JPH05119395A - 投射型表示装置 - Google Patents
投射型表示装置Info
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- JPH05119395A JPH05119395A JP3279130A JP27913091A JPH05119395A JP H05119395 A JPH05119395 A JP H05119395A JP 3279130 A JP3279130 A JP 3279130A JP 27913091 A JP27913091 A JP 27913091A JP H05119395 A JPH05119395 A JP H05119395A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズの焦点距離を変えて拡大率を変化させ
ても、ピントが合い、尚且つ投射画像に台形歪が起こら
ないような斜め投射型表示装置を提供する。 【構成】 ライトバルブ２で生成された像を、台形歪の
ある中間像５に変換する第１の投射光学系３、４と、台
形歪のある中間像５を、スクリーン８上で台形歪のない
像に変換する第２の投射光学系６、７とからなり、第２
の投射光学系の第１レンズ６、第２レンズ７を、カム
９、歯車１０により主光線方向に移動して焦点距離を変
え、これと連動して、第１の投射光学系の第２レンズ
４、第２の投射光学系６、７の角度が変わるようにす
る。
ても、ピントが合い、尚且つ投射画像に台形歪が起こら
ないような斜め投射型表示装置を提供する。 【構成】 ライトバルブ２で生成された像を、台形歪の
ある中間像５に変換する第１の投射光学系３、４と、台
形歪のある中間像５を、スクリーン８上で台形歪のない
像に変換する第２の投射光学系６、７とからなり、第２
の投射光学系の第１レンズ６、第２レンズ７を、カム
９、歯車１０により主光線方向に移動して焦点距離を変
え、これと連動して、第１の投射光学系の第２レンズ
４、第２の投射光学系６、７の角度が変わるようにす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ映像やコンピュ
ータ画像等を表示する投射型表示装置に関する。
ータ画像等を表示する投射型表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近時、液晶等を用い、これに表示される
画像をスクリーンに拡大投射して大画面として見せる拡
大投射方式が注目されている。
画像をスクリーンに拡大投射して大画面として見せる拡
大投射方式が注目されている。
【０００３】この種のライトバルブを用いた従来の投射
型表示装置は、図９に示すように、透過型液晶パネルに
光源から照明を与え、この液晶パネルに表示される画像
を投射レンズにより拡大して、スクリーンに導く構造で
ある。
型表示装置は、図９に示すように、透過型液晶パネルに
光源から照明を与え、この液晶パネルに表示される画像
を投射レンズにより拡大して、スクリーンに導く構造で
ある。
【０００４】しかし、上記投射型表示装置では、装置を
床あるいは天井に設置して、壁面に設置したスクリ−ン
に投射しようとすると、投射レンズを出た投射光はスク
リーンに対して斜めであるため、投射画像が台形状に歪
んでしまう。
床あるいは天井に設置して、壁面に設置したスクリ−ン
に投射しようとすると、投射レンズを出た投射光はスク
リーンに対して斜めであるため、投射画像が台形状に歪
んでしまう。
【０００５】そこでこれを解決する手段として、シフト
光学系が考えられる。これは図１０に示したように、ラ
イトバルブ、スクリ−ンを上下にずらしたものである。
これにより、ライトバルブとスクリ−ンは平行に保った
ままであるので、台形歪は発生しないですむ。しかしこ
の投射型表示装置では、大画角の投射レンズが必要であ
り、また投射光がスクリ−ンに対して斜めに入射する角
