JPH0512596Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0512596Y2
JPH0512596Y2 JP10073988U JP10073988U JPH0512596Y2 JP H0512596 Y2 JPH0512596 Y2 JP H0512596Y2 JP 10073988 U JP10073988 U JP 10073988U JP 10073988 U JP10073988 U JP 10073988U JP H0512596 Y2 JPH0512596 Y2 JP H0512596Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
water
oil
supply
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10073988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0221433U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10073988U priority Critical patent/JPH0512596Y2/ja
Publication of JPH0221433U publication Critical patent/JPH0221433U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0512596Y2 publication Critical patent/JPH0512596Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、雪花菜やアオコや醸造絞り粕等の高
粘度含水廃棄物の燃焼装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば、特公昭53−7072号公報において
開示されているように、高粘度含水廃棄物と燃料
油と必要に応じて水及び/又は界面活性剤とを攪
拌混合して作成した水中油滴型エマルジヨンを噴
霧燃焼させる装置が公知であつた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、この公知の燃焼装置は、一般のバーナ
装置等を装着して構成している関係上、常温にお
いて1000センチポアズ以上といつた高粘度のエマ
ルジヨンを噴霧燃焼するのが困難であつた。
この為、低粘度のエマルジヨンを作成し得るス
ラツジ等の高粘度含水廃棄物に限定され、低粘度
のエマルジヨンを作成するのが困難な雪花菜やア
オコや醸造絞り粕等の高粘度含水性廃棄物につい
ては噴霧燃焼させることができなかつた。
本考案は、このようなことに着目し、これを解
決すべく各方面から鋭意検討の結果得られたもの
である。
[考案が解決しようとする問題点] この目的を達成する本考案に係わる高粘度含水
廃棄物の燃焼装置は、パイロツトバーナと燃焼バ
ーナとエマルジヨン噴霧器とを有し、かつ風箱を
介して燃焼炉に装着されたバーナ装置と、前記風
箱へ燃焼用空気を供給し得るように装着された空
気供給装置と、前記パイロツトバーナへ燃料ガス
を供給し得るように装着された燃料ガス供給装置
と、高粘度含水廃棄物と燃料油と必要に応じて添
加される水及び/又は界面活性剤とを攪拌混合し
て水中油滴型エマルジヨンを作成するエマルジヨ
ン作成タンクと、前記水中油滴型エマルジヨンを
前記エマルジヨン作成タンクから抜き出して前記
エマルジヨン噴霧器へ供給し得るように装着され
たエマルジヨン供給装置と、前記エマルジヨン作
成タンク及び前記エマルジヨン噴霧器へ前記燃料
油を供給し得るように装着された燃料油供給装置
と、前記エマルジヨン噴霧器へエマルジヨン噴霧
用媒体を供給し得るように装着された噴霧媒体供
給装置とを備え、前記エマルジヨン噴霧器が、二
重管状に配された前記水中油滴型エマルジヨンが
供給される内管及び前記エマルジヨン噴霧用媒体
が供給される外管と、前記水中油滴型エマルジヨ
ンをリング状噴出口から末広がり状に噴出し得る
ように前記内管の先端に装着されたエマルジヨン
噴霧ノズルと、前記エマルジヨン噴霧用媒体をリ
ング状噴出口から逆末広がり状に噴出し得るよう
に前記外管の先端に装着された噴霧媒体噴出ノズ
ルとで構成されていることを特徴とするものであ
る。
[実施例] 以下、実施例について図面に基いて述べると、
第1図において、1は燃焼炉、2はバーナ装置、
3はエマルジヨン作成タンク、4はエマルジヨン
供給装置、5は燃料油供給装置、6は噴霧媒体供
給装置、7は空気供給装置、8は燃料ガス供給装
置を夫々示している。
バーナ装置2は、燃焼炉1に装着された風箱9
に、パイロツトバーナ10と燃焼バーナ11とエ
マルジヨン噴霧器12とを装着して構成され、か
つエマルジヨン噴霧器12は、縦断面図である第
2図において示されているように、二重管状に配
された内管13及び外管14と、内管13の先端
に装着されたエマルジヨン噴出ノズル15と、外
管14の先端に装着された噴霧媒体噴出ノズル1
6とで構成されている。
なお、エマルジヨン噴出ノズル15は、後述の
エマルジヨン供給装置4を介して内管13に水中
油滴型エマルジヨンが供給されると、ノズル片1
7,18を介して形成されるリング状噴出口19
