JPH05124466A - 平面床可変シート構造 - Google Patents
平面床可変シート構造Info
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- JPH05124466A JPH05124466A JP31842591A JP31842591A JPH05124466A JP H05124466 A JPH05124466 A JP H05124466A JP 31842591 A JP31842591 A JP 31842591A JP 31842591 A JP31842591 A JP 31842591A JP H05124466 A JPH05124466 A JP H05124466A
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- JP
- Japan
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- seat
- condition
- variable
- flat floor
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 屈曲した状態でシートに成形し得るととも
に、展開することでフルフラット状の平面床にすること
のできる。 【構成】 人体を載置可能とし、かつ人体の上体、大腿
部および下肢を載置可能とする複数のシート座板を屈曲
可能に連結して可変シートを形成するとともに、フロア
より所定の高さ位置に平面床を形成し、この平面床に前
記可変シートを水平状に納め可能とするシート用孔を設
けて前記可変シートを適宜リンク手段により前記シート
用孔に納める水平位置と、少なくとも一部のシート座板
が該シート用孔より下方へ没入して着座可能に屈曲する
位置とに変位可能に設ける。
に、展開することでフルフラット状の平面床にすること
のできる。 【構成】 人体を載置可能とし、かつ人体の上体、大腿
部および下肢を載置可能とする複数のシート座板を屈曲
可能に連結して可変シートを形成するとともに、フロア
より所定の高さ位置に平面床を形成し、この平面床に前
記可変シートを水平状に納め可能とするシート用孔を設
けて前記可変シートを適宜リンク手段により前記シート
用孔に納める水平位置と、少なくとも一部のシート座板
が該シート用孔より下方へ没入して着座可能に屈曲する
位置とに変位可能に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平面床を可変するこ
とによりシート状に変更することのできる平面床可変シ
ート構造に関する。
とによりシート状に変更することのできる平面床可変シ
ート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば乗用車あるいはワンボック
ス車両等において、例えば、室内に配設されるフロント
シートおよびリヤシートはそれぞれシートクッションと
シートバックとがリクライニング機構を介して傾倒可能
に連結されて、このリクライニング機構を介して各リヤ
シートを後方へほぼ水平状に転倒して全シートをフルフ
ラットにする構成のものがある。
ス車両等において、例えば、室内に配設されるフロント
シートおよびリヤシートはそれぞれシートクッションと
シートバックとがリクライニング機構を介して傾倒可能
に連結されて、このリクライニング機構を介して各リヤ
シートを後方へほぼ水平状に転倒して全シートをフルフ
ラットにする構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来における折り畳みシートによるフルフラットの状態は
個々の単位シートの集合により形成されるあくまでも簡
易の疑似フラット状態のものであって、シートのサイド
パッド等による起伏を有するものであるから、このシー
トのフラット状態で乗員が寝る姿勢をとる場合、サイド
パッド等による起伏によりその姿勢が規制されて楽な姿
勢で寝ることができない問題点があった。
来における折り畳みシートによるフルフラットの状態は
個々の単位シートの集合により形成されるあくまでも簡
易の疑似フラット状態のものであって、シートのサイド
パッド等による起伏を有するものであるから、このシー
トのフラット状態で乗員が寝る姿勢をとる場合、サイド
パッド等による起伏によりその姿勢が規制されて楽な姿
勢で寝ることができない問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、屈曲した状態でシートに成形し得ると
ともに、展開することでフルフラット状の平面床にする
