JPH05115797A - ハニカム構造体 - Google Patents

ハニカム構造体

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JPH05115797A
JPH05115797A JP3306713A JP30671391A JPH05115797A JP H05115797 A JPH05115797 A JP H05115797A JP 3306713 A JP3306713 A JP 3306713A JP 30671391 A JP30671391 A JP 30671391A JP H05115797 A JPH05115797 A JP H05115797A
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JP
Japan
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corrugated
plate
honeycomb structure
flat plate
joined
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JP3306713A
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English (en)
Inventor
Kouou Yamazaki
康櫻 山崎
Yukihisa Takeuchi
幸久 竹内
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部の発熱性に優れ,かつスコーピングの発
生がないハニカム構造体を提供すること。 【構成】 導電性の波板(11,12)の間に平板(4
2)を介在させて巻回してなるハニカム構造体におい
て,ハニカム構造体の軸方向の片側面から見たとき,波
板12の谷部の端部122Aは隣接する一方側の波板1
1の山部の端部111Aと,平板42を介して,接合さ
れて接合部31を形成している。一方,軸方向の他側面
から見たとき,波板12の山部の端部121Bは隣接す
る他の波板の谷部の端部と平板43を介して,隣接する
波板と接合されている。ハニカム構造体の加熱用電流
は,接合部31から32の方向即ち波板の幅方向へ流
れ,波板全体を効率良く加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,排気ガス浄化用触媒担
体などに用いる渦巻き状のハニカム構造体,特にその内
部の発熱性に優れると共にスコーピングを防止したハニ
カム構造体に関する。
【0002】
【従来技術】例えば,自動車の排気浄化に用いる排気ガ
ス浄化用触媒担体,そのスタートアップ用ヒータ,ディ
ーゼルエンジンの排気中のパティキュレートを捕集する
ためのトラッパ等においては,平板と波板とを渦巻き状
に巻回したハニカム構造体が用いられている(例えば特
開昭63−16858号)。そして,これらハニカム構
造体は,波板更には平板に加熱用電流を印加することに
より,その全体を加熱できるよう構成してある。この加
熱により,排気ガス浄化用触媒担体に担持した触媒の活
性を向上させたり,上記トラッパに捕集したパテキュレ
ートを燃焼除去する。
【0003】これらハニカム構造体は,薄肉の材料を用
いて,容易に通気性のコルゲート構造体(後述の図5〜
図7参照)を製造できる点で優れている。そして,図1
1(a)に,従来のハニカム構造体9の要部を示すごと
く,ハニカム構造体は,導電性の波板91,92の間に
平板82を介在させて渦巻き状に巻回されている(図
5,図6参照)。また,波板91,92は,その幅方向
の端部において,ハニカム構造体9の軸方向の両側部分
とも,それぞれ隣接する波板92,91に,導電材料に
より接合された接合部95を有する。この接合部95は
スポット溶接等により溶接されている。この溶接は,ハ
ニカム構造体のスコーピングを防止するためである。
【0004】即ち,ハニカム構造体は,その長期使用中
において,上記加熱の繰り返しにより,ハニカム構造体
の中心部分が前方あるいは後方へ少しづつ突出していく
という,スコーピングを生ずることがある。つまり,平
板と波板の相互間にズレを生じて,ハニカム構造体の軸
方向へのズレを生ずる。そこで,従来は,上記のごと
く,波板91,92は,互いに隣接する部分を平板82
と共に溶接してスコーピングを防止しているのである。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のハニカ
ム構造体9は,上記のごとく,加熱用電流を流したと
き,図11(b)に示すごとく,加熱用電流Cは,両端
部の接合部95に沿って,ハニカム構造体9の半径方向
に,放射状に流れる(後述の図8のR方向)。そして,
その流れは殆どハニカム構造体9の両端部のみである。
即ち,従来のハニカム構造体9は,波板91,92の端
部が互いに隣接する部分において,全て導電材料により
接合された接合部95を有している。そのため,上記加
熱用電流Cは,接合部95に沿って波板91,92の両
端部の表面近くのみを流れ易くなり,波板の幅方向には
殆ど流れない。
【0006】そのため,従来のハニカム構造体は,その
内部の発熱性が悪く,前記触媒効果や,パティキュレー
ト燃焼効果を充分に達成することができない。本発明
は,かかる従来の問題点に鑑み,内部の発熱性に優れ,
