JPH05118248A - 車載用制御装置 - Google Patents

車載用制御装置

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JPH05118248A
JPH05118248A JP27969391A JP27969391A JPH05118248A JP H05118248 A JPH05118248 A JP H05118248A JP 27969391 A JP27969391 A JP 27969391A JP 27969391 A JP27969391 A JP 27969391A JP H05118248 A JPH05118248 A JP H05118248A
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JP
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vehicle
microcomputers
cpu
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Application number
JP27969391A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Yamauchi
康孝 山内
Hideo Akatsuka
英夫 赤塚
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御項目を複数のマイクロコンピュータで分担
した車載用制御装置において、各マイクロコンピュータ
に書き込まれるプログラムの組合せが、当該車両のバリ
エーションに応じた整合性を有するか否かチェックでき
るようにした。 【構成】マイクロコンピュータ13,14,22が制御
項目を分担している場合に、その中のいずれかのマイク
ロコンピュータ13が、自己に書き込まれたプログラム
及び他の各マイクロコンピュータ14,22に書き込ま
れたプログラム相互の関係が該当搭載車種に整合したも
のか否かチェックする通信機能13a,17を有してい
る。外来ノイズ等により万一にも整合しないプログラム
が書き込まれてしまった場合にも、その整合しないプロ
グラムを検出して修正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に関する多数の制
御項目を複数のマイクロコンピュータで分担した車載用
制御装置に係り、特に、各マイクロコンピュータに書き
込まれたそれぞれのプログラムが他のマイクロコンピュ
ータとの関係で、その搭載車種に整合したものか否かを
容易にチェックし、各車種に応じたプログラムの組合せ
を正確に選択可能とした車載用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用制御装置、すなわち、車両を電子
制御するマイクロコンピュータ装置は、マイクロコンピ
ュータに、その制御項目に関する制御ロジックや制御要
求値のデータセットが付加されたプログラムが書き込ま
れて、車両を制御する。ところで、制御項目に関する制
御ロジックや制御要求値は、エンジンと変速機の組合せ
や仕向地の違い等によって異なってくる。例えば、自動
変速機(以下、A/Tと略す)を備えた車両と手動変速
機(以下、M/Tと略す)を備えた車両とでは、変速時
に燃料噴射を停止するための燃料カット回転速度が異な
ったり、アイドル時の制御が異なっている。また、例え
ば燃料噴射量算出式における制御要求値(補正係数とも
呼ぶ)は仕向地によって異なっている。このためマイク
ロコンピュータには、変速機や仕向地ごとに異なる制御
要求値が記憶されたプログラムが必要になる。しかし、
各プログラムの異なるマイクロコンピュータを別々に用
意することは、搭載誤りの発生や、生産コストの増大を
招く。
【0003】そこで従来は、一つの代表車種のプログラ
ムに、各制御ロジックや制御要求値が異なる複数のデー
タセットを書き込んでおき、車両への搭載時に外部端子
のインピーダンス等の違いにより自動的にその車種に応
じたプログラムがセットされるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車両
の制御は、制御項目が多岐にわたり、1つのマイクロコ
ンピュータで制御することができなくなっている。この
ため、例えばエンジン制御のための噴射に関する制御と
点火に関する制御とを別々のマイクロコンピュータで行
ったり、変速機に関する制御をまた別のマイクロコンピ
ュータで行うという形態が採られるようになってきてい
る。このような形態を採るようになると、1車種内で使
われる各マイクロコンピュータのプログラム同士の関連
性が強く、1つでもマイクロコンピュータに書き込むプ
ログラムの選択を誤ると、1度の実行であっても、制御
内容によっては、車両に重大な影響が生じる場合もあ