ことのできる可変シート構造を提供することを目的とす
るものである。
なされたもので、屈曲した状態でシートに成形し得ると
ともに、展開することでフルフラット状の平面床にする
ことのできる可変シート構造を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、人体を載置可能とし、かつ人体の上
体、大腿部および下肢を載置可能とする複数のシート座
板を屈曲可能に連結して可変シートを形成するととも
に、フロアより所定の高さ位置に平面床を形成し、この
平面床に前記可変シートを水平状に納め可能とするシー
ト用孔を設けて前記可変シートを適宜リンク手段により
前記シート用孔に納める水平位置と、該シート用孔より
下方へ没入して着座可能に屈曲する位置とに変位可能に
構成した平面床可変シート構造に存する。
を解決するため、人体を載置可能とし、かつ人体の上
体、大腿部および下肢を載置可能とする複数のシート座
板を屈曲可能に連結して可変シートを形成するととも
に、フロアより所定の高さ位置に平面床を形成し、この
平面床に前記可変シートを水平状に納め可能とするシー
ト用孔を設けて前記可変シートを適宜リンク手段により
前記シート用孔に納める水平位置と、該シート用孔より
下方へ没入して着座可能に屈曲する位置とに変位可能に
構成した平面床可変シート構造に存する。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、可変シートを水平
位置にして人体を楽な寝る姿勢に、屈曲する位置で楽な
着座姿勢に保持可能とする。
位置にして人体を楽な寝る姿勢に、屈曲する位置で楽な
着座姿勢に保持可能とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1ないし図4は例えば車両のリヤシート部
1の斜視図を示すもので、該リヤシート部1は車両の床
面より所定の高さ位置に平面床2が形成され、この図示
2箇所に可変シート6が設けられている。この平面床2
は平板状の床部材3の上面にパッド部材4が貼着されて
形成され、この平面床2の可変シート6を設ける部位は
図示のように所定のスペースで略長方形状のシート用孔
5が貫設され、同シート用孔5には可変シート6が設け
られている。
説明する。図1ないし図4は例えば車両のリヤシート部
1の斜視図を示すもので、該リヤシート部1は車両の床
面より所定の高さ位置に平面床2が形成され、この図示
2箇所に可変シート6が設けられている。この平面床2
は平板状の床部材3の上面にパッド部材4が貼着されて
形成され、この平面床2の可変シート6を設ける部位は
図示のように所定のスペースで略長方形状のシート用孔
5が貫設され、同シート用孔5には可変シート6が設け
られている。
【0008】この可変シート6はシートフレーム7とシ
ートリンク15とより構成され、このシートフレーム7
は左右枠9と前後枠10とによりシート用孔5とほぼ同
形状の略長方形状に枠組み形成されたアンダーフレーム
8と同アンダーフレーム8のリヤ側にはリヤフレーム1
1が立設されている。このリヤフレーム11はアンダー
フレーム8のリヤ側の左右に所定の間隔で対応して脚片
12,13が立設され、この脚片12,13はほぼ平面
床2とほぼ同じ高さに形成され、その上部間には上部枠
14が取付けられて略コ字形状に形成されている。
ートリンク15とより構成され、このシートフレーム7
は左右枠9と前後枠10とによりシート用孔5とほぼ同
形状の略長方形状に枠組み形成されたアンダーフレーム
8と同アンダーフレーム8のリヤ側にはリヤフレーム1
1が立設されている。このリヤフレーム11はアンダー
フレーム8のリヤ側の左右に所定の間隔で対応して脚片
12,13が立設され、この脚片12,13はほぼ平面
床2とほぼ同じ高さに形成され、その上部間には上部枠
14が取付けられて略コ字形状に形成されている。
【0009】このシートリンク15は複数枚の第1シー
ト座板17,第2シート座板18および第3シート座板
19を屈曲可能に連結したシート部材16と複数本のリ
ンクステー23,24と起伏ロッド31と作動シリンダ
35とより構成されている。
ト座板17,第2シート座板18および第3シート座板
19を屈曲可能に連結したシート部材16と複数本のリ
ンクステー23,24と起伏ロッド31と作動シリンダ
35とより構成されている。
【0010】このシート部材16を構成する各シート座
板17,18,19は図3に示すように展開した状態で
平面床2に開設したシート用孔5に納め可能に連結され
るもので、第1シート座板17は身体の上体および頭部
を支持可能な長さを有し、中央の第2シート座板18は
着座可能な長さに形成され、第3シート座板19は膝下
