JPH05121837A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JPH05121837A
JPH05121837A JP27996691A JP27996691A JPH05121837A JP H05121837 A JPH05121837 A JP H05121837A JP 27996691 A JP27996691 A JP 27996691A JP 27996691 A JP27996691 A JP 27996691A JP H05121837 A JPH05121837 A JP H05121837A
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JP
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optical waveguide
semiconductor laser
diffraction grating
light
optical
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JP27996691A
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Masayuki Suehiro
雅幸 末広
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Optical Measurement Technology Development Co Ltd
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Optical Measurement Technology Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに伝搬光が結合する二つの光導波路の一
方に回折格子を設け、他方に半導体レーザの出力光を供
給して共振させるROR型半導体レーザにおいて、構造
を改善して縦単一モードが得られるようにする。 【構成】 共振用の光導波路13には回折格子15を一
つだけ設け、その光導波路13の他端からは広帯域で光
が反射されるように、例えば劈開面を使用し、さらに高
反射被膜17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光集積回路の光源に利用
する。特に、ROR−LD(Reflactive Optical Reson
ator Laser Diode)と呼ばれる半導体レーザの発振特
性、主に縦モード特性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5はそれぞれ従来のROR
−LDの構造例を示す平面図であり、図4はハイブリッ
ド型、図5はモノリシック型を示す。
【0003】これらのROR−LDはいずれも、同一の
基板10上に形成された二つの光導波路12、13を備
え、互いの伝搬光が結合するように、二つの光導波路1
2、13の一部を近接させた光結合領域14が設けられ
る。この光結合領域14を挟んで光導波路13の両側に
は、それぞれ回折格子15、16が設けられる。
【0004】図4に示したハイブリッド型の場合には、
光導波路12に外付けレーザ20が結合される。これに
対して図5に示したモノリシック型の場合には、光導波
路12の一端に活性部11が設けられる。
【0005】ハイブリッド型ROR−LDについては、 〔文献1〕アプライド・フィジクス・レターズ第58巻
第5号第449頁、1991年(Appl.Pys.Lett. 58,
(5), P.449, 1991, "Compact Hybrid resonant Optical
Reflector Lasers with very narrow linewidth")に、
またモノリシック型については、 〔文献2〕特開平2−66985号公報、「半導体レー
ザおよびその製造方法」に詳しく説明されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、素子の両端に
回折格子を設ける従来の構造では、二つの回折格子の反
射特性が異なると縦単一モードが得られず、多モード化
する可能性があった。反射特性が異なる原因としては、
加工上の問題と熱分布の問題がある。すなわち、反射特
性が同一の回折格子を二つ作り込むことは困難であり、
しかも、温度差により二つの回折格子の反射特性が変化
してしまう。特にモノリシック型の場合には、同じ基板
上に半導体レーザが設けられており、電流注入より発熱
して基板に温度勾配が発生してしまう。さらに、波長可
変のためには二つの回折格子の屈折率を変化させる必要
があるが、その変化を等しく保つことも困難である。
【0007】本発明は、このような課題を解決し、縦単
一モードが容易に得られるROR型の半導体レーザを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、誘導放射光を発生する活性部と、この活性部の出力
光を伝搬する第一の光導波路と、この第一の光導波路と
の間で伝搬光が互いに結合する第二の光導波路とを備
え、この第二の光導波路には活性部からの出力光を反射
する回折格子が設けられた半導体レーザにおいて、二つ
の光導波路の光結合領域に対して回折格子が一方の側に
設けられ、その回折格子が設けられた光導波路の他方の
側には、その回折格子の反射光を含むその反射光より広
い帯域の光を反射する手段が設けられたことを特徴とす
る。
【0009】光を反射する手段は結晶の劈開面として形
成され、この劈開面に反射率が90%以上の高反射被膜
が設けられることが望ましい。第一の光導波路には、光
結合領域を挟んで活性層と対面する側に、反射防止手段
が設けられることが望ましい。
【0010】活性部、第一の光導波路および第二の光導
波路は同一基板上に形成されることが望ましい。
【0011】
【作用】ROR−LDにおける共振用の光導波路の片側
のみに回折格子を設け、反射特性を改善する。共振のた
めには同じ光導波路の他方にも反射手段を設ける必要が
あるが、その反射手段に波長選択性を要求する必要はな
く、回折格子の反射光を含む広い帯域の光を反射すれば
十分である。そこで、望ましくは、劈開面を利用し、さ
らにその劈開面に高反射被膜を設ける。これにより、回
折格子と反射手段との間で共振が得られ、その共振波長
が一つの回折格子により決定される。したがって、縦単
一モードが容易に得られる。
【0012】本発明の半導体レーザは、活性部、第一の
光導波路および第二の光導波路を同一基板上に形成する
ことが望ましい。このとき、活性部と回折格子とを同じ
側に設ければ、チップサイズを小さくできる。また、導
波路長が短縮されるので、導波路損を小さくすることが
できる。
【0013】
【実施例】図1は本発明実施例ROR−LDの構造を示
す平面図である。
【0014】このROR−LDは、誘導放射光を発生す
る活性部11と、この活性部11の出力光を伝搬する第
一の光導波路12と、この第一の光導波路12との間で
光結合領域14において伝搬光が互いに結合する第二の
光導波路13とを備え、この光導波路13には活性部1
1からの出力光を反射する回折格子15が設けられる。
活性部11および光導波路12、13は同一の基板10
上に形成される。
【0015】ここで本実施例の特徴とするところは、回
折格子15が結合領域14に対して光導波路13の一方
の側のみに設けられ、この光導波路13の他方の側に
は、回折格子15の反射光を含むその反射光より広い帯
域の光を反射する手段として、端面が劈開面に形成さ
れ、この劈開面に反射率が90%以上の高反射被膜17
が設けられたことにある。また光導波路12には、光結
合領域14を挟んで活性部11と対面する側に、反射防
止手段として窓構造18、すなわち導波路構造を無くし
た構造が設けられる。
【0016】活性部11の出力光は、光導波路12を伝
搬し、光結合領域14において光導波路13に結合し、
高反射被膜17が設けられた端面(以下「反射端面」と
いう)で反射し、その一部が回折格子15に達する。回
折格子15の反射率が90%以上と十分に大きく、光導
波路13の損失が小さければ、反射端面と回折格子15
との間で鋭い共振が生じ、その一部が活性部11に帰還
されて縦単一モードのレーザ発振が得られる。
【0017】図2および図3は試作したROR−LDの
特性例を示す。図2は注入電流に対する印加電圧および
出力光パワーの特性であり、図3は出力光スペクトラム
を示す。これらの特性は、光導波路12、13をリブ形
導波路として形成し、リブの幅を2〜3μm、光結合領
域におけるリブの間隔を1〜1.5μm、素子の全長を
約1.5mm、回折格子15の長さを600μm、活性
部11の長さを500μmとしたときの測定例である。
活性部11としては、単一量子井戸の一般的なGaAs
系半導体レーザ構造を用いた。また、光導波路12、1
3は活性部11の単一量子井戸を無秩序化して形成し
た。
【0018】図2に示した特性では、注入電流に対する
出力光パワーの変化が一様ではない。これは、注入電流
によって異なる縦モードが発生することを示している。
この最大の原因は、活性部11の端面と反射端面との間
などにファブリペロー・モードが残っているためと考え
られる。したがって、これらの構造を最適化すれば、さ
らに良好な特性が得られると考えられる。
【0019】以上の説明では、第一の光導波路の一端に
窓構造を形成して反射防止手段とした例について示した
が、光導波路を量子井戸構造を無秩序化して形成する場
合には、その一端を無秩序化せずに残してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体レ
ーザは、回折格子を形成する部分が一つなので、二つの
場合に考慮しなければならない回折格子の反射特性のば
らつきはなく、縦単一モードを容易に得ることが可能と
なる。また、片側の回折格子の長さ分だけ二つの光導波
路を短くすることができ、損失が減ってRORの効果が
得やすくなり、狭スペクトル線幅化が期待できる。さら
に、波長可変する場合には、屈折率を変化させる場所が
一箇所となり、従来のように二箇所の屈折率を同じに保
ちながら変化させる必要がなく、制御が単純化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例ROR−LDの構造を示す平面
図。
【図2】試作したROR−LDにおける注入電流に対す
る印加電圧および出力光パワーの特性例を示す図。
【図3】試作したROR−LDの出力光スペクトラムを
示す図。
【図4】従来例ハイブリッド型ROR−LDの構造を示
す平面図。
【図5】従来例モノリシック型ROR−LDの構造を示
す平面図。
【符号の説明】
11 活性部 12、13 光導波路 14 光結合領域 15、16 回折格子 17 高反射被膜 18 窓構造

