送受波器31の
両側面に突出する回転軸9の一方に挿着される。このベ
ベルギア32,33によって送受波器31は、前方略水
平(−10°)から垂直(90°)を経て後方略水平
(190°)まで、200°の間を大きく俯仰動可能に
なっている。また、一本の丸型多芯ケーブル34の長さ
は、この大きな俯仰動角度に応じて余裕を持たせてコの
字状枠体30に沿って垂直軸11内部の配線を経て外部
の制御器へ情報を伝達する。なお、旋回モータM1は0
〜180°の範囲で垂直軸11を回動させることができ
る。
【0006】次に、この断面表示の水中探知装置の作動
を説明する。断面表示の水中探知装置では、全周表示の
水中探知装置とは異なり、まず図4(b′)に示すよう
な旋回角度(φ)を決め、送受波器31を目標の方向に
向ける。つまり、最初に旋回モータM1を駆動させるこ
とによって、垂直軸11,コの字状枠体30等と共に送
受波器31を目標の旋回角度(φ)まで旋回させる。次
に、第2旋回モータM3を駆動させることによって、ア
ーム16、ベベルギア32,33を介して、送受波器3
1を連続又は非連続して俯仰動させ、特定の方向の断面
に関する情報を一本の丸型多芯ケーブル34を介して図
示されない制御器に送りブラウン管表示する。
【0007】ところで、上述の2つのタイプの水中探知
装置のケーブル構造について更に説明する。双方とも、
送受波器1或いは31に直接連結され情報を図示されな
い制御器に送る役目を担い、一本の丸型多芯ケーブルを
使用していた。そして、全周表示の水中探知装置では、
送受波器1は−10°〜90°の間で俯仰動し、しかも
連続的又は非連続的に旋回動するため、ケーブル8の長
さは必要な最短に調整され、旋回動する間にもドーム2
1の内壁に当たってすり減ったり、コの字状枠体10や
クランク17等に引っ掛かかって切断したりしないよう
になっている。また、断面表示の水中探知装置では、送
受波器31は−10°〜190°の間で俯仰動するた
め、ケーブル34の長さは、全周表示の水中探知装置と
比べて長くはなるが、送受波器31が小さく通常は旋回
動しないので、全周表示の水中探知装置と同じくケーブ
ル34がドーム21の内壁で擦れる等の不都合が起こる
ことはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように水中探知
装置には、旋回動して全周を探知するタイプと、俯仰動
して断面を探知するタイプの2つがある。送受波器の大
きさも異なり、動きも異なり、配線の態様も異なること
から、これらはもともと別の役割を果たすものであっ
て、探知したい魚の群の特徴や船の形態によって、最適
な方の機器を選別できる別々の水中探知装置としてなっ
ていた。ところが、近年、迅速且つ確実な魚群探知が求
められており、これら2つのタイプの水中探知装置を並
設したいというニーズも出始めている。しかしながら、
船底に水中探知装置を取り付けるためには特別の構造を
必要とし、多数の水中探知装置を取り付けることは現実
問題として困難であるという問題点を有していた。
【0009】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、全周表示と断面表示の両方の探知が可能な水中
探知装置を提供しようとするものである。また、兼用タ
イプとする場合、構造が簡単且つコンパクトであり、ド
ーム内のケーブルがドームの内壁や内部機器と干渉せ
ず、送受波器が円滑に連続して旋回動と俯仰角動を行え
る水中探知装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の水中探知装置は、水平探知のために旋回動
自在であると共に、垂直探知のために俯仰動自在である
送受波器と、該送受波器の姿勢を制御する制御器とを備
えてなる水中探知装置において、該制御器に少なくとも
全周表示モードと断面表示モードとを切換自在に設け、
全周表示モードでは送受波器を略水平から垂直までの特
定の俯仰角度を保って旋回動可能とし、断面表示モード