(下肢)を支持可能な長さに形成され、これら各シート
座板17,18,19は平面床2と同質の床部材3の上
面にパッド部材4が貼着されて形成され、連結軸20,
21により屈曲可能に連結されている。このように形成
されたシート部材16はその第1シート座板17のほぼ
中央部がリヤフレーム11の前側脚片12の上部間に支
軸22を介して回動可能に枢着されるとともに、各所要
の箇所にリンクステー23,24が取付けられてシート
フレーム7に連結されている。
板17,18,19は図3に示すように展開した状態で
平面床2に開設したシート用孔5に納め可能に連結され
るもので、第1シート座板17は身体の上体および頭部
を支持可能な長さを有し、中央の第2シート座板18は
着座可能な長さに形成され、第3シート座板19は膝下
(下肢)を支持可能な長さに形成され、これら各シート
座板17,18,19は平面床2と同質の床部材3の上
面にパッド部材4が貼着されて形成され、連結軸20,
21により屈曲可能に連結されている。このように形成
されたシート部材16はその第1シート座板17のほぼ
中央部がリヤフレーム11の前側脚片12の上部間に支
軸22を介して回動可能に枢着されるとともに、各所要
の箇所にリンクステー23,24が取付けられてシート
フレーム7に連結されている。
【0011】このリンクステー23,24は各シート座
板17,18,19を展開した状態で支持した際にシー
ト用孔5に納め、かつ平面床2とほぼ同一面状に支持可
能な長さを有し、リンクステー23の上端は第3シート
座板19の前部左右に支軸25により対応して枢着さ
れ、同下端部はアンダーフレーム8の左右枠9の前部の
所定位置に軸ピン26を介して枢着されている。また、
リンクステー24の上端はシート座板18,19を連結
した連結軸21の左右の端部に枢着され、下端部はアン
ダーフレーム8の左右枠9の対応する所定位置に軸ピン
27を介して枢着されている。また、前側の左右のリン
クステー23の軸ピン26より所定の距離を隔てた位置
には前方へ所定の長さを有する起伏アーム28がほぼ直
角状に対応して延出形成され、この左右の起伏アーム2
8の先端と後部の左右のリンクステー24の連結軸21
より所定の距離を隔てた位置には軸ピン29,30を介
して起伏ロッド31がそれぞれ枢着されている。
板17,18,19を展開した状態で支持した際にシー
ト用孔5に納め、かつ平面床2とほぼ同一面状に支持可
能な長さを有し、リンクステー23の上端は第3シート
座板19の前部左右に支軸25により対応して枢着さ
れ、同下端部はアンダーフレーム8の左右枠9の前部の
所定位置に軸ピン26を介して枢着されている。また、
リンクステー24の上端はシート座板18,19を連結
した連結軸21の左右の端部に枢着され、下端部はアン
ダーフレーム8の左右枠9の対応する所定位置に軸ピン
27を介して枢着されている。また、前側の左右のリン
クステー23の軸ピン26より所定の距離を隔てた位置
には前方へ所定の長さを有する起伏アーム28がほぼ直
角状に対応して延出形成され、この左右の起伏アーム2
8の先端と後部の左右のリンクステー24の連結軸21
より所定の距離を隔てた位置には軸ピン29,30を介
して起伏ロッド31がそれぞれ枢着されている。
【0012】また、第1シート座板17の支軸22と連
結軸20との間の下面には所定の長さを有する対をなす
作動アーム32が所定の間隔で垂設され、この作動アー
ム32の下端部間には作動ロッド33が横架されてい
る。また、アンダーフレーム8の後枠10の中央部には
ブラット34が取付けられ、同ブラケット34には例え
ば電動あるいは油圧による作動シリンダ35の基端側が
枢着され、同シリンダ35のピストンロッド36の先端
側は作動ロッド33のほぼ中央部に枢着されている。
結軸20との間の下面には所定の長さを有する対をなす
作動アーム32が所定の間隔で垂設され、この作動アー
ム32の下端部間には作動ロッド33が横架されてい
る。また、アンダーフレーム8の後枠10の中央部には
ブラット34が取付けられ、同ブラケット34には例え
ば電動あるいは油圧による作動シリンダ35の基端側が
枢着され、同シリンダ35のピストンロッド36の先端
側は作動ロッド33のほぼ中央部に枢着されている。
【0013】このように形成された平面床2の上面側に
は、例えば伸縮性、通気性、防しわ性、保温性を有する
編物からなる表皮37が展張状に取付けられている。
は、例えば伸縮性、通気性、防しわ性、保温性を有する
編物からなる表皮37が展張状に取付けられている。
【0014】このように設けられたリヤシート部1は常
時には図3に示す水平状態より作動シリンダ35が短縮
作動されて図4に示すように第1シート座板17は作動
