JPH05120039A - タスクスケジユーリング方式 - Google Patents

タスクスケジユーリング方式

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JPH05120039A
JPH05120039A JP30384891A JP30384891A JPH05120039A JP H05120039 A JPH05120039 A JP H05120039A JP 30384891 A JP30384891 A JP 30384891A JP 30384891 A JP30384891 A JP 30384891A JP H05120039 A JPH05120039 A JP H05120039A
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JP
Japan
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task
waiting
processing device
management table
ultra
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Application number
JP30384891A
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English (en)
Inventor
Mitsuko Akiyama
光子 秋山
Katsumi Okamura
勝己 岡村
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超高速処理を要求しているタスク8に対し、
資源の確保(実行可能状態設定14)や資源の解放処理
13、資源待ち状態設定処理12を不要とすることによ
り、OSのオーバヘッドをなくしタスクのスループット
を向上する。 【構成】 メモリや入出力装置等の資源待ちタスクのキ
ュー18、通常の命令処理装置待ちタスクキュー19の
ほかに、超高速処理装置(VPU)待ちタスク専用キュ
ー20を設け、20上のタスク8には予めメモリ資源を
割り当てておき、タスクがVPU使用中(テーブル2)
からVPU待ちに移ったときも(処理9a)資源を解放
しない。なお、ディスパッチャ11は通常命令装置の実
行(テーブル1)と待ち(テーブル19)との間で定期
的にタスクを切換える。VPU起動は19を介して行わ
れ、優先順位の高いタスク8が19に登録される(1
0)。実行タスク中VPU要求16は2と排他制御テー
ブル15に登録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベクトル演算装置のよ
うな超高速処理装置を用いた計算機システムに適用され
るタスクスケジューリング方式に係り、特に、オペレー
ティングシステムのオーバヘッドをなくしてタスクのス
ループットを向上するタスクスケジューリング方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のタスクスケジューリング方式とし
て、以下の方式が知られている。この方式は、「実行中
タスクが命令処理装置以外のシステム資源の割当て待ち
状態になった場合には、そのタスクにシステム資源待ち
状態設定処理を施し、システム資源待ちタスク管理テー
ブルに登録する。
【0003】システム資源待ちタスク管理テーブルに登
録されたタスクは資源が与えられるまで実行されない。
そのため、そのタスクが既に有する資源に対し他タスク
より要求があった場合、そのタスクが既に有している資
源も同時に解放される。
【0004】やがて、システム資源待ち状態のタスクに
そのタスクが要求しているシステム資源が割り当てられ
ると、実行可能状態設定処理により、このタスクは、実
行可能な状態となる。
【0005】実行可能状態となったタスマは、処理を開
始するが、システム資源待ちタスク管理テーブルに登録
されていた時点で解放されてしまった他資源の再確保が
必要となり、再び他のシステム資源を持たなければなら
なくなる可能性をもつ。」という方式である。
【0006】また、各資源をあるタスクが使用している
場合の排他制御処理では、従来からその資源を管理して
いる管理テーブル上にロックされていることを表示する
という方式が一般的である。
【0007】なお、この種のタスクスケジューリング方
式及び排他制御処理方式は、倍風館発行、J.Lピータ
ーソン著「オペレーティングシステムの概念」第35頁
〜第37頁(文献1)や、ADDISON WESLE
Y社発行、Samuel J. Leffler他著
「The Design and Implement
ation of the 4.3BSD UNIX
Operating System」pp88−83,
158−159(文献2)に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式では、以
下の問題があった。
【0009】 実行中のタスクが、システム資源の割
