JPH0512692B2 - - Google Patents

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JPH0512692B2
JPH0512692B2 JP3017388A JP3017388A JPH0512692B2 JP H0512692 B2 JPH0512692 B2 JP H0512692B2 JP 3017388 A JP3017388 A JP 3017388A JP 3017388 A JP3017388 A JP 3017388A JP H0512692 B2 JPH0512692 B2 JP H0512692B2
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JP
Japan
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photosensitive material
matrix
focusing screen
mask
light
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JP3017388A
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JPH01205135A (ja
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Hiroshi Kubotani
Toshiharu Takahashi
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一眼レフカラメ等の焦点合わせ用
ピント板に具えるフオーカシングスクリーンを製
造する際に用いられるフオーカシングスクリーン
用母型の作製方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、一眼レフカメラ等の焦点合わせ用ピント
板に具えるためのフオーカシングスクリーンを製
造する方法として、表面に凹凸形状を有する成形
型を作製し、例えばアクリル樹脂を始めとするプ
ラスチツク光学材料に、上述した凹凸形状を転写
成形する技術が知られている。
この成形型を作製する方法として、例えば金属
板の表面に砂等を摺擦して凹凸部を形成すること
が成されていた。しかしながら、成形型の概略的
断面によつて示す第3図からも理解できるよう
に、この方法により得られる成形型11の凹凸部
13は、その大部分が尖頭形状を以つて形成され
る。これがため、この凹凸部13を転写して製造
されるフオーカシングスクリーン(図示せず)で
は入射する光が急角度で曲げられ、フアインダー
を介して得られる像の明度が低く、かつ粒状性が
目立つという欠点が有つた。
上述した欠点を改善するため、光学的に凹凸部
を形成したフオーカシングスクリーン用母型(以
下、単に母型と称する場合も有る。)を作製し、
さらに、電鋳法により、母型の凹凸部を転写した
成形型を用いて光学材料を成形してフオーカシン
グスクリーンを製造する技術が開発され、実用に
供されている。
このような製造技術において、フオーカシング
スクリーンの表面形状を規定する母型の形状は、
電鋳法により転写される成形型を介して、製品と
してのフオーカシングスクリーンに正確に反映さ
れる。これがため、上述の製造技術においては、
母型の作製技術が重要となり、係る技術として、
例えば特開昭57−148728号公報、或いは特開昭59
−208536号公報に開示されるものが知られてい
る。
これらの技術のうち、特開昭57−148728号公報
で提案されている母型の作製技術によれば、例え
ばレジスト材を塗布した基板やゼラチン乾板とい
つた感光材の表面に、マスク上に画成した規則的
な微細パターンを投影し、所定の現像(或いはブ
リーチ)処理を行ない、上述した感光材を凹凸部
として形成して母型が作製される。
このようにして得られる母型では、例えば微細
パターンを画成したマスクと、感光材料を塗布し
た感光材との距離Δtを所定の値に変化させて露
光することにより、母型表面に形成される凹凸部
の形状を変化せしめることが可能である。
以下、図面を参照して、上述した公報に開示さ
れる技術につき説明する。
第4図A〜Cは、母型の模式的断面により示す
説明図である。これら図中、同一の機能を有する
構成成分には同一の符号を付して示す。
まず始めに、マスクと感光材とを密着させ、前
述した距離Δtを実質的に0として露光させた場
合には、第4図Aから理解できるように、基板1
5上に形成される凹凸部17aの形状は、図示し
ていないマスクの微細パターンの平面形状を正確
に転写し、夫々の凹凸部17aは平坦部19を有
し、かつ稜線が直角な角度を以つて、母型21が
構成される。
また、距離Δtを約20μm程度として露光させる
場合には、マスクを介して感光材表面に結ばれる
像の輪郭が、回折光によつてボケる。これがた
め、第4図Bに示すように、凹凸部17bの形状
は、上述した平坦部19を有すると共に、稜線を
斜面とする母型23が得られる。
さらに、距離Δtを上述の値よりも大きくし、