アーム32を介して支軸22を中心として反時計方向へ
回動されて前傾され、これと連結された第2シート座板
18との連結軸20部は下方へ屈曲されて第2シート座
板18は後傾され、この屈曲に伴いリンクステー24は
軸ピン27を中心として時計方向へ回動される。そして
このリンクステー24と起伏ロッド31および起伏アー
ム28を介して連結された前部のリンクステー23は軸
ピン26を中心として時計方向へ回動され、これにより
第2シート座板18と第3シート座板19とは図示略山
形状に屈曲されてシート6に形成される。図4に示すこ
の状態で乗員は着座することができる。なお、この状態
で表皮37は二点鎖線で示すように展張されているが、
伸縮性を有することから可変屈曲したシート6に十分沿
うことができる。
時には図3に示す水平状態より作動シリンダ35が短縮
作動されて図4に示すように第1シート座板17は作動
アーム32を介して支軸22を中心として反時計方向へ
回動されて前傾され、これと連結された第2シート座板
18との連結軸20部は下方へ屈曲されて第2シート座
板18は後傾され、この屈曲に伴いリンクステー24は
軸ピン27を中心として時計方向へ回動される。そして
このリンクステー24と起伏ロッド31および起伏アー
ム28を介して連結された前部のリンクステー23は軸
ピン26を中心として時計方向へ回動され、これにより
第2シート座板18と第3シート座板19とは図示略山
形状に屈曲されてシート6に形成される。図4に示すこ
の状態で乗員は着座することができる。なお、この状態
で表皮37は二点鎖線で示すように展張されているが、
伸縮性を有することから可変屈曲したシート6に十分沿
うことができる。
【0015】また、この屈曲成形したシート6の状態よ
り作動シリンダ35を伸長作動すると、第1シート座板
17は作動アーム32を介して支軸22を中心として時
計方向へ回動され、これと連結された第2シート座板1
8はリンクステー24との屈曲角度を初期に狭め、つい
で開拡しながら連結軸21を中心として反時計方向へ回
動しつつリンクステー24を軸ピン27を中心として反
時計方向へ回動し、このリンクステー24の回動により
起伏ロッド31および起伏アーム28を介して連結され
たリンクステー23は軸ピン26を中心として反時計方
向へ回動され、このリンクステー23の回動により同ス
テー23に連結した第3シート座板19は連結軸21を
中心として時計方向へ回動され、リンクステー23,2
4が垂直となった時点で、各シート座板17、18,1
9は水平状となってシート用孔5ないに閉止状に、かつ
平面床2と同一面に納められて水平保持される。
り作動シリンダ35を伸長作動すると、第1シート座板
17は作動アーム32を介して支軸22を中心として時
計方向へ回動され、これと連結された第2シート座板1
8はリンクステー24との屈曲角度を初期に狭め、つい
で開拡しながら連結軸21を中心として反時計方向へ回
動しつつリンクステー24を軸ピン27を中心として反
時計方向へ回動し、このリンクステー24の回動により
起伏ロッド31および起伏アーム28を介して連結され
たリンクステー23は軸ピン26を中心として反時計方
向へ回動され、このリンクステー23の回動により同ス
テー23に連結した第3シート座板19は連結軸21を
中心として時計方向へ回動され、リンクステー23,2
4が垂直となった時点で、各シート座板17、18,1
9は水平状となってシート用孔5ないに閉止状に、かつ
平面床2と同一面に納められて水平保持される。
【0016】上述したように本例可変シート6は、作動
シリンダ35の短縮1動作により各シート座板17、1
8,19は平面床2に設けたシート用孔5より下方へ没
入状に屈曲保持されてシート6を形成し、また、伸長1
動作により各シート座板17、18,19は屈曲状態よ
り水平状態に保持される。したがって、この可変シート
6を水平に保持した状態ではほぼ完全なフルフラットの
状態となるので乗員は楽な姿勢で寝ることができ、ま
た、水平状態の可変シート6上に上向きに寝た状態で作
動シリンダ35を短縮作動すると尻部側が下方へ没入し
ていくので、アイポイントの変化が少ないので違和感を
生ずることがなく、また、シート6の屈曲変形過程で上
体の傾斜保持角度、すなわち、第1シート座板17を体
格に見合った角度位置で作動シリンダ35を停止するこ
とができるとともに、この第1シート座板17の傾斜角
の調整に連動して第2・3の角度が開縮されて楽な姿勢
を選択することができる。また、第1、第2、第3シー
ト座板17,18,19を屈曲変形可能に連結し、簡単
なリンク手段により水平位置と没入して屈曲変形する位
置とに保持するのでリヤシート部1をコンパクトにでき
る。
