JPH0511858B2 - - Google Patents

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JPH0511858B2
JPH0511858B2 JP61137947A JP13794786A JPH0511858B2 JP H0511858 B2 JPH0511858 B2 JP H0511858B2 JP 61137947 A JP61137947 A JP 61137947A JP 13794786 A JP13794786 A JP 13794786A JP H0511858 B2 JPH0511858 B2 JP H0511858B2
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JP
Japan
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bad breath
saliva
coloring
degree
coloring reagent
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JP61137947A
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JPS62294943A (ja
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Masao Ishikawa
Rieko Hayashi
Koji Shibuya
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Lion Corp
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Lion Corp
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、自己認知することが困難な口臭の度
合を簡便かつ確実に検知することができる口臭検
査方法に関する。 従来の技術 従来より、口臭の度合を判定する方法として、
下記〜に示す方法が提案されている。即ち、 ペプトン培地に唾液を加え、37℃において1
日培養した後、揮発性硫黄化合物を酢酸鉛等の
変色によつて検出する方法(特開昭56−21598
号公報)。 唾液中のメルカプト基濃度を発色試薬である
ビスジメチルアミノジフエニルカルビトールを
用いて測定する方法(特開昭57−135360号公
報)。 ジチオビスニトロ安息香酸を用いる方法(特
開昭57−148252号公報)。 呼気中のメチルメルカプタンをメルカプト基
発色試薬(NAM)と反応させ、蛍光によつて
口臭を測定する方法(特開昭58−191957号公
報)。 呼気中のガス成分のガス検知素子への吸着に
よる抵抗値の変化を電気信号に変換して測定す
ることにより、口臭を検知する方法(特開昭58
−208651号公報)。 含硫アミノ酸と唾液との反応によつて発生し
た臭気強度から口臭を検知する方法(特開昭60
−4859号公報)。 過マンガン酸塩に唾液を接触させ、その際の
過マンガン酸塩の変色度によつて口臭を検知す
る方法(特開昭60−178828号公報)。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記〜の方法は、それぞれ
以下に示す問題点を有する。即ち、 の方法:測定に24時間という長時間を要し、
口臭を迅速に検査できない。 〜の方法:測定感度が低く、口臭を確実に
検知することが困難である。 の方法:検知素子にガス成分に対する特異性
がなく、香料成分等に対しても感じてしまうた
め、口臭のみを正確に測定することができな
い。 の方法:検査結果を視覚的に認識することが
できないため、検査方法としての魅力に欠け
る。 の方法:検査を短時間で行なうことができ、
かつ検査結果を視覚的に認識することができ、
口臭検査方法として比較的簡便に採用し得、有
効な方法であるが、なお、試薬が不安定であ
り、しかも着色の安定性が必ずしも良くないと
いう問題がある。 このように、従来の口臭測定方法は種々の欠陥
を有するものであり、このため従来より口臭を迅
速、簡便、かつ正確に検査し得ると共に、検査結
果を視覚によつて容易にしかも安定して認識する
ことのできる口臭検査方法が望まれている。 問題点を解決するための手段及び作用 本発明者らは、上記事情に鑑み、迅速、簡便か
つ正確に、しかも視覚によつて口臭の度合を安定
して判定することのできる口臭検査方法を提案す
るため、唾液中に存在する口臭の指標となる物質
を探索し、これらの物質から口臭程度を検査する
ことについて種々検討を行なつた結果、メルカプ
ト系化合物を指標として直接唾液から口臭を検知