回折の度合を大きくすれば、第4図Cに示すよう
に、上述の平坦部19は消失し、母型25を構成
する凹凸部17cは、連続した緩やかな曲線とな
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の技術では、光学
的な手法により、マスクに画成した微細パターン
を投影し、この際、マスクと感光材料との離間距
離Δtを変えることによつてのみ、凹凸部の形状
を変える構成と成している。これがため、良好な
ボケ味を得ることが難しいという問題点が有つ
た。
この点につき詳述すれば、まず、第4図A及び
Bから理解できるように、平坦部19を含む凹凸
部17a及び17bでは、製品としてのフオーカ
シングスクリーンを通過した光の直進成分が多く
なり、ボケが不十分となる。
さらに、第4図Cに示すように、連続した緩や
かな曲線から成る凹凸部17cでは、同図中、2
7の符号を付して示す変曲点において、上述した
平坦部19と同様な現象を生じ、光の拡散効率が
低下して、不十分なボケ味となる。
この発明の目的は、上述した従来の問題点を解
消するフオーカシングスクリーン用母型の作製方
法を提供し、以つて良好なボケを実現可能なフオ
ーカシングスクリーンを簡単かつ容易に製造する
ことに有る。
(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明のフオー
カシングスクリーン用母型の作製方法によれば、 光源からの光により、マスクに画成した微細パ
ターンを投影して露光することによつて、基板に
被着された感光材料を凹凸部として形成するフオ
ーカシングスクリーン用母型の作製方法におい
て、 上述の、光源と感光材料との間に拡散透過体を
配置して、上述の露光を行なう ことを特徴としている。
(作用) この発明のフオーカシングスクリーン用母型の
作製方法の構成によれば、既に述べた従来の作製
方法に加えて、光源と感光材料との間に配置され
た拡散透過体を用いて露光を行なう。これがた
め、微細パターン、拡散透過体による光の散乱と
により凹凸部を形成することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して、この発明のフオーカシ
ングスクリーン用母型の作製方法の実施例につき
説明する。
尚、以下の説明で参照する図面は、この発明が
理解できる程度に概略的に示してあるに過ぎず、
この発明は、これら図示例にのみ限定されるもの
ではないことを理解されたい。
また、以下の説明においては、説明の理解を容
易とするため、従来周知の工程をも含めて、詳細
に説明する。
第1図A〜Cは、母型を得るための各作製工程
毎に、概略的に示す説明図である。尚、図中、既
に説明した構成成分と同一の機能を有する構成成
分については同一の符号を付して示す。また、こ
れら図においては、実施例で用いた種々の構成成
分を図示するに当つて、マスクの要部平面により
示す第1図Aを除き、母型を構成する基板I5の
断面により示した第4図A〜Cと同様にして示
す。
まず始めに、第1図Aを参照して、この実施例
で用いたマスクにつき簡単に説明する。
この実施例で用いたマスク29はガラス板で構
成され、クロム(Cr)から成るドツト状の微細
パターン31を、約15〜20(μm)程度のピツチp
及び約10〜16(μm)の直径で印刷して作製した。
次に、露光工程につき、第1図Bを参照して説
明する。
まず、露光に先立つて、ガラスから成る基板1
5上に、約2〜3(μm)程度の膜厚範囲内の所定
の厚さで、感光材料33としてのポシ型レジスト
材料を均一に塗布し、感光材35を作製する。
次に、前述した公報に開示される技術と同様
に、マスク29の微細パターン31側表面と、感
光材35の感光材料33側表面とを対向させ、か
つ光源37と当該材料33との間に拡散透過体を
配置して、位置合わせを行なつた。この拡散透過
体の一例として、この実施例では、マスク29と
光源37との間に、レンズの荒ずり用の砂
(#1500程度)でガラス平板をスリ面として形成
した拡散板39を配設して行なつた。さらに、こ
の実施例においては、マスク29と感光材35と
の距離Δtは、約20(μm)として行なつた。
然る後、同図中、一連の矢印aを付して示す光
を光源37から感光材35に向かつて照射し、拡
散板39を介して感光材料33を表面に微細パタ
ーン31を投影することにより露光を行なう。
上述した露光工程を経た後に現像処理を行な
い、露光後の感光材料33を、所定の形状を有す
る凹凸部41として形成する。この実施例の条件
では、第1図Cからも理解できるように、断面形
状が連続した円弧状の凹凸部とし、この実施例に
係る母型43が得られた。
この第1図Cからも理解できるように、この実
施例により作製された母型43では、第4図A〜
Cを参照して説明した平坦部19や変曲点27と
いつた部分を解消することができる。従つて、上
述の母型43を利用して、従来と同様な技術によ
り成形型を作製し、さらに最終製品としてのフオ
ーカシングスクリーンを製造した。既に述べたよ
うに、母型の形状は、成形型を介して、製品とし
てのフオーカシングスクリーンに正確に反映され
る。
これがため、当該スクリーンの図示を省略する
