JPH0511642U - ビデオ製版機能を有するカラースキヤナ - Google Patents

ビデオ製版機能を有するカラースキヤナ

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JPH0511642U
JPH0511642U JP6722791U JP6722791U JPH0511642U JP H0511642 U JPH0511642 U JP H0511642U JP 6722791 U JP6722791 U JP 6722791U JP 6722791 U JP6722791 U JP 6722791U JP H0511642 U JPH0511642 U JP H0511642U
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signal
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繁男 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ画像のカラー製版と写真原稿のカラー
製版とを1台のカラースキャナで行う。 【構成】 カラーテレビカメラ10のリニアマトリックス
回路11で補正されて得られたRGB信号のビデオ信号を
逆補正するとともに、それを製版用信号に変換するため
のパラメータと、カラースキャナ24の原稿読み取り部18
のRGB信号を製版用信号に変換するためのパラメータ
とを登録するパラメータテーブル17を具備し、カラー製
版の種類に応じてパラメータテーブル17の各パラメータ
をカラーマスキング回路20に出力する。そして、画像処
理部21で各種の画像処理を施したのちに露光ヘッド22を
用いてカラー製版を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオ画像を製版する機能を備えたカラースキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー製版物を作り出す装置として現在の主流になっているのがカラースキャ ナである。カラースキャナは周知のとおり、写真原稿を光学的に読み取ってこれ をR(赤),G(緑),B(青)の3原色に分解し、各々を電気信号(RGB信 号)に変換する。そして、RGB信号を製版用のC(シアン),M(マゼンタ) ,Y(黄)の各信号に変換し、さらにBk(墨)信号を作成しこれを付加しC, M,Y,Bk信号を得る。CMYBk信号に対して色修正処理や、下色除去処理 、カラーグラデーション処理などの各種画像処理を施しカラー製版を行う。この ような画像処理は殆どがハードロジック回路で実現されているので、高速かつ高 精度なカラー製版が行える。
【0003】 ところで、ハイビジョンの開発によってテレビ画像の画質が写真のレベルに近 づき、カラーテレビ画像を静止画としてカラー製版する、いわゆるビデオ製版が 盛んになりつつある。ビデオ製版は概ね以下のようにして行われている。 TVカメラやVTRなどの映像機器から出力されるRGBのビデオ信号を、A /D変換器でデジタル化し、フレームメモリを介して磁気テープに記録する。そ して、コンピュータを用いて、磁気テープに記録されたビデオ信号を読み出し、 上記の製版用信号に変換したり、製版のための各種画像処理を施したのちカラー 製版を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、カラースキャナによる写真原稿のカラー製版,ビデオ製版装 置によるテレビ画像のカラー製版は、それぞれが独立した構成の装置で個別に行 われている。しかし、カラー製版を行うという共通の目的をもっている以上、各 装置には共通の処理機能があり、その処理機能を共有して写真原稿のカラー製版 およびテレビ画像のカラー製版を行うのは有益なことである。
【0005】 例えば、上記のビデオ製版装置では製版用信号への変換や製版のための画像処 理をすべてコンピュータで行っている。つまり、テレビ画像を使って製版するた めに、特別に設計されたソフトウエアを用いて上記の各種処理を実行している。 このコンピュータ・ソフトウエアにおける処理を、カラースキャナのハードロジ ック回路を用いて行うと、高速で信頼性の高いビデオ製版が可能になる。また、 カラースキャナの一部機能を利用するという点でビデオ製版装置自体も安価にな る。
