JPH0511744U - 二次電池の充放電回路 - Google Patents

二次電池の充放電回路

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JPH0511744U
JPH0511744U JP6545391U JP6545391U JPH0511744U JP H0511744 U JPH0511744 U JP H0511744U JP 6545391 U JP6545391 U JP 6545391U JP 6545391 U JP6545391 U JP 6545391U JP H0511744 U JPH0511744 U JP H0511744U
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JP
Japan
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circuit
secondary battery
state
charging
switching
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JP6545391U
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English (en)
Inventor
勝 田玉
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次電池を2個以上使用し、かつこの二次電
池を放電状態と充電状態の両方で使用する回路におい
て、充電状態での充電用電源電圧を低くすることを主た
る目的とする。 【構成】 充電状態では2個以上の二次電池23,24
を並列接続し、放電状態ではその二次電池23,24を
直列接続するように切換える回路20を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は2個以上の二次電池を使用し、かつこの二次電池を放電状態と充電状態 の両方で使用する回路に関する。
【0002】 更に詳しくは、ポータブルな電気機器、例えば液晶テレビジョン、音響機器、 電話機等は、放電と充電の可能な2個以上の二次電池を備え、その機器の使用時 には二次電池を放電状態にして機器を駆動させる一方、機器の不使用時には二次 電池を充電状態にして商用電源等から二次電池に電力を供給し充電させることを 繰り返えして使用される。
【0003】 本案はかかるものに最適な回路に係る。
【0004】
【従来の技術】
従来技術の一例を図4〜図6に示す。図4は二次電池10が放電状態であり、 負荷回路11は二次電池10を電源として駆動される。図示例の場合、負荷回路 11は12Vで駆動されるものとすれば、二次電池10は公称値電圧1.2Vの 個別二次電池12が10個直列接続して構成される。この為、二次電池10の放 電状態における電圧は1.2Vが10個で12Vとなり、これにより12Vの負 荷回路11が駆動可能となる。
【0005】 図4のように負荷回路11が二次電池10の放電により駆動される場合、AC アダプタ13と充電回路14は用いられない。この場合、一般的にACアダプタ 13は、充電回路14等に対し取り外し可能になっており、また充電回路14、 二次電池10、負荷回路11はポータブルな電気機器に収納される。二次電池1 0は、電気機器の一部分において、個別二次電池12が着脱可能に収納される二 次電池収納部を形成する。従って、充電回路14と二次電池10及び負荷回路1 1は電気機器の一部分に構成され、ACアダプタ13及び個別二次電池12は電 気機器に着脱自在の付属品として構成される。
【0006】 図5は二次電池10の充電状態であり、ACアダプタ13がプラグ15を介し て図示しない商用電源に接続されることにより、ACアダプタ13で商用電源か ら供給される交流が所定の直流に変換され、充電回路14を経て二次電池10へ 供給され、個別二次電池12が充電される。この例では、二次電池10が充電状 態にある場合、負荷回路11は駆動されないのが一般的である。
【0007】 二次電池10が、公称値電圧1.2Vの個別二次電池12を直列接続して構成 された場合、これを定電流充電すると、個別二次電池12は約1.5Vまで上昇 されるから、全体では個別二次電池12の充電電圧1.5Vが10個で15V必 要となる。そして、これに充電回路14の充電時の電圧降下が約3V必要となる ため、ACアダプタ13の充電状態での出力電圧は、これら両方の3Vと15V の合計で18Vが必要となる。
【0008】 図6は二次電池10を用いることなく、ACアダプタ13で負荷回路11を直 接駆動する場合である。負荷回路11の電源入力端子に、二次電池10の出力端 子に代えACアダプタ13の出力端子を接続する。この場合、ACアダプタ13 の出力電圧は負荷回路11の駆動電圧である12Vで良いことになる。
【0009】 個別の二次電池12はNi−Cd、鉛その他のものであって良い。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示したように、個別の二次電池12を2個以上の例えば10個を直列接 続して二次電池10を構成し、放電状態で所望電圧の12Vを負荷回路11に供 給可能にした場合、図5に示したように、充電状態では、二次電池10に必要な 充電電圧が15Vとなり、放電状態よりも高い電圧が必要となる。また充電状態 では充電回路14を介して充電されると、充電回路14の電圧降下分が約3V必 要となる。このため、ACアダプタ13を用いて充電する場合、それらの和の1 8Vの出力電圧が必要となる。このACアダプタ13が充電状態で必要な出力電 圧18Vは、図6に示したように、ACアダプタ13の出力で負荷回路11を直 接駆動する場合に必要なACアダプタ13の出力電圧12Vよりも6Vも高くな るため、ACアダプタ13を図5と図6で共通に使用することができなくなって しまう。