度も小さく限定されてしまうという問題点があった。
光学系が考えられる。これは図１０に示したように、ラ
イトバルブ、スクリ−ンを上下にずらしたものである。
これにより、ライトバルブとスクリ−ンは平行に保った
ままであるので、台形歪は発生しないですむ。しかしこ
の投射型表示装置では、大画角の投射レンズが必要であ
り、また投射光がスクリ−ンに対して斜めに入射する角
度も小さく限定されてしまうという問題点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
決するため本発明者等は、光源と光変調手段と、光変調
手段で生成される像をスクリーンに斜めに投射する投射
手段とを有する投射光学装置であり、前記投射手段が、
光変調手段で生成された像を台形歪のある中間像に変換
する第１の投射光学手段と、台形歪のある中間像をスク
リーン上で台形歪のない像に変換する第２の投射光学手
段とから構成されている投射光学装置を提案している
（特願平２−２２４８２３）。
決するため本発明者等は、光源と光変調手段と、光変調
手段で生成される像をスクリーンに斜めに投射する投射
手段とを有する投射光学装置であり、前記投射手段が、
光変調手段で生成された像を台形歪のある中間像に変換
する第１の投射光学手段と、台形歪のある中間像をスク
リーン上で台形歪のない像に変換する第２の投射光学手
段とから構成されている投射光学装置を提案している
（特願平２−２２４８２３）。
【０００７】上記の我々の提案により、スクリーンに斜
めに投射しても台形歪のない投射画像が得られる投射表
示装置が得られるようになったが、本発明の目的は、投
射手段とスクリーンとの距離を変えずに拡大率のみを変
化させたときでもピントが合い、尚且つ投射画像に台形
歪が起こらないような投射型表示装置を提供することに
ある。
めに投射しても台形歪のない投射画像が得られる投射表
示装置が得られるようになったが、本発明の目的は、投
射手段とスクリーンとの距離を変えずに拡大率のみを変
化させたときでもピントが合い、尚且つ投射画像に台形
歪が起こらないような投射型表示装置を提供することに
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の投射型表示装置においては、光源と、光変
調手段と、光変調手段で生成される像をスクリーンに斜
めに投射する投射手段とを有し、前記投射手段を、光変
調手段で生成された像を台形歪のある中間像に変換する
第１の投射光学手段と、台形歪のある中間像をスクリー
ン上で台形歪のない像に変換する第２の投射光学手段と
から構成する。第１の投射光学手段は、互いに平行でな
い第１レンズ及び第２レンズで、アフォーカル系を構成
する。
に、本発明の投射型表示装置においては、光源と、光変
調手段と、光変調手段で生成される像をスクリーンに斜
めに投射する投射手段とを有し、前記投射手段を、光変
調手段で生成された像を台形歪のある中間像に変換する
第１の投射光学手段と、台形歪のある中間像をスクリー
ン上で台形歪のない像に変換する第２の投射光学手段と
から構成する。第１の投射光学手段は、互いに平行でな
い第１レンズ及び第２レンズで、アフォーカル系を構成
する。
【０００９】そして、主光線と交わる位置における、光
変調手段面及び中間像面及びスクリ−ン面の各法線と、
第１及び第２の投射手段の光軸とが同一平面Ｃ内にある
ように配置する。
変調手段面及び中間像面及びスクリ−ン面の各法線と、
第１及び第２の投射手段の光軸とが同一平面Ｃ内にある
ように配置する。
【００１０】さらに、光変調手段面上のＣ面に平行な線
群が、第１の投射光学手段により中間像面上で交わる点
ｇと、スクリ−ン面上のＣ面に平行な線群が、第２の投
射光学手段により中間像面上で交わる点ｇ′とが一致す
るように配置する。
群が、第１の投射光学手段により中間像面上で交わる点
ｇと、スクリ−ン面上のＣ面に平行な線群が、第２の投
射光学手段により中間像面上で交わる点ｇ′とが一致す