当て待ち状態になった場合に発生する「システム資源待
ち状態設定処理」や、「システム資源待ち状態タスクが
有する資源を解放する処理」が必要である。
【0010】 また逆に、システム資源待ち状態タス
クに対し、要求しているシステム資源を割り当て、タス
クを実行可能な状態にする時点に発生する「実行可能状
態設定処理」や、システム資源待ち状態の間、解放され
てしまった資源に対して、「資源を再確保する処理」な
どの処理が行なわなければならず、処理のオーバーヘッ
ドに関して配慮がなされていない。
【0011】 また、要求をしていた資源以外の資源
(以前に解放されてしまっている)を再確保する際、そ
の再確保するシステム資源を他タスクが使用して、この
他タスクの処理の終了を再び待たなければならない可能
性があるということに対する配慮がなされていない。
【0012】そのため、タスクが資源待ち状態になって
から実際に実行されるまでに大幅な時間を必要とする。
【0013】 また、従来のロック処理は、資源を管
理している管理テーブル上にロックされていることを表
示するという方式である。しかし、超高速処理装置が複
数存在する場合、その管理テーブルを1つずつ辿ってか
ら、ロックの表示を確認すると、オーバーヘッドがかか
る。
【0014】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解消し、実行中のタスクが超高速処理装置待ち
となったとき、システム資源待ち状態設定処理及びその
タスクの有する資源の解放処理を不要とし、または逆に
実行可能状態設定処理及び資源再確保処理を不要とし、
要求していた超高速処理装置以外の資源に対する待ち状
態が生じることもなく、システムのオーバヘッドをなく
してタスクのスループットを向上するタスクスケジュー
リング方式を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、命令処理装置と、超高速処理装置と、命
令処理装置割り当て待ちの全タスクを各タスクの優先順
位に従って登録している命令処理装置待ちタスク管理テ
ーブルと、前記命令処理装置待ちタスク管理テーブルに
登録されているタスクに対して優先順位に従ってタスク
の実行を開始させるタスクディスパッチャ部と、システ
ム資源の割り当て待ちのタスクを登録しているシステム
資源待ちタスク管理テーブルと、実行中タスクをシステ
ム資源待ち状態に変更するシステム資源待ち状態設定処
理部と、システム資源待ち状態のタスクを実行可能な状
態に変更する実行可能状態設定処理部とを有するタスク
スケジューリング方式において、超高速処理装置待ちの
タスクをタスクの優先順位に従って登録する超高速処理
装置待ちタスク管理テーブルと、実行中タスクを、シス
テム資源待ち状態設定処理及び資源の解放を行うことな
く超高速処理装置待ち状態に変更する超高速処理装置待
ち状態設定処理部と、超高速処理装置待ち状態のタスク
を実行可能な状態に変更する超高速処理装置実行可能状
態設定処理部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0017】本発明によれば、命令処理装置を実行中の
タスクが超高速処理装置を要求したときに、他のタスク
がその超高速処理装置を使用中の間超高速処理装置の割
り当てを待機する場合は、そのタスクは、既存の「シス
テム資源待ち状態」ではなく、「超高速処理装置待ち状
態」とし、タスクの有する優先順位に従い、「超高速処
理装置待ちタスク管理テーブル」に登録される。登録す
る方法は、実行可能状態(命令処理装置の割り当て待ち
状態)になったタスクのタスク管理テーブルを、「命令
処理装置待ちタスク管理テーブル」へ登録する場合と同
様である。
【0018】この「超高速処理装置待ち状態」は実行可
能状態の一部であると見なして、システム資源待ち状態
設定処理を無くし、そのタスクが既に有する資源の解放
は行なわない。また、その逆に、必要な資源を全て割り
当てておくことにより、要求している超高速処理装置が
割当てられさえすれば、直ちに処理を開始できる環境が
設定されている。
【0019】その後、他タスクによる超高速処理装置の
使用が終了した時は、タスクスケジューラが「超高速処
理装置待ちのタスク管理テーブル」によりタスクの優先
順位に従って超高速処理装置を割り当てる。
【0020】超高速処理装置が割り当てられたタスクに
対しては、そのタスクは実行可能状態のままであるため
(実行に必要な環境も設定されているため)、実行可能
状態設定処理は不要である。また他の資源は解放されて
いないので該他資源の再確保処理も不要である。従っ
て、要求していた超高速処理装置以外の資源に対する待
ち状態に陥ることはなく、オペレーティングシステムの
オーバヘッドを無くしてタスクのスループットをあげる
ことができる。
【0021】また、実行可能状態でありながらも、超高
速処理装置待ちタスク管理テーブルと通常の実行可能の
命令処理装置待ちタスク管理テーブルとに分けて管理す
ることによって、通常の命令処理装置の割り当てを抑止
して、超高速処理装置を待つという状態は守られ、かつ