【0011】 このように2個以上の二次電池12を直列接続した二次電池10は、図4のよ うな放電状態の放電電圧に比べて充電状態の充電電圧が高くなるという欠点があ る。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このために本案では、2個以上使用される二次電池を放電状態と充電状態との 両方で使用する回路において、その二次電池は、放電状態で直列接続されると共 に、充電状態では並列接続されるように切換える回路を具備したことを特徴とす る。
【0013】
【作用】
切換え回路は、2個以上使用される二次電池を、放電状態で直列接続させると 共に、充電状態で並列接続させるように切換えるから、充電状態で2個以上の二 次電池を並列接続することによって、2個以上の二次電池の充電電圧を、並列分 割で下げる。また、放電状態で2個以上の二次電池を直列接続することによって 、2個以上の二次電池の放電電圧を、直列加算で上げるという作用を行う。
【0014】
【実施例】
図1は本案一実施例における二次電池の放電状態を示し、図2はその充電状態 を示す。図1,2において、公称値電圧1.2Vの個別の二次電池22を5個づ つ直列接続した第1の二次電池23と第2の二次電池24を有する。第1の二次 電池23のプラス側は第1の充電回路25の出力端に接続され、マイナス側はア ースに接続される。第2の二次電池24のプラス側は第2の充電回路26の出力 端に接続され、マイナス側は切換え回路20の固定接点28に接続される。切換 え回路20は6個の固定接点27〜32と2個の可動接点33,34を有する。 可動接点33と34は摘み35の操作で、図1の放電状態と図2の充電状態の各 位置に切換え可能である。摘み35が図1の位置に切換えられた時、可動接点3 3は固定接点27と28間を導通状態とし、可動接点34は固定接点30と31 間を導通状態とする。また、摘み35が図2の位置に切換えられた時、可動接点 33は固定接点28と29間を導通状態とし可動接点34は固定接点31と32 間を導通状態とする。
【0015】 固定接点27は第1の二次電池23のプラス側に接続され、固定接点28は第 2の二次電池24のマイナス側に接続され、固定接点29はアースに接続される 。また、固定接点30は第2の二次電池24のプラス側に、固定接点31は負荷 回路11の一端に、固定接点32はACアダプタ13の出力端に夫々接続される 。第1の二次電池23のマイナス側はアースに接続される。第1と第2の充電回 路25と26の入力端は夫々ACアダプタ13の出力端に接続される。
【0016】 ACアダプタ13は入力端がプラグ15を介して商用電源に接続され、プラグ 15から入力される交流を負荷回路11の駆動電圧である12Vの直流に変換し て出力する。
【0017】 図1の放電状態では、切換え回路20の摘み35の可動接点33で固定接点2 7と28間並びに可動接点34で固定接点30と31間を導通する位置に切換え られるので、第1と第2の二次電池23と24は固定接点27,28と可動接点 33を経て直列接続され、その電圧が固定接点30,31と可動接点34を経て 負荷回路11に与えられる。公称値電圧1.2Vの個別の二次電池22が放電電 圧1.2Vであり、10個が直列接続されるため、合計12Vの電圧が負荷回路 に与えられ、12Vの負荷回路11は第1と第2の二次電池23と24及び切換 え回路20により正しく動作できる。
【0018】 図1に示す二次電池23,24が放電状態の場合、ACアダプタ13は不用で あり、取り外すかプラグ15を商用電源へ接続しない等により、非動作状態とさ れるのが一般的である。したがって、第1と第2の充電回路25と26も非動作 状態とされる。
【0019】 図2の充電状態では、切換え回路20の摘み35の可動接点33で固定接点2 8と29間並びに可動接点34で固定接点31と32間を導通する位置に切換え られるので、第2の二次電池24の一端は固定接点28と29間を導通する可動 接点33を経てアースされ第1と第2の二次電池23と24はそれぞれ第1およ び第2の充電回路25と26を通してACアダプタ13の出力端に並列接続され る。これにより第1の二次電池23はACアダプタ13から第1の充電回路25 を経て充電されると共に、第2の二次電池24はACアダプタ13から第2の充 電回路26を経て充電される。この場合、第1の二次電池23は公称値電圧1. 2V、充電電圧1.5Vの個別の二次電池22が5個直列に接続・構成されてい るから、その充電電圧は7.5Vで足りる。また、第2の二次電池23も同様に 7.5Vで良い。充電回路25又は26の充電時の電圧降下が約3Vであるから 、ACアダプタ13が第1の充電回路25と第1の二次電池23の回路に出力す べき電圧は3Vと7.5Vで10.5Vあれば足りる。ACアダプタ13の出力 電圧は負荷回路11の動作電圧である12Vに設計しておけば、ACアダプタ1 3の出力電圧12Vで第1の充電回路25を経て第1の二次電池23を充電可能 である。また、第2の充電回路26を経て第2の二次電池24を充電することも 、同様に、ACアダプタ13の出力で充電可能である。
