JPH05124843A - セメント用添加剤 - Google Patents
セメント用添加剤Info
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- JPH05124843A JPH05124843A JP4033258A JP3325892A JPH05124843A JP H05124843 A JPH05124843 A JP H05124843A JP 4033258 A JP4033258 A JP 4033258A JP 3325892 A JP3325892 A JP 3325892A JP H05124843 A JPH05124843 A JP H05124843A
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- Japan
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- polymer
- monomer
- cement
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B40/00—Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
- C04B40/0028—Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
- C04B40/0039—Premixtures of ingredients
- C04B40/0042—Powdery mixtures
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/24—Macromolecular compounds
- C04B24/26—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 30℃より高いTgを有する1種以上のポリ
マー、安定剤、及び必要に応じて泡抑制を含んだセメン
ト用添加剤を提供する。 【構成】 1種以上のモノ不飽和芳香族モノマーたとえ
ばスチレン;1種以上の脂肪族共役ジエンモノマーたと
えばブタジエン;1種以上の(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマーたとえばメチルメタアクリレート;並びに1
種以上のエチレン性不飽和カルボン酸モノマーであるカ
ルボン酸無水物モノマーたとえばマレイン酸無水物、カ
ルボン酸エステルモノマー、カルボン酸アミドモノマ
ー,カルボン酸イミドモノマー,たとえばマレイン酸イ
ミド;の混合物から得られる重合物を含む添加剤と安定
剤として界面活性剤たとえばアルキル置換フエノキシポ
リ(エチレンオキシ)エタノールより構成される。
マー、安定剤、及び必要に応じて泡抑制を含んだセメン
ト用添加剤を提供する。 【構成】 1種以上のモノ不飽和芳香族モノマーたとえ
ばスチレン;1種以上の脂肪族共役ジエンモノマーたと
えばブタジエン;1種以上の(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマーたとえばメチルメタアクリレート;並びに1
種以上のエチレン性不飽和カルボン酸モノマーであるカ
ルボン酸無水物モノマーたとえばマレイン酸無水物、カ
ルボン酸エステルモノマー、カルボン酸アミドモノマ
ー,カルボン酸イミドモノマー,たとえばマレイン酸イ
ミド;の混合物から得られる重合物を含む添加剤と安定
剤として界面活性剤たとえばアルキル置換フエノキシポ
リ(エチレンオキシ)エタノールより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ガラス転移温度(T
g )の高いポリマーを含んだセメント用添加剤,及びポ
リマー変性の水硬性ポルトランドセメントモルタルもし
くは水硬性ポルトランドセメントコンクリートに使用す
るための,前記セメント用添加剤を使用して得られる再
分散可能な粉末物に関する。
g )の高いポリマーを含んだセメント用添加剤,及びポ
リマー変性の水硬性ポルトランドセメントモルタルもし
くは水硬性ポルトランドセメントコンクリートに使用す
るための,前記セメント用添加剤を使用して得られる再
分散可能な粉末物に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の床仕上塗材料のフレキシビリティ
と接着性を向上させるのに天然ゴムラテックスが使用さ
れるようになった1920年代から,セメント質混合物
中にはラテックスが使用されている。このとき以来,ポ
ルトランドセメント中に使用するための多くの合成ポリ
マー(例えば,スチレン−ブタジエンコポリマー,ポリ
ビニルアセテート,及び種々のアクリル系ポリマー)が
開発されてきた。
と接着性を向上させるのに天然ゴムラテックスが使用さ
れるようになった1920年代から,セメント質混合物
中にはラテックスが使用されている。このとき以来,ポ
ルトランドセメント中に使用するための多くの合成ポリ
マー(例えば,スチレン−ブタジエンコポリマー,ポリ
ビニルアセテート,及び種々のアクリル系ポリマー)が
開発されてきた。
【0003】それぞれのポリマーが硬化ポルトランドセ
メント混合物に寄与する特性は,各ポリマー種の特性に
より異なるが,いずれの場合も,ポルトランドセメント
の存在下におけるラテックスの凝固を防ぐために,安定
剤(通常は界面活性剤)を加えなければならない。セメ
ント用添加剤として使用されている従来技術のラテック
スは30℃以下のガラス転移温度を有し,従って硬化し
たポルトランドセメント混合物のマトリックス内に皮膜
を形成する。硬化状態においては,セメント用添加剤の
ラテックスから形成された皮膜が,引張強さと結合強さ
を増大させ,ポルトランドセメント組成物の透過性を小
さくする。
メント混合物に寄与する特性は,各ポリマー種の特性に
より異なるが,いずれの場合も,ポルトランドセメント
の存在下におけるラテックスの凝固を防ぐために,安定
剤(通常は界面活性剤)を加えなければならない。セメ
ント用添加剤として使用されている従来技術のラテック
スは30℃以下のガラス転移温度を有し,従って硬化し
たポルトランドセメント混合物のマトリックス内に皮膜
を形成する。硬化状態においては,セメント用添加剤の
ラテックスから形成された皮膜が,引張強さと結合強さ
を増大させ,ポルトランドセメント組成物の透過性を小
さくする。
【0004】ポルトランドセメントモルタルもしくはポ
ルトランドセメントコンクリートの湿潤状態や初期硬化
段階においては,セメント用添加剤のラテックスから形
成された皮膜が水蒸気の通過を妨げ,ポルトランドセメ
ント粒子が適切に硬化するための高い湿潤状態を保持す
る,と報告されている。従って,ラテックス変性したセ
メント組成物に対する通常の硬化スケジュールは,湿潤
硬化として一日をとり,残りの時間は空気に暴露させ
る。この点は,一般に少なくとも七日の湿潤硬化を必要
とした従来の無変性ポルトランドセメント組成物とは大
きく異なる。
ルトランドセメントコンクリートの湿潤状態や初期硬化
段階においては,セメント用添加剤のラテックスから形
成された皮膜が水蒸気の通過を妨げ,ポルトランドセメ
ント粒子が適切に硬化するための高い湿潤状態を保持す
る,と報告されている。従って,ラテックス変性したセ
メント組成物に対する通常の硬化スケジュールは,湿潤
硬化として一日をとり,残りの時間は空気に暴露させ
る。この点は,一般に少なくとも七日の湿潤硬化を必要
とした従来の無変性ポルトランドセメント組成物とは大
きく異なる。
【0005】室温で皮膜形成性を有するラテックスや他
のポリマーの欠点の1つは,これらを使用して作製した
モルタルやコンクリートが,たとえ短い時間であっても
空気中で乾燥させなければ,装置から取り除いて清浄化
するのが極めて困難である,という点である。さらに,
これらのラテックスを使用して作製した湿潤モルタルや
湿潤コンクリートの表面が空気に暴露されると,表面に
外皮が形成され始め,このためこて塗りや仕上作業が困
難となる。こうした問題点により,仕上作業のために利
用できる時間が少なくなるだけでなく,大量のラテック
ス変性コンクリートを現場で作製する場合には特殊な混
合機(例えば可動型ミキサー)を使用しなければならな
くなる。
のポリマーの欠点の1つは,これらを使用して作製した
モルタルやコンクリートが,たとえ短い時間であっても
空気中で乾燥させなければ,装置から取り除いて清浄化
するのが極めて困難である,という点である。さらに,
これらのラテックスを使用して作製した湿潤モルタルや
湿潤コンクリートの表面が空気に暴露されると,表面に
外皮が形成され始め,このためこて塗りや仕上作業が困
難となる。こうした問題点により,仕上作業のために利
用できる時間が少なくなるだけでなく,大量のラテック
ス変性コンクリートを現場で作製する場合には特殊な混
合機(例えば可動型ミキサー)を使用しなければならな
くなる。
【0006】ポルトランドセメントを変性するのに使用
されるラテックスの殆どは,再分散可能な乾燥粉末形態
物に造るのに適していない。ラテックスによる皮膜の形
成は,ラテックスがポルトランドセメント中のセメント
用添加物として使用されたときに上記の利点を付与する
ための要件であると従来考えられているので,こうした
用途に対しては,通常は30℃以下のTg を有するラテ
ックスが使用されている。しかしながら,これらのラテ
ックスは,乾燥粉末状態において分極化して凝集を起こ
しやすく,従って薬剤を加えて水中での再分散を促進さ
せなければならない。このような再分散剤は,モルタル
やコンクリートの最終特性を低下させることがある。
されるラテックスの殆どは,再分散可能な乾燥粉末形態
物に造るのに適していない。ラテックスによる皮膜の形
成は,ラテックスがポルトランドセメント中のセメント
用添加物として使用されたときに上記の利点を付与する
ための要件であると従来考えられているので,こうした
用途に対しては,通常は30℃以下のTg を有するラテ
ックスが使用されている。しかしながら,これらのラテ
ックスは,乾燥粉末状態において分極化して凝集を起こ
しやすく,従って薬剤を加えて水中での再分散を促進さ
せなければならない。このような再分散剤は,モルタル
やコンクリートの最終特性を低下させることがある。
【0007】さらに,再分散可能な粉末ラテックスを得
るためには,乾燥プロセス時にTgの低いラテックス粒
子が皮膜を形成しないよう添加剤を加える必要がある。
再分散可能な粉末ラテックス用の添加剤(例えばポリビ
ニルアルコール)を使用すると,こうした従来技術によ
る添加剤含有の再分散可能な粉末ラテックスを使用して
得られた硬化モルタルや硬化コンクリートは,湿気にさ
らされたときに劣化を起こしやすくなる。このため,現
在入手しうる再分散可能な粉末ラテックスの使用は,湿
気が存在しないような用途に限定されている。
るためには,乾燥プロセス時にTgの低いラテックス粒
子が皮膜を形成しないよう添加剤を加える必要がある。
再分散可能な粉末ラテックス用の添加剤(例えばポリビ
ニルアルコール)を使用すると,こうした従来技術によ
る添加剤含有の再分散可能な粉末ラテックスを使用して
得られた硬化モルタルや硬化コンクリートは,湿気にさ
らされたときに劣化を起こしやすくなる。このため,現
在入手しうる再分散可能な粉末ラテックスの使用は,湿
気が存在しないような用途に限定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】水硬性ポルトランドセ
