JPH05118983A - 分光分析装置 - Google Patents

分光分析装置

Info

Publication number
JPH05118983A
JPH05118983A JP27821291A JP27821291A JPH05118983A JP H05118983 A JPH05118983 A JP H05118983A JP 27821291 A JP27821291 A JP 27821291A JP 27821291 A JP27821291 A JP 27821291A JP H05118983 A JPH05118983 A JP H05118983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pure water
container
ultraviolet
ultraviolet rays
impurities
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27821291A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oda
俊夫 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP27821291A priority Critical patent/JPH05118983A/ja
Publication of JPH05118983A publication Critical patent/JPH05118983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 純水中のスケール等の不純物を容易かつ自動
的に検出することにより、分光分析における分析精度を
向上し、また純水中に含まれる不純物による機器の故障
を防ぐ。 【構成】 分光分析装置において、純水容器内に紫外線
を照射して純水を透過した紫外線を受光し、制御装置に
よりその受光強度に基づいて純水中の不純物濃度を求め
ることにより純水の水質管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分光分析装置に関し、特
に分光分析装置の純水監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の分光分析技術は分析機器の進歩に
より飛躍的に発展し、各種操作が自動化された分析機器
が誕生してきている。現在無機材料成分分析においては
主成分等の%オーダー程度の分析はX線を利用した分析
装置等により自動化されており、また微量成分について
は誘導結合プラズマ発光分析(ICP)等の分光分析に
より自動分析を行うことが可能となっている。
【0003】上記分光分析により自動分析を行う場合、
そのシステム構成は本体及びオートサンプラーと、これ
ら両者を制御するコンピューターが必要となり、このオ
ートサンプラーの洗浄等に用いる純水の水質管理が重要
となる。
【0004】特にICPにおいては、純水を発光強度の
基準水として試料溶液中の対象元素の発光強度と純水の
発光強度との比から、対象元素の相対濃度を求める方法
をとっている。このICPの一例を図2に示す。
【0005】図2において12は純水供給槽、10は純
水導入管、9はポンプであり、このポンプ9が作動する
と純水供給槽12中の純水は純水導入管10を通じて純
水タンク1に供給される。
【0006】また、純水タンク1内には分析装置本体に
純水を供給する純水採取管8及び隔壁7が設けられてお
り、純水タンク1内の純水の水位が隔壁7より高くなる
と、導入管10に対して隔壁を隔てて設けられた排出口
11から純水が排出され、また純水タンク1内の純水の
一部は洗浄水及び規準水として純水採取管8を通じて採
取される。
【0007】従って、上記純水はイオン交換樹脂等によ
り脱イオンした純粋な水を用いる必要があり、この純水
中には上記対象元素が含まれないことが必要条件とな
る。特に微量分析においては高精度で信頼性の高い分析
結果を得るために分析機器の管理が非常に重要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記オートサ
ンプラー等の洗浄水を長期間にわたって使用すると、純
水容器表面に有機性、無機性のスケールが生成して純水
中に不純物が混入して分析精度が低下してしまう。
【0009】更に、これらのスケールがネブライザー等
の分光分析装置の噴霧器等を詰まらせ、分析が不能とな
ることも生じる。
【0010】本発明は上記背景の下になされたものであ
り、純水中のスケール等の不純物を容易かつ自動的に検
出することにより、分光分析における分析精度を向上
し、また純水中に含まれる不純物による機器の故障を防
ぐことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明における分光分析装置は、純水を充填
する純水容器と、この純水容器内に紫外線を照射する紫
外線照射装置と、前記純水容器内の前記純水を透過した
紫外線を受光する紫外線受光装置と、この紫外線受光装
置から得られる受光強度に基づいて前記純水中の不純物
濃度を求める制御装置とを有することを特徴とする。
【0012】上記のように分光分析装置を構成すること
で、上記純水中の不純物濃度を自動的に把握することが
でき、これにより分光分析装置に供給する純水の水質管
理を行うことができる。
【0013】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0014】本発明にて使用する純水容器の材質として
は、例えばガラス、プラスチック等が挙げられ、好まし
くは、スケール等の不純物の発生が少ない塩化ビニルを
用いる。
【0015】上記紫外線照射装置としては例えば紫外線
ランプ等が挙げられ、これらの紫外線照射装置から純水
容器内の純水に紫外線を照射し、この純水中を透過した
紫外線強度を紫外線受光装置により測定することによ
り、紫外線の吸収率等により純水中の不純物濃度を求め
ることができる。
【0016】次に、純水中に発生する不純物において、
上記スケールは不溶性の物質であり、純水タンク内に浮
遊しているが、このスケールは660nm付近の紫外線を
吸収する性質がある。
【0017】従って上記紫外線としては660nm付近の
波長のものを用いることが好ましい。尚、上記のように
紫外線によりスケールを検出する際には、スケールの校
正をカオリン0.1gを純水100mlで溶解したもので行
うことが好ましい。
【0018】また、上記のように紫外線を純水容器内に
照射して紫外線の吸収度をモニタリングすることでスケ
ール等の不純物濃度を常時監視することができ、上記紫
外線の吸光度が一定値を超えた場合には警告音を発する
ようにする等の機能を付加することで純水の交換時期を
自動的に検出することができる。
【0019】更に、純水容器中の純水の交換を自動化
し、上記制御装置にて純水の交換を制御することで純水
の水質管理を完全に自動化することもできる。
【0020】
【実施例】本実施例においては分光分析としてICPを
選択した。また、分光分析に用いられる純水容器として
は、ガラスビーカー等のガラス容器やプラスチック、特
に塩化ビニル系容器が用いられているが、ガラス容器は
安価で洗浄が簡単な反面、フッ化水素酸等を使用した試
料には不適であり、また日々交換の必要がある。
【0021】これに対し、塩化ビニル製容器はスケール
が比較的発生し易いが、殆どの試料が使用可能であり、
また固定式で自動給水が可能なので自動化に適してい
る。
【0022】従って、本実施例においては純水容器とし
て塩化ビニル系容器を用いてスケール等の不純物の検出
を行った。この純水容器を図1に示す。
【0023】図1において1は純水容器であり、2は純
水容器1内に紫外線を照射する紫外線照射装置、3は紫
外線照射装置2から照射された紫外線を受光する紫外線
受光部であり、ここで受光された紫外線は増幅器4にて
増幅された後に制御装置5に伝達される。更に、この制
御装置5は増幅器4から伝達される情報を基にしてデー
タ処理を行う。
【0024】本実施例においては紫外線の波長を660
nmとして純水容器内の純水に照射し、その透過光を制御
装置で分析して吸収度を算出し、これをモニターに表示
することにより純水中の不純物濃度を常時監視できる構
成とした。
【0025】上記の監視装置を構成したことで、純水中
の不純物濃度が上昇すると紫外線の吸収度が高くなり、
また不純物濃度が低下すると紫外線の吸収度が低くなる
ことを利用して、この紫外線の吸収度により純水中の不
純物を常時監視することができる。また、純水容器を組
立て式にすることで、容易かつ完全に純水容器を洗浄す
ることが可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明の分光分析装置は上記のように構
成したことにより、純水の汚染による影響が非常に少な
くなることから、純水を規準水として用いる場合には信
頼性の高い分析結果が得られる。
【0027】また上記純水を洗浄水として用いる場合に
は、不純物による機器の故障を抑えることができるの
で、非常に高い安全性が得られる。
【0028】更に、紫外線モニターを設置する等の方法
により、純水中のスケール等の不純物をモニタリングで
きるので純水の水質管理が容易であり、水質管理の自動
化も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る分光分析装置における
純水中の不純物監視装置の説明図
【図2】従来例に係るICPにおける純水容器の説明図
【符号の説明】
1…純水容器 2…紫外線照射装置 3…紫外線受光部 4…増幅器 5…制御装置 6…水位測定装置 7…隔壁 8…純水採取管 9…ポンプ 10…純水供給管 11…排出口 12…純水供給槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水を充填する純水容器と、この純水容
    器内に紫外線を照射する紫外線照射装置と、前記純水容
    器内の前記純水を透過した紫外線を受光する紫外線受光
    装置と、この紫外線受光装置から得られる受光強度に基
    づいて前記純水中の不純物濃度を求める制御装置とを有
    することを特徴とする分光分析装置。
JP27821291A 1991-10-25 1991-10-25 分光分析装置 Pending JPH05118983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27821291A JPH05118983A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 分光分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27821291A JPH05118983A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 分光分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05118983A true JPH05118983A (ja) 1993-05-14