【0006】 しかしながら、TVカメラとカラースキャナの画像読み取り部との間には分光 撮像特性に差があるために、TVカメラから得られたビデオ信号をそのまま従来 のカラースキャナに入力しても適正な色再現が得られないという難点がある。通 常、カラーテレビのビデオ信号の理想撮像特性は、図2に示すように負の感度を 含んでいる。これは、正側の特性のみのビデオ信号に基づき、カラーモニタに画 像を表示した場合、色再現誤差が生じるので、この誤差を少なくするためである 。一方、カラー製版を行うカラースキャナでは、CCD,フォトマルチプライヤ ーなどの撮像素子で読み取った画像読取信号は負の感度を含んでいない。
【0007】 従って、この画像読取信号の代わりに、ビデオ信号をカラースキャナに入力し ても、画像読取信号の場合と同様な色変換を行う事はできない。そこで、現時点 では上述したように写真原稿のカラー製版およびテレビ画像のカラー製版はそれ ぞれが個別の装置で実施されているので、両方のカラー製版を行いたいという要 望をもつユーザーは各々の装置を購入しなけばならず、その購入費用は多大なも のになる。また、上記したように、現在のビデオ製版装置は、その処理の殆どを コンピュータ・ソフトウエアに頼っており、処理速度や信頼性の問題もある。
【0008】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、カラースキャナの 一部機能をビデオ製版に利用して写真原稿のカラー製版およびテレビ画像のカラ ー製版の両方を可能にするカラースキャナを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。 すなわち、本考案のビデオ製版機能を有するカラースキャナは、 カラー原稿を走査して得られた3原色読取信号を製版用色信号に変換する第1 の色変換手段と、 カラーモニタでの色再現誤差を補償するために負の感度を有する信号に補正さ れたビデオ信号を逆補正して、負の感度を含まない逆補正画像信号に逆補正する とともに、前記逆補正画像信号を製版用色信号に変換する第2の色変換手段と、 入力された信号に対して画像処理を行う画像処理手段と、 前記第1の色変換手段と前記第2の色変換手段から出力されるそれぞれの製版 用色信号のうち、一方を選択的に前記画像処理手段に出力する切換手段と、 を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案の構成による作用は、次のとおりである。 本考案に係るカラースキャナでは、カラー原稿を走査して得られた3原色読取 信号を第1の色変換手段で、ビデオ画像のビデオ信号を第2の色変換手段で、そ れぞれ製版用色信号に変換する。特に、第2の色変換手段では、負の感度を有す るビデオ信号を、負の感度を含まない信号に変換し、それを製版用色信号に変換 する。そして、各色変換手段で得られた製版用色信号をカラースキャナの単一の 画像処理手段に入力することで、テレビ画像のカラー製版および写真原稿のカラ ー製版を可能にする。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は、ビデオ製版機能を有するカラースキャナの概略構成を示したブロック 図である。 カラーテレビカメラ10の内部に設けられているリニアマトリックス回路11は、 被写体を撮像して得られた光学像を3原色に分解してそれぞれを電気信号に変換 した3原色信号(以下、RGB信号とする)を得るための分光感度特性、つまり はカラーテレビカメラ10の撮像特性を理想撮像特性に近似する電子回路である。 カラーテレビカメラ10の理想撮像特性は図2に示すように、カラー受像機での色 再現誤差を補正するための「負の撮像特性」を含むものである。「負の撮像特性 」は光学的に得ることはできないので、リニアマトリックス回路11を用いて電子 的に「負の撮像特性」を作っている。
【0012】 具体的には、次の(1) 式ないし(3) 式の各方程式に展開されるようなマトリッ クス演算式を用いる。以下、同様にして本明細書におけるマトリックス演算式は すべて展開式で表す。また、各マトリックス演算式の右上に記した符号Mn(n =1,2,3,4,5)をマトリックス演算式の呼称とする。次のマトリックス M1は図2に示したNTSC方式のカラーテレビカメラ10の理想撮像特性から推 定されたものである。 M1: r=R−0.04G ・・・・・・・・・・・(1) g=G−0.09B−0.02R ・・・・・・・(2) b=B−0.03G ・・・・・・・・・・・(3) 上式において、符号r,g,bがリニアマトリックス回路11からの出力信号を 示し、符号R,G,Bがリニアマトリックス回路11への入力信号を示している。