メントモルタルもしくは水硬性ポルトランドセメントコ
ンクリート中に使用したときに,上記のような従来技術
の欠点を表わすことなくポリマー変性の有利な特性を付
与する,Tg の高いポリマーを含有したセメント用添加
剤が求められている。特に強く求められているのは,従
来技術による低Tg の再分散可能な粉末がもつような欠
点をもたない,セメント用添加剤に使用するための再分
散可能な粉末状ポリマーである。
メントモルタルもしくは水硬性ポルトランドセメントコ
ンクリート中に使用したときに,上記のような従来技術
の欠点を表わすことなくポリマー変性の有利な特性を付
与する,Tg の高いポリマーを含有したセメント用添加
剤が求められている。特に強く求められているのは,従
来技術による低Tg の再分散可能な粉末がもつような欠
点をもたない,セメント用添加剤に使用するための再分
散可能な粉末状ポリマーである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は, (a) 30℃より高いTg を有することを特徴とす
る,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含むセメント用添加剤に関する。
る,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含むセメント用添加剤に関する。
【0010】セメント用添加剤がさらに最高80%まで
の水を含み,従って液状物であるような実施態様,及び
セメント用添加剤が再分散可能な粉末の形態であるよう
な実施態様も,本発明の範囲内に含まれる。
の水を含み,従って液状物であるような実施態様,及び
セメント用添加剤が再分散可能な粉末の形態であるよう
な実施態様も,本発明の範囲内に含まれる。
【0011】他の実施態様においては,本発明は, (a) 30℃より高いTg を有することを特徴とす
る,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を一緒に混合する工程を含んだセメント用添加剤の製造
方法に関する。
る,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を一緒に混合する工程を含んだセメント用添加剤の製造
方法に関する。
【0012】重要な実施態様においては,本製造方法は
液体分散剤の存在下で行われる。再分散可能な粉末の形
態のセメント用添加剤は,前記液体分散剤を除去するこ
とによって得られる。
液体分散剤の存在下で行われる。再分散可能な粉末の形
態のセメント用添加剤は,前記液体分散剤を除去するこ
とによって得られる。
【0013】さらに他の実施態様においては,本発明
は, (A)(a) 30℃より高いTg を有することを特徴
とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトラントセメント;を含んだ,ポリマー変
性のポルトランドセメントコンクリートもしくはポルト
ランドセメントモルタルに関する。
は, (A)(a) 30℃より高いTg を有することを特徴
とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトラントセメント;を含んだ,ポリマー変
性のポルトランドセメントコンクリートもしくはポルト
ランドセメントモルタルに関する。
【0014】(A)(a) 30℃より高いTg を有す
ることを特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトラントセメント;を一緒に混合する工程
を含む,ポリマー変性のポルトランドセメントコンクリ
ートもしくはポルトランドセメントモルタルの製造方法
も,本発明の範囲内に含まれる。
ることを特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトラントセメント;を一緒に混合する工程
を含む,ポリマー変性のポルトランドセメントコンクリ
ートもしくはポルトランドセメントモルタルの製造方法
も,本発明の範囲内に含まれる。
【0015】本発明のさらに他の実施態様は, (a) 30℃より高いTg を有することを特徴とす
る,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだ再分散可能なポリマー粉末である。
る,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだ再分散可能なポリマー粉末である。
【0016】(a) 30℃より高いTg を有すること
を特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を混合する工程を含み,このとき前記混合工程が必要に
応じて,液体分散剤の存在下で行われ,次いで前記液体
分散剤が除去される,再分散可能なポリマー粉末物の製
造方法も,本発明の範囲内に含まれる。
を特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を混合する工程を含み,このとき前記混合工程が必要に
応じて,液体分散剤の存在下で行われ,次いで前記液体
分散剤が除去される,再分散可能なポリマー粉末物の製
造方法も,本発明の範囲内に含まれる。
【0017】本発明のさらに他の実施態様は, (A)(a) 30℃より高いTg を有することを特徴
とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトラントセメント;を含んだいつでも使用
可能な状態のポルトランドセメント組成物である。
とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトラントセメント;を含んだいつでも使用
可能な状態のポルトランドセメント組成物である。
【0018】このポルトランドセメント組成物に,水,
及び必要に応じて骨材や他の通常の添加剤を加えると,
ポリマー変性のポルトランドセメントコンクリートもし
くはポルトランドセメントモルタルが得られる。
及び必要に応じて骨材や他の通常の添加剤を加えると,
ポリマー変性のポルトランドセメントコンクリートもし
くはポルトランドセメントモルタルが得られる。
【0019】本発明の全ての実施態様において,ポリマ
ー単独以外に,種々の望ましい特性(例えば,Tg ,粒
径,及びモノマー組成等)をもったポリマーのブレンド
物も使用することができる。
ー単独以外に,種々の望ましい特性(例えば,Tg ,粒
径,及びモノマー組成等)をもったポリマーのブレンド
物も使用することができる。
【0020】本発明では,30℃より高いガラス転移温
度を有するラテックスのようなポリマーが使用され,従
ってこれらのポリマーは,室温において個別のポリマー
粒子としての完全性を保持する。このようにして,自然
乾燥に付されたときに外皮を形成することのないポルト
ランドセメントコンクリートもしくはポルトランドセメ
ントモルタルが得られる。最終的に硬化する前に,この
モルタルもしくはコンクリートは,水を使用して装置か
ら容易に除去できる。これらのポリマーを使用して作製
した硬化モルタルや硬化コンクリートの物理的特性は,
ポルトランドセメント用変性剤として通常使用される従
来技術のポリマーを使用して作製した物品の物理的特性
と比べて同等以上である。
度を有するラテックスのようなポリマーが使用され,従
ってこれらのポリマーは,室温において個別のポリマー
粒子としての完全性を保持する。このようにして,自然
乾燥に付されたときに外皮を形成することのないポルト
ランドセメントコンクリートもしくはポルトランドセメ
ントモルタルが得られる。最終的に硬化する前に,この
モルタルもしくはコンクリートは,水を使用して装置か
ら容易に除去できる。これらのポリマーを使用して作製
した硬化モルタルや硬化コンクリートの物理的特性は,
ポルトランドセメント用変性剤として通常使用される従
来技術のポリマーを使用して作製した物品の物理的特性
と比べて同等以上である。
【0021】本発明においては,30℃より高いTg を
有するポリマーが使用できるけれども,40℃より高い
Tg を有するポリマーを使用するのがより望ましい。さ
らに望ましいのは60℃より高いTg を有するポリマー
であり,さらに望ましいのは80℃より高いTg を有す
るポリマーであり,そしてさらに望ましいのは100℃
より高いTg を有するポリマーである。
有するポリマーが使用できるけれども,40℃より高い
Tg を有するポリマーを使用するのがより望ましい。さ
らに望ましいのは60℃より高いTg を有するポリマー
であり,さらに望ましいのは80℃より高いTg を有す
るポリマーであり,そしてさらに望ましいのは100℃
より高いTg を有するポリマーである。
【0022】好ましい種類のポリマーは,30℃より高
いTg を有することを特徴とするラテックスポリマーや
ラテックスコポリマーである。好ましい実施態様におい
ては,前記ポリマーは,1種以上のモノ不飽和芳香族モ
ノマー;1種以上の脂肪族共役ジエンモノマー;1種以
上の(メタ)アクリル酸エステルモノマー;並びにその
カルボン酸無水物モノマー,カルボン酸エステルモノマ
ー,カルボン酸アミドモノマー,及びカルボン酸イミド
モノマーも含めた1種以上のモノエチレン性不飽和カル
ボン酸モノマー;のモノマー混合物から得られる重合体
混合物を含んだラテックスポリマーである。本明細書で
使用している“(メタ)アクリル酸エステルモノマー”
とは,アクリル酸エステルモノマー系列とメタアクリル
酸エステルモノマー系列の両方を含む。“カルボン酸モ
ノマー”とは,1を越えるカルボキシル基をもったモノ
マー(例えば二酸)を含む。
いTg を有することを特徴とするラテックスポリマーや
ラテックスコポリマーである。好ましい実施態様におい
ては,前記ポリマーは,1種以上のモノ不飽和芳香族モ
ノマー;1種以上の脂肪族共役ジエンモノマー;1種以
上の(メタ)アクリル酸エステルモノマー;並びにその
カルボン酸無水物モノマー,カルボン酸エステルモノマ
ー,カルボン酸アミドモノマー,及びカルボン酸イミド
モノマーも含めた1種以上のモノエチレン性不飽和カル
ボン酸モノマー;のモノマー混合物から得られる重合体
混合物を含んだラテックスポリマーである。本明細書で
使用している“(メタ)アクリル酸エステルモノマー”
とは,アクリル酸エステルモノマー系列とメタアクリル
酸エステルモノマー系列の両方を含む。“カルボン酸モ
ノマー”とは,1を越えるカルボキシル基をもったモノ
マー(例えば二酸)を含む。
【0023】極めて好ましい実施態様においては,前記
モノ不飽和芳香族モノマーが,スチレン,α−メチルス
チレン,ビニルトルエン,又はこれらの混合物であり;
前記脂肪族共役ジエンモノマーが,ブタジエン,イソプ
レン,又はこれらの混合物であり;前記(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマーが,メチルメタクリレート,メチ
ルアクリレート,n−ブチルアクリレート,sec−ブ
チルアクリレート,2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト,2−エチルヘキシルアクリレート,又はこれらの混
合物であり;そして前記モノエチレン性不飽和カルボン
酸モノマーが,マレイン酸,マレイン酸無水物,マレイ
ン酸イミド,フマール酸,イタコン酸,(メタ)アクリ
ル酸,クロトン酸,又はこれらの混合物である。
モノ不飽和芳香族モノマーが,スチレン,α−メチルス
チレン,ビニルトルエン,又はこれらの混合物であり;
前記脂肪族共役ジエンモノマーが,ブタジエン,イソプ