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導放射光を発生する活性部と、 この活性部の出力光を伝搬する第一の光導波路と、 この第一の光導波路との間で伝搬光が互いに結合する第
    二の光導波路とを備え、 この第二の光導波路には前記活性部からの出力光を反射
    する回折格子が設けられた半導体レーザにおいて、 前記回折格子は前記第一の光導波路との光結合領域に対
    して一方の側に設けられ、 前記第二の光導波路の他方の側には、前記回折格子の反
    射光を含むその反射光より広い帯域の光を反射する手段
    が設けられたことを特徴とする半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 光を反射する手段は結晶の劈開面として
    形成され、この劈開面に反射率が90%以上の高反射被
    膜が設けられた請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 第一の光導波路には、光結合領域を挟ん
    で活性層と対面する側に、反射防止手段が設けられた請
    求項1記載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 活性部、第一の光導波路および第二の光
    導波路は同一基板上に形成された請求項1記載の半導体
    レーザ。
JP3279966A 1991-10-25 1991-10-25 半導体レーザ Expired - Lifetime JPH07118564B2 (ja)

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JPH07118564B2 JPH07118564B2 (ja) 1995-12-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06310806A (ja) * 1993-04-21 1994-11-04 Nec Corp 半導体レーザおよびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02226233A (ja) * 1989-02-28 1990-09-07 Canon Inc 半導体光増幅器

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