JPH0512428Y2 - - Google Patents

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JPH0512428Y2
JPH0512428Y2 JP19846587U JP19846587U JPH0512428Y2 JP H0512428 Y2 JPH0512428 Y2 JP H0512428Y2 JP 19846587 U JP19846587 U JP 19846587U JP 19846587 U JP19846587 U JP 19846587U JP H0512428 Y2 JPH0512428 Y2 JP H0512428Y2
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rib
corner
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ceramic decorative
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、構造物等の表面に配設される陶磁
器質化粧板に関するものである。
〔従来の技術〕
コンクリート建造物等において、美観を高める
ために、その表面に大形の化粧板を配設すること
が行われている。一般に、このような化粧板は、
第3図および第4図に示すように、300mm角以上
の大きさの四角状の陶磁器質板1の表面2に絵柄
や凹凸模様を施し、裏面には、外周に沿つてリブ
3を設けるとともに、そのリブ3に囲われる部分
に一定間隔で数個のリブ部3aを補強用に形成し
て構成されている。そして、リブ部3の四隅の部
分に係止用穴4を穿設している。また、このリブ
部3の角部内側部分をアール5に形成しその部分
を、リブ部3の他の部分よりも幅広にしている。
この幅広の部分により、係止用穴4を設けるため
の面積およびその係止用穴4の周囲の強度が確保
される。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記のような陶磁器質化粧板1
は、リブ部3の角部にアール5を設けたために、
リブ部3の幅が不均一になる。そのため、製造時
の焼成の際、熱の伝導が部分的に異なつたり、収
縮の大きさが部分的に異なつたりしてリブ部3の
角部に割れを生じやすいという問題がある。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、製造時に割れを生じない陶磁器質化粧板の
提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の陶磁器
質化粧板は、四角状の陶磁器質化粧板の裏面の縁
部に、上記四角状の角部の内側部分がアールに形
成された補強用のリブ部を設け、上記リブ部の内
側のアールの部分から外側にかけて溝部を設けた
という構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この陶磁器質化粧板は、裏面の縁部
に形成されたリブ部の角部内側のアールの部分か
らリブ部の外側にかけて溝部を設けているため、
製造時の焼成によりリブ部の角部から左右に延び
るリブの部分に収縮が生じても、その収縮による
引つ張り応力が、上記溝部で遮断されリブ部の角
部まで及ばない。したがつて、リブ部の幅が、角
部とその他の部分とで異なついてもリブ部の角部
に割れが生じ難くなる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
している。すなわち、この陶磁器質化粧板6は、
リブ部3の角部のアール5の両端部a,b側から
リブ部3の外側にかけてそれぞれ溝7を設け、か
つアール5の中心部からリブ部3の外側角部にか
けて係止用穴4の上面を突き抜けた溝部8を設け
ている。それ以外の部分は第3図および第4図の
化粧板1と同じである。
この構成において、構造物躯体にピン等の係止
用具を、陶磁器質化粧板6の係止用穴4の間隔と
同じ間隔で配設し、その係止用具に上記係止用穴
4を係止させることにより、陶磁器質化粧板6を
構造躯体の表面に配設する。その結果、構造躯体
の表面に、陶磁器質化粧板6の表面に施された絵
柄や凹凸模様が表れ、その美観が高められる。
なお、上記陶磁器質化粧板6の製造の際、乾
燥、焼成等の処理が行われ、その処理により陶磁
器質化粧板6に収縮が生じる。そして、リブ部3
の角部が他の部分と幅が異なるため、上記角部か
ら左右に延びるリブの部分の収縮により、リブ部
3の角部に、図示の矢印のように引つ張り応力が
作用しようとするが、リブ部3の角部と他の部分
との境界に設けられた溝7および角部の中心に設
けられた溝8によつてその応力のリブ角部に対す
る作用が遮断され角部に割れが生じることが防止
される。陶磁器質化粧板6のその他の部分は肉
厚、幅等が略均一状態になつているため、収縮が
略均一状態で生じ割れを生じ難い。この考案の陶
磁器質化粧板6は以上のように構成されているた
め、割れの少ない効率的な生産を行うことができ
る。
このように、この陶磁器質化粧板6は、リブ部
3の幅広になつた部分に溝7,8を設けることに
より角部への応力集中を防止し、製造時に、リブ
部3に割れが生じることを回避している。また、
リブ部3の角部のアール5を取り除くことにより
リブ部3の全体の幅を均一にし応力の発生を防止
するのではなく、リブ部3の角部内側にアール5
を設け角部の幅を広く保つているため、係止用穴
4の配設部分を確保できるとともに、その周囲部
分の強度を維持しうる。さらに、溝7,8を設け
たために、重量が軽量になる。
なお、上記溝7,8は、リブ部3の内側縁部
の、アール5と直線部分との接点a,b間からリ
ブ部3の外側に設けることが重要である。また、
リブ部3の幅cを、5〜15mmとした場合、溝部
7,8の幅を3〜10mm、その深さを2〜10mm、係
止用穴4の直径を2〜10mmにすることが好まし
い。
〔考案の効果〕
以上のように、この陶磁器質化粧板は、リブ部
の角部内側のアール部分からリブ部の外側にかけ
て溝を設けているため、その製造時に割れが生じ
難くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部裏面図、第
2図はそのA−A′断面図、第3図は従来例の裏
面図、第4図はそのB−B′断面図である。 3……リブ部、5……アール、6……陶磁器質
化粧板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四角状の陶磁器質化粧板の裏面の縁部に、上記
    四角状の角部の内側部分がアールに形成された補
    強用のリブ部を設け、上記リブ部の内側のアール
    の部分から外側にかけて溝部を設けたことを特徴
    とする陶磁器質化粧板。
JP19846587U 1987-12-25 1987-12-25 Expired - Lifetime JPH0512428Y2 (ja)

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JP19846587U JPH0512428Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

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Publication Number Publication Date
JPH01100820U JPH01100820U (ja) 1989-07-06
JPH0512428Y2 true JPH0512428Y2 (ja) 1993-03-30

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