JPH05126077A - 螺旋体原理による容積形圧縮機 - Google Patents

螺旋体原理による容積形圧縮機

Info

Publication number
JPH05126077A
JPH05126077A JP3148327A JP14832791A JPH05126077A JP H05126077 A JPH05126077 A JP H05126077A JP 3148327 A JP3148327 A JP 3148327A JP 14832791 A JP14832791 A JP 14832791A JP H05126077 A JPH05126077 A JP H05126077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral
push
disc
displacement compressor
discs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3148327A
Other languages
English (en)
Inventor
Heinrich Guettinger
ギユツテインガー ハインリツヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aginfor AG
Original Assignee
Aginfor AG fuer industrielle Forschung
Aginfor AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aginfor AG fuer industrielle Forschung, Aginfor AG filed Critical Aginfor AG fuer industrielle Forschung
Publication of JPH05126077A publication Critical patent/JPH05126077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/02Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F01C1/0207Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F01C1/023Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where both members are moving
    • F01C1/0238Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where both members are moving with symmetrical double wraps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 公知の機械タイプの利点を統合しかつ同じ搬
送量で構造容積を小さくすることにある。 【構成】 圧縮可能な媒体用の容積形圧縮機において、
定置のケーシング内に互いに係合し合う螺旋状の多数の
押退け体が円運動するように配置されていて、押退け体
が偏心的に駆動可能なそれぞれ1つのディスク上に、運
転中押退け体のそれぞれの点が協働する押退け体によっ
て制限された円運動を実施するように保持されていて、
それぞれのディスクが両側面の少なくとも一方の側面に
180度互いにずらされて対称的に配置された2つの押
退け体を支持していて、このばあい両ディスクの協働す
る螺旋状の押退け体が異なる巻き角を有していて、つま
り搬送室として作用する押退け体がシステム内ひいては
大きな巻き角内に半径方向で最も外側の螺旋体部分並び
に半径方向で最も内側の螺旋体部分を有するように、異
なる巻き角を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮可能な媒体用の容
積形圧縮機であって、定置のケーシング内に互いに係合
し合う螺旋状の多数の押退け体が円運動するように配置
されていて、押退け体が偏心的に駆動可能なそれぞれ1
つのディスク上に、運転中押退け体のそれぞれの点が協
働する押退け体によって制限された円運動を実施するよ
うに、保持されていて、螺旋状の両押退け体の曲率が、
押退け体がそれぞれ他方の押退け体の対置する周壁に運
転時に連続的に進むそれぞれ少なくとも1つのシール線
でほぼ接触するように、設計されていて、押退け体の自
由端面が対置するディスクに対してシールされている形
式ののもに関する。
【0002】
【従来の技術】螺旋体構造の容積形圧縮機は例えばDE
−C−2603462号(日本国特開昭51−1046
09号)明細書から公知である。この原理により構成さ
れた圧縮機は例えば空気又は空気燃料混合物から成るガ
ス状の作業媒体をほぼ脈動なしに搬送することを特徴と
していてひいては特に内燃機関の過給目的のために有利
に使用されている。
【0003】このような圧縮機の運転中には、第1の構
成では、螺旋状に形成された軌道運動する押退け体と搬
送室の両周壁との間で定置の搬送室に沿ってほぼ三日月
状の多数の作業室が形成され、この作業室は入口部から
搬送室を介して出口部に向けて移動する。