レン,又はこれらの混合物であり;前記(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマーが,メチルメタクリレート,メチ
ルアクリレート,n−ブチルアクリレート,sec−ブ
チルアクリレート,2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト,2−エチルヘキシルアクリレート,又はこれらの混
合物であり;そして前記モノエチレン性不飽和カルボン
酸モノマーが,マレイン酸,マレイン酸無水物,マレイ
ン酸イミド,フマール酸,イタコン酸,(メタ)アクリ
ル酸,クロトン酸,又はこれらの混合物である。
【0024】本発明に使用するための好ましいTg をも
った望ましいポリマーは,1種以上のモノマー混合物の
重合により得られ,このとき重合体混合物は,重合を受
けるモノマーの100乾燥重量部を基準として,85〜
99部のモノ不飽和芳香族モノマー及び1〜15部のモ
ノエチレン性不飽和カルボン酸モノマー;又は70〜9
9部のモノ不飽和芳香族モノマー及び1〜30部の脂肪
族共役ジエンモノマー;又は55〜98部のモノ不飽和
芳香族モノマー,1〜30部の脂肪族共役ジエンモノマ
ー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン酸
モノマー;又は1〜98部のモノ不飽和芳香族モノマ
ー,1〜30部の脂肪族共役ジエンモノマー,及び1〜
98部の(メタ)アクリル酸エステルモノマー;又は1
〜97部のモノ不飽和芳香族モノマー,1〜30部の脂
肪族共役ジエンモノマー,1〜97部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン
性不飽和カルボン酸モノマー;又は1〜30部の脂肪族
共役ジエンモノマー,及び1〜99部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー;又は1〜30部の脂肪族共役ジ
エンモノマー,1〜98部の(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カ
ルボン酸モノマー;又は85〜98部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン
性不飽和カルボン酸モノマー;又は1〜99部のモノ不
飽和芳香族モノマー,及び1〜99部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー;又は1〜98部のモノ不飽和芳
香族モノマー,1〜98部の(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カ
ルボン酸モノマー;又は100部のモノ不飽和芳香族モ
ノマー;又は100部の(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー;を含む。
った望ましいポリマーは,1種以上のモノマー混合物の
重合により得られ,このとき重合体混合物は,重合を受
けるモノマーの100乾燥重量部を基準として,85〜
99部のモノ不飽和芳香族モノマー及び1〜15部のモ
ノエチレン性不飽和カルボン酸モノマー;又は70〜9
9部のモノ不飽和芳香族モノマー及び1〜30部の脂肪
族共役ジエンモノマー;又は55〜98部のモノ不飽和
芳香族モノマー,1〜30部の脂肪族共役ジエンモノマ
ー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン酸
モノマー;又は1〜98部のモノ不飽和芳香族モノマ
ー,1〜30部の脂肪族共役ジエンモノマー,及び1〜
98部の(メタ)アクリル酸エステルモノマー;又は1
〜97部のモノ不飽和芳香族モノマー,1〜30部の脂
肪族共役ジエンモノマー,1〜97部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン
性不飽和カルボン酸モノマー;又は1〜30部の脂肪族
共役ジエンモノマー,及び1〜99部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー;又は1〜30部の脂肪族共役ジ
エンモノマー,1〜98部の(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カ
ルボン酸モノマー;又は85〜98部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン
性不飽和カルボン酸モノマー;又は1〜99部のモノ不
飽和芳香族モノマー,及び1〜99部の(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー;又は1〜98部のモノ不飽和芳
香族モノマー,1〜98部の(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カ
ルボン酸モノマー;又は100部のモノ不飽和芳香族モ
ノマー;又は100部の(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー;を含む。
【0025】上記の重合体混合物のうち,最も好ましい
重合体混合物は,重合を受けるモノマーの100乾燥重
量部を基準として,85〜99部のモノ不飽和芳香族モ
ノマー及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン
酸モノマー;又は85〜98部の(メタ)アクリル酸エ
ステルモノマー及び1〜15部のモノエチレン性不飽和
カルボン酸モノマー;を含む。
重合体混合物は,重合を受けるモノマーの100乾燥重
量部を基準として,85〜99部のモノ不飽和芳香族モ
ノマー及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン
酸モノマー;又は85〜98部の(メタ)アクリル酸エ
ステルモノマー及び1〜15部のモノエチレン性不飽和
カルボン酸モノマー;を含む。
【0026】好ましい実施態様においては,本発明は,
室温で乾燥すると粉末を形成するラテックスのようなポ
リマーを提供する。この粉末は,貯蔵中に凝集塊を形成
することがなく,水と混合すると水中に完全に再分散さ
れ,最初のポリマーもしくはラテックスを使用して作製
したのと同等の特性を有するモルタルやコンクリートが
得られる。
室温で乾燥すると粉末を形成するラテックスのようなポ
リマーを提供する。この粉末は,貯蔵中に凝集塊を形成
することがなく,水と混合すると水中に完全に再分散さ
れ,最初のポリマーもしくはラテックスを使用して作製
したのと同等の特性を有するモルタルやコンクリートが
得られる。
【0027】本発明のセメント用添加剤は,30℃より
高いガラス転移温度を有し,且つ室温において個別のポ
リマー粒子としての完全性を保持するポリマーを使用す
る。本発明のセメント用添加剤がその利点を与えるメカ
ニズムに関して特定の理論付けを行うつもりはないが,
このメカニズムは,従来技術のポリマー含有セメント用
添加剤を使用した物品における作用メカニズムとは大き
く異なるに違いない。本発明のラテックス粒子又は他の
ポリマー粒子は,ポルトランドセメントマトリックス内
にて“細孔充填剤(pore fillers)”とし
て作用し,従って硬化したモルタルやコンクリートの透
過特性(すなわち不透過性)を向上させる,と理論付け
ることができる。他方,従来の理論によれば,従来技術
のポリマー含有セメント用添加剤(ポリマーが30℃以
下のガラス転移点を有する)が皮膜を形成することによ
って性能を向上させる,と説明している。
高いガラス転移温度を有し,且つ室温において個別のポ
リマー粒子としての完全性を保持するポリマーを使用す
る。本発明のセメント用添加剤がその利点を与えるメカ
ニズムに関して特定の理論付けを行うつもりはないが,
このメカニズムは,従来技術のポリマー含有セメント用
添加剤を使用した物品における作用メカニズムとは大き
く異なるに違いない。本発明のラテックス粒子又は他の
ポリマー粒子は,ポルトランドセメントマトリックス内
にて“細孔充填剤(pore fillers)”とし
て作用し,従って硬化したモルタルやコンクリートの透
過特性(すなわち不透過性)を向上させる,と理論付け
ることができる。他方,従来の理論によれば,従来技術
のポリマー含有セメント用添加剤(ポリマーが30℃以
下のガラス転移点を有する)が皮膜を形成することによ
って性能を向上させる,と説明している。
【0028】さらに,本発明のポリマーは,モルタルや
コンクリートの使用温度において皮膜を形成することが
ないので,材料の表面には,皮膜形成性のラテックスの
場合に形成されるような外皮が形成されない。驚くべき
ことに,本発明のラテックスや他のポリマーの特性によ
り,大幅に単純化かつ改良されたミキシング操作と仕上
げ操作が可能となる。
コンクリートの使用温度において皮膜を形成することが
ないので,材料の表面には,皮膜形成性のラテックスの
場合に形成されるような外皮が形成されない。驚くべき
ことに,本発明のラテックスや他のポリマーの特性によ
り,大幅に単純化かつ改良されたミキシング操作と仕上
げ操作が可能となる。
【0029】細孔ブロッキング現象の生起,又は硬化プ
ロセスのごく初期における他の作用メカニズムは,従来
技術によるモルタルやコンクリートを凌ぐ,本発明のセ
メント用添加剤のもう一つの予想外の利点を与える。皮
膜形成性ラテックスの場合と同様に,受け入れ可能なモ
ルタルやコンクリートを得るのには,一日の湿潤硬化だ
けで充分である。
ロセスのごく初期における他の作用メカニズムは,従来
技術によるモルタルやコンクリートを凌ぐ,本発明のセ
メント用添加剤のもう一つの予想外の利点を与える。皮
膜形成性ラテックスの場合と同様に,受け入れ可能なモ
ルタルやコンクリートを得るのには,一日の湿潤硬化だ
けで充分である。
【0030】広い範囲のガラス転移温度を有するラテッ
クスには,安定剤(好ましくはノニオン性安定剤を含
む)が配合されており,これを使用してラテックス変性
のモルタルやコンクリートが造られている。上記の利点
や改良点の他に,結合強さの点でも予想外の改良が得ら
れている。
クスには,安定剤(好ましくはノニオン性安定剤を含
む)が配合されており,これを使用してラテックス変性
のモルタルやコンクリートが造られている。上記の利点
や改良点の他に,結合強さの点でも予想外の改良が得ら
れている。
【0031】本明細書において報告する全てのラテック
ス変性モルタルサンプルやラテックス変性コンクリート
サンプルは,以下のスケジュールに従って硬化させた:
相対湿度100%及び温度22℃にて1日;相対湿度
50%及び温度22℃にて残りの時間。従来技術のコン
クリートサンプルはいずれも,試験を施すまで相対湿度
100%及び温度22℃にて硬化させた。
ス変性モルタルサンプルやラテックス変性コンクリート
サンプルは,以下のスケジュールに従って硬化させた:
相対湿度100%及び温度22℃にて1日;相対湿度
50%及び温度22℃にて残りの時間。従来技術のコン
クリートサンプルはいずれも,試験を施すまで相対湿度
100%及び温度22℃にて硬化させた。
【0032】ポルトランドセメントモルタル(以後LM
Mと呼ぶ)を作製し,以下に記載の手順に従って評価し
た。
Mと呼ぶ)を作製し,以下に記載の手順に従って評価し
た。
【0033】
【実施例】実施例1 以下に記載の材料を使用した: ポルトランドセメント
は,St.メアリーズ・ピアレスセメント社(St.M
ary’s Peerless CementCo.)