かつスコーピングの発生がないハニカム構造体を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,導電性の波板の間に平板
を介在させて渦巻き状に巻回してなるハニカム構造体に
おいて,上記波板の幅方向の端部は,ハニカム構造体の
軸方向の片側面から見たとき隣接する一方側の波板又は
平板の端部と電気的導通可能に接合された接合部を有
し, また上記軸方向の他側面から見たとき波板の幅方
向の端部は隣接する他方側の波板又は平板の端部と電気
的導通可能に接合された接合部を有してなり,上記波板
に加熱用電流を印加したときには,該加熱用電流は波板
の幅方向において一方の接合部から他方の接合部に斜方
向に流れるよう構成されていることを特徴とするハニカ
ム構造体にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,ハ
ニカム構造体の軸方向の片側面から見たとき,当該波板
の端部は,隣接する一方側の波板又は平板のみに接合さ
れていること,また逆に上記軸方向の他側面から見たと
き,波板の端部は隣接する他方側の波板又は平板のみに
接合されていること,またその接合は導電材料により行
われていることである。
【0009】換言すれば,波板は山部と谷部とが連続し
た板状体である。そして,波板と波板との間には平板が
介在されて,これらが積層状に巻回されている。それ
故,軸方向の片側面において,波板の山部が隣接する波
板又は平板に接合されている場合には,その山部の反対
側の山部,即ち軸方向の他側面の山部は接合されていな
い。そして,この他側面においては,谷部が他の隣接す
る波板又は平板に接合されている。また,この谷部の反
対側の谷部,即ち軸方向の上記片側面の谷部は接合され
ていない。そのため,後述のごとく,加熱用電流は波板
の幅方向において,一方の接合部から他方の接合部へ斜
方向に流れることになる。
【0010】また,上記のごとく,一方の波板の端部を
隣接する波板の端部と接合する場合には,両波板の間に
は平板が介在しているので,該平板を介して両波板を接
合することとなる(図1〜図3参照)。また,波板と平
板とは直接にその端部で接合することもできる(図9,
図10参照)。
【0011】また,ハニカム構造体は,中心電極と外筒
電極との間において巻回されているが,波板の端部にお
ける上記接合部は,外筒電極の近くにおいては,例えば
1つ置き,3つ置きのごとくその接合部の数を少なくす
ることもできる。これにより,ハニカム構造体の外周部
近くの,単位面積当たりの加熱量を大きくすることがで
きる。即ち,ハニカム構造体の外周部近くでは,放熱が
大きいために,中心部に比して温度が低い。しかし,上
記のごとく外周部において,接合部の数を少なくする
と,加熱用電流の通路が少なくなり,電気抵抗が増大し
て加熱量が多くなる。そのため,外周部の温度低下を少
なくすることができる。
【0012】次に,上記波板は,導電性を有する。かか
る波板としては,金属板,金網,金網に金属粉末やセラ
ミックス粉末を一体的に焼結させた多孔質体などがあ
る。また,かかる多孔質体には,例えば排気浄化触媒を
担持する。或いは,多孔質体を濾材として,これにディ
ーゼルエンジンの排気ガスを通過させ,パティキュレー
トを捕集させる。また,波板は,その表面に電気絶縁層
を設けておくこともできる。例えば,Al(アルミニウ
ム)を含有するフェライト系ステンレス鋼板を用いる場
合には,その表面にAl2 3 の電気絶縁層が形成され
る。かかる,電気絶縁層は,上記端部の接合に際して,
接合該当部分を除去し,電気的導通を確保する。
【0013】また,平板としては,電気絶縁体又は上記
と同様の金属板,金網,多孔質体等の板状体がある。該
平板は,その表面に電気絶縁層を有し,両側に位置する
波板を電気的に隔離している。なお,上記のごとく波板
と平板とを接合する場合には,上記と同様に接合該当部
分の電気絶縁層を除去して,電気的導通を確保する。ま
た,上記接合部の接合法としては,溶接,ろう付け,金
属粉末の焼結による接合等がある。また,本発明のハニ
カム構造体は,排気ガス浄化用触媒担体,ディーゼルパ
ティキュレートの捕集用フィルター,これらのプレヒー
タ等に用いることができる。
【0014】
【作用及び効果】本発明のハニカム構造体においては,
波板の間に平板を介在させて巻回してなると共に,上記
のごとく,波板の幅方向の端部は上記片側面においては
隣接する一方側の波板又は平板に接合し,他側面におい
ては他方側の波板又は平板に接合している。そのため,
中心電極と外筒電極との間に加熱用電流を印加したとき
には,該加熱用電流は上記両端部の接合部を交互に通っ
て流れる。即ち,加熱用電流は,波板の幅方向におい
て,一方の接合部から他方の接合部に,波板の内部を斜
方向に流れる。
【0015】また,そのため,本発明のハニカム構造体
においては,加熱用電流は,中心電極から外筒電極に向
かって,放射方向のみならず,渦巻き方向にも流すこと
ができる。それ故,波板は,その幅方向の内部において
も均一に加熱されることとなり,内部の発熱性に優れて
いる。なお,従来のハニカム構造体は,前記のごとく,
波板の両端部が全て導電材料により接合されていた。そ
のため,加熱用電流は両端部に沿って,半径方向に,放
射状に流れてしまっていた。それ故,波板の幅方向にお
いても,また波板の渦巻き方向においても,加熱用電流
が余り流れず,波板の幅方向の中央部分が殆ど加熱され
なかった。