【0004】このばあい作業室の容積は常時減少しかつ
従って作業媒体の圧力が高められる。申し分のない容積
測定上の効率はこのような機械のばあい極めて正確な製
作を前提とする。従って例えば、定置の螺旋体部分と軌
道運動する螺旋体部分との間の必然的に生ずる温度差が
不都合な作用を及ぼすことが明かとなった。
【0005】上記の公知の明細書で公知の第2の構成で
は、作業媒体の搬送は同じ形式で行われるが、この第2
の構成では定置の搬送室内での押退け体の円運動を特徴
とするのではなく、むしろ複雑に互いに係合し合う両押
退け体の回転運動を特徴としている。
【0006】この回転する螺旋機構はほぼケーシングを
有していて、このケーシング内には対称的に構成された
2つの押退けディスクが駆動部材によって回転可能に配
置されている。
【0007】両押退けディスクの一方は軸端に支承され
ていて、第2のディスクは回動不能に駆動軸に固定され
ている。第2のディスクの回転に際して第1のディスク
は同じ回転方向でかつ同じ回転速度で連行される。この
ばあい両ディスクは円形の移動運動としての相対運動を
実施する。
【0008】上記両機械タイプとは異なって定置のケー
シング内に互いに係合し合う多数の、このばあい2つの
押退け体が円運動するように配置されている冒頭に述べ
た形式の機械はすでに、1906年出願のドイツ特許第
174074号明細書から公知である。
【0009】これ以後再開発されていないこの機械にお
いては中央の駆動クランク軸上に係合する、それぞれ1
つの押退け体を備えたディスクの円形のガイドは半径方
向で外側に位置する多数のクランク軸によって行われ、
このクランク軸は互いに強制的に結合されていてかつ回
転可能なフレームによって支持されている。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】従って本発明の課題
は冒頭に述べた形式の容積形圧縮機を改良して、上述の
両機械タイプの利点を統合しかつ同じ搬送量で構造容積
を小さくできるようにすることにある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】前記課題は本発明によ
れば、それぞれのディスクが両側面の少なくとも一方の
側面に180度互いにずらされて対称的に配置された2
つの押退け体を支持していて、このばあい両ディスクの
協働する螺旋状の押退け体が異なる巻き角を有してい
て、つまり搬送室として作用する押退け体がシステム内
ひいては大きな巻き角内に半径方向で最も外側の螺旋体
部分並びに半径方向で最も内側の螺旋体部分を有するよ
うに、異なる巻き角を有していることによって解決され
た。
【0012】
【発明の作用効果】本発明の利点は、一方では、互いに
係合し合う押退け体が運転に際して同じ熱的および機械
的な条件にさらされ、これによって作動するシステムの
内部で温度差が申し分なく回避されるということにあ
り、かつ、他方では定置の搬送室内で1つだけの押退け
体が円運動する現在一般的な解決策に比して自在に円運
動する押退け体を有する解決策によって、偏心率が不変
であれば行程ひいては搬送量が倍加されるということに
ある。
【0013】更にそれぞれのディスク上に180度互い
にずらされて対称的に構成された押退け体によって機械
のスムーズな運転形式が得られる。それというのもディ
スク重心点が中心に位置している限り、ディスクは押退
け体と共に静的および動的にバランスされるからであ
る。
【0014】特に有利には、ディスクを駆動および案内
するために強制的に互いに結合される2つの偏心機構が
設けられていて、この偏心機構の互いに間隔をおいて配
置された軸がケーシング内に支承されており、更にこの
軸が二重偏心軸であって、この二重偏心軸上に駆動され
るディスクが押退け体によって覆われない外側の縁部範
囲で支承されている。
【0015】運転に際して生ずる負荷は均一に両偏心機
構及び偏心機構の支承部に分配される。この支承部は、
熱い圧縮された作業媒体にはさらされないので、シール
する必要はない。
【0016】例えば一方が駆動軸を介して駆動される互
いに間隔をおいて配置された2つの偏心機構が設けられ
ていることによって、静的に規定された支承形式が得ら
れ、この支承形式によってディスク位置の上側および下
側の死点を除いて回転子の強制的なガイドが保証され
る。
【0017】ディスクの死点位置でも申し分のないガイ
ドを得るために、ケーシング内に支承された二重偏心軸
は歯付きベルト駆動装置を介して強制的に結合されてい
る。
【0018】
【実施例】圧縮機の作用形式(本発明が対象とするもの
ではない)の説明についてはすでにDE−C3−260
3462号(日本国特開昭51−104609号)及び
DE−PS174074号明細書に記載されている。以
下においては本発明を理解するのに必要な機械構造及び
プロセス経過を手短に説明する。
【0019】図2及び特に図3から明らかなように、図
示の実施例では平行な2つのチャンネルを有する機械が
図示されている。このことの利点は、両チャンネルに共
通のディスクが左側並びに右側のチャンネルの作業部材
を備えている(図3参照)ことにある。
【0020】この構成によって、後述するようにディス
クのみならず、支持支承体も省くことができる。
【0021】符号1では、2つのチャンネルを有する構
造形式によって得られる機械の中央の回転子を全体的に