することは感度的に無理があること、これに対し
唾液中に存在する亜硝酸イオンの量が口臭の程度
に良好に対応し、亜硝酸イオンを指標とすること
により、直接唾液から口臭を測定し得ることを見
い出した。そして亜硝酸イオンと反応して発色す
る発色成分を含む発色試薬によつて唾液中の亜硝
酸イオンを検出することにより、極めて高感度で
口臭の度合を検知し得ることを知見し、本発明を
なすに至つたものである。 従つて、本発明は、亜硝酸イオンと反応して発
色する発色成分を含む亜硝酸イオン発色試薬に唾
液を接触させ、その際の亜硝酸イオン発色試薬の
発色程度によつて口臭の度合を検知するようにし
たことを特徴とする口臭検査方法を提供すること
を目的とする。 本発明においては、上記発色試薬に唾液を接触
させるようにしたことにより、発色試薬中の亜硝
酸イオンと反応して発色する発色成分と唾液中の
口臭指標物質である亜硝酸イオンとが反応し、亜
硝酸イオンの量に対応した強さで発色試薬が発色
する。従つて、発色試薬の発色程度を調べること
により、口臭と度合を検知できるものである。こ
の場合、口臭指標物質として唾液中の亜硝酸イオ
ンを選択し、この亜硝酸イオンによつて発色試薬
を発色させるという方法を採用したことにより、
唾液中の亜硝酸イオン量に応じて発色試薬が極め
て高感度で発色し、かつ着色の安定性が高く、従
つて本発明によれば正確に、かつ高感度で口臭を
測定できる。即ち、上述したように、メルカプト
系化合物を指標物質とする検査方法は感度及び着
色の安定性に問題を有していたが、本発明におい
ては亜硝酸イオンを指標物質としたことにより、
このようなメルカプト系化合物を指標とする場合
の欠陥を解消したものである。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る口臭検査方法は、亜硝酸イオンと
反応して発色する発色成分を含む亜硝酸イオン発
色試薬に唾液を接触させ、その際の発色試薬の発
色程度を調べることにより口臭を検知するもの
で、口臭の有無或いは口臭の程度を検査すること
ができるものである。 ここで、本発明において用いる亜硝酸イオン発
色試薬の種類は特に制限されないが、発色成分と
して例えばスルフアニルアミド、α−ナフチルエ
チレンジアミン、スルフアニル酸、α−ナフチル
アミン、スルフアミン、3−ヒドロキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−7,8−ベンゾキノ
リン、p−ニトロアニリン、フエノール、エチル
−1−ナフチルエーテル、N−ニトロソフエニル
グリシン、N−メチル−N−ニトロソ−3,6−
ジニトロアニリン等の1種又は2種以上を使用す
ることができ、この発色成分を直接発色試薬とし
て使用したり、或いは発色成分を水若しくは酸等
に溶解して発色試薬を調製することができる。な
お、このように発色試薬を水若しくは酸等に溶解
して溶液状の発色試薬を調製する場合、その溶液
中の発色成分濃度に限定はないが、発色成分濃度
が0.0001〜10%(重量%、以下同じ)、特に0.001
〜1%となるように調製することが好ましい。 ここで、本発明においては、上記発色試薬に硝
酸塩を配合することができ、これにより口臭をよ
り確実に検知することができる。即ち、メルカプ
ト化合物を産生する口臭原因菌は硝酸イオンを亜
硝酸イオンに還元する代謝を行なうが、このよう
に発色試薬に硝酸塩を配合することにより、口臭
原因菌の量に対応する硝酸イオンの亜硝酸イオン
への還元量をも含めて口臭の検知を行なうことが
でき、従つてより正確な測定がなされるものであ
る。なお、硝酸塩としては硝酸のナトリウム、カ
リウム、ストロンチウム、銀、バリウム、マグネ
シウム、マンガン、リチウム、スズ塩等が使用で
きる。 また、発色試薬に唾液を接触させる方法は特に
制限されず、例えば上述した溶液状発色試薬を調
製してこれに唾液を接触させる方法や、基体に発
色試薬を担持させた口臭検査用試験体を調製し、
これに唾液を接触させる方法などが好適に採用さ
れる。 ここで、上述した発色試薬を担持させた口臭検
査用試験体は、基体に酸や水に発色成分を溶解し
た発色試薬を含浸したり、塗布することなどによ
り得ることができる。また、更にこれを乾燥させ
てもよい。この場合、発色成分は乾燥時に基体重
量の0.00001〜1%となるように担持させること
が好ましい。なお、上記基体の材質は特に制限さ
れないが、毛細管現象等による吸水性を有するも
のであることが好ましく、例えば「新包装技術便
覧」(1971年、日本包装技術協会編、日本生産性
本部発行)第202〜251頁及び第447〜486頁に記
載された紙、織布、不織布、フエルト、焼成され
たシリカ等の無機多孔質体、発泡ウレタン等の有
機スポンジ体、ガラス管、プラスチツク管等のキ