るように配置する。
【００１１】そして投射手段とスクリーンとの距離を変
えずに、拡大率を変化させても、ピントが合い、尚且つ
投射画像に台形歪が起こらないようにするために、第１
の投射光学手段の第１レンズあるいは第２レンズあるい
は第２の投射手段を複数枚のレンズで構成し、カム等に
より各レンズ間の距離を変えて焦点距離を変化させ、拡
大率を変化させるとともに、第１の投射光学手段の第１
レンズと第２レンズとがアフォーカル系を保つように、
カム等により第１の投射光学手段の第１レンズ、第２レ
ンズを主光線方向に移動する。さらにこれと連動して、
ｇ点とｇ′点との一致を保つように、カム等により第１
の投射光学手段の第１レンズ、第２レンズ、第２の投射
手段の角度を変える。
えずに、拡大率を変化させても、ピントが合い、尚且つ
投射画像に台形歪が起こらないようにするために、第１
の投射光学手段の第１レンズあるいは第２レンズあるい
は第２の投射手段を複数枚のレンズで構成し、カム等に
より各レンズ間の距離を変えて焦点距離を変化させ、拡
大率を変化させるとともに、第１の投射光学手段の第１
レンズと第２レンズとがアフォーカル系を保つように、
カム等により第１の投射光学手段の第１レンズ、第２レ
ンズを主光線方向に移動する。さらにこれと連動して、
ｇ点とｇ′点との一致を保つように、カム等により第１
の投射光学手段の第１レンズ、第２レンズ、第２の投射
手段の角度を変える。
【００１２】
（実施例１）図１は本発明による投射型表示装置を示し
ており、図２及び図３は図１の実施例の光学配置を説明
するための図であり、図４はライトバルブの像を、図５
は台形歪のある中間像を、図６は台形歪のないスクリー
ン上の像を示している。
ており、図２及び図３は図１の実施例の光学配置を説明
するための図であり、図４はライトバルブの像を、図５
は台形歪のある中間像を、図６は台形歪のないスクリー
ン上の像を示している。
【００１３】図１、図２及び図３で、第１の投射光学系
の第１レンズ３の光軸、第２レンズ４の光軸、第２の投
射光学系の第１レンズ６、第２の投射光学系の第２レン
ズ７の光軸、主光線と交わる点におけるライトバルブ２
及びスクリーン８の法線は、同一平面内にある。
の第１レンズ３の光軸、第２レンズ４の光軸、第２の投
射光学系の第１レンズ６、第２の投射光学系の第２レン
ズ７の光軸、主光線と交わる点におけるライトバルブ２
及びスクリーン８の法線は、同一平面内にある。
【００１４】第２の投射光学系の第１レンズ（焦点距離
ｆ３′）６と第２レンズ（焦点距離ｆ４′）７は合成し
て、１つのレンズとみなすことができ、その合成焦点距
離ｆ３は、第２の投射光学系の第１レンズ６と第２レン
ズ７との間の距離を変えることにより、変化させること
ができる。
ｆ３′）６と第２レンズ（焦点距離ｆ４′）７は合成し
て、１つのレンズとみなすことができ、その合成焦点距
離ｆ３は、第２の投射光学系の第１レンズ６と第２レン
ズ７との間の距離を変えることにより、変化させること
ができる。
【００１５】図２に各部の配置を示す。図２の第２の投
射光学系１３は、図１の第２の投射光学系の第１レンズ
６と第２レンズ７を合成して１つのレンズとみなしたと
きの図である。図２で、第１の投射光学系の第１レンズ
３（焦点距離ｆ１）は角度θ１、第２レンズ４（焦点距
離ｆ２）はθ２、第２の投射レンズ１３（焦点距離ｆ
３）はθ３、中間像５はψ２、それぞれ傾いており、第
１レンズ３の像側焦平面と第２レンズ４の物側焦平面の
交線がほぼ主光線上を通っている。またライトバルブ２
は、第１の投射光学系の第１レンズ３の物側焦平面から
ｘ１の位置に、中間像５は、第１の投射光学系の第２レ
ンズ４の像側焦平面からｘ２の位置にある。第２の投射
光学系１３は中間像５からＬ３の位置にあり、中間像５
と第２の投射光学系１３とスクリーン８は、図３に示す
ように、各々の延長面が同一直線上で交わっている。
射光学系１３は、図１の第２の投射光学系の第１レンズ
