JPH05120984A - 電気ヒユーズエレメントとリード導体との接合構造 - Google Patents

電気ヒユーズエレメントとリード導体との接合構造

Info

Publication number
JPH05120984A
JPH05120984A JP22109591A JP22109591A JPH05120984A JP H05120984 A JPH05120984 A JP H05120984A JP 22109591 A JP22109591 A JP 22109591A JP 22109591 A JP22109591 A JP 22109591A JP H05120984 A JPH05120984 A JP H05120984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse element
current fuse
lead conductor
current
ridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22109591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2511751B2 (ja
Inventor
Hitoshi Yamanaka
仁 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchihashi Estec Co Ltd
Original Assignee
Uchihashi Estec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uchihashi Estec Co Ltd filed Critical Uchihashi Estec Co Ltd
Priority to JP3221095A priority Critical patent/JP2511751B2/ja
Publication of JPH05120984A publication Critical patent/JPH05120984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511751B2 publication Critical patent/JP2511751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電流ヒュ−ズエレメントとリ−ド導体との接合
箇所での電流ヒュ−ズエレメントの圧潰変形をよく軽減
し得、振動などにより電流ヒュ−ズエレメントが接合箇
所で断線するのを充分に防止できる電流ヒュ−ズエレメ
ントとリ−ド導体との接合構造を提供する。 【構成】電流ヒュ−ズエレメントを接合するリ−ド導体
端部に、幅が電流ヒュ−ズエレメントの半径の1.0倍
乃至4.0倍,高さが0.5倍乃至2.0倍の凸部を設
け、この凸部と電流ヒュ−ズエレメントとを交叉させ、
この交叉箇所を加圧下で接合したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電流ヒュ−ズエレメント
とリ−ド導体との接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電流ヒュ−ズエレメントには鉄、ニッケ
ル、クロ−ム等の合金が使用されており、電流ヒュ−ズ
エレメントとリ−ド導体端部との接合には、リ−ド導体
端部を扁平加工しまたは扁平加工することなく円形のま
まで電流ヒュ−ズエレメントをリ−ド導体に圧着又は抵
抗溶接する方法が使用されている。
【0003】上記電流ヒュ−ズエレメントの線径はリ−
ド導体の線径の十分の一程度であり、リ−ド導体の線径
に比べて著しく小である。
【0004】上記電流ヒュ−ズエレメントをリ−ド導体
端部に圧着するには、電流ヒュ−ズエレメントをリ−ド
導体端部に交叉させ、その交叉箇所上をプレスで加圧し
ている。また、抵抗溶接の場合は、同上交叉箇所を電極
で挾み、一方の電極をその交叉箇所の電流ヒュ−ズエレ
メントに、他方の電極を同交叉箇所のリ−ド導体端部に
それぞれ圧接させ、両電極を通じて電流を流し、交叉箇
所をジュ−ル発熱で加熱溶着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記電流ヒュ−ズエレ
メントとリ−ド導体端部との交叉箇所の圧接時、電流ヒ
ュ−ズエレメントにおいては圧潰によってたやすく圧縮
変形される。これに対して、リ−ド導体においては扁平
加工しない円形のままでも、電流ヒュ−ズエレメントの
線径に比べて約10倍もの大きな線径を有するので、実
質上平面と同じであり、電流ヒュ−ズエレメントの食い
込みにより凹まされるが、この凹みに伴って塑性変形す
る部分と非変形部分との境界に剪断応力が発生してその
凹み変形を妨げ、また、凹み変形に対するリ−ド導体材
の横方向金属流れも拘束されるので、リ−ド導体側の変
形は僅かしか生じない。
【0006】従って、通常、電流ヒュ−ズエレメントが
リ−ド導体(通常、銅が使用される)に比べ、材質的に
硬いにもかかわらず、接合箇所において電流ヒュ−ズエ
レメントが大きく圧潰変形され、振動が加わる使用条件
では上記接合箇所で電流ヒュ−ズエレメントが断線した
り、又は本来遮断すべき過電流よりも小な電流、例え
ば、ラッシュカレントで発熱溶断することが往々にして
観られる。
【0007】本発明の目的は電流ヒュ−ズエレメントと
リ−ド導体との接合箇所での電流ヒュ−ズエレメントの
圧潰変形をよく軽減し得、振動などにより電流ヒュ−ズ
エレメントが接合箇所で断線するのを充分に防止できる
電流ヒュ−ズエレメントとリ−ド導体との接合構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電流ヒュ−ズエ
レメントとリ−ド導体との接合構造は電流ヒュ−ズエレ
メントを接合するリ−ド導体端部に、幅が電流ヒュ−ズ
エレメントの半径の1.0倍乃至4.0倍,高さが0.
5倍乃至2.0倍の凸部を設け、この凸部と電流ヒュ−
ズエレメントとを交叉させ、この交叉箇所を加圧下で接
合したことを特徴とする構成である。
【0009】
【作用】リ−ド導体の凸部が電流ヒュ−ズエレメントに
交叉されて圧接されるので、交叉箇所でのリ−ド導体の
凸部も充分に変形し、圧接力をリ−ド導体の凸部の変形
にも費やし得、それだけ同箇所での電流ヒュ−ズエレメ
ントの圧潰変形を小にできる。従って、振動などにより
電流ヒュ−ズエレメントが接合箇所で断線するのを充分