では送受波器を特定の旋回角度を保って略水平から垂直
を経て反対側の略水平まで俯仰動可能としたものであ
る。
【0011】そして、本発明の水中探知装置は、送受波
器側面に突出する回転軸をコの字状枠体に軸支し、その
コの字状枠体から突設する垂直軸により枠体をドームに
被さる蓋体に旋回自在に支持し、前記垂直軸内を上下摺
動自在であり回転ラックを有する中心軸の下端に前記枠
体内に位置するクランクの一端を連結し、前記送受波器
の回転軸に第1歯車を嵌入し、その第1歯車に噛み合う
第2歯車を前記枠体の内側面に軸支し、第2歯車と前記
クランクの他端を連結したものである。
【0012】また、本発明の水中探知装置は、ドーム内
を旋回可能なコの字状枠体に略水平から垂直を経て反対
側の略水平まで俯仰動可能に支持された送受波器を備え
てなる水中探知装置であって、送受波器背面と枠体との
間に屈曲自在なフラットケーブルを俯仰動に対する長さ
余裕を持って配線し、このフラットケーブルの途中を山
形に曲げた状態とする保持部材を少なくとも一つ取り付
け、フラットケーブルを送受波器側に沿わせるようにし
たものである。
【0013】
【作用】1つの送受波器の旋回動と俯仰動を制御器で制
御し、全周表示と断面表示の2つがモードを切り換える
ことができるようにしたので、多機能な水中探知装置と
なる。そして、クランクと送受波器の回転軸との間に歯
車を介したことにより、クランクの僅かな上下動でより
大きな回転が得られる。そして、フラットケーブルに保
持部材を取り付け送受波器側に沿わせたことにより、フ
ラットケーブルが余分な弛みがドームや他の内部機器と
干渉しない方向で吸収される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の水中探知装置の側面の断面図、
図2は本発明の水中探知装置の背面の断面図、図3は制
御器の作動を示すフローチャート図である。
【0015】図1において、制御器28は少なくとも全
周表示モード選択ボタン28aと断面表示モード選択ボ
タン28bを有しており、制御器28に内蔵されたマイ
クロコンピュータによって、旋回モータM1用コントロ
ーラ26と俯仰動モータM2用コントローラ27がそれ
ぞれ制御されるようになっている。
【0016】図3によりこの制御器28が統括するアル
ゴリズムを図3により説明する。まずオペレーターが必
要に応じてモードの切換操作を行う(ステップ♯1)。
それに応じて全周表示又は断面表示の判別を行う(ステ
ップ♯2)。全周表示モードであれば、次にオペレータ
ーに特定俯仰角度の入力を促し、特定俯仰角度が入力さ
れる(ステップ♯3)。すると、コントローラ27によ
りM2モータが所定量で駆動を停止し(ステップ♯
4)、送受波器1の俯仰角度が特定される(ステップ♯
5)。次いで、コントローラ26によりM1モータが駆
動を始め(ステップ♯6)、送受波器1は例えば30°
毎のステップ動作で旋回動する(ステップ♯7)。ま
た、断面表示モードであれば、次にオペレーターに特定
旋回角度の入力を促し、特定旋回角度が入力される(ス
テップ♯10)。すると、コントローラ26によりM1
モータが所定量で駆動を停止し(ステップ♯11)、送
受波器1の旋回角度が特定される(ステップ♯12)。
次いで、コントローラ27によりM2モータが駆動を始
め(ステップ♯13)、送受波器1を180°を7分割
して俯仰動させる(ステップ♯14)。なお、制御器2
8にはこれらのモードの他に第3のモードを設けること
もできる。この第3のモードでは、送受波器1が真下を
向いて垂直表示を行うものがある。
【0017】次に本発明の水中探知装置の作動を図4に
より説明する。全周表示が選択された場合、図4
(a′)の如く俯仰角度(θ)を次に決定し、送受波器
1をこの俯仰角度(θ)を保ちながら旋回動させる。送
受波器1は30°毎のステップ動作で連続又は非連続し
て旋回し全周の状態をブラウン管表示する。また、断面
表示が選択された場合、図4(b′)の如く旋回角度
(φ)を次に決定し、送受波器1をこの旋回角度(φ)