６と第２レンズ７を合成して１つのレンズとみなしたと
きの図である。図２で、第１の投射光学系の第１レンズ
３（焦点距離ｆ１）は角度θ１、第２レンズ４（焦点距
離ｆ２）はθ２、第２の投射レンズ１３（焦点距離ｆ
３）はθ３、中間像５はψ２、それぞれ傾いており、第
１レンズ３の像側焦平面と第２レンズ４の物側焦平面の
交線がほぼ主光線上を通っている。またライトバルブ２
は、第１の投射光学系の第１レンズ３の物側焦平面から
ｘ１の位置に、中間像５は、第１の投射光学系の第２レ
ンズ４の像側焦平面からｘ２の位置にある。第２の投射
光学系１３は中間像５からＬ３の位置にあり、中間像５
と第２の投射光学系１３とスクリーン８は、図３に示す
ように、各々の延長面が同一直線上で交わっている。
【００１６】図１で、光源１より出た光はライトバルブ
２をほぼ平行に照明する。したがってライトバルブに対
して光線はほぼ同一の入射角で入り、ライトバルブ２の
全面で、均一な明るさとコントラストを得ることができ
る。
２をほぼ平行に照明する。したがってライトバルブに対
して光線はほぼ同一の入射角で入り、ライトバルブ２の
全面で、均一な明るさとコントラストを得ることができ
る。
【００１７】図４のような正方形状のライトバルブ２の
像は、互いに傾いた第１の投射光学系の第１レンズ３と
第２レンズ４により、図５のような台形状の中間像５に
結像する。
像は、互いに傾いた第１の投射光学系の第１レンズ３と
第２レンズ４により、図５のような台形状の中間像５に
結像する。
【００１８】そこで図２に示した如く、第１レンズ３の
像側焦平面と第２レンズ４の主平面の交線を含み主光線
に平行な面と、中間像５がある面との交線をｇとし、ま
た第２の投射光学系１３の物側焦平面と、中間像５があ
る面との交線をｇ´としたとき、ｇとｇ´とを一致させ
ると、図５の如く台形に歪んだ中間像５は、第２の投射
光学系１３により、図６の如く台形歪のない像としてス
クリーン８に結像する。
像側焦平面と第２レンズ４の主平面の交線を含み主光線
に平行な面と、中間像５がある面との交線をｇとし、ま
た第２の投射光学系１３の物側焦平面と、中間像５があ
る面との交線をｇ´としたとき、ｇとｇ´とを一致させ
ると、図５の如く台形に歪んだ中間像５は、第２の投射
光学系１３により、図６の如く台形歪のない像としてス
クリーン８に結像する。
【００１９】ここで、スクリ−ン８と第２の投射光学系
との距離を一定に保ったまま、第２の投射光学系の第１
レンズ６と第２レンズ７の距離を変えることにより、第
２の投射光学系の焦点距離を変え、投射画像の拡大率を
変えた場合、台形歪のない投射像を得るための中間像面
は、角度を変えて主光線方向に移動する。
との距離を一定に保ったまま、第２の投射光学系の第１
レンズ６と第２レンズ７の距離を変えることにより、第
２の投射光学系の焦点距離を変え、投射画像の拡大率を
変えた場合、台形歪のない投射像を得るための中間像面
は、角度を変えて主光線方向に移動する。
【００２０】したがって、図１に示すように、第２の投
射光学系の第１レンズ６、第２レンズ７をカム９により
主光線方向に移動して焦点距離を変化させ、これと連動
して、第１の投射光学系の第２レンズ４、第２の投射光
学系６、７の角度を変えて、ｇ点とｇ´点とが一致する
ようにすれば、拡大率を変化させても、ピントが合い、
尚且つ台形歪がない投射画像を得ることができる。
射光学系の第１レンズ６、第２レンズ７をカム９により
主光線方向に移動して焦点距離を変化させ、これと連動
して、第１の投射光学系の第２レンズ４、第２の投射光
学系６、７の角度を変えて、ｇ点とｇ´点とが一致する
ようにすれば、拡大率を変化させても、ピントが合い、
尚且つ台形歪がない投射画像を得ることができる。
【００２１】（実施例２）図７は本発明の第２の実施例
による投射型表示装置の図である。
による投射型表示装置の図である。
【００２２】第１の投射光学系の第１レンズは、第１の
１レンズ（焦点距離ｆ１′）１１と第１の２レンズ（焦