から末広がり状に噴出し得るように装着され、そ
して、噴霧媒体噴出ノズル16は、後述の噴霧媒
体供給装置6を介して外管14に空気が供給され
ると、ノズル片18,20を介して形成されるリ
ング状噴出口21から逆末広がり状に噴出し得る
ように装着されている。
また、燃料油供給装置5は、油タンク22から
ポンプ23を介して燃焼バーナ11へ重油、灯油
等の燃料油を供給し得ると共に弁24を所定に制
御してエマルジヨン作成タンク3へも燃料油を供
給し得るように管路を装着して構成されている。
また、噴霧媒体供給装置6は、ブロワ25を介
して空気を外管14へ供給し得るように管路を装
着して構成されていると共に空気供給装置7は、
ブロワ26を介して空気を風箱9へ供給し得るよ
うに管路を装着して構成されている。
また、エマルジヨン供給装置4は、ポンプ27
を介してエマルジヨン作成タンク3から水中油滴
型エマルジヨンを抜き出して内管13へ供給し得
るように管路を装着して構成され、かつエマルジ
ヨン作成タンク3には攪拌装置28が装着されて
いる。更に、燃料ガス供給装置8は、ボンベ29
から液体天然ガスをパイロツトバーナ10へ供給
し得るように管路を装着して構成されている。
なお、第1図中、PGは圧力計、FGは流量計、
TGは温度計を夫々示している。
次に、本装置による燃焼態様について述べる
と、エマルジヨン作成タンク3において事前に水
中油滴型エマルジヨンが作成される。
すなわち、雪花菜やアオコや醸造絞り粕等の高
粘度含水廃棄物と燃料油と必要に応じて添加され
る水及び/又は界面活性剤が攪拌混合され、常温
において1000センチポアズ以上の水中油滴型エマ
ルジヨンが作成される。
この際、前工程において脱水されて含水率が80
%〜85%にされた雪花菜やアオコや醸造絞り粕等
の高粘度含水廃棄物(脱水ケーキ)が、コンベア
等の適当な搬送手段を介してエマルジヨン作成タ
ンク3へ供給されると共に水及び/又は界面活性
剤が所定の管路を介して必要に応じて供給され
る。なお、燃料油は、ポンプ23の運転により供
給される。
次に燃焼を開始するに当つて、先ずパイロツト
バーナ10へ液体天然ガスが供給されて着火さ
れ、続いてポンプ23,27が運転されると共に
ブロワ25,26が運転される。
すると、燃焼バーナ11から燃料油が噴霧され
ると共にエマルジヨン噴霧器12から空気及びエ
マルジヨンが噴霧され、従つて、パイロツトバー
ナ10で着火されて燃焼する。この場合におい
て、エマルジヨン噴霧器12の内管13へ供給さ
れた水中油滴型エマルジヨンは、エマルジヨン噴
出ノズル15のリング状噴出口19によつて薄膜
状にされて末広がり状に噴出される。一方、エマ
ルジヨン噴霧器12の外管14へ供給された空気
は、噴霧媒体噴出ノズル16のリンク状噴出口2
1から逆末広がり状に噴出される。
この為、リング状噴出口21から噴出される空
気が、リング状噴出口19から噴出されるエマル
ジヨンに衝突して薄膜状のエマルジヨンを剪断
し、細い粒子にする。すなわち、エマルジヨン噴
出ノズル15及び噴霧媒体噴出ノズル16が共に
リング状噴出口を有しているから、高粘度のエマ
ルジヨン及び空気を、単位時間当り、より多量に
噴出させることができると共にエマルジヨン噴出
ノズル15の閉塞を防止することができ、しか
も、エマルジヨン噴出ノズル15のリング状噴出
口19が、高粘度エマルジヨンを末広がり状に噴
出し得るように設けられている一方において、噴
霧媒体噴出ノズル16のリング状噴出口21が、
空気を逆末広がり状に噴出し得るように設けられ
ているから、薄膜状に噴出される高粘度エマルジ
ヨンに対して高速空気を衝突させ、これにより、
かかる薄膜状エマルジヨンを効果的に破壊して微
細化することができ、従つて、常温において1000
センチポアズ以上といつた高粘度のエマルジヨン
を、ノズルの閉塞といつた問題を発生させずに、
単位時間当り、より多量に完全燃焼させることが
できる。
以上、一実施について述べたが、本考案におい
ては、噴霧媒体供給装置6を、空気に代えて蒸気
を供給し得るように装着してもよい。
[考案の効果] 上述したように、本考案によると、低粘度のエ
マルジヨンを作成するのが困難な雪花菜やアオコ
や醸造絞り粕等の高粘度含水性廃棄物をノズルの
閉塞といつた問題を発生させずに、単位時間当
り、より多量に完全燃焼させることができる燃料
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高粘度含水性廃棄物の燃焼装置の概略
構成を示す図、第2図はエマルジヨン噴霧器の縦
断面図である。 1……燃焼炉、2……バーナ装置、3……エマ
ルジヨン作成タンク、4……エマルジヨン供給装
置、5……燃料油供給装置、6……噴霧媒体供給
装置、7……空気供給装置、8……燃料ガス供給
装置、9……風箱、10……パイロツトバーナ、
11……燃焼バーナ、12……エマルジヨン噴霧
器、13……内管、14……外管、15……エマ
ルジヨン噴出ノズル、16……噴霧媒体噴出ノズ
ル、19,21……リング状噴出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイロツトバーナと燃焼バーナとエマルジヨン
    噴霧器とを有し、かつ風箱を介して燃焼炉に装着
    されたバーナ装置と、前記風箱へ燃焼用空気を供
    給し得るように装着された空気供給装置と、前記
    パイロツトバーナへ燃料ガスを供給し得るように