に防止できる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の斜視図を示す説明図である。図1に
おいて、1はリ−ド導体であり、通常銅が使用され、端
部11をプレス加工によって扁平化すると共にその扁平
化部分の少なくとも片面に凸条12を形成してある。2
は電流ヒュ−ズエレメントであり、鉄、ニッケル、クロ
ム等の合金が使用される。
【0011】上記の凸条12の幅は電流ヒュ−ズエレメ
ント2の半径の1.0倍乃至4.0倍とし、高さは電流
ヒュ−ズエレメント2の半径の0.5倍乃至2.0倍と
してあり、凸条12の断面形状がほぼ半円形の場合、そ
の凸条12の曲率半径は電流ヒュ−ズエレメント2の半
径の0.5倍乃至2.0倍とされる。
【0012】上記電流ヒュ−ズエレメント2はリ−ド導
体1の扁平端部11において、凸条12と交叉されプレ
スにより圧着されるか又は抵抗溶接により溶着されてい
る。
【0013】この圧着又は抵抗溶接の際、電流ヒュ−ズ
エレメント2と凸条12との交叉箇所において両者が相
互に圧接されるが、その圧接箇所での凸条12の圧縮変
形に伴う電流ヒュ−ズエレメント方向に向いてのリ−ド
導体材の金属流れが自由であり、その圧縮変形を拘束す
る剪断応力も僅小であるので、その圧接箇所での凸条1
2の圧縮変形を容易に発生させ得る。従って、上記交叉
箇所に作用する圧接力が電流ヒュ−ズエレメント2の変
形のみならずリ−ド導体材の充分な変形にも費やされ、
電流ヒュ−ズエレメント2の変形のみに費やされる場合
に比べ、接合箇所での電流ヒュ−ズエレメント2の変形
量(薄肉化)を充分に少なくできる。
【0014】上記において、凸条12の幅が電流ヒュ−
ズエレメント2の半径の1.0倍以下で高さが電流ヒュ
−ズエレメント2の半径の0.5倍以下では凸条12の
断面が余りに小さすぎて凸条の僅かな変形でその変形後
の面が扁平面に達してしまい、それ以上のリ−ド導体材
の変形が困難となって電流ヒュ−ズエレメントが大きく
変形される。他方、凸条の幅が電流ヒュ−ズエレメント
の半径の4.0倍以上で高さが電流ヒュ−ズエレメント
の半径の2.0倍以上では凸条の断面が余りに大き過ぎ
て凸条を変形させ難くなり電流ヒュ−ズエレメントが大
きく変形される。
【0015】上記において、凸条12は一本でもよく、
また、千鳥状分布としてもよい。
【0016】上記において、接合を抵抗溶接によって行
う場合、電流ヒュ−ズエレメントと凸条との交叉箇所で
の凸条での電流密度を高くでき、リ−ド導体側をもよく
ジュ−ル発熱させ得、リ−ド導体側からも電流ヒュ−ズ
エレメントを加熱できるので、溶接電流の低減が可能と
なり、電流ヒュ−ズエレメントの溶接熱による劣化をよ
く防止できる。
【0017】上記接合には、上記の圧接、抵抗溶接以外
に図2に示すようにリ−ド導体端部11に割り13を設
け、この割面に凸条12を形成し、この割部に電流ヒュ
−ズエレメントを挾み込みによって接合することもでき
る。
【0018】上記実施例においては、凸部として凸条を
使用しているが、接合箇所とその近傍のみを凸状にして
もよい。
【発明の効果】本発明の電流ヒュ−ズエレメントとリ−
ド導体との接合構造は上述した通りの構成であり、細線
電流ヒュ−ズエレメントとリ−ド導体との接合箇所での
電流ヒュ−ズエレメントの薄肉変形をよく防止できるか
ら、振動が加わる使用条件でも接合箇所で電流ヒュ−ズ
エレメントが断線したり、又は本来遮断すべき過電流よ
りも小な電流、例えば、ラッシュカレントで発熱溶断す
るのを充分回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明において使用するリ−ド導体の端部の別
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リ−ド導体 11 リ−ド導体端部 12 凸部 2 電流ヒュ−ズエレメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流ヒュ−ズエレメントを接合するリ−ド
    導体端部に、幅が電流ヒュ−ズエレメントの半径の1.
    0倍乃至4.0倍,高さが0.5倍乃至2.0倍の凸部
    を設け、この凸部と電流ヒュ−ズエレメントとを交叉さ
    せ、この交叉箇所を加圧下で接合したことを特徴とする
    電流ヒュ−ズエレメントとリ−ド導体との接合構造。
  2. 【請求項2】請求項1において凸部が凸条である電流ヒ
    ュ−ズエレメントとリ−ド導体との接合構造。
JP3221095A 1991-08-05 1991-08-05 電気ヒュ―ズエレメントとリ―ド導体との接合構造 Expired - Lifetime JP2511751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3221095A JP2511751B2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電気ヒュ―ズエレメントとリ―ド導体との接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3221095A JP2511751B2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電気ヒュ―ズエレメントとリ―ド導体との接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05120984A true JPH05120984A (ja) 1993-05-18
JP2511751B2 JP2511751B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=16761414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3221095A Expired - Lifetime JP2511751B2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電気ヒュ―ズエレメントとリ―ド導体との接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2511751B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0180742U (ja) * 1987-11-19 1989-05-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0180742U (ja) * 1987-11-19 1989-05-30

