JPH05125411A - 竪型炉羽口粉体吹込方法及び装置 - Google Patents

竪型炉羽口粉体吹込方法及び装置

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JPH05125411A
JPH05125411A JP28861591A JP28861591A JPH05125411A JP H05125411 A JPH05125411 A JP H05125411A JP 28861591 A JP28861591 A JP 28861591A JP 28861591 A JP28861591 A JP 28861591A JP H05125411 A JPH05125411 A JP H05125411A
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JP
Japan
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tuyere
powder
lances
blowing
powdery material
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Withdrawn
Application number
JP28861591A
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English (en)
Inventor
Tsuneya Hasegawa
恒也 長谷川
Tsuneo Aihara
恒雄 相原
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
Kiyosuke Niko
精祐 児子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高炉あるいは多段羽口を有する溶融還元炉等の
竪型炉の羽口から粉体を吹込むとき、粉体吹込ランスを
適切に配置し、粉体吹込量の制御範囲を拡大し耐火物の
焼損、付着物の生成を防止する。 【構成】2本の粉体吹込ランス13a,13bの先端開
口を羽口11の先端から50mm以内の範囲に、軸対称
に配設する。吹込量に応じて2本又は1本のランスから
酸化鉄粉又は微粉炭を吹込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉あるいは多段羽口
を有する溶融還元炉の羽口粉体吹込方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高炉操業においては、安価な原燃
料の利用による銑鉄コストの低減や溶銑成分の制御を目
的として高炉羽口からの粉体吹込み操業が実施されてい
る。また、堅型のコークス充填層炉を用いたいわゆる溶
融還元炉操業においても、原料として粉状の鉄鉱石もし
くはその他の金属酸化物粉を羽口から吹込むのが一般的
である。従来、羽口への粉体吹込みは図2に示すように
羽口11に連接されたブローパイプ9から羽口1ケにつ
いて1本の吹込みランス13を挿入して行うのが一般的
である。
【0003】また、粉体の多量吹込みを実現するため
に、羽口を上下2段に配設し、上段羽口と下段羽口の両
方から粉体を吹込む方法が提案されている。(特開平3
−39407号公報)。溶融還元炉においても2段に配
設した上下の羽口から粉体を吹込む方法が提案されてい
る(「鉄と鋼」 73(1987)3123)。いずれ
も、羽口1ケあたりの粉体吹込みランスは1本である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粉体吹込みランスが羽
口1ケあたり1本では吹込可能量に限界があった。例え
ば、内径が25mm以下のランスでは輸送配管の摩耗、
閉塞があり粉体の多量吹込みができないという問題があ
った。これを解決するために羽口を上下2段に配設し、
上下各々の羽口に吹込ランスを設け、粉体を吹込む方法
が上述のように提案されているが、装置が、大掛かりと
なりイニシャルコストの上昇となる。
【0005】一方、粉体吹込み可能量を増加するため
に、ランス径を大きくする場合には、最大吹込可能量は
増加するが、最少吹込量(吹込量の下限)も増加するた
め、低吹込量操業ができなくなり、吹込量の制御範囲が
限定されてしまうという問題があった。さらに、吹込ラ
ンス1本あたりの粉体吹込量が増加するにつれて、ノズ
ルからの粉体吹出し幅が広がり、ノズル先端周辺あるい
は羽口先に未溶解の粉体が付着成長し、甚しい場合には
吹込中断に至ることもあり、吹込量が制限されることに
なる。
【0006】また、粉体吹込ランスを設置する場合に
は、羽口と連接されたブローパイプを貫通させて挿入す
るのが一般的であるが、周辺機器との関係から、ブロー
パイプ軸線すなわち熱風の流線に対してランス軸線は一
定以上の傾斜が必要となる。このため、吹込まれた粉体
の主流は図3に示すように、熱風の流線の中心から若干
ずれた位置を流れることになり、レースウェイ中心に吹
込むことが困難であった。このことから、吹込まれた粉
体の溶解が阻害されたり、溶融物の滴下が、羽口直下で
はなく、脇にずれてしまうなどの問題があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決する羽口粉体
吹込方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、粉体吹込ノズルを羽口1ケにつき2本
配設し、吹込量に応じてこの2本の粉体吹込ノズルから
同時に又は一方のランスからのみ、酸化鉄粉、あるいは
酸化鉄粉と造滓剤としてのフラックスとの混合粉、又は
微粉炭を吹込むことにより、吹込量の制御範囲を拡大す
るものである。ここで酸化鉄粉とは酸化鉄分を含む粉粒
体を云い、例えば鉄鉱石粉や高炉あるいは転炉などで発
生し回収されたダストあるいは酸洗、圧延工程で発生し
回収されたスケール粉などいずれでもよい。
【0009】また、2本の粉体吹込みランスをほぼ対向
した位置の羽口先端面から50mm以内の羽口内径面に
一致した位置に配設することにより、2本のランスから
吹込まれた粉体が合流して粉体のレースウェイ中心への
吹込ができるものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、羽口1ケにつき粉体吹込ラン
スを2本配設したので、羽口1ケあたりの粉体吹込可能
量を倍増することができるだけでなく、操業状況に応じ
て、2本のノズルの内1本だけの吹込みとすることによ
って、低吹込量操業も容易に実現することができ、粉体
吹込量の制御範囲が大幅に向上する。また、2本の粉体
吹込ランスをほぼ軸対称に配置することにより、レース