点距離ｆ２′）１２とで構成されており、合成して１つ
のレンズとみなすことができる。その合成焦点距離ｆ１
は、第１の投射光学系の第１の１レンズ１１と第１の２
レンズ１２との間の距離を変えることにより、変化させ
ることができる。
１レンズ（焦点距離ｆ１′）１１と第１の２レンズ（焦
点距離ｆ２′）１２とで構成されており、合成して１つ
のレンズとみなすことができる。その合成焦点距離ｆ１
は、第１の投射光学系の第１の１レンズ１１と第１の２
レンズ１２との間の距離を変えることにより、変化させ
ることができる。
【００２３】光源１、ライトバルブ２、第１の投射光学
系の第１レンズ１１、１２、第１の投射光学系の第２レ
ンズ４、第２の投射光学系１３、スクリ−ン８を、実施
例１と同様の位置関係になるように配置する。
系の第１レンズ１１、１２、第１の投射光学系の第２レ
ンズ４、第２の投射光学系１３、スクリ−ン８を、実施
例１と同様の位置関係になるように配置する。
【００２４】ここで図２のｘ１、ｘ２、θ１を零とすれ
ば、中間像５の傾きψ２は第１の投射光学系の第２レン
ズの傾きと等しくなる。このとき、投射画像の倍率ｍ、
第２の投射光学系の傾きθ３は ｍ＝ｆ２＊Ｌ４／（ｆ１＊ｃｏｓθ２＊Ｌ３） ｔａｎθ３＝（Ｌ３＊ｔａｎψ３＋Ｌ４＊ｔａｎψ２）／（Ｌ３＋Ｌ４） である故、ｆ２、Ｌ４、θ２、Ｌ３、θ３、ψ３を一定
にしてｆ１をｍに比例するようにすれば、投射型表示装
置が容易に構成できる。ｙｖはｙｖ＝ｆ２／ｓｉｎθ２
と表せ、一定である。
ば、中間像５の傾きψ２は第１の投射光学系の第２レン
ズの傾きと等しくなる。このとき、投射画像の倍率ｍ、
第２の投射光学系の傾きθ３は ｍ＝ｆ２＊Ｌ４／（ｆ１＊ｃｏｓθ２＊Ｌ３） ｔａｎθ３＝（Ｌ３＊ｔａｎψ３＋Ｌ４＊ｔａｎψ２）／（Ｌ３＋Ｌ４） である故、ｆ２、Ｌ４、θ２、Ｌ３、θ３、ψ３を一定
にしてｆ１をｍに比例するようにすれば、投射型表示装
置が容易に構成できる。ｙｖはｙｖ＝ｆ２／ｓｉｎθ２
と表せ、一定である。
【００２５】したがって図７に示すように、第１の投射
光学系の第１の１レンズ１１、第１の２レンズ１２をカ
ム９により主光線方向に移動して、ライトバルブが第１
の投射光学系の第１レンズの焦点位置にあるようにしな
がら、焦点距離を変化させるとともに、それと連動して
第１の投射光学系の第１レンズと第２レンズをアフォー
カル状態を保つようにカム９により主光線方向に移動
し、同時に第２の投射光学系を主光線方向に移動するこ
とにより、拡大率を変化させても、ピントが合い、尚且
つ台形歪がない投射画像を得ることができる。
光学系の第１の１レンズ１１、第１の２レンズ１２をカ
ム９により主光線方向に移動して、ライトバルブが第１
の投射光学系の第１レンズの焦点位置にあるようにしな
がら、焦点距離を変化させるとともに、それと連動して
第１の投射光学系の第１レンズと第２レンズをアフォー
カル状態を保つようにカム９により主光線方向に移動
し、同時に第２の投射光学系を主光線方向に移動するこ
とにより、拡大率を変化させても、ピントが合い、尚且
つ台形歪がない投射画像を得ることができる。
【００２６】（実施例３）図８は本発明の第３の実施例
による投射型表示装置の図である。
による投射型表示装置の図である。
【００２７】実施例２と同様に、第１の投射光学系の第
１レンズは、第１の１レンズ（焦点距離ｆ１′）１１と
第１の２レンズ（焦点距離ｆ２′）１２とで構成されて
おり、合成して１つのレンズとみなすことができ、その
合成焦点距離ｆ１は、第１の投射光学系の第１の１レン
ズ１１と第１の２レンズ１２との間の距離を変えること
により、変化させることができる。また実施例１と同様
に、第２の投射光学系の第１レンズ（焦点距離ｆ３′）
６と第２レンズ（焦点距離ｆ４′）７は合成して、１つ
のレンズとみなすことができ、その合成焦点距離ｆ３
は、第２の投射光学系の第１レンズ６と第２レンズ７と
の間の距離を変えることにより、変化させることができ
る。