Also Published As

Publication number Publication date
JP2511751B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3318175B2 (ja) 線材の接合方法
US9979099B2 (en) Terminal, crimp terminal, wire harness, and method for manufacturing crimp terminal
US7033233B2 (en) Welding terminal and welding apparatus for welding the same
US5642852A (en) Method of ultrasonic welding
US7355142B2 (en) Resistance welding electrode, welded copper flex lead, and method for making same
KR20160070746A (ko) 단자, 와이어 하니스, 단자와 피복 도선의 접속 방법 및 와이어 하니스 구조체
US5245132A (en) Noble plated tungsten corona wire for copy machines or xerography technology machines
JP6728444B2 (ja) スリーブ、接触装置
JP6090142B2 (ja) 端子および該端子の電線接続方法
US4203020A (en) Method of resistance welding wires to a massive workpiece
US20190319373A1 (en) Terminalized electric wire
JP2511751B2 (ja) 電気ヒュ―ズエレメントとリ―ド導体との接合構造
JP2747506B2 (ja) 異種金属端子の抵抗溶接方法
JP2014100019A (ja) 電線の端子構造および電線と端子の接続方法
JP5524553B2 (ja) バスバーへの溶接構造、およびバスバーへの溶接方法
JP4158889B2 (ja) 端子付電線端末構造及び端子
JPH0495372A (ja) 線材の接合方法及び装置
JP2600881Y2 (ja) 熱圧着用端子
JP2003320462A (ja) プロジェクション溶接方法、および抵抗溶接用プロジェクション
JPH0982375A (ja) 電線接続方法
JP2913008B2 (ja) 可撓給電端子
JPH0779118B2 (ja) ワイヤーボンディング装置
US4296985A (en) Integral electrical contact and method of making same
JPH0722149A (ja) 電線の接続装置及び接続方法
JPH06104021A (ja) 圧着端子