示している。回転子のディスク2の両側には180度互
いにずらされた螺旋状にのびるそれぞれ2つの押退け体
が配置されている。
【0022】この押退け体はディスク2に垂直に保持さ
れた条片3a,3bから成っている。螺旋体自体は図1
の実施例では互いに接続された多数の円弧から形成され
ていてかつ360度の角度巻かれている。
【0023】このばあい螺旋状の条片は図1で黒色で示
されていてかつ部分的にのみ示された中央のディスク2
上に配置されている。
【0024】更に図1では図面を明瞭にかつ申し分なく
理解できるようにするために、中央の回転子と協働する
側方の両回転子4,5の(断面図では明瞭ではない)デ
ィスク6,7の構成が部分的にのみ図示されている。
【0025】図面から明かなように、互いに180度ず
らされた螺旋体は、2条式のシステムを形成するために
公知の機械のように互いに入れ子式には形成されておら
ず、むしろ互いに螺旋体は中心対称的に配置されてい
る。
【0026】従って互いに無関係な1条式の螺旋体が使
用され、この螺旋体は入れ子式の螺旋体に比して、同じ
偏心率のばあい2倍の行程ひいては2倍の吐出容量が得
られるという利点を有している。
【0027】両螺旋体のずれ及びディスク上での配置が
スムーズな運転を得るために、螺旋体の中心の結合軸線
が後述する駆動もしくは案内偏心体の中心の結合軸線に
回転子1の重心点で交差すると、有利である。
【0028】回転子1を駆動及び案内するために二重偏
心機構が設けられている。符号8で第1のボスが示され
ていて、このボスにはころがり軸受け(図示せず)上で
ディスク2がかぶせられている。
【0029】この軸受けは、自体第1の二重偏心軸10
の一部である偏心体9上に係合している。符号11で第
2のボスが示されていて、このボスにはころがり軸受け
(図示せず)上でディスク2がかぶせられている。
【0030】この軸受けは、自体第2の二重偏心軸13
の一部である偏心体12上に係合している。両ボス8,
11はディスク2の周縁部で、螺旋体によって覆われな
い範囲に配置されている。
【0031】中央の回転子1とは異なって側方の両回転
子4,5においてはそれぞれのディスク6,7の一方の
側面でのみ、互いに180度ずらされた螺旋状にのびる
それぞれ2つの押退け体が設けられている。
【0032】押退け体はディスク6,7に垂直に保持さ
れた条片14a,14bから成っている。螺旋体自体は
図1の図示の実施例では同様に互いに接続された多数の
円弧(ハッチングして図示)から形成されている。
【0033】当然螺旋体は条片3a,3bと協働させる
ために条片3a,3bと同じ幾何学形状を有している。
従ってこのばあい当然中央の回転子1のばあいのよう
に、両螺旋体のずれ及びディスク2上での配置を、螺旋
体の中心の結合軸線が所属の駆動もしくは案内偏心体の
中心の結合軸線にそれぞれのディスク6,7の重心点で
交差するように行うという条件を満たさねばならない。
【0034】180度ずらされた螺旋体14a,14b
の実施例で選ばれた間隔によって螺旋体は所定の距離に
亘って螺旋体周面で、つまりディスク6,7の重心点が
位置する幾何学的な個所で接触する。
【0035】しかしながら螺旋体3a,3bとは異なっ
て螺旋体14a,14bは720度の角度巻かれてい
る。
【0036】従って完全に静的にみて図1から明らかな
ように、ハッチングを付された螺旋体14は黒色の螺旋
体3のために搬送室を成す。この理由から螺旋体14は
螺旋体システムの入口部で半径方向で最も外側の部分を
成しかつ有利には螺旋体システムの出口部においても半
径方向で最も内側の部分を成している。
【0037】このようにしてのみ螺旋体14は軌道運動
に際して内側の螺旋体3を完全に取り囲む。このことは
異なる巻き角によって明かである。
【0038】従って両螺旋体14a,14bの互いに隣
接する内側部分並びにこれら螺旋体の互いに隣接する外
側部分はS字形状を有する。この配置形式によって螺旋
体内に進入する際の空気柱の振動が阻止される。
【0039】当然回転子4,5を駆動及び案内するため
にすでに述べた同じ二重偏心機構が設けられている。従
って符号15でボスが示されていて、このボスにはころ
がり軸受け(図示せず)を介してディスク6,7が第1
の二重偏心軸10の偏心体16上に係合する。
【0040】更に符号17でボスが示されていて、この
ボスを介して第2の二重偏心軸13の偏心体18上にデ
ィスクが支承される。このばあいにも両ボス15,17
はディスク6,7の周縁部で、螺旋体によって覆われな
い範囲に配置される。両偏心体16,18は両偏心体
9,12に対して180度ずらされている。
【0041】このように選ばれた駆動構成では負荷は両
二重偏心体軸に均一に分配される。螺旋体外部での支承
形式によって得られる著しい利点は、一方では支承部設
計がスペース制限によって何等不都合な影響を及ばされ
ず、他方では冷却側(吸い込まれる周囲空気)での配置
に基づいて不変に潤滑される支承部を使用できるという
ことにある。これによって一般に高価な支承部のシール
を省くことができる。
【0042】オイル潤滑される滑り支承部が使用される
ばあいですら、作業媒体のオイルなしの搬送が妨げられ
ることはなく、このような滑り支承部のばあいオイルは
側方で流出しかつ後述する螺旋体の入口部25a,25
bの範囲に達する。
【0043】定置の搬送室及びこの搬送室内で軌道運動