ウェイ中心への粉体吹込みが可能となり、粉体の溶解が
良好になる。
【0011】ランス先端の位置を羽口先端から50mm
以上離すと、粉体の羽口先端部への侵食が認められ、付
着物の生成も多くなる傾向があるので、羽口先端から5
0mm以内とする。さらに羽口先端位置にランス先端を
一致させる(羽口先端から0mm)ことにより付着物の
生成を防止できるだけでなく、粉体のレースウェイへの
吹込みもより良好となる。
【0012】
【実施例】図4は本発明による2段羽口を有する溶融還
元炉での羽口粉体吹込方法のブロック図である。酸化鉄
粉は、酸化鉄粉槽1に貯蔵された後、計量ホッパ3に投
入され、フラックスはフラックス槽2に貯蔵された後同
様に計量ホッパ3に投入される。計量ホッパ3で酸化鉄
粉とフラックスの各々を秤量した後、混合用ガス4で2
種の原料を混合した後吹込みタンク5に導入される。
【0013】吹込みタンク5では、図示しない配管によ
りタンク内を加圧、流動化され、キャリアガス6,7に
より、吹込みタンク5内の粉体を輸送するように構成さ
れている。キャリアガス6,7により輸送された酸化鉄
粉とフラックスとの混合粉は上段ブローパイプ9内を通
過する熱風とともに上段羽口11より、溶融還元炉14
内に吹込まれる。ここで熱風は加熱した空気又は、加熱
した酸素富化空気である。本実施例では、内径25mm
の粉体吹込ランス13a,13bを羽口1ケにつき2本
配設して吹込みを行った結果、1.0T/H〜4.4T
/Hの範囲で吹込量の制御ができた。実験によれば、吹
込ランスが1本/羽口の場合ランス内径が25mmのと
きの粉体吹込量の制御可能範囲は1.0T/H〜2.2
T/H、ランス内径が32mmのときは1.6T/H〜
3.5T/Hであった。このことから、多量吹込みを実
現するには内径32mmのノズル1本でも3.5T/H
まで吹込めるが、1.6T/H未満の低吹込量の吹込み
ができないことがわかる。一方、内径25mmのランス
を2本にすると、1.0T/H(1本吹込み最小)〜
4.4T/H(2本吹込み最大)の粉体吹込量制御が可
能となる。また、内径32mmのノズルを2本にするこ
とも可能であるが、低吹込量制御ができないことは解決
できず、内径25mm(又は20mm)のランスを2本
にするのが好適である。
【0014】図1は、粉体吹込ランス13a,13bを
羽口11内を貫通させて(羽口貫通型、特開昭61−0
78号公報)配設し、さらにランス13a,13bの先
端を羽口11の先端からL=30mmの位置の羽口内径
面に一致するようにした例である。この場合には、羽口
内面の粉体による侵食もなく、また吹込まれた粉体16
は、熱風流の中心に沿って流れ、レースウェイ15のほ
ぼ中心に良好に吹込まれ溶解もスムーズに進行した。
【0015】図5、図6に粉体吹込ランス13a,13
bの他の配設例を示した。図5はランス13a,13b
の先端を羽口11の先端と一致させたもので、付着物の
付着もなく、レースウェイ内への粉体の分散もよい。図
6の如く、ブローパイプ9内に粉体吹込ランス13a,
13bを配設した場合には、吹込まれた粉体が羽口11
の内面を侵食することになり、好ましくない。また、2
本のランスをほぼ対向に配置することから、ランス同士
の接触を防止する必要があり、配置が困難である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、羽口1ケあたりに粉体吹込ラ
ンスを2本配設するようにしたから、粉体吹込量の制御
範囲が大幅に拡大した。また2本の粉体吹込ランスをほ
ぼ対向に配置することにより、レースウェイ中心への粉
体吹込みができるようになり、良好な溶解が得られると
いう効果もある。さらにランス先端を羽口先端から50
mm以内の炉外側に羽口内径面に一致させて配置したの
でより安定した吹込みが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による粉体吹込ランスと吹込状
況を示す羽口の断面図である。
【図2】従来の羽口粉体吹込方法を示す図である。
【図3】従来の粉体吹込ランスと吹込状況を示す図であ
る。
【図4】本発明の羽口粉体吹込系統の全体フローを示す
ブロック図である。
【図5】吹込ランス位置を変化させた実施例の羽口断面
図である。
【図6】吹込ランス位置を変化させた比較例の羽口断面
図である。
【符号の説明】
1 酸化鉄粉槽 2 フラック
ス槽 3 計量ホッパ 4 混合用ガ
ス 5 吹込みタンク 6,7 キャ
リアガス 8 酸素 9 上段ブロ
ーパイプ 10 下段ブローパイプ 11 上段羽
口 12 下段羽口 13a,13b
粉体吹込ランス 14 高炉又は溶融還元炉 15 レース
ウェイ 16 吹込粉体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 洋一 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社千 葉製鉄所内 (72)発明者 児子 精祐 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社千 葉製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉あるいは多段羽口を有する溶融還元
    炉等の竪型炉の羽口から粉体吹込みを行う操業におい
    て、粉体吹込ランスを各羽口に2本配設し、吹込量に応
    じて該2本の粉体吹込ランスから同時に又は1方のラン
    スから、酸化鉄粉、酸化鉄粉とフラックスの混合粉、又
    は微粉炭を吹込むことを特徴とする羽口粉体吹込方法。
  2. 【請求項2】 2本の粉体吹込ランスの先端開口を羽口
    先端から炉外側に0〜50mm以内の範囲に位置させて
    羽口内を通過させ、軸対称に配設したことを特徴とする
    羽口粉体吹込装置。
JP28861591A 1991-11-05 1991-11-05 竪型炉羽口粉体吹込方法及び装置 Withdrawn JPH05125411A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100510829B1 (ko) * 2000-10-26 2005-08-30 주식회사 포스코 용융로의 분체 및 액체 취입 풍구
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JP2013531732A (ja) * 2010-05-26 2013-08-08 ポール ヴルス エス.エイ. 高炉のための羽口装置

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