る。このため、制御項目を複数のマイクロコンピュータ
で分担した車両では、各マイクロコンピュータに書き込
まれるプログラムが、他のマイクロコンピュータのプロ
グラムとの関係において正確に選択されることが要求さ
れる。
【0005】なお、特開昭57−176341号公報に
は、車載されたエンジン制御ユニットのマイクロコンピ
ュータに書き込まれたプログラムが正しいデータか否か
診断するため、マスタープログラムを書き込んだ制御用
ユニットと比較することが記載されている。しかし、上
記公報は、複数のマイクロコンピュータに書き込まれた
プログラム相互の関係が該当車種に整合した関係を有す
るものか否か診断するものではない。
【0006】本発明は、複数のマイクロコンピュータに
書き込まれたプログラム相互のバリエーションの整合性
をチェックすることができる車載用制御装置の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、各分担した制
御項目のプログラムが書き込まれた複数のマイクロコン
ピュータにより車両を制御する車載用制御装置におい
て、その中のいずれかのマイクロコンピュータは、自己
に書き込まれたプログラム及び他の各マイクロコンピュ
ータに書き込まれたプログラム相互の関係が該当搭載車
種に整合したものか否かをチェックする通信機能を有し
ている。
【0008】
【作用】制御項目を複数のマイクロコンピュータで分担
した車載用制御装置では、各マイクロコンピュータに書
き込まれるプログラムが、当該車両のバリエーションに
応じて整合した関係を有する必要がある。本発明によれ
ば、車両に搭載された複数のマイクロコンピュータに、
それぞれのプログラムが書き込まれるときに、各プログ
ラムがそのバリエーションをもつ車両を制御するプログ
ラムの組合せとして整合した関係にあるか否かを、通信
機能により相互にチェックして、車両のバリエーション
に整合しないプログラムが書き込まれることがないよう
にすることができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る車載用制御装置の一実
施例を示す構成図である。1はエンジンを示し、それぞ
れ点火プラグ3a〜3dが取り付けられた該エンジン1
には、電磁作動式の燃料噴射装置2が装置されている。
エンジン1は、A/T変速機4と結合されている。トル
クコンバータ側に示す5a、5bは、自動変速用のバル
ブを制御するソレノイドを示し、5cは、ロックアップ
用のソレノイドである。
【0010】10及び20は車載用電子制御ユニット
(以下、ECUと呼ぶ)であり、ECU10はエンジン
制御用、ECU20は変速機制御用である。ECU10
には、燃料噴射に関する制御を行うマイクロコンピュー
タ13(以下、CPUと呼ぶ)と、点火時期の制御を行
うCPU14が設けられている。CPU13及びCPU
14は、それぞれ波形整形やアナログ・デジタル変換を
行う入力回路11及び12を介して図示しないクランク
角センサ,エアフロメータ、吸気温センサ,冷却水温セ
ンサ,車速センサ,O2 等の各種センサからの信号11
a,11b,11cなど(その他省略)及び12a,1
2b,12cなど(その他省略)を取り込み、これらの
信号の組み合わせによって読み取られる所定の補正デー
タ群より、点火時期並びに燃料噴射量及び噴射時期を演
算している。そして、得られた点火時期制御信号19
は、出力回路16を介して点火プラグ3a〜3dに供給
されるとともに、噴射量制御信号及び噴射時期制御信号
24は出力回路15を介して上記燃料噴射装置2に供給
されるようになっている。
【0011】ECU20には、シフト位置の切り換え制
御及びロックアップクラッチのON/OFF動作を制御
するCPU22が設けられ、該CPU22は、入力回路
21を介して車速センサ及びスロットルセンサ等からの
入力信号21a,21bなど(その他省略)を取り込
み、これによる車速とスロットル開度の情報からシフト
位置を切り換える制御信号25を形成して出力回路23
を介し、上記ソレノイド5a,5bに供給するようにな
っている。また、CPU22は、ロックアップON/O
FF信号26をソレノイド5cに供給している。
【0012】しかして、本実施例では、CPU13とC
PU14とは通信線13aで結合され、CPU13とC
PU22とは、通信線17で結合されている。これら通
信線13a,17は、以下に説明するように、CPU1
3,14及び22間のプログラム相互の関係をチェック
するための通信情報を伝送している。図2〜図4はCP
U13,14及び22のプログラム選択動作とチェック
動作とを示すフローチャートである。また、図5は各C
PU13,14及び22チェック動作のために有するR
AMの構成を示すとともに、図2〜図4の説明中におい
て、上記RAMに書き込まれるバリエーションコードの
流れを示す説明図であ先ず図2と図5によってはCPU