に固定して俯仰動させる。送受波器1は180度間を7
分割してステップ動作を連続又は非連続して俯仰動し断
面の状態をブラウン管表示する。
【0018】つぎに、送受波器1を180°以上俯仰動
させる機構を図1及び図2により説明する。なお、図6
で説明した従来技術と同じ作動をする部分については同
じ符号を付してその説明を省略する。図6と異なる点
は、ランク17の下端と送受波器1の両側面に突出する
回転軸9との間に第1歯車2と第2歯車3が介在してい
る点と、ケーブルが図のような丸型ケーブルが横に1列
に配列され帯状になったフラットケーブル4に変わった
点である。
【0019】この変更部分に関連する構造を説明する。
クランク17は一対のクランク板18を横板19でコの
字型に固定したもので、一対のクランク板18の上方を
貫通するシャフト22がアーム16の下端の孔を貫通
し、クランク17を揺動自在に軸支する。また、シャフ
ト22の両端には抜け止め用の止め輪29が止められ、
シャフト22はコの字枠体10の長穴10aを貫通し、
これにガイドされるので、ピニオン13の旋回動に対し
ラック14が回転しても、コの字状枠体10とクランク
17がねじれることはないので、俯仰動に影響を与えな
い。送受波器1の両側面に突出する回転軸9は、コの字
状枠体10で回転自在に軸支され、送受波器1とコの字
状枠体10の間に第1歯車2が嵌着されている。また、
この第1歯車に噛み合う第2歯車3がコの字状枠体10
の内側面に軸23で回転自在に軸支され、この第2歯車
3はクランク17によって回転する。このように、クラ
ンク17と回転軸9との間に第1歯車2と第2歯車3を
介在させたことによってスペース的には従来通りであ
り、従来通りのストロークでアーム16は上下動する
が、俯仰動角度が従来では−10°〜90°であったも
のが、−10°〜190°までできるようになる。
【0020】つぎに、送受波器1を180°以上俯仰動
させてもケーブルがドームや他の内部機器と干渉しない
ケーブル保持構造を以下に説明する。すなわち、図6の
従来例では、ケーブル8を長くするとケーブル8がドー
ム21の内壁等に擦れて切断する恐れがあり、また図7
の従来例のようにケーブルを擦れないように配線する場
合そのスペース的余裕もない。特に最近の漁船の高速化
に伴い、船の走行時に掛かる抵抗や、超音波に雑音を与
える気泡の発生をなるべく抑えなければならず、ドーム
の大きさも極力小さくしたいという要請もある。そこ
で、図1及び図2に示されるように、送受波器1の背面
とコの字状枠体10の間に設けられ、180°以上の俯
仰動に対応できる長さを有して配線されるフラットケー
ブル4を用い、俯仰動の角度により余分となるフラット
ケーブル4の曲がりをドームや他の内部機器と干渉しな
い方向の曲げに強制するようにしたものである。
【0021】以下にフラットケーブル4の配線構造を説
明する。フラットケーブル4は送受波器1の背面に接着
されるガイド24で背面に対し垂直に保持され連結され
ている。また、ブラケット7とその下面のガイド25に
水平に保持され垂直軸11の内部の配線とロータリー接
点を経て制御器へ情報を伝達する。ガイド24と25の
途中においてフラットケーブル4を送受波器1側に沿わ
すように、フラットケーブル4を山形に曲げた状態を保
持するバックル状のクリップ5が嵌着され、押え部材6
でドーム21側に寄らないように押さえられている。な
お、このクリップ5はバックル状に限らず、針金などを
用いてケーブルを山形に曲げた状態を保持できるもので
あればよい。
【0022】上記クリップ5によるケーブルの形態を図
5より説明する。同(a)は−10°,同(b)は90
°,同(c)は190°それぞれ俯仰動した時のフラッ
トケーブル4の様態を示す図である。クリップ5と押え
部材6によってフラットケーブル4は送受波器1側に沿
うようになり、ドーム21に当たったりクランク17と
送受波器1の間にフラットケーブル4が挟まれるような
ことはない。例えば点線で示されるように、同(a)で
は余分な弛みが送受波器1の前面1aに被さり、超音波
