JPH051257U - 金属蒸気レーザ - Google Patents
金属蒸気レーザInfo
- Publication number
- JPH051257U JPH051257U JP4668991U JP4668991U JPH051257U JP H051257 U JPH051257 U JP H051257U JP 4668991 U JP4668991 U JP 4668991U JP 4668991 U JP4668991 U JP 4668991U JP H051257 U JPH051257 U JP H051257U
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- JP
- Japan
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- heat insulating
- insulating material
- thin tube
- metal vapor
- electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】断熱材中に含まれている不純ガスのエージング
による脱ガス処理期間の短縮を行なう。 【構成】電極5に断熱材中の脱ガス排出用の穴が設けて
ある。又、大気圧から真空引きを行なう場合、断熱材の
粉のより面板3が汚れるので、穴にフードを被せてガス
の排出方向を光軸に対し直角の方向にしている。
による脱ガス処理期間の短縮を行なう。 【構成】電極5に断熱材中の脱ガス排出用の穴が設けて
ある。又、大気圧から真空引きを行なう場合、断熱材の
粉のより面板3が汚れるので、穴にフードを被せてガス
の排出方向を光軸に対し直角の方向にしている。
Description
【0001】
本考案は、金属蒸気レーザに関する。
【0002】
従来の金属蒸気レーザは、図5に示すように共振器を構成する出力ミラー1及
び反射ミラー2と、前記ミラーの光軸上に、細管4と、前記細管両端に配置した
電極5と、前記電極を固定する電極固定板8と、前記細管まわりに配置した断熱
材10と、断熱材の周囲を覆う絶縁管で成る外囲器6と、前記絶縁管両端を封止
する面板3と、面板固定フランジ7と、前記面板固定フランジと前記電極固定フ
ランジの間の0−リング11と、さらに前記電極固定フランジをはさみ込む0−
リング12及び封止フランジ9と、前記面板固定フランジと電極固定板と封止フ
ランジを連結して固定するボルト13と、利得媒質である金属14を有している
。
【0003】
従来の金属蒸気レーザでは、外囲器内を真空引きするとき、断熱材に閉じ込め
られている気体は、なかなか真空引きが行なえず、特に断熱材中に含まれている
有機バインダーを高温エージングにて除去を試みるも、現状では、最低4日間は
かかるという問題点があった。
【0004】
本考案の金属蒸気レーザは、放電を通す細管と、前記細管内に配置され、放電
によって気化し、さらに利得媒質となる金属と、前記細管を保温断熱する断熱材
と、前記断熱材を固定し、かつ一部気体を流すためのすき間、もしくは穴があい
ている電極と、前記細管、電極、断熱材、金属を封じる外囲器と、レーザ発振を
起こす出力ミラー及び反射ミラーを備えている。
【0005】
次に本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施例の金属
蒸気レーザの断面図である。
【0006】
放電を通す細管4と、前記細管両端に電極5及び、放電によって気化し、利得
媒質となる金属14を配置する。この保温効果を上げるため、前記細管まわりに
断熱材10を配置し、これを外囲器6で固定する。前記外囲器の密閉は、外囲器
両端へ封止フランジ9,0−リング12,電極固定フランジ7,0−リング11
、面板固定フランジ7の順に挿入し、ボルト13にて固定し、さらに前記面板固
定フランジ7に面板3を取り付けることで行なう。レーザはアライメント上に出
力ミラー1及び反射ミラー2を配置することで発振する。
【0007】
金属蒸気レーザでは、使用前に断熱材に含まれている不純ガスを主に、脱ガス
処理を、放電によって行う。ところが断熱材は外囲器と電極により密閉に近い状
態となっているが、本考案の実施例では、図2に示すように、電極固定板8に切
り込みを形成して電極と断熱材の一部にすき間を設けたことから、放電による脱
ガス処理期間が短かくなる効果がある。
【0008】
図3は本考案の第2の実施例の金属蒸気レーザの断面図である。放電を通す細
管4と、前記細管両端に電極5及び、放電によって気化し利得媒質となる金属1
4を配置する。細管の保温効果を上げるため、前記細管まわりに断熱材10を配
置し、外囲器6で固定する。前記外囲器の密閉は、外囲器両端へ封止フランジ9
,0−リングに、電極固定フランジ7,0−リング11,面板固定フランジ7の
順に挿入し、ボルト13にて固定し、さらに前記面板固定フランジ7に面板3を
取り付けることで行なう。レーザはアライメント上に出力ミラー1及び反射ミラ
ー2を配置することで発振する。
【0009】
本第2実施例で用いられている電極5は、図4に示すように、断熱材中に含ま
れている不純ガスを除去する為の穴5aが設けられており、不純ガスの流れる方
向は、光軸と直角の方向になるよう穴5aにフード5bを被せてある。これは、
断熱材の粉末が、光軸上にある面板を汚さない為の配慮である。以上により、エ