(9333ディアボーンストリート,デトロイト,MI
48209)から市販のタイプIを,そしてコンクリー
トサンドは,フィッシャー・サンド・アンド・グラベル
(Fisher Sand and Gravel)
(921S.ジェファーソン,ミッドランド,MI48
640)から市販の2NS(最大サイズ6.4mmの天
然丸形の川砂利であって,等級付けに関しASTM C
33に要件に適合している)を使用した。泡抑制剤とし
ては,ダウコーニング社(ミッドランド,MI4868
6)から市販のダウコーニング1520を使用した。安
定剤としては,ノニオン性界面活性剤であるブチルフェ
ノキシポリ(エチレンオキシ)−エタノールを使用し
た。使用したラテックスは表4に記載のラテックスAで
あり,本品は,ダウケミカル社(ミッドランド,MI4
8640)からPP788の品名で市販されている好ま
しいラテックスである。
は,St.メアリーズ・ピアレスセメント社(St.M
ary’s Peerless CementCo.)
(9333ディアボーンストリート,デトロイト,MI
48209)から市販のタイプIを,そしてコンクリー
トサンドは,フィッシャー・サンド・アンド・グラベル
(Fisher Sand and Gravel)
(921S.ジェファーソン,ミッドランド,MI48
640)から市販の2NS(最大サイズ6.4mmの天
然丸形の川砂利であって,等級付けに関しASTM C
33に要件に適合している)を使用した。泡抑制剤とし
ては,ダウコーニング社(ミッドランド,MI4868
6)から市販のダウコーニング1520を使用した。安
定剤としては,ノニオン性界面活性剤であるブチルフェ
ノキシポリ(エチレンオキシ)−エタノールを使用し
た。使用したラテックスは表4に記載のラテックスAで
あり,本品は,ダウケミカル社(ミッドランド,MI4
8640)からPP788の品名で市販されている好ま
しいラテックスである。
【0034】使用した装置は以下の通りである。
【0035】a. コーン・ペネトロメーター(Con
e Penetrometer)−ASTM C78
0,A1.2.6に記載。
e Penetrometer)−ASTM C78
0,A1.2.6に記載。
【0036】b. ユニット・メジャー(Unit M
easure)──ASTM C780,A1.2.6
に記載の3つの400ml黄銅カップ;パーマネントマ
ーキングによりそれぞれを識別。
easure)──ASTM C780,A1.2.6
に記載の3つの400ml黄銅カップ;パーマネントマ
ーキングによりそれぞれを識別。
【0037】c. ホバート・ミキサー(Hobart
mixer),モデルN−50 d. タイマー──最大容量1時間,1秒の精度が可
能。
mixer),モデルN−50 d. タイマー──最大容量1時間,1秒の精度が可
能。
【0038】e. スコップ──少なくとも2つ必要;
1つはサンドとセメント用,そして1つはユニット・メ
ジャーを充填するためのものであって,適切な大きさの
いかなるスプーンも使用することができる。
1つはサンドとセメント用,そして1つはユニット・メ
ジャーを充填するためのものであって,適切な大きさの
いかなるスプーンも使用することができる。
【0039】f. タンピング・ロッド(Tampin
g rod)──丸形でまっすぐなスチール製ロッドで
あって,少なくともタンピング端部が,ロッドと同じ直
径の半球形先端に丸められている(直径0.95cm,
長さ約31cm)。
g rod)──丸形でまっすぐなスチール製ロッドで
あって,少なくともタンピング端部が,ロッドと同じ直
径の半球形先端に丸められている(直径0.95cm,
長さ約31cm)。
【0040】g. マレット──重量が約0.57kg
のゴム製ヘッド又は生皮製ヘッドが付いたマレット。
のゴム製ヘッド又は生皮製ヘッドが付いたマレット。
【0041】h. 直定規──少なくとも20cmの長
さ。
さ。
【0042】i. ビーカー──容量500ml;2つ
必要,1つはラテックス用,そして1つは水用。
必要,1つはラテックス用,そして1つは水用。
【0043】以下の混合物を作製した: ポルトランドセメント,タイプI 600g サンド,2NS 1950g ラテックスソリッド 90g 水 222g セメントとサンドをミキサー中でドライブレンドした
後,ラテックスを,そして次に水を加えて混合した。
後,ラテックスを,そして次に水を加えて混合した。
【0044】各ユニット・メジャーをほぼ等しい容積の
3層中に充填し,タンピング・ロッドを使用して各層を
25回ロッディング(rodding)した。メジャー
を充填した後,随伴されている空気を強制的に抜き取る
ために,メジャーの外側周囲にて等しい間隔で5箇所ず
つマレットで1回軽く叩いた。メジャーの頂部を横切る
ソーイング動作(sawing motion)で直定
規を引くことによって,モルタルをメジャーの頂部と同
じ高さの平面にカットオフした。
3層中に充填し,タンピング・ロッドを使用して各層を
25回ロッディング(rodding)した。メジャー
を充填した後,随伴されている空気を強制的に抜き取る
ために,メジャーの外側周囲にて等しい間隔で5箇所ず
つマレットで1回軽く叩いた。メジャーの頂部を横切る
ソーイング動作(sawing motion)で直定
規を引くことによって,モルタルをメジャーの頂部と同
じ高さの平面にカットオフした。
【0045】次いで,充填された各メジャーの重量を測
定した。
定した。
【0046】各サンプルをプラスチックフィルムで注意
深くカバーして,水分の損失を防止した。ミキシングを
開始してから9.5分後に,1つのメジャーのカバーを
はずし,コーン・ペネトロメーターのプランジャーの下
に置いた。メジャーのエッジ上にプランジャーをセット
し,そしてプランジャーを所定の位置に保持し,且つイ
ンジケーターをスケールのゼロ点の反対側に移動させる
よう,セットスクリュー(set screw)を締め
つけた。インジケーターを締めつけた後,プランジャー
の下側にてメジャーを中心に配置した。10分経過後,
装置全体を他方の手で保持しながら,セットスクリュー
の速くて確実な回転を起こさせつつプランジャーをはず
した。コーン針入の深さをミリメートル単位で読み取っ
た。
深くカバーして,水分の損失を防止した。ミキシングを
開始してから9.5分後に,1つのメジャーのカバーを
はずし,コーン・ペネトロメーターのプランジャーの下
に置いた。メジャーのエッジ上にプランジャーをセット
し,そしてプランジャーを所定の位置に保持し,且つイ
ンジケーターをスケールのゼロ点の反対側に移動させる
よう,セットスクリュー(set screw)を締め
つけた。インジケーターを締めつけた後,プランジャー
の下側にてメジャーを中心に配置した。10分経過後,
装置全体を他方の手で保持しながら,セットスクリュー
の速くて確実な回転を起こさせつつプランジャーをはず
した。コーン針入の深さをミリメートル単位で読み取っ
た。
【0047】3つのユニット・メジャーの正味の平均重
量は,グラム/400mlで表示したモルタル密度(m
ortar density)である。mm表示のビカ
ー針入(Vicat Penetration)は,時
間に対するモルタルの作業性(workabilit
y)を示している。
量は,グラム/400mlで表示したモルタル密度(m
ortar density)である。mm表示のビカ
ー針入(Vicat Penetration)は,時
間に対するモルタルの作業性(workabilit
y)を示している。
【0048】表1に示すモルタル混合物の評価を行っ
た。圧縮用キューブは,ASTM C109に従って作
製した。透過性は,AASHTO T−277−83
“コンクリートに対する塩化物透過性の迅速決定法”に
よって測定した。
た。圧縮用キューブは,ASTM C109に従って作
製した。透過性は,AASHTO T−277−83
“コンクリートに対する塩化物透過性の迅速決定法”に
よって測定した。
【0049】表1 表1は,安定剤としてのノニオン界面活性剤を通常のレ
ベル(約6%)で使用すると,空気随伴の良好なモルタ
ル(密度874g/400ml)と受け入れ可能な作業
性(42mmビカー)が得られること,そしてこうして
得られたモルタルが,対照標準のスチレン/ブタジエン
(S/B)ラテックスを使用して得られたモルタルより
高い圧縮強さを有することを示している(表4を参
照)。表1はさらに,ノニオン性界面活性剤のレベルが
低いと,より高くて且つ許容しえない空気含量をもたら
し,また界面活性剤の使用レベルを増大させても特性が
改良されないことを示している。ノニオン性界面活性剤
を使用しない場合は,モルタルは堅く且つ作業性が悪く
なって許容しえなくなる。28日での透過性結果では,
予想より低い水吸収性を示したが,ラテックス変性のモ
ルタルに対しては通常レベルのクーロン値である。
ベル(約6%)で使用すると,空気随伴の良好なモルタ
ル(密度874g/400ml)と受け入れ可能な作業
性(42mmビカー)が得られること,そしてこうして
得られたモルタルが,対照標準のスチレン/ブタジエン
(S/B)ラテックスを使用して得られたモルタルより
高い圧縮強さを有することを示している(表4を参
照)。表1はさらに,ノニオン性界面活性剤のレベルが
低いと,より高くて且つ許容しえない空気含量をもたら
し,また界面活性剤の使用レベルを増大させても特性が
改良されないことを示している。ノニオン性界面活性剤
を使用しない場合は,モルタルは堅く且つ作業性が悪く
なって許容しえなくなる。28日での透過性結果では,