【0013】 上記のマトリックスM1が表しているように、テレビカメラ10の撮像素子から 得られたRGB信号のうちのR成分から若干のG成分を差し引いたものを補正後 のR成分(上記(1) 式におけるr成分)とし、G成分から若干のB成分と若干の R成分とを差し引いたものを補正後のG成分(上記(2) 式におけるg)とし、B 成分から若干のG成分を差し引いたものを補正後のB成分(上記(3) 式における b成分)としている。このように、RGB信号のそれぞれの色信号から所要の信 号量を差し引いて「負の撮像特性」を作っている。
【0014】 リニアマトリックス回路11で上記のような「負の撮像特性」が付与されたRG B信号(以下、これをrgb信号と記す)は、カラーテレビカメラ10からビデオ テープレコーダー12に出力される。ビデオテープレコーダー12は、製版の対象と なる1フレーム画像のrgb信号をA/D変換器13に出力する。A/D変換器13 でデジタル信号に変換されたrgb信号はフレームメモリ14に順次ストアされた 後、バッファメモリ15に転送される。コンピュータ16はカラースキャナ24の処理 速度に合わせてバッファメモリ15内のデジタルrgb信号をスイッチング回路19 を介してカラーマスキング回路20に出力する。
【0015】 一方、カラースキャナ24の原稿読み取り部18は、写真原稿を光学的に走査し、 反射光を色分解光学系で3原色に分解してRGB信号を得る。このRGB信号は 光学的に得られた信号であるため、当然ながら図2に示すような「負の撮像特性 」は含んでいない。図示すると、およそ図3のような撮像特性となる。原稿読み 取り部18からのRGB信号はスイッチング回路19を介してカラーマスキング回路 20に与えられる。
【0016】 カラーマスキング回路20はRGB信号を製版用信号であるCMY信号に変換す るマトリックス演算回路として構成される。また、製版用信号としてはC,M, Y信号以外にもBk信号があり、このBk信号を作り出す回路もカラーマスキン グ回路20は内部に備えている。RGB信号をCMY信号に変換するには、次のよ うなマトリックスM2を用いる。 M2: Y=A1・B+A2・G+A3・R M=A4・B+A5・G+A6・R C=A7・B+A8・G+A9・R 上記の各式において、符号A1〜A9は上記のカラーマスキング処理に用いるパラ メータを示しており、コンピュータ16で設定されたパラメータテーブル17内の各 数値が、これらに代入されるようになっている。
【0017】 パラメータテーブル17には、原稿読み取り部18で得られたRGB信号を色変換 するためのパラメータ(以下、スキャナ用パラメータという)と、カラーテレビ カメラ10で得られたrgb信号を色変換するためのパラメータ(以下、テレビカ メラ用パラメータという)とがそれぞれ設定されている。 例えば、スキャナ用パラメータを符号P1で表すと、 P1:(A1=2, A2=-0.4,A3=-0.6) (A4=-0.1,A5=1.7, A6=-0.6) (A7=-0.2,A8=0, A9=1.2 ) の各値が設定される。
【0018】 そして、テレビカメラ用パラメータを符号P2で表すと、例えば、 P2:(A1=1.964,A2=-0.364,A3=-0.608) (A4=0.053,A5=1.673, A6=-0.566) (A7=-0.2 A8=0.042, A9=1.2 ) の各値が設定される。
【0019】 このように、スキャナ用パラメータP1と、テレビカメラ用パラメータP2と は異なった数値となる。これは前述したようにカラーテレビカメラ10が被写体を 撮像して得られたRGB信号に「負の撮像特性」を付与しているのに対し、カラ ースキャナ24では写真原稿を読み取って得られたRGB信号に「負の撮像特性」 を付与していないからである。つまり、上記のテレビカメラ用パラメータP2は 、「負の撮像特性」を作るためにRGB信号のそれぞれの色信号から差し引いて 補正されたビデオ信号を、各色信号に補ってカラースキャナ24のRGB信号との 互換をとり、そして、スキャナ用パラメータP1を用いて製版用のCMY信号を 得るように設定されている。