【0020】 この充電状態では、ACアダプタ13の出力電圧は、切換え回路20の固定接 点31と32間が摘み35の可動接点34で導通されるので、負荷回路11にも 供給され、負荷回路11を駆動することができる。
【0021】 図3は本案の他の実施例を示したもので、図1〜2と同一部分は同一符号を付 し、詳細な説明を省略する。異なる点は、充電回路40を1つにし、逆流防止の ため充電回路40内に各々順方向のダイオード43,44を設け、各々の出力を 第1と第2の二次電池23と24を並列的に充電できるようにした点と、切換え 回路20の切換えを切換スイッチ制御回路41で自動的に切換え制御する点であ る。切換スイッチ制御回路41は、ACアダプタ13の12V出力の有無を検出 する回路42によって動作し、12V出力検出回路42がその出力を検出した時 、切換スイッチ制御回路41を介して摘み35を図3の充電状態に切換え、また 12V出力検出回路42がその出力を検出しない時、切換スイッチ制御回路41 を介して摘み35を図1の放電状態に切換えて二次電池23と24を直列接続さ せる。
【0022】 図3は摘み35を駆動するものを示したが、摘み35のように機械的移動体を 用いることなく、純電気的な切換え回路であって良いこと勿論である。
【0023】 以上の実施例で、個別の二次電池22は10個の場合を例示したが、2個以上 であれば何個でも適用できるものであることは言うまでもない。個別の二次電池 22が2個の場合、充電状態で並列接続されると、1個づつとなる。この場合、 夫々の二次電池の充電すべき量にばらつきがあっても、過充電が生ずることがな いという効果を有する。また、個別の二次電池22が3個以上の場合、並列接続 したとき、一方は1個、他方は2個というようにアンバランスとなっても良いも のである。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本案によると、二次電池を2個以上使用し、この二次電池を放電 状態と充電状態の両方で使用する回路において、この二次電池は放電状態で直列 接続され、充電状態で並列接続されるように切換える回路を備えているから、充 電状態で二次電池を並列接続してその充電用電源電圧を低くすることができ、負 荷を直接動作させるACアダプタと共通のものを用いて充電できる。
【0025】 また、二次電池が2個の場合は、2個の二次電池の容量にばらつきがあっても 過充電を生ずる虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の1実施例における二次電池の放電状態を
示すブロック回路図である。
【図2】図1における二次電池の充電状態を示すブロッ
ク回路図である。
【図3】本案の他の実施例における二次電池の充電状態
を示すブロック回路図である。
【図4】従来例における二次電池の放電状態を示すブロ
ック回路図である。
【図5】図4における二次電池の充電状態を示すブロッ
ク回路図である。
【図6】図4における負荷回路をACアダプタで駆動す
る状態を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
11 負荷回路 13 電源変換回路(ACアダプタ) 20 切換え回路 23,24 二次電池

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池を2個以上使用し、かつこの二
    次電池を放電状態と充電状態の両方で使用する回路にお
    いて、 前記二次電池は、前記放電状態で直列接続され、前記充
    電状態で並列接続されるように切換える切換え回路を具
    備して成る二次電池の充放電回路。
  2. 【請求項2】 交流電源から供給される交流を所定の直
    流に変換する電源変換回路と、 前記電源変換回路からの出力をもとに充電される2個以
    上の二次電池と、 前記二次電池の放電出力をもとに駆動される負荷回路
    と、 前記二次電池の充電状態と放電状態に応じて前記二次電
    池を並列接続と直列接続に切換える切換え回路とを具備
    して成る二次電池の充放電回路。
  3. 【請求項3】 電源変換回路の出力は、切換え回路が充
    電状態に切換えられた際、切換え回路によって並列接続
    された二次電池へ供給されると共に、負荷回路へも供給
    されることを特徴とする請求項2に記載の二次電池の充
    放電回路。
  4. 【請求項4】 切換え回路が放電状態に切換えられた
    際、切換え回路によって直列接続された二次電池の出力
    が負荷回路へ供給されることを特徴とする請求項2に記
    載の二次電池の充放電回路。
  5. 【請求項5】 切換え回路による二次電池の並列接続と
    直列接続の切換えは、電源変換回路の出力の有無に連動
    して行なわれることを特徴とする請求項2に記載の二次
    電池の充放電回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038948A (ja) * 2007-08-06 2009-02-19 Tcm Corp 産業用車両における電源装置
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