予想より低い水吸収性を示したが,ラテックス変性のモ
ルタルに対しては通常レベルのクーロン値である。
【0050】以下に記載の手順に従って,ポルトランド
セメントコンクリート(以後LMCと呼ぶ)を作製し
た。
セメントコンクリート(以後LMCと呼ぶ)を作製し
た。
【0051】実施例2 以下に記載の成分を計量・混合することによってコンク
リートを作製した。
リートを作製した。
【0052】 ポルトランドセメント,タイプI 100kg 石灰石,25A 170kg コンクリートサンド,2NS 260kg ラテックスソリッド 15kg 水 37kg セメント,サンド,及び石灰石をドラムミキサー中に加
え,これらをドライブレンドした。次いでラテックスと
水を加え,1分間混合した。ミキサーを1分間停止し,
次いでさらに3分間作動させた。このコンクリートを,
サンプルが作製される手押し車中に排出し,このとき同
時にミキサーを水で洗浄した。
え,これらをドライブレンドした。次いでラテックスと
水を加え,1分間混合した。ミキサーを1分間停止し,
次いでさらに3分間作動させた。このコンクリートを,
サンプルが作製される手押し車中に排出し,このとき同
時にミキサーを水で洗浄した。
【0053】ASTM C192に記載の手順に従って
サンプルを作製した。
サンプルを作製した。
【0054】コンクリート混合物及び得られた生成物の
特性を表2に示す。
特性を表2に示す。
【0055】表2 ポルトランドセメントはSt.メアリーズのタイプI;
ストーンは25A,すなわち最大サイズ9.5mmの破
砕石灰石;サンドは2NSコンクリートサンドである。
これらの材料はいずれも,フィッシャー・サンド・アン
ド・グラベル(ミッドランド,MI48640)から市
販されている。サンドとストーンは,等級付けに関して
ASTM C33の要件に適合している。泡抑制剤はダ
ウコーニング1520であり,ダウコーニング社(ミッ
ドランド,MI48686)から市販されている。界面
活性剤はブチルフェノキシポリ(エチレンオキシ)−エ
タノールである。使用した好ましいラテックスはラテッ
クスAであり,ダウケミカル社(ミッドランド,MI4
8640)からPP788の品名で市販されている製品
である。表2において比較のため使用されている対照標
準ラテックスは,10℃のTg を有するスチレン/ブタ
ジエンラテックスであり,ダウケミカル社からDL46
0/NAの品名で市販されている製品である。
ストーンは25A,すなわち最大サイズ9.5mmの破
砕石灰石;サンドは2NSコンクリートサンドである。
これらの材料はいずれも,フィッシャー・サンド・アン
ド・グラベル(ミッドランド,MI48640)から市
販されている。サンドとストーンは,等級付けに関して
ASTM C33の要件に適合している。泡抑制剤はダ
ウコーニング1520であり,ダウコーニング社(ミッ
ドランド,MI48686)から市販されている。界面
活性剤はブチルフェノキシポリ(エチレンオキシ)−エ
タノールである。使用した好ましいラテックスはラテッ
クスAであり,ダウケミカル社(ミッドランド,MI4
8640)からPP788の品名で市販されている製品
である。表2において比較のため使用されている対照標
準ラテックスは,10℃のTg を有するスチレン/ブタ
ジエンラテックスであり,ダウケミカル社からDL46
0/NAの品名で市販されている製品である。
【0056】圧縮試験片はASTM C109に従って
作製し;引張結合試験片は,ACIマテリアルズ・ジャ
ーナル,1990年7−8月,“ラテックス変性のコン
クリート及びモルタルの結合強さを測定するための試験
法”に記載の方法に従って作製した。透過性は,AAS
HTO T−277−83“コンクリートに対する塩化
物透過性の迅速決定法”によって測定した。スランプは
ASTM C143に従って測定し,空気含量はAST
M C231に従って測定した。
作製し;引張結合試験片は,ACIマテリアルズ・ジャ
ーナル,1990年7−8月,“ラテックス変性のコン
クリート及びモルタルの結合強さを測定するための試験
法”に記載の方法に従って作製した。透過性は,AAS
HTO T−277−83“コンクリートに対する塩化
物透過性の迅速決定法”によって測定した。スランプは
ASTM C143に従って測定し,空気含量はAST
M C231に従って測定した。
【0057】実験コンクリートのスランプと空気含量
は,いずれも受け入れ可能なものであった。実験コンク
リートの圧縮強さと結合強さは,対照標準のラテックス
変性コンクリートのそれを凌いでいた。透過性試験によ
れば,水吸収性とクーロン値の特性が,対照標準のラテ
ックス変性コンクリートより改良されていることを示し
ている。
は,いずれも受け入れ可能なものであった。実験コンク
リートの圧縮強さと結合強さは,対照標準のラテックス
変性コンクリートのそれを凌いでいた。透過性試験によ
れば,水吸収性とクーロン値の特性が,対照標準のラテ
ックス変性コンクリートより改良されていることを示し
ている。
【0058】コンクリート中におけるこれらラテックス
のバイアビリティ(viability)をさらに詳細
に示すために,ASTM C192に従ってさらに3種
の混合物を実験室にて作製した。これらの結果を表3に
示す。
のバイアビリティ(viability)をさらに詳細
に示すために,ASTM C192に従ってさらに3種
の混合物を実験室にて作製した。これらの結果を表3に
示す。
【0059】表3 圧縮強さと引張結合強さの結果を表3に示す。表4は,
30℃より高いTg を有する一連のラテックスに対する
データ,及び比較のため,10℃のTg を有する対照標
準のスチレン/ブタジエンラテックスに対するデータを
示している。さらに,これらのラテックス変性コンクリ
ートに関して収縮試験を行い,対照標準のS/Bコンク
リート及び従来のコンクリートと比較した。これらの結
果を表5に示す。表4に記載のラテックスは全て,約6
重量%〔アクティブ・ツー・アクティブ(active
to active)〕の界面活性剤D(表6)を使
用して安定化させた。
30℃より高いTg を有する一連のラテックスに対する
データ,及び比較のため,10℃のTg を有する対照標
準のスチレン/ブタジエンラテックスに対するデータを
示している。さらに,これらのラテックス変性コンクリ
ートに関して収縮試験を行い,対照標準のS/Bコンク
リート及び従来のコンクリートと比較した。これらの結
果を表5に示す。表4に記載のラテックスは全て,約6
重量%〔アクティブ・ツー・アクティブ(active
to active)〕の界面活性剤D(表6)を使
用して安定化させた。
【0060】表4 表5 望ましい安定剤は,ノニオン性界面活性剤,カチオン性
界面活性剤,アニオン性界面活性剤,ノニオン性−アニ
オン性界面活性剤,又は重合体界面活性剤であり,好ま
しくはフェノキシポリ(エチレンオキシ)−エタノール
界面活性剤である。
界面活性剤,アニオン性界面活性剤,ノニオン性−アニ
オン性界面活性剤,又は重合体界面活性剤であり,好ま
しくはフェノキシポリ(エチレンオキシ)−エタノール
界面活性剤である。
【0061】ラテックスA及び表4に記載の他のラテッ
クスを,約6重量%(アクティブ・ツー・アクティブ)
のブチル−,ノニル−,及びオクチル−フェノキシポリ
(エチレンオキシ)−エタノール界面活性剤を使用して
安定化させ,モルタル中にて評価した。空気随伴(モル
タル密度により測定)と作業性特性において大きな違い
が認められた。この評価結果を表6に示す。
クスを,約6重量%(アクティブ・ツー・アクティブ)
のブチル−,ノニル−,及びオクチル−フェノキシポリ
(エチレンオキシ)−エタノール界面活性剤を使用して
安定化させ,モルタル中にて評価した。空気随伴(モル
タル密度により測定)と作業性特性において大きな違い
が認められた。この評価結果を表6に示す。
【0062】表6 混合物AとEについては,空気随伴が極めて多いために
ビカー作業性と圧縮強さを測定しなかった。これらの試
験のうち,ブチル−10エチレンオキシド基の組み合わ
せが最良の性能を与え,従ってこの組み合わせが好まし
い。
ビカー作業性と圧縮強さを測定しなかった。これらの試
験のうち,ブチル−10エチレンオキシド基の組み合わ
せが最良の性能を与え,従ってこの組み合わせが好まし
い。
【0063】本明細書で使用している“泡抑制剤”と
は,ポルトランドセメントモルタルやポルトランドセメ
ントコンクリートのミキシング時に起こる随伴空気の形
成を抑制する物質を意味している。この泡抑制剤には,
“消泡剤(antifoam)”,“消泡剤(anti
foamer)”,“脱泡剤(defoamer)”及
びこうした機能を果たす物質として使用することのでき
る他の形態物も含まれる。好ましい泡抑制剤はシリコー
ンやポリオルガノシロキサンであり,0.1〜5重量部
にて配合される。
は,ポルトランドセメントモルタルやポルトランドセメ
ントコンクリートのミキシング時に起こる随伴空気の形
成を抑制する物質を意味している。この泡抑制剤には,
“消泡剤(antifoam)”,“消泡剤(anti
foamer)”,“脱泡剤(defoamer)”及
びこうした機能を果たす物質として使用することのでき
る他の形態物も含まれる。好ましい泡抑制剤はシリコー
ンやポリオルガノシロキサンであり,0.1〜5重量部
にて配合される。
【0064】本発明により作製されたLMMに対する添
加剤としての相容性に関して,水減少剤を評価した。実
験モルタル混合物に,セメントの重量を基準として0.