が、第1図Cからも明らかなように、光を直接透
過してしまう部分を解消することができ、拡散性
に優れ、自然なボケ味を有する、明るいフオーカ
シングスクリーンを製造することができた。
次に、この発明の他の実施例につき、第2図を
参照して、簡単に説明する。
第1図を参照して説明した上述の実施例では、
この発明の特徴となる拡散透過体の一例として、
拡散板を利用する場合につき説明した。しかしな
がら、この発明の作製方法は、この実施例にのみ
限定されるものではない。
即ち、第1図Bと同様にして示す第2図からも
理解できるように、マスク29と感光材料33と
の間に拡散槽45を形成して露光を行なうことも
できる。この拡散槽45の構成につき詳細に説明
すれば、少なくとも、光源37からの光を拡散せ
しめることが可能であり、また、用いる感光材料
33の特性に応じて、例えば当該材料33が溶出
しないような液体及びその他任意好適な材料を拡
散媒体47として充填し、拡散透過体に用いるこ
とも可能である。
このようにして得られた母型も、第1図Cを参
照して説明した母型43と同様な効果を得ること
ができる。
以上、この発明の実施例につき説明したが、こ
の発明は上述の実施例にのみ限定されるものでは
ない。
例えば、上述の実施例では感光材料としてポジ
型のレジスト材料を用いた場合につき説明した
が、これに限定されるものではなく、ネガ型のレ
ジスト材料として行なうこともできる。また、こ
れらレジスト材料のみならず、上述とご同様な基
板上に、ゼラチンまたはその他任意好適な感光材
料を被着して行なうこともできる。
さらに、この発明の方法によれば、拡散透過体
の配設位置を光源と感光材料との間で任意好適に
選択したり、前述した距離Δtの値、露光量、感
光材料33の膜厚、当該材料の現像条件、マスク
の作製条件、またはその他の条件を任意好適に選
択することにより、種々の形状を有する凹凸部と
して、母型を作製することができる。
これら材料、形状、配置関係、数値的条件及び
その他の条件は、この発明の目的の範囲内で、設
計に応じた任意好適な変形及び変更を行ない得る
こと明らかである。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明
のフオーカシングスクリーン用母型の作製方法に
よれば、光源と感光材料との間に配置された拡散
透過体を用いて露光を行なう。これがため、微細
パターンと、拡散透過体による光の散乱とにより
前述した平坦面を解消し、かつ変曲点の無い凹凸
部を形成することが可能となる。
従つて、この発明の作製方法により得られるフ
オーカシングスクリーン用母型を利用することに
より、明度を損なうことなく、かつ粒状性を解消
し、良好なボケ味を以つて光を効率良く拡散せし
める優れたフオーカシングスクリーンを簡単かつ
容易に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Cは、この発明の実施例の説明に供
する図、第2図は他の実施例の説明に供する図、
第3図及び第4図A〜Cは、従来技術の説明に供
する図である。 11……成形型、13,17a,17b,17
c、41……凹凸部、15……基板、19……平
坦部、21,23,25,43……母型、27…
…変曲点、29……マスク、31……微細パター
ン、33……感光材料、35……感光材、37…
…光源、39……拡散板、45……拡散槽、47
……拡散媒体、a……露光時に用いる光。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光源からの光により、マスクに画成した微細
    パターンを投影して露光することによつて、基板
    に被着された感光材料を凹凸部として形成するフ
    オーカシングスクリーン用母型の作製方法におい
    て、 前記光源と前記感光材料との間に拡散透過体を
    配置して前記露光を行なう ことを特徴とするフオーカシングスクリーン用母
    型の作製方法。
JP3017388A 1988-02-12 1988-02-12 フォーカシングスクリーン用母型の作製方法 Granted JPH01205135A (ja)

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JP3017388A JPH01205135A (ja) 1988-02-12 1988-02-12 フォーカシングスクリーン用母型の作製方法

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JPH01205135A JPH01205135A (ja) 1989-08-17
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US8603371B2 (en) * 2006-03-30 2013-12-10 Kimoto Co., Ltd. Method for producing surface convexes and concaves

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