する、円運動する押退け体が入口部に存在するオイル霧
を螺旋体内に吸い込む押退け体を有する公知の機械とは
異なって、本発明の構成では場合によって生ずるオイル
は円運動する押退け体によって吹き飛ばされる。
【0044】両二重偏心軸10,13は図示されてない
従来の形式で側方の両ケーシング半部19a,19b内
に支承されている。図示されてない固定部材を介して側
方の両ケーシング半部は周縁部でケーシング外套によっ
て互いに結合されている。
【0045】このケーシング外套は両側(内側及び外
側)で大気圧によってのみ負荷されているため著しい負
荷を受けることはないので、ケーシング外套はカバーと
してのみ設計することができる。
【0046】従って回転子1,4,5を駆動及び案内す
るのに間隔をおいて配置された2つの偏心機構9,1
0,16,もしくは12,13,18が役立つ。このた
めに両偏心軸10,13は側方のケーシング半部の一方
を貫通する。つまり両偏心軸は突出する端部でそれぞれ
1つの歯付きベルト車21,22を備えている。
【0047】両歯付きベルト車は同じ垂直平面内に配置
されている。更に両偏心軸の一方だけを図示されてない
駆動装置に結合する必要がある。
【0048】死点位置への軌道運動に際して回転子を申
し分なく案内するために両偏心機構は角度的に正確に同
期化されている。このばあいこのことは歯付きベルト2
3を介した本来の駆動装置との機能融合で行われる。更
に歯付きベルト駆動装置はベルト緊張装置としても構成
できる。
【0049】申し分なく理解するために搬送室の上述の
定義を基礎として、図1では符号24a,24bでそれ
ぞれ180度互いにずらされた2つの搬送室が示されて
いる。 搬送室は螺旋体14a,14bの外周部に形成
されたそれぞれ1つの入口部25a,25bから螺旋体
の内部に設けられた出口部26a,26bまでのびてい
る。
【0050】この搬送室内には押退け体3a,3bが係
合していて、この押退け体の曲率は、条片がそれぞれの
搬送室の内側及び外側の制限壁に多数の個所、例えばそ
れぞれ2個所でほぼ接触するように設計されている。
【0051】運転に際して二重偏心駆動装置は、回転子
のすべての点ひいては条片のすべての点が円形の移動運
動を実施するようにするのに役立つ。
【0052】中央の回転子の条片及び側方の回転子の条
片が繰り返し交互に接近することによって互いに係合し
合う条片の間に作業媒体を閉じ込める三日月状の作業室
が生じ、この作業室は回転子のディスクの駆動中条片に
よって形成された搬送室を介して流出部の方向に移動す
る。
【0053】このばあい作業室の容積が減少しかつこれ
に相応して作業媒体の圧力が高められる。
【0054】図1からは明確には明かでないが、図示の
螺旋体位置で左側の搬送室24aの流入部25aに向け
て開放される外側部分のAa(垂直なハッチング)は右
側の搬送室24bの流入部25bに向けて開放される内
側部分Abよりも大きな面積を有している。
【0055】更に左側の搬送室24aの流出部26aに
向けて開放される外側部分のCa(同様に垂直なハッチ
ング)は右側の搬送室24bの流出部26bに向けて開
放される内側部分Cbよりも大きな面積を有している。
【0056】これに対して左側の搬送室24aの密閉さ
れた三日月状の内側部分Ba(水平なハッチング)は明
らかに右側の搬送室24bの密閉された三日月状の外側
部分Bbよりも小さな面積を有している。
【0057】しかしながら面積Aa+Ba+Caの合計
は面積Ab+Bb+Cbの合計と同じである。従って螺
旋体位置とは無関係に左側およびお右側の搬送室内では
あらゆる時点で同じ容積が搬送されるので、これによっ
てすでに述べたように運転中振動が遮断されるようにな
る。
【0058】内側の両螺旋体端部には中央のディスク2
内でそれぞれ1つの切り欠き27が設けられていて、こ
れによって媒体は、片側にのみ配置された中央の流出部
28内で抜き取るために、一方のディスク側から他方の
ディスク側に達することができる、即ち、図示に実施例
では右側のチャンネルから左側のチャンネルに達するこ
とができる。
【0059】このために左側の回転子のディスク6は当
然同様に中央の切り欠き29を備える必要がある。しか
しながらこの切り欠き29によって、螺旋体流出部が螺
旋流入部に短絡されることを回避するために、隣接する
側方のケーシング部分19aに対してディスク6をシー
ルする必要がある。
【0060】このシール問題はこの種の機械では極めて
重要である。正規の作用形式のために条片14a,14
bに対する条片3a,3bの半径方向のシール、即ち、
周方向での搬送室24a,24bの密閉が重要であるば
かりでなく、搬送室の軸方向でのシールも重要である。
【0061】このために一方の回転子の条片の端面はそ
れぞれ対置する協働する回転子のディスクに接触する必
要がある。シールは、所要の個所でディスク側面に適当
な手段で取り付けられる例えばPTFEから成る固有の
滑り層30により行われる(図2及び図3)。
【0062】運転に際して螺旋体内部に向けて増大する
圧力は協働する回転子を押し離そうとするので、対抗措
置が講じられねばならない。
【0063】従ってまず定置の滑りシール31を介して
ケーシング半部19bに対する側方の回転子5のシール
が行われる。リングとして構成されたこのシールはケー
シング半部19bの適当な溝内に挿入されかつこれによ