    装着された燃料ガス供給装置と、高粘度含水廃棄
    物と燃料油と必要に応じて添加される水及び/又
    は界面活性剤とを攪拌混合して水中油滴型エマル
    ジヨンを作成するエマルジヨン作成タンクと、前
    記水中油滴型エマルジヨンを前記エマルジヨン作
    成タンクから抜き出して前記エマルジヨン噴霧器
    へ供給し得るように装着されたエマルジヨン供給
    装置と、前記エマルジヨン作成タンク及び前記エ
    マルジヨン噴霧器へ前記燃料油を供給し得るよう
    に装着された燃料油供給装置と、前記エマルジヨ
    ン噴霧器へエマルジヨン噴霧用媒体を供給し得る
    ように装着された噴霧媒体供給装置とを備え、前
    記エマルジヨン噴霧器が、二重管状に配された前
    記水中油滴型エマルジヨンが供給される内管及び
    前記エマルジヨン噴霧用媒体が供給される外管
    と、前記水中油滴型エマルジヨンをリング状噴出
    口から末広がり状に噴出し得るように前記内管の
    先端に装着されたエマルジヨン噴出ノズルと、前
    記エマルジヨン噴霧用媒体をリング状噴出口から
    逆末広がり状に噴出し得るように前記外管の先端
    に装着された噴霧媒体噴出ノズルとで構成されて
    いることを特徴とする高粘度含水廃棄物の燃焼装
    置。
JP10073988U 1988-07-28 1988-07-28 Expired - Lifetime JPH0512596Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10073988U JPH0512596Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10073988U JPH0512596Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0221433U JPH0221433U (ja) 1990-02-13
JPH0512596Y2 true JPH0512596Y2 (ja) 1993-03-31

Family

ID=31329088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10073988U Expired - Lifetime JPH0512596Y2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0512596Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037186A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Birumen Kagoshima:Kk 高含水率廃棄物の焼却装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037186A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Birumen Kagoshima:Kk 高含水率廃棄物の焼却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0221433U (ja) 1990-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0534563B2 (ja)
DE60106815D1 (de) Ölzerstäuber
CN101765743A (zh) 水乳液制造装置
JP5368063B2 (ja) 油性物質燃焼装置及び油性物質の燃焼方法
JPH0512596Y2 (ja)
JPS5827987B2 (ja) フンムカホウホウ オヨビ ソノソウチ
JPH0634119A (ja) 霧化式石油バーナ
US4403944A (en) Auxiliary device for oil burner for mixing water and oil for combustion
CN2409334Y (zh) 稠油热采蒸汽、燃气混合注气装置
JPH061983A (ja) 気水混合燃料油
CN2305559Y (zh) 油气联合燃烧器
JPH0587721B2 (ja)
JP3161981B2 (ja) 廃油混合型液体燃料燃焼用ノズル及び燃焼方法
CN102828875A (zh) 柴油机用油水瞬时乳化喷油器
TWI685378B (zh) 乳化重油設備
JP3161982B2 (ja) 廃油混合型液体燃料燃焼用ノズル及び燃焼方法
GB2141815A (en) Method and apparatus for burning fuel
JP3065951B2 (ja) 水混合型液体燃料燃焼用ノズル及び燃焼方法
JP3308130B2 (ja) 低NOx燃焼装置及び同燃焼方法
JPH01179814A (ja) 気水混合燃料油の製造方法とその製造装置
JP2001021137A (ja) 加水燃料の製造方法及び製造装置
JPS5924335Y2 (ja) エマルジヨン燃料生成用ミキサ−
CN85107382A (zh) 油包水乳状液制备和燃烧装置
CN2460870Y (zh) 能获得任意角度的扁平火焰液体燃烧器
JPH07293849A (ja) 廃油等燃料燃焼用霧化式バーナ