シリンダ35の短縮1動作により各シート座板17、1
8,19は平面床2に設けたシート用孔5より下方へ没
入状に屈曲保持されてシート6を形成し、また、伸長1
動作により各シート座板17、18,19は屈曲状態よ
り水平状態に保持される。したがって、この可変シート
6を水平に保持した状態ではほぼ完全なフルフラットの
状態となるので乗員は楽な姿勢で寝ることができ、ま
た、水平状態の可変シート6上に上向きに寝た状態で作
動シリンダ35を短縮作動すると尻部側が下方へ没入し
ていくので、アイポイントの変化が少ないので違和感を
生ずることがなく、また、シート6の屈曲変形過程で上
体の傾斜保持角度、すなわち、第1シート座板17を体
格に見合った角度位置で作動シリンダ35を停止するこ
とができるとともに、この第1シート座板17の傾斜角
の調整に連動して第2・3の角度が開縮されて楽な姿勢
を選択することができる。また、第1、第2、第3シー
ト座板17,18,19を屈曲変形可能に連結し、簡単
なリンク手段により水平位置と没入して屈曲変形する位
置とに保持するのでリヤシート部1をコンパクトにでき
る。
【0017】次に、図5および図6は他の実施例を示す
もので、この実施例では上記した平面床2より下方へ屈
曲状に没入してシートを形成する構成を例えば医療看護
用のベッドに適用した場合を示すもので、このベッド4
1は床面より所定の高さ位置に平面床42(ベッド面)
が形成され、同平面床42にはシート用孔46が貫設さ
れ、同シート用孔には可変シート47が設けられてい
る。
もので、この実施例では上記した平面床2より下方へ屈
曲状に没入してシートを形成する構成を例えば医療看護
用のベッドに適用した場合を示すもので、このベッド4
1は床面より所定の高さ位置に平面床42(ベッド面)
が形成され、同平面床42にはシート用孔46が貫設さ
れ、同シート用孔には可変シート47が設けられてい
る。
【0018】このベッド41は略長方形状のアンダーフ
レーム43とこのアンダーフレーム43の四隅には支柱
44が立設され、支柱44間には上部フレーム45が設
けられてシート用孔46を有する平面床42が形成され
ている。
レーム43とこのアンダーフレーム43の四隅には支柱
44が立設され、支柱44間には上部フレーム45が設
けられてシート用孔46を有する平面床42が形成され
ている。
【0019】また、可変シート47はシート部材48と
レール部材54,55および作動シリンダ61とより構
成されている。このシート部材48は第1シート座板4
9と第2シート座板50とが連結軸51を介して屈曲可
能に設けられ、第1シート座板49は身体の上体および
頭部を支持可能な長さを有し、第2シート座板50は腰
から下の大腿部および下肢を載置可能な長さに形成され
ている。このように形成されたシート部材48は展開し
た状態でシート用孔46に収め可能に設けられるととも
に、第1シート座板49の左右の所定の位置は上部フレ
ーム45の左右の枠に支軸52により回動可能に枢着さ
れ、また、第2シート座板50の先端側左右にはローラ
ピン53が取付けられ、このローラピン53は上部フレ
ーム45の左右の枠より所定の半径(支軸52から連結
軸51の距離)で形成されたレール部材54の溝部を転
動可能に設けられている。また、連結軸51の両端には
ローラピン53と同様のローラ55が設けられ、このロ
ーラ55は上部フレーム45の左右の枠の所定の位置よ
り上記レール部材54と同様に形成されて対応して垂設
されたレール部材56の溝部を転動可能に設けられてい
る。
レール部材54,55および作動シリンダ61とより構
成されている。このシート部材48は第1シート座板4
9と第2シート座板50とが連結軸51を介して屈曲可
能に設けられ、第1シート座板49は身体の上体および
頭部を支持可能な長さを有し、第2シート座板50は腰
から下の大腿部および下肢を載置可能な長さに形成され
ている。このように形成されたシート部材48は展開し
た状態でシート用孔46に収め可能に設けられるととも
に、第1シート座板49の左右の所定の位置は上部フレ
ーム45の左右の枠に支軸52により回動可能に枢着さ
れ、また、第2シート座板50の先端側左右にはローラ
ピン53が取付けられ、このローラピン53は上部フレ
ーム45の左右の枠より所定の半径(支軸52から連結
軸51の距離)で形成されたレール部材54の溝部を転
動可能に設けられている。また、連結軸51の両端には
ローラピン53と同様のローラ55が設けられ、このロ
ーラ55は上部フレーム45の左右の枠の所定の位置よ
り上記レール部材54と同様に形成されて対応して垂設
されたレール部材56の溝部を転動可能に設けられてい
る。
【0020】また、第1シート座板49の連結軸51と