って並進運動にさらされなくなる。
【0064】リング内の室32は出口部で作業媒体の圧
力によって負荷され、この作業媒体はディスク7内の孔
33を介してディスクの背面に達する。リングの外側で
はディスク7の背面に、入口部内で支配するような圧
力、例えば大気圧が作用する。
【0065】従ってシール31のリング直径ひいては作
用するディスク面の寸法決めによるだけで簡単な手段
で、一方では対応するディスクに対する条片の圧着力お
よび他方では定置の壁に対するディスクの圧着力を規定
することができる。
【0066】従って摩擦ひいては摩耗を最良に考慮でき
る。この構成では、条片の端面側の摩滅が自動的に補償
されるのは明かである。
【0067】当然同じことは、流出部28が設けられる
左側の機械部分にも当て嵌る。更に、機械始動時のよう
な無圧状態でも搬送室の軸方向のシール性を保証する措
置が講じられねばならない。それというのもこの状態で
は空気力式のシールは不可能であるからである。
【0068】この措置としては例えばばねで支持された
滑りリング34を設けることができ、この滑りリングは
付加的に、入口側に対して出口側をシールするように構
成されている。
【0069】このばあいばねは、側方の回転子4を中央
の回転子1に対してかつこの回転子1を側方の回転子5
に対してかつこの回転子5をケーシング半部19bに対
して作用結合状態で保持する所要の圧着力を生ぜしめ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送室平面内での容積形圧縮機の横断面図。
【図2】図1のA−A線に沿った容積形圧縮機の縦断面
図。
【図3】図1のB−B線に沿った容積形圧縮機の縦断面
図。
【符号の説明】
1,4,5 回転子、 2,6,7 ディスク、 3
a,3b,14a,14b押退け体、 10,13 偏
心軸、 19a,19b,20 ケーシング、24a,
24b 搬送室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮可能な媒体用の容積形圧縮機であっ
    て、定置のケーシング(19a,20,19b)内に互
    いに係合し合う螺旋状の多数の押退け体(3a,3b,
    14a,14b)が円運動するように配置されていて、
    押退け体が偏心的に駆動可能なそれぞれ1つのディスク
    (6,2,7)上に、運転中押退け体のそれぞれの点が
    協働する押退け体によって制限された円運動を実施する
    ように、保持されていて、螺旋状の両押退け体の曲率
    が、押退け体がそれぞれ他方の押退け体の対置する周壁
    に運転時に連続的に進むそれぞれ少なくとも1つのシー
    ル線でほぼ接触するように、設計されていて、押退け体
    の自由端面が対置するディスクに対してシールされてい
    る形式ののもにおいて、それぞれのディスク(6,2,
    7)が両側面の少なくとも一方の側面に180度互いに
    ずらされて対称的に配置された2つの押退け体(3a,
    3b,14a,14b)を支持していて、このばあい両
    ディスクの協働する螺旋状の押退け体が異なる巻き角を
    有していて、つまり搬送室(24a,24b)として作
    用する押退け体(14a,14b)がシステム内ひいて
    は大きな巻き角内に半径方向で最も外側の螺旋体部分並
    びに半径方向で最も内側の螺旋体部分を有するように、
    異なる巻き角を有していることを特徴とする、容積形圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 ディスク(6,2,7)を駆動および案
    内するために強制的に互いに結合される2つの偏心機構
    が設けられていて、この偏心機構の互いに間隔をおいて
    配置された軸(10,13)がケーシング(19a,1
    9b)内に支承されていることを特徴とする、請求項1
    記載の容積形圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記軸が二重偏心軸であって、この二重
    偏心軸上に駆動されるディスク(6,2,7)が押退け
    体(3a,3b,14a,14b)によって覆われない
    外側の縁部範囲で支承されていることを特徴とする、請
    求項2記載の容積形圧縮機。
JP3148327A 1990-06-20 1991-06-20 螺旋体原理による容積形圧縮機 Pending JPH05126077A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH204790 1990-06-20
CH2047/90-0 1990-06-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05126077A true JPH05126077A (ja) 1993-05-21

Family

ID=4224698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3148327A Pending JPH05126077A (ja) 1990-06-20 1991-06-20 螺旋体原理による容積形圧縮機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5154591A (ja)