13の動作を説明する。各CPU13,14図2はCP
U13のチェック動作を示すフローチャートである。各
CPU13,14,22にリセットがかかると、CPU
13はステップ100の初期化処理の後、ステップ10
1にて、変速機4の種類の判定(ここではA/Tとな
る)及び仕向地を決定する。決定方法は、例えば入力信
号11a〜11c等の電圧レベルの組み合せを判定して
行う。変速機及び仕向地のバリエーションを決定する
と、そのバリエーションを示すコードを図5に示すRA
M200に記憶するとともに、通信線13a及び17を
通してそのコード信号をCPU14及びCPU22に通
信する(図5参照)。ここで、仕向地をアメリカ、変速
機をA/Tとすると、RAM200には16進数で02
が書き込まれる。(表1参照)。ステップ102では、
図6で詳しく説明するように入力信号11a〜11cの
示す水温センサ等の指示値に基づいて加速増量補正デー
タf1(初期値)あるいは水温補正データf2(始動時
初期値)等の補正データマップを選択し、これら各種補
正データマップを用いて、ステップ101で決定したバ
リエーションに応じた最適の燃料噴射量を算出する。ス
テップ103では同じく入力信号11a〜11cの指示
値に基づく各種補正データマップを用いて、ステップ1
01で決定したバリエーションに応じた最適の燃料噴射
時期を算出する。ステップ104では、ステップ10
2、103での計算に用いた補正データマップ群がステ
ップ101で決定したバリエーションと一致する固定デ
ータ情報か否かを判定するとともに、通信線13a及び
17を介して、CPU14及びCPU22でも決定され
たバリエーションを示すコード信号を入力し、これがス
テップ101で決定したバリエーションと一致している
か否かを判定する。この判定は、上記RAM200のコ
ードを比較する(図5参照)。そして、バリエーション
が一致しないものがあればCPU13のメモリ内にその
履歴を記憶すると共に所定の表示装置に異常を示す表示
を行なう。
【0013】図3はCPU14の動作を示すフロ−チャ
−トである。各CPU13,14,22にリセットがか
かると、ステップ110にて初期化処理を行なう。次に
ステップ111にて通信線13aを介してCPU13か
らのバリエーションを示すコード信号(仕向地がアメリ
カ、変速機がA/Tのとき、16進数で02)を読み取
り、RAM210(図示略)に記憶する。ステップ11
2ではRAM210の指示値に基づいて水温補正量ある
いは加速補正量等の補正データマップを選択し、これら
各種補正データマップを用いて、バリエーションに応じ
た最適の点火時期を算出する。ステップ113では、ス
テップ112で選択された各種補正データマップのバリ
エーションとRAM210に書き込まれたコードとをチ
ェックする。この両者が不一致の場合は、CPU13と
同様に、メモリ内にその履歴を記憶すると共に所定の表
示装置に異常を示す表示を行なうことができる。また、
ステップ113では、不一致の有無に関わらず、ステッ
プ112で選択された各種補正データマップのバリエー
ションを示すコードを通信線13aを通じてCPU13
に出力する(図5参照)。
【0014】図4はCPU22の動作を示したフロ−チ
ャ−トである。各CPU13,14,22にリセットが
かかると、ステップ120にて初期化処理を行なう。次
にステップ121にて通信線17を介してCPU13か
らのバリエーションを示すコード信号(仕向地がアメリ
カ、変速機がA/Tのとき、16進数で02)を読み取
り、RAM220(図示略)に記憶する。ステップ12
2及び123では、CPU14と同等に、入力信号21
a,21bを取り込み、これによる車速とスロットル開
度の指示値からシフト切り換え位置及びロックアップ切
り換えポイントを示す補正データマップを決定する。ス
テップ124では、ステップ113,と同様に、ステッ
プ122、123で選択された補正データマップのバリ
エーションと、RAM220に書き込まれたコードとを
それぞれチェックする。この両者が不一致の場合は、C
PU13と同様にメモリ内にその履歴を記憶すると共に
所定の表示装置に異常を示す表示を行なうことができ
る。また、ステップ124では不一致の有無に関わら
ず、ステップ122、123で選択された各種補正デー
タマップのバリエーションを示すコードを通信線17を
通してCPU13に出力する(図5参照)。
【0015】RAM200の値とバリエーションとの対
応例を表1に示す。
【0016】
【表1】 表1によれば、10種類のバリエーションがあることが
わかる。
【0017】RAM201〜205は、各バリエーショ
ンに対応した補正データマップを示すコードを記憶する
ものである。それぞれのRAM201〜205の下位4
ビットは表1のバリエーションを表し、上位4ビットは
表2の各補正データマップ群を示す。
【0018】
【表2】
【0019】表2の各補正データマップは、実際の走行