１レンズは、第１の１レンズ（焦点距離ｆ１′）１１と
第１の２レンズ（焦点距離ｆ２′）１２とで構成されて
おり、合成して１つのレンズとみなすことができ、その
合成焦点距離ｆ１は、第１の投射光学系の第１の１レン
ズ１１と第１の２レンズ１２との間の距離を変えること
により、変化させることができる。また実施例１と同様
に、第２の投射光学系の第１レンズ（焦点距離ｆ３′）
６と第２レンズ（焦点距離ｆ４′）７は合成して、１つ
のレンズとみなすことができ、その合成焦点距離ｆ３
は、第２の投射光学系の第１レンズ６と第２レンズ７と
の間の距離を変えることにより、変化させることができ
る。
【００２８】光源１、ライトバルブ２、第１の投射光学
系の第１レンズ１１、１２、第１の投射光学系の第２レ
ンズ４、第２の投射光学系の第１レンズ６、第２レンズ
７、スクリ−ン８を、実施例１と同様の位置関係になる
ように配置する。
系の第１レンズ１１、１２、第１の投射光学系の第２レ
ンズ４、第２の投射光学系の第１レンズ６、第２レンズ
７、スクリ−ン８を、実施例１と同様の位置関係になる
ように配置する。
【００２９】ここで、スクリ−ン８と第２の投射光学系
との距離を一定に保ったまま、投射画像の拡大率を変え
るために、第１の投射光学系の第１の１レンズ１１と第
１の２レンズ１２との間の距離を、カム９により主光線
方向に移動することによって変え、さらに第２の投射光
学系の第１レンズ６と第２レンズ７の距離を変えて、第
１の投射光学系の第１レンズおよび第２の投射光学系の
焦点距離を変える。
との距離を一定に保ったまま、投射画像の拡大率を変え
るために、第１の投射光学系の第１の１レンズ１１と第
１の２レンズ１２との間の距離を、カム９により主光線
方向に移動することによって変え、さらに第２の投射光
学系の第１レンズ６と第２レンズ７の距離を変えて、第
１の投射光学系の第１レンズおよび第２の投射光学系の
焦点距離を変える。
【００３０】このとき台形歪のない投射像を得るための
中間像面は、角度を変えて主光線方向に移動する。した
がって、図８に示すように、第１の投射光学系の第１の
１レンズ１１、第１の２レンズ１２、第１の投射光学系
の第２１レンズ４、第２レンズ７をカム９により主光線
方向に移動して焦点距離を変えるとともに、第１の投射
光学系の第１レンズ１１、１２、第２レンズ４がアフォ
ーカル系を保つようにし、さらにこれに連動して、カム
９により第１の投射光学系の第１レンズ１１、１２、第
２レンズ４、第２の投射光学系６、７の角度を変えて、
図２のｇ点、ｇ′点が一致するようにすれば、拡大率を
変化させても、ピントが合い、尚且つ台形歪がない投射
画像を得ることができる。
中間像面は、角度を変えて主光線方向に移動する。した
がって、図８に示すように、第１の投射光学系の第１の
１レンズ１１、第１の２レンズ１２、第１の投射光学系
の第２１レンズ４、第２レンズ７をカム９により主光線
方向に移動して焦点距離を変えるとともに、第１の投射
光学系の第１レンズ１１、１２、第２レンズ４がアフォ
ーカル系を保つようにし、さらにこれに連動して、カム
９により第１の投射光学系の第１レンズ１１、１２、第
２レンズ４、第２の投射光学系６、７の角度を変えて、
図２のｇ点、ｇ′点が一致するようにすれば、拡大率を
変化させても、ピントが合い、尚且つ台形歪がない投射
画像を得ることができる。
【００３１】
【発明の効果】以上述べたように、第１の投射光学手段
の第１レンズあるいは第２レンズあるいは第２の投射手
段を複数枚のレンズで構成し、カム等により各レンズ間
の距離を変えることにより、焦点距離を変化させるとと
もに、第１の投射光学手段の第１レンズと第２レンズと
がアフォーカル系を保つように、カム等により第１の投
射光学手段の第１レンズ、第２レンズが主光線方向に移
動し、さらにこれと連動して、カム等により第１の投射
光学手段の第１レンズ、第２レンズ、第２の投射手段の
角度を変えることにより、拡大率を変化させても、ピン