20%のW.R.Grace WRDA 水減少剤を加
え,これを同じラテックス及び同じ水/セメント比を使
用した対照標準モルタル混合物と比較した。表7に記載
の結果から,水減少剤には相容性があり,また水減少剤
を加えることによりモルタルの作業性が改良されること
がわかる。
加剤としての相容性に関して,水減少剤を評価した。実
験モルタル混合物に,セメントの重量を基準として0.
20%のW.R.Grace WRDA 水減少剤を加
え,これを同じラテックス及び同じ水/セメント比を使
用した対照標準モルタル混合物と比較した。表7に記載
の結果から,水減少剤には相容性があり,また水減少剤
を加えることによりモルタルの作業性が改良されること
がわかる。
【0065】表7 CTS・セメント・マニュファクチャリング・カンパニ
ー(337 Roscomare Rd.,Suite
10,Los Angeles,CA 90077)
から市販の速硬化ポルトランドセメントである特許権取
得のラピッド・セット(Rapid Set;登録商
標)を,ラテックスAを使用して作製したLMMに使用
し,対照標準のS/Bラテックス(表4)を使用して作
製したLMMと比較した。表8に示した結果から,上記
のセメントはラテックスAに対して相容性があり,且つ
24時間後にて対照標準より高い圧縮強さを与えること
がわかる。
ー(337 Roscomare Rd.,Suite
10,Los Angeles,CA 90077)
から市販の速硬化ポルトランドセメントである特許権取
得のラピッド・セット(Rapid Set;登録商
標)を,ラテックスAを使用して作製したLMMに使用
し,対照標準のS/Bラテックス(表4)を使用して作
製したLMMと比較した。表8に示した結果から,上記
のセメントはラテックスAに対して相容性があり,且つ
24時間後にて対照標準より高い圧縮強さを与えること
がわかる。
【0066】表8 中空合成顔料をポルトランドセメント用変性剤として評
価した。約6%の界面活性剤D(表5)を使用して,特
許権取得の中空合成顔料を安定化させ,これを使用して
LMMを作製した。表9に記載の試験結果は,中空合成
顔料が本発明に適用できることを示している。
価した。約6%の界面活性剤D(表5)を使用して,特
許権取得の中空合成顔料を安定化させ,これを使用して
LMMを作製した。表9に記載の試験結果は,中空合成
顔料が本発明に適用できることを示している。
【0067】表9 ラテックスAに関してラテックスソリッド対セメントの
種々の割合を,モルタルにて評価した。表10に記載の
結果から,5%〜20%のレベルが使用でき,このとき
選択される使用量に従って作業性と圧縮強さの両方が変
化することがわかる。
種々の割合を,モルタルにて評価した。表10に記載の
結果から,5%〜20%のレベルが使用でき,このとき
選択される使用量に従って作業性と圧縮強さの両方が変
化することがわかる。
【0068】表10 再分散可能な粉末 本発明のセメント用添加剤中に使用されるラテックスは
室温で皮膜を形成しないので,これらは再分散可能な粉
末として評価が定まっている。
室温で皮膜を形成しないので,これらは再分散可能な粉
末として評価が定まっている。
【0069】実施例 ラテックスAを,約6%のスタビライザーDを使用して
安定化させ,パン中に約0.5cmの深さまで注ぎ込
み,室温で2日間乾燥した。こうして得られた物質を木
製の突き棒で粉砕して粉末にした。この乾燥物質は,水
中に容易に再分散した。ダウコーニング社(ミッドラン
ド,MI 48686)から市販の消泡剤1520を加
え,以下に記載の処方に従ってブレンドを行ってモルタ
ルを作製した。
安定化させ,パン中に約0.5cmの深さまで注ぎ込
み,室温で2日間乾燥した。こうして得られた物質を木
製の突き棒で粉砕して粉末にした。この乾燥物質は,水
中に容易に再分散した。ダウコーニング社(ミッドラン
ド,MI 48686)から市販の消泡剤1520を加
え,以下に記載の処方に従ってブレンドを行ってモルタ
ルを作製した。
【0070】 重量部 ポルトランドセメント,St.メアリーズ タイプI 1.00 サンド,2NS 3.25 安定化されたラテックスA,粉末 0.15 消泡剤 0.001 水 0.37 こうして得られたモルタルの特性は以下の通りであっ
た。
た。
【0071】 ビカー,10分後におけるmm 42 モルタル密度,g/400ml 883 圧縮強さ,7日後におけるMPa 42.0 これらの値は,ラテックスAをエマルジョンとして使用
して作製したモルタルと同等であり,粉末生成物を作製
しうることを示している。このことは,粉砕して得られ
た粉末を#30の篩に通すことによってさらに実証され
る。篩を通過させた粉末を,コロイド775DD〔ジョ
ージア州マリエッタのローネ−ポウレンク(Rhone
−Poulenc)から市販の消泡剤〕と混合し,これ
を使用して以下の配合割合にてモルタルを作製した。
して作製したモルタルと同等であり,粉末生成物を作製
しうることを示している。このことは,粉砕して得られ
た粉末を#30の篩に通すことによってさらに実証され
る。篩を通過させた粉末を,コロイド775DD〔ジョ
ージア州マリエッタのローネ−ポウレンク(Rhone
−Poulenc)から市販の消泡剤〕と混合し,これ
を使用して以下の配合割合にてモルタルを作製した。
【0072】 重量部 ポルトランドセメント,St.メアリーズ タイプI 1.00 サンド,2NS 3.25 安定化されたラテックスA,粉末 0.15 消泡剤粉末 0.015 水 0.37 こうして得られたモルタルの特性は以下の通りであっ
た。
た。
【0073】 ビカー,10分後におけるmm 38 モルタル密度,g/400ml 880 圧縮強さ,7日後におけるMPa 46.0 これらの試験は,本発明のラテックスを使用して再分散
可能な粉末を作製しうることを示している。
可能な粉末を作製しうることを示している。
【0074】表11は,80%のラテックスAと20%
の対照標準S/Bラテックスとのブレンドを使用して作
製したコンクリートの特性の評価結果を示している。
の対照標準S/Bラテックスとのブレンドを使用して作
製したコンクリートの特性の評価結果を示している。
【0075】表11 ラテックスAから作製した粉末の含水率の検討 ラテックスAから作製した粉末の含水率は,サンプルを
160℃で20分加熱することによって求めた。3つの
条件における粉末について検討した:すなわち,(1)
室温で24時間自然乾燥することによって作製した粉
末;(2)相対湿度50%,温度22℃で4週間貯蔵し
た粉末;及び(3)相対湿度100%に48時間暴露し
た粉末;である。結果は次の通りである。
160℃で20分加熱することによって求めた。3つの
条件における粉末について検討した:すなわち,(1)
室温で24時間自然乾燥することによって作製した粉
末;(2)相対湿度50%,温度22℃で4週間貯蔵し
た粉末;及び(3)相対湿度100%に48時間暴露し
た粉末;である。結果は次の通りである。
【0076】条件(1) 1.1% 条件(2) 8.2% 条件(3) 23.4% ラテックスが30℃より高いTg を有している限り,種
々のモノマー分布とモルホロジーを有する多種多様なラ
テックスを本発明の実施に際して使用することができ
る。表4に記載の代表的なラテックスのうち,本発明の
実施に際して使用するにはラテックスAとラテックスI
が好ましい。
々のモノマー分布とモルホロジーを有する多種多様なラ
テックスを本発明の実施に際して使用することができ
る。表4に記載の代表的なラテックスのうち,本発明の
実施に際して使用するにはラテックスAとラテックスI
が好ましい。
【0077】本発明の実施に対して有用な種々のラテッ
クスの作製については,米国特許第4,863,97
9; 4,861,822; 4,156,669;
4,134,872; 4,151,150号各明細書
に開示されている。
クスの作製については,米国特許第4,863,97
9; 4,861,822; 4,156,669;
4,134,872; 4,151,150号各明細書
に開示されている。
【0078】ラテックスの作製 従来のエマルジョン重合法を使用して,表4に記載のラ
テックスH,I,及びJを作製した。従って例えば,特
定のラテックス中に使用されるモノマーを,混合物を乳
化するに足る程度の撹拌を行いつつ水性媒体中に分散さ
せる〔この水性媒体は,公知の乳化剤(例えば界面活性
剤)だけでなく,従来の連鎖移動剤も含めて,重合助剤
として当業界にて通常使用されている他の成分を含んで
いてもよい〕。次いで,従来のラジカル発生源(従来の
ラジカル重合触媒,活性化放射線,又は他の手段も含め
て)によりモノマーに重合反応を起こさせる。
テックスH,I,及びJを作製した。従って例えば,特
定のラテックス中に使用されるモノマーを,混合物を乳
化するに足る程度の撹拌を行いつつ水性媒体中に分散さ
せる〔この水性媒体は,公知の乳化剤(例えば界面活性
剤)だけでなく,従来の連鎖移動剤も含めて,重合助剤
として当業界にて通常使用されている他の成分を含んで
いてもよい〕。次いで,従来のラジカル発生源(従来の
ラジカル重合触媒,活性化放射線,又は他の手段も含め
て)によりモノマーに重合反応を起こさせる。
【0079】上記の重合反応に使用するのに適したラジ
カル重合触媒には,エマルジョン重合を促進することが
従来知られている触媒も含まれる。このような触媒とし
ては,有機酸化剤(例えば,t−ブチルヒドロペルオキ
シドやクメンヒドロペルオキシド等の有機過酸化物),
無機酸化剤(例えば,過酸化水素,過硫酸カリウム,過
硫酸ナトリウム,及び過硫酸アンモニウム等),及び水
相中において,例えば水溶性還元剤によって活性化され
る触媒(例えばレドックス触媒)等がある。
カル重合触媒には,エマルジョン重合を促進することが
従来知られている触媒も含まれる。このような触媒とし
ては,有機酸化剤(例えば,t−ブチルヒドロペルオキ
シドやクメンヒドロペルオキシド等の有機過酸化物),
無機酸化剤(例えば,過酸化水素,過硫酸カリウム,過
硫酸ナトリウム,及び過硫酸アンモニウム等),及び水
相中において,例えば水溶性還元剤によって活性化され
る触媒(例えばレドックス触媒)等がある。
【0080】このような触媒は,重合反応を生起させる
に足る量(すなわち触媒作用有効量)にて使用される。
一般には,重合反応を受けるモノマーの総量を基準とし
て0.01〜5重量%の量で充分である。これとは別