オペレーティングシステムのオーバーヘッドを小さくし
たことで超高速性が要求されているタスクに対し超高速
処理を実現する。 また、その超高速処理装置が命令処
理装置から起動される場合は、超高速処理装置待ちタス
ク管理テーブルから命令処理装置待ちタスク管理テーブ
ルに移すタスクを超高速処理装置の数のタスクに(例え
ば1タスクに)限定することで、命令処理装置待ちタス
ク管理テーブルには1つの超高速処理装置を使用しよう
とするタスクが1つしか入らないようにすることがで
き、このテーブル上のタスクは必ず超高速処理装置を独
占できる。従って、超高速処理装置に対する排他制御処
理を同時に容易に実現することができる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面によって詳述
する。
【0023】図1は本発明のタスクスケジューリング方
式に使用する各テーブル及び各処理部の接続関係を示す
構成図であり、図2は本発明が適用されるシステムの構
成の一実施例を示す図であり、図3及び図4はベクトル
演算装置待ちタスクのタスクテーブルを管理するテーブ
ルに対して、タスク管理テーブルを登録したり、はずし
たりするときの処理を示したフローチャートである。
【0024】本実施例は、図2に示すように、通常の
(並の処理速度の)命令処理装置(「CPU」というこ
ともある)21と、超高速処理装置であるベクトル演算
装置(「VPU」ということもある)22と、主記憶装
置23と、拡張記憶装置24と、入出力装置25とで構
成される(この主記憶装置23、拡張記憶装置24、入
出力装置25は、命令処理装置21やベクトル演算装置
22以外のシステム資源の例である。)システムでのス
ケジューリング方式の例である。
【0025】このベクトル演算装置22は、命令処理装
置21によりハードウェア命令で起動され、その処理の
終了は割り込みによって命令処理装置へ告げられるとい
う特徴をもつハードウェアである。
【0026】本実施例のタスクスケジューリング方式
を、図1のテーブル関連図を使用して説明する。
【0027】まず、命令処理装置21で実行中のタスク
(タスク管理テーブル1)が、システム資源の1つであ
る入出力装置25を要求し、その資源(入出力装置)が
使用中であった場合には、このタスクは、システム資源
待ち状態設定処理部12によって、「CPUとベクトル
演算装置以外のシステム資源を待つタスクのタスク管理
テーブルを管理するテーブル18」(以下資源待ちテー
ブルと略す)に登録され、そのタスクはシステム資源待
ち状態となる。
【0028】資源待ちテーブル18には、入出力装置2
5を待つタスクのタスク管理テーブル4だけでなく、主
記憶装置23待ちのタスクのタスク管理テーブル3や、
拡張記憶装置24待ちのタスクのタスク管理テーブル
(図示せず)も登録される。これら、資源待ちテーブル
に登録されたタスクを、システム資源待ち状態タスクと
呼ぶ。
【0029】システム資源待ち状態タスク4に対して
は、既に確保している主記憶装置内の領域23などの資
源を解放する処理を施す(処理13)。
【0030】やがて、入出力装置25が空くと、実行可
能状態処理部14により、その入出力装置空き待ちのタ
スク(タスク管理テーブル4)を実行可能な状態にし、
「命令処理装置待ちタスクのタスクテーブルを管理する
テーブル(以下命令処理装置待ちタスク管理テーブル)
19」に登録する。
【0031】しかし、このタスクが実行を再開した場合
入出力装置25は確保されても、主記憶装置上の領域2
3の空きを再び待つ可能性がある。
【0032】一方、命令処理装置待ちタスク管理テーブ
ル19には、命令処理装置21が空くのを待っているタ
スクのタスク管理テーブル5,6,7が、タスクの優先
順位に従って登録されている。
【0033】タスクディスパッチャ11が、定期的に命
令処理装置21上で実行しているタスク(タスク管理テ
ーブル1)と命令処理装置待ちタスク管理テーブル19
上の最も優先順位の高いタスク(タスク管理テーブル
5)とを、定期的に入れ換える事で、タスクディスパッ
チ処理をおこなう。
【0034】次に、命令処理装置21上で実行している
タスク(タスク管理テーブル1)が、ハードウェア命令
で超高速処理装置であるベクトル演算装置22を使用す
る要求を出すと(処理16)、図3で示したフローチャ
ートの処理を行う(ステップ301)。
【0035】まず、排他制御用テーブル15で、ベクト
ル演算装置22が他タスクに使用されているかどうかを
調べる(ステップ302)。
【0036】この排他制御用テーブル15には、現在ベ
クトル演算装置22を使用しているタスク(タスク管理
テーブル2)あるいは、命令処理装置21から間もなく
起動がかかるタスク7が示されている。
【0037】ここでは、排他制御のため、「ベクトル演
算装置22を使用しているタスク(タスクテーブル
2)」と、「命令処理装置待ちタスク管理テーブル19
上のタスク(タスク管理テーブル7)」は、同時には、
どちらか一方しか存在しない。
【0038】この排他制御用テーブル15に、何もタス