トが合い、尚且つ台形歪がない投射画像が得られる投射
型表示装置を提供できる。
の第１レンズあるいは第２レンズあるいは第２の投射手
段を複数枚のレンズで構成し、カム等により各レンズ間
の距離を変えることにより、焦点距離を変化させるとと
もに、第１の投射光学手段の第１レンズと第２レンズと
がアフォーカル系を保つように、カム等により第１の投
射光学手段の第１レンズ、第２レンズが主光線方向に移
動し、さらにこれと連動して、カム等により第１の投射
光学手段の第１レンズ、第２レンズ、第２の投射手段の
角度を変えることにより、拡大率を変化させても、ピン
トが合い、尚且つ台形歪がない投射画像が得られる投射
型表示装置を提供できる。
【図１】 本発明の第１の実施例による投射型表示装置
の図である。
の図である。
【図２】 本発明による投射型表示装置で、台形歪が起
こらない条件の説明図である。
こらない条件の説明図である。
【図３】 本発明による投射型表示装置の結像の説明図
である。
である。
【図４】 図１のライトバルブの表示像の説明図であ
る。
る。
【図５】 図１の中間像の説明図である。
【図６】 図１のスクリーン上での結像の説明図であ
る。
る。
【図７】 本発明の第２の実施例による投射型表示装置
の図である。
の図である。
【図８】 本発明の第３の実施例による投射型表示装置
の図である。
の図である。
【図９】 従来の投射型表示装置の図である。
【図１０】 従来の、シフト型の投射型表示装置の図で
ある。
ある。
１ 光源 ２ ライトバルブ ３ 第１の投射光学系の第１レンズ ４ 第１の投射光学系の第２レンズ ５ 中間像 ６ 第２の投射光学系の第１レンズ ７ 第２の投射光学系の第２レンズ ８ スクリーン ９ カム １０ 歯車 １１ 第１の投射光学系の第１の１レンズ １２ 第１の投射光学系の第１の２レンズ １３ 第２の投射光学系 １４ 投射レンズ
Claims (3)
- 【請求項１】 光源（１）と、光変調手段（２）と、光
変調手段（２）で生成される像をスクリーン（８）に斜
めに投射する投射手段（３、４、６、７、１１、１２、
１３）とを有し、 前記投射手段は、前記光変調手段（２）で生成された像
を台形歪のある中間像（５）に変換する第１の投射光学
手段（３、４、１１、１２）と、前記台形歪のある中間
像（５）をスクリーン（８）上で台形歪のない像に変換
する第２の投射光学手段（６、７、１３）とから構成さ
れ、 前記第１の投射光学手段は、互いに平行でない第１レン
ズ（３、１１、１２）と第２レンズ（４）により構成さ
れており、 主光線と交わる位置における、前記光変調手段（２）面
及び前記中間像（５）面及び前記スクリ−ン（８）面の
各法線と、前記第１及び第２の投射手段（３、４、６、
７、１１、１２、１３）の光軸とが同一平面Ｃ内にある
ように配置し、 前記光変調手段（２）面上の前記Ｃ面に平行な線群が、
前記第１の投射光学手段（３、４、１１、１２）により
前記中間像（５）面上で交わる点ｇと、前記スクリ−ン
（８）面上の前記Ｃ面に平行な線群が、前記第２の投射
光学手段（６、７、１３）により前記中間像（５）面上
で交わる点ｇ′とが一致する条件を具備し、 前記第１の投射光学手段（３、４、１１、１２）および
／あるいは第２の投射光学手段（６、７、１３）の焦点
距離が機械的連動手段（９、１０）により変化するとと
もに、 前記第１の投射光学手段の前記第１レンズ（３、１１、
１２）と前記第２レンズ（４）とが、アフォーカル系を
構成するように、機械的連動手段（９、１０）により主
光線方向に移動することを特徴とする投射型表示装置。 - 【請求項２】 前記第１の投射光学手段（３、４、１
１、１２）および／あるいは前記第２の投射光学手段
（６、７、１３）が、前記ｇ点と前記ｇ′点とが一致す
るように、機械的連動手段（９、１０）により、回転す
ることを特徴とする、請求項１記載の投射型表示装置。 - 【請求項３】 前記第２の投射光学手段（６、７、１
３）が、機械的連動手段（９、１０）により、主光線方