【0020】 そのテレビカメラ用パラメータP2の作成手法について以下に説明する。 まず、「負の撮像特性」を作るためにリニアマトリックス回路11で補正されて 得られたビデオ信号を、負の撮像特性をほとんど含まない信号に変換するための 逆補正用マトリックスを作成する。リニアマトリックス回路11の内容が前記のマ トリックスM1で表される場合、逆補正用マトリックスM3は次のようになる。 M3: R’=r+0.04g ・・・・・・・・・(1)' G’=g+0.09b+0.02r ・・・・・(2)' B’=b+0.03g ・・・・・・・・・(3)' 上式において、符号r,g,bがリニアマトリックス回路11からの出力信号を 示している。
【0021】 ここで、先に示したリニアマトリックス回路11のマトリックスM1を上記の方 程式(1) ’式に代入すると、 R’=R−0.04G+0.04(G−0.09B−0.02R) となり、リニアマトリックス回路11で差し引かれたG成分が相殺される。なお 、計算ではこの他にも「-0.0036 B」と「-0.0008 R」の値が算出されるがこれ らは微小な数値であるため無視することができる。(2) ’式および(3) ’式につ いても同様で、リニアマトリックス回路11で差し引かれたそれぞれの信号量が逆 補正される。すなわち、上記の逆補正用マトリックスM3は、リニアマトリック ス回路11で理想撮像特性を得るため、つまりカラー受像機での色再現誤差を補正 するために行われた演算を補うものである。
【0022】 次に、上記の逆補正マトリックスM3を、カラースキャナ24用のパラメータが 代入されたカラーマスキング処理用のマトリックスに代入する。すなわち、 M4: Y=2B−0.4 G−0.6 R M=−0.1 B+1.7 G−O.6 R C=−0.2 B+1.2 R で表されるカラーマスキング処理用のマトリックスM4のR,G,Bに、逆補 正マトリックスM3のR’,G’,B’を代入する。
【0023】 結果、次のような各方程式に展開されるマトリックスM5が得られる。 M5: Y=1.964 B−0.364 G−0.608 R M=0.053 B+1.673 G−0.566 R C=−0.2 B+0.042 G+1.2 R この各式のR,G,Bの各係数値が、先に示したテレビカメラ用パラメータP 2となる。
【0024】 カラーテレビカメラ10の出力信号(rgb信号)をカラースキャナ24の画像処 理部21に入力してこれを利用する場合には、上記説明したような逆補正を行って 、カラースキャナ24のRGB信号との互換をとる必要がある。そうでないと、次 のような不都合が生じる。
【0025】 例えば、カラースキャナ24で読み取られる写真原稿の中には、たとえ、見た目 が「青色」一色であっても、そこには必ず「赤色や緑色」の成分が含まれている 。したがって、青色の原稿を読み取って色分解光学系で3原色に分解すると、B 成分の信号だけでなく、R,G成分の信号も含まれる。その成分比の一例を簡単 に図示すると図4のようになる。これに対して、カラーテレビカメラ10ではリニ アマトリックス回路11により「負の撮像特性」が付加されるので、上記の青色の 原稿をカラーテレビカメラ10で撮像して色分解すると、R,G成分の信号が差し 引かれたB成分だけの信号となってしまう。カラースキャナ24ではそのような色 信号(B成分だけの信号)の入力を想定せずに設計されているため、適切な色再 現が望めない。
【0026】 したがって、カラーテレビカメラ10から出力されるrgb信号に対して上記の 逆補正を行わなければならず、これを実行せずしてカラースキャナ24の画像処理 機能を利用することはできない。上述の説明から明らかなように、本実施例のパ ラメータテーブル17およびカラーマスキング回路20は、本考案にいう第1の色変 換手段と第2の色変換手段の機能を併せもっている。
【0027】 入力部30は、ビデオ画像の製版を行うか、または、写真原稿の製版を行うを選 択するためのスイッチを有する。コンピュータ16は、入力部30での選択、すなわ ち、カラーテレビカメラ10で撮像されたビデオ画像のビデオ製版を行うか、また は、カラースキャナ24の原稿読み取り部18で読み取られた写真原稿の製版を行う かに応じて、スイッチング回路19を切り換え、かつ、上記の各パラメータP1, P2をカラーマスキング回路20のマトリックスM2に代入して製版用信号に変換 する。画像処理部21は、製版用信号に対して製版時に不可欠な画像処理(カラー コレクション,グラデーション,下色除去,シャープネス強調など)を施して、 露光ヘッド22に出力する。結果として、C,M,Y,Bk信号によってそれぞれ ON/OFF変調された光ビームが露光ヘッド22から円筒シリンダ23へ向けて照射され 、円筒シリンダ23に装着された感光材料Fが露光記録される。