にあたって逐次決定される。燃料噴射量算出演算におけ
る加速増量補正データマップと水温補正データマップの
決定方法を図6のフローチャートを用いて説明する。図
6は図2中のステップ102の燃料噴射量算出演算のう
ちの一部である。燃料噴射量(Tinj )は式(1)で与
えられる。
【0020】 Tinj =Tp×f1×f2×f3×f4+Tv (1) ここで、Tpは基本噴射量であり、一般に次式で与えら
れる。 f1は図7に示すような加速増量初期補正データであ
り、加速を検出すると、図8に示すように、加速増量初
期補正データf1′の特定値が与えられ、その後、一定
時間毎に一定量の減衰をする。f2は図9に示すような
水温補正データであり、エンジン始動時の水温をもとに
水温初期補正データf2int が与えられ、水温で決まる
下限値f2lmt まで所定の割合で減衰を行なう。下限値
f2lmt に到達後は、水温の上昇に従い、下限値f2
lmt の値をとる。f3はO2 センサのリッチ/リーン信
号によるフィ−ドバック補正を行なうデータ、f4は高
負荷時補正データ、Tvは電圧補正データである。
【0021】先ずf1を計算を示するため、ステップ3
01では加速状態であるかを判定する。加速とみなされ
る時はステップ302にすすむ。ステップ302ではR
AM200の内容(仕向地がアメリカ、変速機がA/T
の時、16進数で02)をレジスタに取り出す。ステッ
プ303に進み、取り出したRAM200の下位4bi
tの値に基づき、f1の初期値マップを選択し、ステッ
プ304にて選択されたマップからその時点の水温の値
によりf1の初期値を取り出す。このf1の初期値マッ
プは仕向地と変速機種の組合せにより10種類存在す
る。この10種のバリエーションとRAM200の下位
4bitは、表1に対応している。こうして求めたf1
の初期値マップを図示しないRAM(F1)にセットす
る。ステップ205ではRAM200の下位4bit
に、上位4bitにf1の初期値マップを示すコ−ド
「0」を結合して(仕向地がアメリカ、変速機がA/T
の時、16進数で02)RAM201にセットする。こ
の上位4bitの値は表2で与えられるものであり、R
AM201にはバリエーションを示すコードと、その時
のバリエーションの加速増量初期補正データマップを示
すコードが記憶されることになる。ふたたびステップ3
01に戻り、加速を検出しなくなるとステップ306に
進む。ステップ306で、f1の値が1.0であればf
1の減衰は終了しているのでこの演算を終了する。
【0022】f1が1.0でない場合はステップ307
に進み、RAM200の内容を取り出す。ステップ30
8では、RAM200の下位4bitのコードに基づ
き、f1の減衰量(加速増量補正データマップ)を決定
する。この減衰量のマップも表2に対応している。ステ
ップ309では、加速増量初期補正データマップから決
定された上記減衰量のマップを差し引く。ステップ31
0ではRAM200の下位4bitに、減衰量の減衰終
了時のマップを示すコ−ド「0001」(表2参照)を
結合して(仕向地がアメリカ、変速機がA/Tの時、1
6進数で12)RAM202にセットする。
【0023】同様にして水温補正データf2 の演算が行
なわれ、RAM203にはf2を示すコードとバリエー
ションを示すコード、並びにRAM204には、f2の
減衰量の減衰終了時のマップを示すコ−ドとバリエーシ
ョンを示すコードが記憶される。さらに図2のステップ
103における燃料噴射時期のマップ決定は、RAM2
05に、バリエーションを示すコードと結合して、燃料
噴射時期のマップを示すコードが記憶される。燃料噴射
時期Pinj は、Pinj =P0−Tinj ×Ne×係数であ
る。P0は基準クランク角から噴射終了までの角度であ
り、基準クランク角を固定し、P0の位置を変えること
により、噴射終了位置を変化させることができる。
【0024】CPU14でも同様に図3のステップ11
2においてS2の算出とS2の減衰演算が行なわれ、こ
れらを示すコ−ドとバリエーションを示すコードとがC
PU14のRAM210、211にそれぞれ記憶され
る。さらにCPU22においても全く同様に、図4のス
テップ122でシフト位置の算出が、ステップ123で
ロックアップクON/OFFの演算がバリエーションを
示すコードを基に行なわれ、表2の補正データマップを
示すコ−ドとバリエーションを示すコードがCPU22
のRAM220、221にそれぞれ記憶される。
【0025】こうしてCPU13のRAM201〜20
5、CPU14のRAM210,211及びCPU22
のRAM220,221の各下位bitと上位bit
に、バリエーションを示すコードと所定の補正データマ
ップを示すコードが記憶され、これにより、図2のステ
ップ104によるRAM201〜205,RAM21
0,211及びRAM220、221の内容チェックが
行われる。
【0026】具体例を挙げれば、バリエーションとして