ク管理テーブルが登録されていなかった場合は、要求を
だしたタスクは、ベクトル演算装置を使用することを登
録するために、排他制御用テーブル15にタスク管理テ
ーブル1を登録する(ステップ304)。
【0039】この排他制御用テーブル15にタスク管理
テーブル2または7が登録されていた場合は、要求をだ
したタスクは、ベクトル演算装置待ちタスク管理テーブ
ル20に、要求をだしたタスクのタスク管理テーブル1
を、そのタスクがもつ優先順位に基づいて登録する(ス
テップ303)、その際に、このタスク(タスク管理テ
ーブル1)は、資源待ち状態ではなく、命令処理装置待
ち状態とみなすため、従来行っていた資源待ち処理や、
それに伴う資源の解放は行わない。
【0040】ベクトル演算装置22の処理が終了した時
点で、ベクトル演算処理装置22から命令処理装置21
へ割り込みで知らせる(処理17)。すると、本スケジ
ューラは図4のフローチャートで記した処理を行う(ス
テップ401)。
【0041】即ち、ベクトル演算装置待ちタスク管理テ
ーブル20を調べて登録されているタスク管理テーブル
8があれば(ステップ402)、そのタスク管理テーブ
ルの中で、優先順位の最も高いタスクを命令処理装置待
ちタスク管理テーブル19に登録する(処理部10)と
ともに、排他制御用テーブル15にも登録する(ステッ
プ403)。そのときは、従来行っていた実行可能状態
処理14をする必要がなく、また、ベクトル演算装置待
ちタスク管理テーブル20に登録されているタスク管理
テーブル8のうち、優先度の高いタスクの資源は確保さ
れているので、再び他資源待ち状態になることはなく、
すぐに実行される。
【0042】また、一定時間ごと(処理11の一定時間
とは異なる)に、ベクトル演算装置22上で実行するタ
スクを切り替える。
【0043】このときはまず、排他制御用テーブル15
に登録されているタスク(タスク管理テーブル2または
7)を、ベクトル演算装置待ちタスク管理テーブル20
に登録する(処理部9,9a)。次に、ベクトル演算装
置待ちタスク管理テーブル20に登録されているタスク
のタスク管理テーブル8を、排他制御用テーブル15に
登録したのち、命令処理装置待ちタスク管理テーブル1
9に登録する(処理部10)。
【0044】ここで、処理部9と9aの違いについて説
明する。今、同じVPU22による処理をタスクAから
タスクBに交替させる場合を考える。前記のように、V
PU22の起動は必ずCOU21を介して行なわれる
が、タスクAは、命令処理装置待ち状態にあるときには
管理テーブル19上にあり(登録されており)、CPU
21を介して処理実行中のときには、管理テーブル19
から管理テーブル2に移っている。そこで、管理テーブ
ル20上のタスクBは、このVPU22を使用中のまた
は使用しようとしているタスクAに当たって、このタス
クAがテーブル19上にあるときは、テーブル19と2
0の間でタスクAとBを交換し(処理部9と10)、一
方タスクAがテーブル2上にあるときには、タスクAを
テーブル20に移すと共に(処理部9a)、タスクB自
身をテーブル19に移し(処理部10)、ここかららタ
スクBがCPU21を介して起動するものである。
【0045】以上の実施例のように、本発明は超高速処
理を要求されているタスクに対して、オペレーティング
システムのオーバーヘッドを少なくし、処理の超高速化
の実現をすることに特徴がある。
【0046】排他制御用テーブル15を使用すること
で、ベクトル演算装置を使用するタスク(タスク管理テ
ーブル2)は1タスクに限定できるため、排他制御とし
ての目的も果たされている。
【0047】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のタ
スクスケジューリング方式によれば、超高速処理装置待
ちタスク管理テーブルを通常の命令処理装置待ちタスク
管理テーブル及びシステム資源待ちタスク管理テーブル
のほかに設けると共に、実行中タスクを、システム資源
待ち状態処理及び資源の解放を行うことなく超高速処理
装置待ち状態に変更する超高速処理装置待ち状態設定処
理部と、超高速処理待ち状態のタスクを実行可能な状態
に変更する超高速処理実行可能状態設定処理部とを設け
たので、超高速処理装置を使用しようとするタスクが超
高速処理装置を要求し、この超高速処理装置が他タスク
によって使用中で超高速処理装置の割り当てを待機する
場合、要求タスクの状態を、システム資源待ち状態にせ
ずに、実行可能状態のままにしたことで、システム資源
待ち状態に伴う他資源解放などの処理を無くし、その結
果オペレーティングシステムのオーバヘッドをなくしタ
スクのスループットを向上するという効果がある。
【0048】また、実行可能状態でありながらも、超高
速処理装置待ちタスク管理テーブルと通常の実行可能の
命令処理装置待ちタスク管理テーブルとに分けて管理す
ることによって、通常の命令処理装置の割り当てを抑止
して超高速処理装置を待つという状態は守られ、かつオ
ペレーティングシステムのオーバーヘッドを小さくした
ことで超高速性が要求されているタスクに対し超高速処