【0028】 なお、上述した実施例では、ハードロジックとしてのカラーマスキング回路20 を1つだけ設けて、マスキング用のマトリックス演算式のパラメータをソフトウ エアを用いて設定する構成にしたが、これは図5に示すような構成に変えて実施 してもよい。すなわち、カラースキャナ24の内部にテレビ用カラーマスキング回 路25(本考案における第2の色変換手段)と、スキャナ用カラーマスキング回路 26(本考案における第1の色変換手段)の2つのハードロジック回路を設ける。 テレビ用カラーマスキング回路25は前記のマトリックスM5を実行するものであ り、スキャナ用カラーマスキング回路26は前記のマトリックスM4を実行するも のである。
【0029】 各カラーマスキング回路25,26 でそれぞれCMY信号に変換されたカラーテレ ビカメラ10のrgb信号およびカラースキャナ24のRGB信号は、スイッチング 回路19で入力部30での選択に応じて切り換えられて、それぞれ単一の画像処理部 21に出力される。このように、2つの専用のハードロジック回路を用いてマスキ ング処理を行う構成にすると、より高速なカラー製版が可能になる。
【0030】 また、上述した実施例では、図2に示したようなNTSC方式のカラーテレビ カメラの理想撮像特性を例にあげたが、理想撮像特性はカラーテレビ方式によっ てそれぞれ異なった特性を示す。そこで、各方式の理想撮像特性に応じたリニア マトリックス回路11のマトリックス演算を想定して、これを逆補正するための複 数の逆補正パラメータをパラメータテーブル17に用意しておき、各方式に応じた 逆補正パラメータを読み出し、カラーマスキング回路20のマトリックスM2に代 入してCMY信号に変換するようにしてもよい。
【0031】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のビデオ製版機能を有するカラースキ ャナによれば、カラー原稿を走査して得られた3原色読取信号を製版用色信号に 変換する第1の色変換手段と、ビデオ信号を製版用色信号に変換する第2の色変 換手段とを備え、前記各色変換手段で得られた製版用色信号を単一の画像処理手 段に入力するように構成したので、一台のカラースキャナで写真原稿のカラー製 版とビデオ画像のカラー製版との両方を行うことができる。これにより、ユーザ ーは両方のカラー製版を行う場合に、装置の購入費を安くあげることができ、ま た、ビデオ画像のカラー製版に関して言えば高速で高精度な製版を行うことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るビデオ製版機能を有す
るカラースキャナの概略構成を示したブロック図であ
る。
【図2】カラーテレビカメラの理想撮像特性を示した図
である。
【図3】カラースキャナでの分光感度特性を示した図で
ある。
【図4】カラースキャナで青色の原稿を読み取ったとき
のRGB信号の成分比を示すグラフである。
【図5】本考案のビデオ製版機能を有するカラースキャ
ナの別の構成例を示した概略的なブロック図である。
【符号の説明】
10・・・カラーテレビカメラ 16・・・コンピュータ 17・・・パラメータテーブル 20・・・カラーマスキング回路 21・・・画像処理部 24・・・カラースキャナ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 カラー原稿を走査して得られた3原色読
    取信号を製版用色信号に変換する第1の色変換手段と、 カラーモニタでの色再現誤差を補償するために負の感度
    を有する信号に補正されたビデオ信号を逆補正して、負
    の感度を含まない逆補正画像信号に逆補正するととも
    に、前記逆補正画像信号を製版用色信号に変換する第2
    の色変換手段と、 入力された信号に対して画像処理を行う画像処理手段
    と、 前記第1の色変換手段と前記第2の色変換手段から出力
    されるそれぞれの製版用色信号のうち、一方を選択的に
    前記画像処理手段に出力する切換手段と、 を備えたことを特徴とするビデオ製版機能を有するカラ
    ースキャナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007180893A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sony Corp 画像処理装置および撮像装置

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