Family

ID=17594165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27821291A Pending JPH05118983A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 分光分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05118983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08201239A (ja) * 1995-01-23 1996-08-09 Horiba Ltd ブランク水の精製方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08201239A (ja) * 1995-01-23 1996-08-09 Horiba Ltd ブランク水の精製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5125747A (en) Optical analytical instrument and method having improved calibration
US7688448B2 (en) Through-container optical evaluation system
US20080190557A1 (en) Apparatus for real-time dynamic chemical analysis
US20070229830A1 (en) Sample analyzer and sample analyzing method
US20150168366A1 (en) Digestion reactor and analytical device for determining a digestion parameter of a liquid sample
US6589795B2 (en) Method and device for detecting mercury
US5922609A (en) Method for infrared-optical determination of the concentration of at least one chemical analyte in a liquid sample
WO1993005384A1 (en) A method and arrangement for determining fibre properties by near-infrared-spectroscopy
JP2008102068A (ja) 水銀分析装置および水銀分析方法
US4939095A (en) Automatic chemical analyzer
JP2019533172A (ja) 水質検出
JPH05118983A (ja) 分光分析装置
JP4048139B2 (ja) 濃度測定装置
YU38192A (sh) Postupak i uredjaj za gasnu analizu
JP2003075426A (ja) 湿式酸化方式元素分析装置
US20130037422A1 (en) Method For Detecting A Concentration Of Chlorate-Ions In An Aqueous Solution, Apparatus For Detecting A Concentration Of Chlorate-Ions And Control Unit
CN115917294A (zh) 水质分析仪和水质分析方法
CN206114517U (zh) 红外油烟监测系统
JPS58204343A (ja) 水素イオン濃度測定装置
JPS62289747A (ja) 濃度分析装置
JPH06167449A (ja) 濃度管理方法および装置
JP7372886B2 (ja) 検量線生成方法、自動分析装置、検量線生成プログラム
CN117554303B (zh) 液体检测方法、装置、设备及存储介质
JP2010243307A (ja) 自動分析装置
CN113533228A (zh) 一种光程分析检测方法及装置和应用