支軸52との間の下面には所定の長さを有する対をなす
作動アーム57が所定の間隔で垂設され、この作動アー
ム57間には作動ロッド58が横架されている。また、
図示右側の支柱44間の所定の位置には枠部材59が横
架され、その中央部にはブラケット60が取り付けら
れ、同ブラケット60には例えば電動あるいは油圧によ
る作動シリンダ61の基端側が枢着され、同作動シリン
ダ61のピストンロッド62の先端側は作動ロッド58
のほぼ中央部に枢着されている。
支軸52との間の下面には所定の長さを有する対をなす
作動アーム57が所定の間隔で垂設され、この作動アー
ム57間には作動ロッド58が横架されている。また、
図示右側の支柱44間の所定の位置には枠部材59が横
架され、その中央部にはブラケット60が取り付けら
れ、同ブラケット60には例えば電動あるいは油圧によ
る作動シリンダ61の基端側が枢着され、同作動シリン
ダ61のピストンロッド62の先端側は作動ロッド58
のほぼ中央部に枢着されている。
【0021】このように設けられたベッド41において
は、常時には作動シリンダ61のピストンロッド62が
伸長作動されて第1シート座板49と第2シート座板5
0は水平状に展開されてシート用孔46に納められて平
面床42と同一面に保持されてベッド41として使用さ
れる。
は、常時には作動シリンダ61のピストンロッド62が
伸長作動されて第1シート座板49と第2シート座板5
0は水平状に展開されてシート用孔46に納められて平
面床42と同一面に保持されてベッド41として使用さ
れる。
【0022】そして、ベッド41上の患者の上体を起す
場合は作動シリンダ61を短縮作動すると、第2シート
座板50はその先端側に設けたローラピン53および連
結軸51に設けたローラ55がレール部材54,56に
案内されて水平状態を維持して平面床42より下方へ没
入し、これに連結した第1シート座板49は支軸52を
中心として反時計方向へ回動されて患者の上体を徐々に
起すことができる。なお、患者の上体の角度は作動シリ
ンダ61の短縮の程度で選択される。
場合は作動シリンダ61を短縮作動すると、第2シート
座板50はその先端側に設けたローラピン53および連
結軸51に設けたローラ55がレール部材54,56に
案内されて水平状態を維持して平面床42より下方へ没
入し、これに連結した第1シート座板49は支軸52を
中心として反時計方向へ回動されて患者の上体を徐々に
起すことができる。なお、患者の上体の角度は作動シリ
ンダ61の短縮の程度で選択される。
【0023】このように第2シート座板50を平面床4
2より下方へ没入して降下するもので、従来においては
ベッド面より上体を起すものであるから、看護者はほと
んど立ったままで作業をしなければならず、また、格別
のテーブル等を必要とするものであるが、本例では下半
身が降下されているので看護者は椅子に座った状態で看
護することができ、また、シート用孔46の縁部がその
ままほぼテーブルの高さになるので専用のテーブルを使
用する必要がない。
2より下方へ没入して降下するもので、従来においては
ベッド面より上体を起すものであるから、看護者はほと
んど立ったままで作業をしなければならず、また、格別
のテーブル等を必要とするものであるが、本例では下半
身が降下されているので看護者は椅子に座った状態で看
護することができ、また、シート用孔46の縁部がその
ままほぼテーブルの高さになるので専用のテーブルを使
用する必要がない。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、リンク手段の1動作により各シート座板は平面床
に設けたシート用孔より下方へ没入状に屈曲保持されて
シートを形成し、また、リンク手段の1動作により各シ
ート座板は屈曲状態より水平状態に保持される。したが
って、この可変シートを水平に保持した状態ではほぼ完
全なフルフラットの状態となるので楽な姿勢で寝ること
ができ、また、水平状態の可変シート上に上向きに寝た
状態でリンク手段を作動すると尻部側が下方へ没入して
いくので、アイポイントの変化が少ないので違和感を生
ずることがなく、また、シートの屈曲変形過程で上体の
傾斜保持角度を体格に見合った角度位置でリンク手段を
停止することができるとともに、この傾斜角の調整に連
動して他の角度が開縮されて楽な姿勢を選択することが
できる。また、複数のシート座板を屈曲変形可能に連結
し、簡単なリンク手段により水平位置と没入して屈曲変
形する位置とに保持するのでコンパクトにできる。
より、リンク手段の1動作により各シート座板は平面床
に設けたシート用孔より下方へ没入状に屈曲保持されて
シートを形成し、また、リンク手段の1動作により各シ