の送受信を妨げる恐れを防いでいる。同(b)では送受
波器1とドーム21の側面との間にフラットケーブル4
が挟まる恐れを防いでいる。同(c)ではドーム21に
当たったまま旋回動したり、クランク17と送受波器1
の間にフラットケーブル4が挟まれるようなことはな
い。
【0023】
【発明の効果】本発明の水中探知装置は、一つの送受波
器1の旋回及び俯仰動を制御器で制御することにより、
全周表示モードと断面表示モードとの切換自在な構成と
なっており、船底の水中探知装置取り付け部を増やすこ
となく、種々の探知を行うことができるようになってい
る。そして、従来の全周表示モードの水中探知装置に対
して、クランクの下端と送受波器1の両側面に突出する
回転軸9との間に第1歯車と第2歯車を介在させること
により、大きさを変えることなく、送受波器を180°
以上で俯仰動させることができ、付加コストも最小とな
る。そして、フラットケーブルに保持部材を取り付けフ
ラットケーブルを送受波器側に沿わせるようにしたこと
により、送受波器が連続して旋回動し180°以上で俯
仰動してもケーブルが従来と同じ大きさのドームに擦れ
たりや他の機器と干渉したりすることがなく、長期間の
使用に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中探知装置の側面の断面図である。
【図2】本発明の水中探知装置の背面の断面図である。
【図3】制御器の作動を示すフローチャート図である。
【図4】全周表示モードと断面表示モードの探知状態図
である。
【図5】俯仰角の変化によるフラットケーブルの様態の
変化を示す図である。
【図6】従来の全周表示の水中探知装置の要部の斜視図
である。
【図7】従来の断面表示の水中探知装置の要部の断面図
である。
【符号の説明】
1 送受波器 2 第1歯車 3 第2歯車 4 フラットケーブル 5 クリップ(保持部材) 9 回転軸 10 コの字状枠体 11 垂直軸 M1 旋回モータ M2 俯仰動モータ 20 蓋体 21 ドーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平探知のために旋回動自在であると共
    に、垂直探知のために俯仰動自在である送受波器と、該
    送受波器の姿勢を制御する制御器とを備えてなる水中探
    知装置において、該制御器に少なくとも全周表示モード
    と断面表示モードとを切換自在に設け、全周表示モード
    では送受波器を略水平から垂直までの特定の俯仰角度を
    保って旋回動可能とし、断面表示モードでは送受波器を
    特定の旋回角度を保って略水平から垂直を経て反対側の
    略水平まで俯仰動可能としたことを特徴とする水中探知
    装置。
  2. 【請求項2】 送受波器側面に突出する回転軸をコの字
    状枠体に軸支し、該コの字状枠体から突設する垂直軸に
    より枠体をドームに被さる蓋体に旋回自在に支持し、前
    記垂直軸内を上下摺動自在であり回転ラックを有する中
    心軸の下端に前記枠体内に位置するクランクの一端を連
    結し、前記送受波器の回転軸に第1歯車を嵌入し、該第
    1歯車に噛み合う第2歯車を前記枠体の内側面に軸支
    し、第2歯車と前記クランクの他端を連結したことを特
    徴とする水中探知装置。
  3. 【請求項3】 ドーム内を旋回可能なコの字状枠体に略
    水平から垂直を経て反対側の略水平まで俯仰動可能に支
    持された送受波器を備えてなる水中探知装置であって、
    送受波器背面と枠体との間に屈曲自在なフラットケーブ
    ルを俯仰動に対する長さ余裕を持って配線し、このフラ
    ットケーブルの途中を山形に曲げた状態とする保持部材
    を少なくとも一つ取り付け、フラットケーブルを送受波
    器側に沿わせるようにしたことを特徴とする水中探知装
    置。
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