ージングによる脱ガス期間が短縮される効果がある。
【0010】
以上説明したように、本考案は、電極に穴もしくは、断熱材とのすき間を設け
ることにより準密閉状態にあった断熱材の不純ガスを排気しやすくしたので、エ
ージングによる脱ガス処理期間は短縮されるという効果を有する。
【図1】本考案の一実施例の断面図。
【図2】本考案の一実施例の電極固定板の斜視図。
【図3】本考案の第2実施例の断面図。
【図4】電極の部分詳細外観図。
【図5】従来の金属蒸気レーザの断面図。
1 出力ミラー
2 反射ミラー
3 面板
4 細管
5 電極
6 外囲器
7 面板固定フランジ
8 電極固定板
9 封止フランジ
10 断熱材
11 0−リング
12 0−リング
13 ボルト
14 金属
Claims (2)
- 【請求項1】 放電を通す細管と、前記細管まわりに配
置した断熱材と、前記断熱材を固定し、放電を起こす2
つの電極と、前記細管、断熱材、電極を密閉する外囲器
と、レーザ発振させるための、出力ミラー及び反射ミラ
ーとを有する金属蒸気レーザに於て、断熱材と電極の間
に、気体を流せるすき間を有することを特徴とする金属
蒸気レーザ。 - 【請求項2】 放電を通す細管と、前記細管まわりに配
置した断熱材と、前記断熱材を固定し、放電を起こす2
つの電極と、前記細管、断熱材、電極を密閉する外囲器
と、レーザ発振させるための、出力ミラー及び反射ミラ
ーとを有する金属蒸気レーザに於て、前記電極に気体を
流す為の穴をあけ、かつ、気体の流れは、ミラー方向に
対し、ほぼ、90℃となるよう穴にフードを被せたこと
を特徴とする金属蒸気レーザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991046689U JP2557707Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 金属蒸気レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991046689U JP2557707Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 金属蒸気レーザ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051257U true JPH051257U (ja) | 1993-01-08 |
JP2557707Y2 JP2557707Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=12754349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991046689U Expired - Lifetime JP2557707Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 金属蒸気レーザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557707Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62113488A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-25 | Toshiba Corp | 金属蒸気レ−ザ装置 |
JPH01143371A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-05 | Toshiba Corp | 金属蒸気レーザ装置 |
JPH0236063U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-08 | ||
JPH02310978A (ja) * | 1989-05-25 | 1990-12-26 | Hitachi Ltd | 金属蒸気レーザ装置 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP1991046689U patent/JP2557707Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62113488A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-25 | Toshiba Corp | 金属蒸気レ−ザ装置 |
JPH01143371A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-05 | Toshiba Corp | 金属蒸気レーザ装置 |
JPH0236063U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-08 | ||
JPH02310978A (ja) * | 1989-05-25 | 1990-12-26 | Hitachi Ltd | 金属蒸気レーザ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557707Y2 (ja) | 1997-12-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970729 |