EP (1) EP0462924B1 (ja)
JP (1) JPH05126077A (ja)
DE (1) DE59100205D1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE174074C (ja) *
US801182A (en) * 1905-06-26 1905-10-03 Leon Creux Rotary engine.
GB868187A (en) * 1958-09-12 1961-05-17 Alsacienne Constr Meca Improvements in or relating to rotary machines, such as rotary engines and pumps
CH555476A (de) * 1972-08-31 1974-10-31 Aginfor Ag Verdraengermaschine.
CH586348A5 (ja) * 1975-02-07 1977-03-31 Aginfor Ag
JPS5776202A (en) * 1980-10-30 1982-05-13 Ebara Corp Scroll type machine
DE3141525A1 (de) * 1981-10-20 1983-05-11 Volkswagenwerk Ag, 3180 Wolfsburg Verdraengermaschine fuer kompressible medien
JPH0646032B2 (ja) * 1985-02-25 1994-06-15 株式会社日立製作所 容積形オイルフリ−式ガス圧送ポンプ
JPH02115587A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Sanden Corp うず巻き体流体装置におけるクリアランス調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0462924B1 (de) 1993-07-21
DE59100205D1 (de) 1993-08-26
EP0462924A1 (de) 1991-12-27
US5154591A (en) 1992-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5024589A (en) Spiral displacement machine having a lubricant system
US4303379A (en) Scroll-type compressor with reduced housing radius
US4437820A (en) Scroll type fluid compressor unit with axial end surface sealing means
US4300875A (en) Positive displacement machine with elastic suspension
US4734020A (en) Scroll type compressor with spiral oil feeding grooves in thrust bearing
US5051075A (en) Gearing system having interdigited teeth with convex and concave surface portions
JPS60190691A (ja) 流体圧縮用スクロール機
KR870000927B1 (ko) 스크롤형 유체기계
KR880000832B1 (ko) 스크롤 유체기계
JPH06288358A (ja) 旋回運動型ロータリ圧縮機
US6695597B2 (en) Scroll fluid machine
JPS5968583A (ja) スクロ−ル型流体装置
JPH02195011A (ja) カウンタウエイトを備えた偏心軸
US5154592A (en) Scroll type fluid apparatus with rotation restraining mechanism
EP0446635A2 (en) Scroll-type fluid machinery
US4861244A (en) Spiral displacement machine with concave circular arcs sealingly engaging circular steps
US6352418B1 (en) Displacement type fluid machine
US5111712A (en) Rolling element radial compliancy mechanism
US4715797A (en) Rotary-piston displacement machine
JPH0135196B2 (ja)
JPS6332992B2 (ja)
JPH01206101A (ja) ら線原理による押しのけ機械
US4373880A (en) Through-vane type rotary compressor with cylinder chamber of improved shape
JPH05126077A (ja) 螺旋体原理による容積形圧縮機
JPH0419361B2 (ja)