理を実現するという効果がある。
【0049】また、その超高速処理装置が命令処理装置
から起動される場合は、超高速処理装置待ちタスク管理
テーブルから命令処理装置待ちタスク管理テーブルに移
すタスクを1タスクのように制限することで、命令処理
装置待ちタスク管理テーブルには1つの超高速処理装置
について1つのタスクしか入らないようにすることがで
き、このテーブル上のタスクは必ず超高速処理装置を占
有できる。従って、超高速処理装置に対する排他制御に
関しても同時に容易に実現することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタスクスケジューリング方式に用いる
テーブル及び処理部の接続関係を示す構成図である。
【図2】本発明が適用されるシステム構成の一実施例を
示す図である。
【図3】本発明の方式の一実施例による処理手順の一部
を示すフロー図である。
【図4】本発明の方式の一実施例による処理手順の他部
を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 現在、CPUで実行中のタスクのタスク管理テーブ
ル 2 現在ベクトル演算装置を使用しているタスクのタス
ク管理テーブル 3 主記憶装置待ちタスクのタスク管理テーブル 4 入出力装置待ちのタスクのタスク管理テーブル 5 CPU待ちタスクのうち、次にCPUが割当てられ
るタスクのタスク管理テーブル 6 CPU待ちタスクのタスク管理テーブル 7 ベクトル演算装置待ちタスクのうち、次に、ベクト
ル演算装置が割当てられるタスクのタスク管理テーブル 8 ベクトル演算装置待ちタスクのタスク管理テーブル 9,9a ベクトル演算装置待ち状態設定処理部 10 ベクトル演算装置実行可能状態設定処理部 11 CPUのディスパッチ処理を行うタスクディスパ
ッチャ 12 CPUとベクトル演算装置以外のシステム資源待
ち状態処理部 13 CPUとベクトル演算装置以外のシステム資源を
待っているタスクが既に所有している資源を解放する処
理 14 実行可能状態処理部 15 排他制御用テーブル。ベクトル演算装置を使用し
ているタスクのタスク管理テーブル2、または次にベク
トル演算装置が割当てられるタスク管理テーブル7のう
ちのどちらか存在するテーブル(タスク管理テーブル
2,7はどちらか一方しか存在しない) 16 命令処理装置からのベクトル演算装置の起動 17 ベクトル演算装置の処理の終了を命令処理装置に
報告 18 CPUとベクトル演算装置以外のシステム資源を
待つタスクのタスク管理テーブルを管理するテーブル
(資源待ちテーブル) 19 命令処理装置待ちタスクのタスク管理テーブルを
管理するテーブル(命令処理装置待ちタスク管理テーブ
ル) 20 ベクトル演算装置の空き待ちのタスクのタスク管
理テーブルを管理するテーブル(ベクトル演算装置待ち
タスク管理テーブル) 21 命令処理装置 22 超高速演算装置(超高速処理装置)の1例として
のベクトル演算装置 23 主記憶装置(21・22以外のシステム資源) 24 拡張記憶装置(21・22以外のシステム資源) 25 入出力装置(21・22以外のシステム資源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 勝己 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令処理装置と、超高速処理装置と、命
    令処理装置割り当て待ちの全タスクを各タスクの優先順
    位に従って登録している命令処理装置待ちタスク管理テ
    ーブルと、前記命令処理装置待ちタスク管理テーブルに
    登録されているタスクに対して優先順位に従ってタスク
    の実行を開始させるタスクディスパッチャ部と、システ
    ム資源の割り当て待ちのタスクを登録しているシステム
    資源待ちタスク管理テーブルと、実行中タスクをシステ
    ム資源待ち状態に変更するシステム資源待ち状態設定処
    理部と、システム資源待ち状態のタスクを実行可能な状
    態に変更する実行可能状態設定処理部とを有するタスク
    スケジューリング方式において、超高速処理装置待ちの
    タスクをタスクの優先順位に従って登録する超高速処理
    装置待ちタスク管理テーブルと、実行中タスクを、シス
    テム資源待ち状態設定処理及び資源の解放を行うことな
    く超高速処理装置待ち状態に変更する超高速処理装置待
    ち状態設定処理部と、超高速処理装置待ち状態のタスク
    を実行可能な状態に変更する超高速処理装置実行可能状
    態設定処理部とを備えたことを特徴とするタスクスケジ
    ューリング方式。
JP30384891A 1991-10-24 1991-10-24 タスクスケジユーリング方式 Pending JPH05120039A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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