に,熱及び/又は触媒化合物以外に他のラジカル生成手
段(例えば活性化放射線への暴露)を使用して,重合反
応を活性化させることもできる。
に足る量(すなわち触媒作用有効量)にて使用される。
一般には,重合反応を受けるモノマーの総量を基準とし
て0.01〜5重量%の量で充分である。これとは別
に,熱及び/又は触媒化合物以外に他のラジカル生成手
段(例えば活性化放射線への暴露)を使用して,重合反
応を活性化させることもできる。
【0081】使用することのできる適切な乳化剤として
は,エマルジョン重合において通常使用されているアニ
オン性乳化剤,カチオン性乳化剤,及びノニオン性乳化
剤等がある。一般には少なくとも1種のアニオン性乳化
剤が使用され,また1種以上のノニオン性乳化剤が使用
されることもある。代表的なタイプのアニオン性乳化剤
は,アルキルアリールスルホネート,アルカリ金属アル
キルサルフェート,スルホネートアルキルエステル,及
び脂肪酸石鹸等である。よく知られている乳化剤の特定
の例としては,ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム,ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム,ラウリル
硫酸ナトリウム,ドデシルジフェニルエーテルジスルホ
ン酸二ナトリウム,N−オクタデシルスルホコハク酸二
ナトリウム,及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
等がある。このような乳化剤は,所望の粒径と所望の粒
径分布を有する分散ポリマー粒子を与えるだけの充分な
乳化が達成される限り,種々の量にて使用することがで
きる。しかしながら,一般には,重合反応を受けるモノ
マーの総量を基準として0.01〜5重量%の量にて使
用するのが有利である。
は,エマルジョン重合において通常使用されているアニ
オン性乳化剤,カチオン性乳化剤,及びノニオン性乳化
剤等がある。一般には少なくとも1種のアニオン性乳化
剤が使用され,また1種以上のノニオン性乳化剤が使用
されることもある。代表的なタイプのアニオン性乳化剤
は,アルキルアリールスルホネート,アルカリ金属アル
キルサルフェート,スルホネートアルキルエステル,及
び脂肪酸石鹸等である。よく知られている乳化剤の特定
の例としては,ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム,ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム,ラウリル
硫酸ナトリウム,ドデシルジフェニルエーテルジスルホ
ン酸二ナトリウム,N−オクタデシルスルホコハク酸二
ナトリウム,及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
等がある。このような乳化剤は,所望の粒径と所望の粒
径分布を有する分散ポリマー粒子を与えるだけの充分な
乳化が達成される限り,種々の量にて使用することがで
きる。しかしながら,一般には,重合反応を受けるモノ
マーの総量を基準として0.01〜5重量%の量にて使
用するのが有利である。
【0082】前述したように,ラテックスの製造に対し
ては従来の連鎖移動剤も使用することができ,実際,脂
肪族共役ジエンを使用した重合工程においては,連鎖移
動剤を使用するのが好ましい。このような連鎖移動剤の
例としては,ラウリルメルカプタンやドデシルメルカプ
タン等の長鎖メルカプタン,又は他の公知の連鎖移動剤
がある。
ては従来の連鎖移動剤も使用することができ,実際,脂
肪族共役ジエンを使用した重合工程においては,連鎖移
動剤を使用するのが好ましい。このような連鎖移動剤の
例としては,ラウリルメルカプタンやドデシルメルカプ
タン等の長鎖メルカプタン,又は他の公知の連鎖移動剤
がある。
【0083】エマルジョン重合における種々の特定の目
的に対して有用であることが当業界に知られている他の
成分も,上記のラテックス中に使用することができる。
例えば,ある与えられたラテックスに対する重合可能な
成分がモノエチレン性不飽和カルボン酸モノマーを含ん
でいる場合は,酸性条件下〔すなわち,水性媒体が2〜
7(特に2〜5)のpH値を有する〕での重合が好まし
い。このような場合においては,水性媒体は,所望のp
H値を与えるために,そしてときには緩衝系を与えるた
めに酸及び/又は塩を含んでもよい。
的に対して有用であることが当業界に知られている他の
成分も,上記のラテックス中に使用することができる。
例えば,ある与えられたラテックスに対する重合可能な
成分がモノエチレン性不飽和カルボン酸モノマーを含ん
でいる場合は,酸性条件下〔すなわち,水性媒体が2〜
7(特に2〜5)のpH値を有する〕での重合が好まし
い。このような場合においては,水性媒体は,所望のp
H値を与えるために,そしてときには緩衝系を与えるた
めに酸及び/又は塩を含んでもよい。
【0084】ラテックスは,従来のエマルジョン重合法
によって製造することができる。モノマーと水性供給物
を送り込むポンプを装備した反応器中に,水及びシード
ラテックス(seed latex)もしくはミセル形
成性界面活性剤を導入する。反応器中に窒素をパージ
し,そして加熱する。数時間にわたって,モノマー流れ
と,水,水性界面活性剤,及び重合開始剤を含有した流
れを反応器中に加える。モノマー流れと水性流れを加え
た後,反応混合物を,反応が確実に進行するだけのさら
になる反応時間にわたって反応温度に保持し,次いで冷
却する。次に,ラテックスを水蒸気蒸留して,未反応モ
ノマーの濃度を低下させる。
によって製造することができる。モノマーと水性供給物
を送り込むポンプを装備した反応器中に,水及びシード
ラテックス(seed latex)もしくはミセル形
成性界面活性剤を導入する。反応器中に窒素をパージ
し,そして加熱する。数時間にわたって,モノマー流れ
と,水,水性界面活性剤,及び重合開始剤を含有した流
れを反応器中に加える。モノマー流れと水性流れを加え
た後,反応混合物を,反応が確実に進行するだけのさら
になる反応時間にわたって反応温度に保持し,次いで冷
却する。次に,ラテックスを水蒸気蒸留して,未反応モ
ノマーの濃度を低下させる。
【0085】実施例 ラテックスH 以下に記載の手順に従って本ラテックスを作製した。ス
テンレス鋼で被覆した反応器中に,27496g(6
8.3部/モノマー100部)の脱イオン水,3031
g(3.6部)の47.8%活性ポリスチレンシード
(約2250オングストロームの平均直径を有する),
201g(0.5部)のイタコン酸,及び29.4g
(0.03部)の41%キレート化剤水溶液〔このキレ
ート化剤は,ダウケミカル社から市販のベルセノール
(Versenol;登録商標)120であって,ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン−トリアセテートの三ナ
トリウム塩である〕を含んだ混合物Aを仕込んだ。反応
器中に窒素をパージし,撹拌しながら100℃に加熱し
た。39640g(98.5部)のスチレンと402g
(1部)のアクリル酸を含んだモノマーを反応器中に連
続的に加え,このとき加えられるモノマーの15.4%
を60分で,そして残りの84.6%をさらなる155
分で加えた。さらに,12073g(30部)の脱イオ
ン水,447g(0.50部)の45%ダウファックス
(Dowfax;登録商標)2EP水溶液(ダウファッ
クス2EPは,ダウケミカル社から市販のドデシル化ス
ルホン化フェニルエーテルのナトリウム塩である),2
42g(0.60部)の過硫酸ナトリウム,及び48g
(0.12部)の水酸化ナトリウムを反応器中に連続的
に加え,このとき加えられる流れの31%を60分で,
そして残りの69%をさらなる175分で加えた。そし
てさらに,982g(2.4部)の脱イオン水と201
g(0.5部)の水酸化ナトリウムを,235分経過時
点で反応器中に連続的に加え始め,255分経過時点に
て添加を終了させた。添加操作中,反応器を温度を10
0℃に保持した。
テンレス鋼で被覆した反応器中に,27496g(6
8.3部/モノマー100部)の脱イオン水,3031
g(3.6部)の47.8%活性ポリスチレンシード
(約2250オングストロームの平均直径を有する),
201g(0.5部)のイタコン酸,及び29.4g
(0.03部)の41%キレート化剤水溶液〔このキレ
ート化剤は,ダウケミカル社から市販のベルセノール
(Versenol;登録商標)120であって,ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン−トリアセテートの三ナ
トリウム塩である〕を含んだ混合物Aを仕込んだ。反応
器中に窒素をパージし,撹拌しながら100℃に加熱し
た。39640g(98.5部)のスチレンと402g
(1部)のアクリル酸を含んだモノマーを反応器中に連
続的に加え,このとき加えられるモノマーの15.4%
を60分で,そして残りの84.6%をさらなる155
分で加えた。さらに,12073g(30部)の脱イオ
ン水,447g(0.50部)の45%ダウファックス
(Dowfax;登録商標)2EP水溶液(ダウファッ
クス2EPは,ダウケミカル社から市販のドデシル化ス
ルホン化フェニルエーテルのナトリウム塩である),2
42g(0.60部)の過硫酸ナトリウム,及び48g
(0.12部)の水酸化ナトリウムを反応器中に連続的
に加え,このとき加えられる流れの31%を60分で,
そして残りの69%をさらなる175分で加えた。そし
てさらに,982g(2.4部)の脱イオン水と201
g(0.5部)の水酸化ナトリウムを,235分経過時
点で反応器中に連続的に加え始め,255分経過時点に
て添加を終了させた。添加操作中,反応器を温度を10
0℃に保持した。
【0086】ラテックスI 以下に記載の手順に従って本ラテックスを作製した。ス
テンレス鋼で被覆した反応器中に,1083.8g(8
1.6部/モノマー100部)の脱イオン水,及び5
7.8部(1.29部)の29.6%活性ポリスチレン
シード(約259オングストロームの平均直径を有す
る)を含んだ混合物Aを仕込んだ。反応器中に窒素をパ
ージし,撹拌しながら90℃に加熱した。1275g
(96部)のメチルメタクリレート,及び53.1g
(4部)のアクリル酸を含んだモノマーを,180分に
わたって反応器中に連続的に加えた。さらに,531.