ート座板は屈曲状態より水平状態に保持される。したが
って、この可変シートを水平に保持した状態ではほぼ完
全なフルフラットの状態となるので楽な姿勢で寝ること
ができ、また、水平状態の可変シート上に上向きに寝た
状態でリンク手段を作動すると尻部側が下方へ没入して
いくので、アイポイントの変化が少ないので違和感を生
ずることがなく、また、シートの屈曲変形過程で上体の
傾斜保持角度を体格に見合った角度位置でリンク手段を
停止することができるとともに、この傾斜角の調整に連
動して他の角度が開縮されて楽な姿勢を選択することが
できる。また、複数のシート座板を屈曲変形可能に連結
し、簡単なリンク手段により水平位置と没入して屈曲変
形する位置とに保持するのでコンパクトにできる。
【図1】車両のリヤシート部の斜視図である。
【図2】可変シートの斜視図である。
【図3】可変シートのシート部材を水平にした状態の側
面図である。
面図である。
【図4】可変シートのシート部材を屈曲にした状態の側
面図である。
面図である。
【図5】ベッドの斜視図である。
【図6】ベッドの作用説明図である。
2,42 平面床 5,46 シート用孔 16,48 シート部材 17,18,19,49,50 シート座板 23,24 リンクステー 28 起伏アーム 31 起伏ロッド 32,57 作動アーム 35,61 作動シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 人体を載置可能とし、かつ人体の上体、
大腿部および下肢を載置可能とする複数のシート座板を
屈曲可能に連結して可変シートを形成するとともに、フ
ロアより所定の高さ位置に平面床を形成し、この平面床
に前記可変シートを水平状に納め可能とするシート用孔
を設けて前記可変シートを適宜リンク手段により前記シ
ート用孔に納める水平位置と、少なくとも一部のシート
座板が該シート用孔より下方へ没入して着座可能に屈曲
する位置とに変位可能に構成した平面床可変シート構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31842591A JPH05124466A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 平面床可変シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31842591A JPH05124466A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 平面床可変シート構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05124466A true JPH05124466A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18099012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31842591A Pending JPH05124466A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 平面床可変シート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05124466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019162978A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 有限会社たかぎ | 長距離夜行バスのシート構造 |
CN112026609A (zh) * | 2019-06-03 | 2020-12-04 | 现代自动车株式会社 | 设有平坦座椅的车辆 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP31842591A patent/JPH05124466A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019162978A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 有限会社たかぎ | 長距離夜行バスのシート構造 |
CN112026609A (zh) * | 2019-06-03 | 2020-12-04 | 现代自动车株式会社 | 设有平坦座椅的车辆 |
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