向に移動することを特徴とする、請求項１記載の投射型
表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3279130A JPH05119395A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3279130A JPH05119395A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 投射型表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05119395A true JPH05119395A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17606855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3279130A Pending JPH05119395A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 投射型表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05119395A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5355188A (en) * | 1993-09-09 | 1994-10-11 | In Focus Systems, Inc. | Method and apparatus for distortion correction in optical projectors |
| US6123425A (en) * | 1996-04-26 | 2000-09-26 | Minolta Co., Ltd. | Projecting optical system |
| US6429971B2 (en) | 1999-12-24 | 2002-08-06 | Minolta Co., Ltd. | Focusing method for a decentered optical system |
| US6450648B1 (en) | 1999-07-15 | 2002-09-17 | Minolta Co., Ltd. | Oblique projection optical system |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3279130A patent/JPH05119395A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5355188A (en) * | 1993-09-09 | 1994-10-11 | In Focus Systems, Inc. | Method and apparatus for distortion correction in optical projectors |
| US6123425A (en) * | 1996-04-26 | 2000-09-26 | Minolta Co., Ltd. | Projecting optical system |
| US6450648B1 (en) | 1999-07-15 | 2002-09-17 | Minolta Co., Ltd. | Oblique projection optical system |
| US6429971B2 (en) | 1999-12-24 | 2002-08-06 | Minolta Co., Ltd. | Focusing method for a decentered optical system |
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