0g(40部)の脱イオン水,14.8g(0.50
部)の過硫酸塩,及び6.6g(0.1部)の20%水
酸化ナトリウム水溶液を,210分にわたって反応器中
に連続的に加えた。添加操作中とその後の30分間,反
応器を90℃に保持した。
テンレス鋼で被覆した反応器中に,1083.8g(8
1.6部/モノマー100部)の脱イオン水,及び5
7.8部(1.29部)の29.6%活性ポリスチレン
シード(約259オングストロームの平均直径を有す
る)を含んだ混合物Aを仕込んだ。反応器中に窒素をパ
ージし,撹拌しながら90℃に加熱した。1275g
(96部)のメチルメタクリレート,及び53.1g
(4部)のアクリル酸を含んだモノマーを,180分に
わたって反応器中に連続的に加えた。さらに,531.
0g(40部)の脱イオン水,14.8g(0.50
部)の過硫酸塩,及び6.6g(0.1部)の20%水
酸化ナトリウム水溶液を,210分にわたって反応器中
に連続的に加えた。添加操作中とその後の30分間,反
応器を90℃に保持した。
【0087】ラテックスJ モノマーが,1221.4g(92部)のメチルメタク
リレート及び160.2g(8部)のアクリル酸を含む
こと以外は,ラテックスIの場合と同様に本ラテックス
を作製した。
リレート及び160.2g(8部)のアクリル酸を含む
こと以外は,ラテックスIの場合と同様に本ラテックス
を作製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:26 Z 2102−4G 24:00 2102−4G 24:02) 2102−4G (72)発明者 ジエームズ・ダブリユー・ヤング,ジユニ アー アメリカ合衆国ミシガン州48642,ミドラ ンド,ワシントン 3811 (72)発明者 ダニエル・モルドヴアン アメリカ合衆国ミシガン州48642,ミドラ ンド,モンロー・ロード 3280
Claims (13)
- 【請求項1】 (a) 30℃より高いTg を有するこ
とを特徴とする,最高99重量部までの1種以上のポリ
マー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤(foam depres
sant); を含むセメント用添加剤。 - 【請求項2】 前記ポリマーが40℃より高いTg を有
することを特徴とする;あるいは前記ポリマーが60℃
より高いTg を有することを特徴とする;あるいは前記
ポリマーが80℃より高いTg を有することを特徴とす
る;あるいは前記ポリマーが100℃より高いTg を有
することを特徴とする;請求項1記載のセメント用添加
剤。 - 【請求項3】 前記ポリマーが,1種以上のモノ不飽和
芳香族モノマー;1種以上の脂肪族共役ジエンモノマ
ー;1種以上の(メタ)アクリル酸エステルモノマー;
並びにそのカルボン酸無水物モノマー,カルボン酸エス
テルモノマー,カルボン酸アミドモノマー,及びカルボ
ン酸イミドモノマーも含めた1種以上のモノエチレン性
不飽和カルボン酸モノマー;のモノマー混合物から得ら
れる重合体混合物を含む,請求項1記載のセメント用添
加剤。 - 【請求項4】 前記モノ不飽和芳香族モノマーが,スチ
レン,α−メチルスチレン,ビニルトルエン,又はこれ
らの混合物であり;前記脂肪族共役ジエンモノマーが,
ブタジエン,イソプレン,又はこれらの混合物であり;
前記(メタ)アクリル酸エステルモノマーが,メチルメ
タクリレート,メチルアクリレート,n−ブチルアクリ
レート,sec−ブチルアクリレート,2−ヒドロキシ
エチルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレー
ト,又はこれらの混合物であり;そして前記モノエチレ
ン性不飽和カルボン酸モノマーが,マレイン酸,マレイ
ン酸無水物,マレイン酸イミド,フマール酸,イタコン
酸,(メタ)アクリル酸,クロトン酸,又はこれらの混
合物である;請求項3記載のセメント用添加剤。 - 【請求項5】 前記重合体混合物が,重合を受けるモノ
マーの100乾燥重量部を基準として,85〜99部の
モノ不飽和芳香族モノマー及び1〜15部のモノエチレ
ン性不飽和カルボン酸モノマー;又は70〜99部のモ
ノ不飽和芳香族モノマー及び1〜30部の脂肪族共役ジ
エンモノマー;又は55〜98部のモノ不飽和芳香族モ
ノマー,1〜30部の脂肪族共役ジエンモノマー,及び
1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン酸モノマ
ー;又は1〜98部のモノ不飽和芳香族モノマー,1〜
30部の脂肪族共役ジエンモノマー,及び1〜98部の
(メタ)アクリル酸エステルモノマー;又は1〜97部
のモノ不飽和芳香族モノマー,1〜30部の脂肪族共役
ジエンモノマー,1〜97部の(メタ)アクリル酸エス
テルモノマー;及び1〜15部のモノエチレン性不飽和
カルボン酸モノマー;又は1〜30部の脂肪族共役ジエ
ンモノマー,及び1〜99部の(メタ)アクリル酸エス
テルモノマー;又は1〜30部の脂肪族共役ジエンモノ
マー,1〜98部の(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン酸
モノマー;又は85〜98部の(メタ)アクリル酸エス
テルモノマー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和
カルボン酸モノマー;又は1〜99部のモノ不飽和芳香
族モノマー,及び1〜99部の(メタ)アクリル酸エス
テルモノマー;又は1〜98部のモノ不飽和芳香族モノ
マー,1〜98部の(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ー,及び1〜15部のモノエチレン性不飽和カルボン酸
モノマー;又は100部のモノ不飽和芳香族モノマー;
又は100部の(メタ)アクリル酸エステルモノマー;
を含む,請求項3記載のセメント用添加剤。 - 【請求項6】 前記安定剤が,ノニオン性界面活性剤,
カチオン性界面活性剤,アニオン性界面活性剤,ノニオ
ン性−アニオン性界面活性剤,又は重合体界面活性剤で
ある,請求項1記載のセメント用添加剤。 - 【請求項7】 前記安定剤がアルキル置換フェノキシポ
リ(エチレンオキシ)エタノール界面活性剤である,請
求項1記載のセメント用添加剤。 - 【請求項8】 (a) 30℃より高いTg を有するこ
とを特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を一緒に混合する工程を含み,このとき前記混合工程が
液体分散剤の存在下で行われ,そして必要に応じて,前
記液体分散剤を除去して再分散可能な粉末物の形態のセ
メント用添加剤を生成させる工程をさらに含む,セメン
ト用添加剤の製造方法。 - 【請求項9】 (A)(a) 30℃より高いTg を有
することを特徴とする,最高99重量部までのポリマ
ー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤;及び必要に応じて (d) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの水減少剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトランドセメント;を含んだ,ポリマー変
性のポルトランドセメントコンクリートもしくはポルト
ラントセメントモルタル。 - 【請求項10】 (A)(a) 30℃より高いTg を
有することを特徴とする,最高99重量部までのポリマ
ー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤;及び必要に応じて (d) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの水減少剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトランドセメント;を一緒に混合する工程
を含む,ポリマー変性のポルトランドセメントコンクリ
ートもしくはポルトラントセメントモルタルの製造方
法。 - 【請求項11】 (a) 30℃より高いTg を有する
ことを特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだ,再分散可能なポリマー粉末物。 - 【請求項12】 (a) 30℃より高いTg を有する
ことを特徴とする,最高99重量部までのポリマー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を混合する工程を含み,このとき前記混合工程が必要に
応じて,液体分散剤の存在下で行われ,次いで前記液体
分散剤が除去される,再分散可能なポリマー粉末物の製
造方法。 - 【請求項13】 (A)(a) 30℃より高いTg を
有することを特徴とする,最高99重量部までのポリマ
ー; (b) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
1〜15重量部の安定剤;及び必要に応じて (c) 前記ポリマー固体の100重量部を基準として
最高5重量部までの泡抑制剤; を含んだセメント用添加剤;及び (B) ポルトランドセメント;を含んだ,いつでも使
用可能な状態のポルトランドセメント組成物。
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