ヤピラリ管、水溶性若しくは水膨潤性高分子物質
等からなる乾膠体、こう膠体などが好適に用いら
れる。なお、基体はフイルム状等の適宜な形状に
形成することができ、更に必要により基体を水不
溶性の保持体に保持させるようにしてもよい。 上記した試験液或いは試験体は、上述したよう
に唾液に接触させて使用するものであるが、この
場合口臭の程度の判定は、例えば唾液に接触させ
た後、発色試薬の変色の程度を色見本と比較する
などして調べることによつて行なうことができ
る。 更に、試験液の場合は、吸光度測定により発色
試薬の変色度を調べ、これから口臭の度合を判定
することもできる。 発明の効果 以上説明したように、本発明の口臭検査方法は
簡便かつ安価に口臭の有無、強弱を識別し得るも
のであり、しかも自分の呼気を嗅いだのでは検知
することの困難な口臭を自分自信で任意の時間、
任意の場所において正確に検知することができ、
口臭の検査に役立つものであると同時に、歯肉
炎、歯周炎といつた疾患や体調の変化等の発見に
も役立つものである。それ故、日常の自分の口臭
の程度を把握しておきたいという希望を有する人
や口腔疾患を有する人にとつて極めて有用な方法
である。この場合、本発明においては口臭指標物
質として亜硝酸イオンを選択し、亜硝酸イオンに
よる発色反応によつて口臭を判定するようにした
ので、発色感度が高く、かつ着色も安定してお
り、従つて本発明によれば口臭の程度を迅速、簡
便、かつ正確に、しかも視覚によつて安定して判
定し得るものである。 次に実施例を示し、本発明を具体的に説明する
が、本発明は下記実施例に限定されるものではな
い。 〔実施例 1〕 下記方法により本発明口臭検査方法の有効性を
調べた。 試験方法 歯磨前の20名の被験者にフレツクサンプラー臭
袋(容量3、近江オドエアサービス社製)を安
静下に呼気でふくらまさせ、袋内の呼気の臭いを
固定パネラー4名に官能評価させた。 また、0.3%スルフアニル酸を含有する10%酢
酸水溶液50μ及び1%α−ナフチルアミン水溶
液50μを紙片に含浸させて本発明口臭検査用試
験紙を調製すると共に、被験者20名の歯磨前、歯
磨5分後及び歯磨60分後の唾液をそれぞれ採取
し、これら唾液それぞれ100μを上記試験紙に
付着させ、着色度を視覚判定した。 上記の固定サンプラーによる被験者の呼気の臭
いの官能評価(4名の合計値)と試験紙の着色度
の視覚判定との関係を図面に示す。なお、上記官
能評価及び視覚判定の評価基準は下記の通りであ
る。 官能評価の評価基準 不快な臭いはしない 0 かすかに不快な臭いがする 1 不快な臭いがする 2 非常に不快な臭いがする 3 視覚判定の評価基準 発色しない − やや発色する ± 発色する + 強く発色する ++ 〔実施例 2〕 実施例1と同じ被験者20名の歯磨前、歯磨5分
後及び歯磨60分後の唾液をそれぞれ採取すると共
に、これら唾液0.1mlに0.1%スルフアニル酸を含
有する10%酢酸水溶液1μ、0.5%α−ナフチル
アミン水溶液0.8ml及び0.01%硝酸ナトリウム水
溶液0.1mlを加えて撹拌し、37°で10分間インキユ
ベーシヨンを行なつた後、525nmにおける吸光度
を測定した。この時の発色化合物の吸光度(平均
値)を第1表に示す。なお、比較のため水を用い
て同様の実験を行なつた結果を第1表に併記す
る。
【表】 図面及び第1表の結果より、固定パネラーによ
る被験者の呼気の臭いの評価(他覚による口臭の
評価)と本発明方法による視覚判定結果との間、
及びこの視覚判定結果と吸光度(亜硝酸イオンの
量に対応する)との間には良好な相関関係が認め
られ、従つて本発明により口臭の度合を正確に検
知し得ることが確認された。
【図面の簡単な説明】
図面は固定パネラーによる各被験者の呼気の臭
いの官能評価と試験紙の着色度を視覚判定した結
果との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 亜硝酸イオンと反応して発色する発色成分を
    含む亜硝酸イオン発色試薬に唾液を接触させ、そ
    の際の亜硝酸イオン発色試薬の発色程度によつて
    口臭の度合いを検知するようにしたことを特徴と
    する口臭検査方法。 2 亜硝酸イオン発色試薬が硝酸塩を含むもので
    ある特許請求の範囲の範囲第1項記載の口臭検査
    方法。
JP61137947A 1986-06-13 1986-06-13 口臭検査方法 Granted JPS62294943A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191957A (ja) * 1982-05-04 1983-11-09 Lion Corp 口臭の測定方法

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