仕向地がアメリカ、変速機種がA/Tとすると、そのコ
ードは「0010」(RAM200の下位4bit)で
あり、CPU13,14及び22では、全てこのコード
を基に各補正データマップを作成する。従って、外来ノ
イズ等、何らかの障害によりバリエーションのコードを
誤った場合、該当車種に整合した各正しいマップを作成
できなくなるが、このような場合、該コードが各RAM
間で一致せず、容易に異常を検出することができる。こ
のバリエーションのコードの異常の検出により、制御の
初期化、中断、代替処理などが可能となる。また、バリ
エーション選択のための手段の共用によるコストダウン
が図れる。また、バリエーション選択の指定を一ケ所で
行なうことにより、複数のCPU間での指定もれ、指定
ミスをなくすことができる。
【0027】なお、最初のCPUへのバリエーションを
示すコードの入力方法は、外部からの通信によりスタン
バイ可能なメモリに記憶し、以降のCPUへは同様に制
御することができる(CPU13でのバリエーションの
コードの決定を外部からの通信とする)。また、本発明
では仕向地等のバリエーションを対象としたが、各CP
Uや各ECUで使用するセンサ・アクチュエ−タのバリ
エーションを対象とすることも可能である。
【0028】さらに、バリエーション毎に各CPUや各
ECUの有無を確認することも可能である。さらに、本
発明によれば、ECU内のプログラムまたはデータの一
部あるいは全てを、外部から通信することにより決定さ
れるシステム形態などにおいて、バリエーションのミス
を確実にチェックすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、車両に搭載
された複数のマイクロコンピュータが、それぞれのプロ
グラムが書き込まれるときに、各プログラムがそのバリ
エーションをもつ車両を制御するプログラムの組合せと
して整合した関係にあるか否かを、通信機能により相互
にチェックしているので、外来ノイズ等により万一にも
整合しないプログラムが書き込まれてしまった場合に
も、その整合しないプログラムを検出して修正し、信頼
性の高い制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用制御装置を示す構成図
【図2】本発明に使用した1つのCPUの動作を示すフ
ローチャート
【図3】本発明に使用した他のCPUの動作を示すフロ
ーチャート
【図4】本発明に使用した更に他のCPUの動作を示す
フローチャート
【図5】本発明による通信機能により伝送されるコード
の流れを示す説明図
【図6】本発明によるプログラムの整合性をチェックす
るための動作を説明するフローチャート
【図7】選択されたプログラムにセットされる補正デー
タの一例を示すデータマップ
【図8】上記補正データの走行時の変化を説明するデー
タマップ
【図9】別の補正データの初期マップと走行経過時の変
化マップとを示すデータマップ
【符号の説明】
1…エンジン、2…燃料噴射装置、3a〜3d…点火プ
ラグ、4…変速機、5a,5b…自動変速用ソレノイ
ド、5c…ロックアップソレノイド、10,20…EC
U、13,14,22…CPU、13a,17…通信
線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各分担した制御項目のプログラムが書き
    込まれた複数のマイクロコンピュータにより車両を制御
    する車載用制御装置において、その中のいずれかのマイ
    クロコンピュータは、自己に書き込まれたプログラム及
    び他の各マイクロコンピュータに書き込まれたプログラ
    ム相互の関係が該当搭載車種に整合したものか否かチェ
    ックする通信機能を有したことを特徴とする車載用制御
    装置。
JP27969391A 1991-10-25 1991-10-25 車載用制御装置 Pending JPH05118248A (ja)

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JP27969391A JPH05118248A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 車載用制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281307A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Fujitsu Ten Ltd エコラン制御装置及びエコラン制御方法
WO2014027558A1 (ja) 2012-08-14 2014-02-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置および車両制御システム

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