【0016】また,本発明においては,波板の上記片側
面の端部が隣接する一方側の波板又は平板に,また波板
の上記他側面の端部が他方側の波板又は平板に接合され
ている。それ故,ハニカム構造体が前記スコーピングを
生ずることがない。したがって,本発明によれば,内部
の発熱性に優れ,かつスコーピングの発生がないハニカ
ム構造体を提供することができる。
【0017】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかるハニカム構造体につき,図1〜
図7を用いて説明する。まず,本例のハニカム構造体
は,図5〜図7に示すごとく,波板11〜14と平板4
1〜44とを交互に重ね,中心電極21に対して,渦巻
き状に巻回してなるものである。そして,巻回中心を中
心電極21に,一方その外周を外筒電極22に固定して
ある。また,図7に示すごとく中心電極21と外筒電極
22との間には,電源23,スイッチ24を介在させ
て,波板11〜14に加熱用電流を印加するための電気
回路を形成する。
【0018】そして,ハニカム構造体の軸方向の片側面
(図1の左側)から見たとき,波板11の幅方向の端部
111Aは,隣接する一方側の波板12の端部122A
と,電気的導通可能に接合され,接合部31を形成して
いる。また,ハニカム構造体の軸方向の他側面(図1の
右側)から見たとき,波板11の幅方向の端部112B
は,隣接する他方側の波板14(図2)と接合され,接
合部32を形成している。具体的には,各々の接合を溶
接または,Fe−20%Cr−10%Al+REMの金
属粉末の焼結によって行った。
【0019】上記に関して,更に詳しく説明すれば,図
1において,まず波板11,12の全幅は,平板42,
43と同じ幅Dを有している。そして,波板11は,上
記片側面においては,隣接する波板12の端部と接合す
るための端部111Aを有する。この端部111Aは,
波板の山部の端部である。一方,この山部の端部111
A,111Aの間には,谷部の端部112Aがある(図
1,図2)。そして,該谷部の端部112Aは,斜状に
切り欠かれており(切欠幅d),山部の端部111Aよ
りも,幅方向の内側に位置している(図1,図4)。そ
のため,該谷部の端部112Aは,平板41の端部41
Aよりも内方に位置する(図2,4)。
【0020】また,波板11は,上記他側面,即ち,上
記山部の端部111Aの反対側においては,その山部の
端部111Bは斜状に切り欠かれ,谷部の端部112B
(上記端部112Aの反対側)は突出している(図2,
4)。そのため,上記片側面の山部の端部111Aと,
他側面の谷部の端部112Bとが隣接する波板と接合さ
れることになる。
【0021】また,波板12は,図1に示すごとく,軸
方向の片側面の谷部の端部122Aが接合部となり,そ
の山部の端部121Aは切り欠かれて内側にある。ま
た,波板12における軸方向の他側面においては,山部
の端部121Bが接合部となり,谷部の端部122Bは
切り欠かれて内側にある。それ故,図1〜図4より知ら
れるごとく,ハニカム構造体の軸方向の片側面において
は,波板11はその山部の端部111Aが平板42を介
して,隣接する波板12の谷部の端部122Aと,平板
42の端部42A側で接合され,接合部31を形成す
る。そして,波板11の谷部の端部112A,波板12
の山部の端部121Aは,接合されず,それぞれ平板1
4,平板43に当接しているのみである。
【0022】一方,ハニカム構造体の軸方向の他側面
(図1の右側)においては,波板11はその谷部の端部
112Bが平板41を介して,平板41の端部42B側
において隣接する他の波板14の端部と接合されて接合
部32を形成する(図2,4)。また,波板11の山部
の端部111B,波板12の谷部の端部122Bは接合
されず,平板42に当接しているのみである。図2〜図
4は,波板11〜14,平板41〜44及びこれらの間
における上記の接合状態を示している。そして,同図よ
り知られるごとく,ハニカム構造体の軸方向の片側面
(図2,図4の上側,図3の平面)においては,平板4
2の両側において隣接した波板11の山部の端部111
Aと波板12の谷部の端部122Aとが接合され,接合
部31を形成する。また,平板44の両側においては,
波板13の山部の端部131Aと波板14の谷部の端部
142Aとが接合され,接合部31を形成する。
【0023】そして,波板11の谷部の端部112Aは
平板41に当接し,波板12の山部の端部121Aと波
板13の谷部の端部132Aとは共に平板43に当接
し,波板14の山部の端部141Aは平板41に当接
し,これらはいずれも溶接されていない。しかし,これ
らの端部112A,121A,132A,141Aの反
対側(図1の右側)の端部は,隣接する波板の端部とそ
れぞれ接合されて,接合部32を形成する(図1,図
2,図4参照)。図4は,上記の接合部31,32の位
置を,波板11,12及びその間の平板42の周囲を中
心に示したものである。
【0024】また,本例においては,波板11〜14及
び平板41〜44は,共にFe−20Cr−5AlのA
l含有フェライト系ステンレス鋼板を用いた。そして,
これら波板及び平板の表面には,Al2 3 の電気絶縁
膜が形成されている。また,導電材料による接合部3
1,32においては,波板の接合端部のみが,上記Al
2 3 絶縁膜を除去してあり,平板を介して隣接する波
板間の端部における電気導通を可能としている。なお,
本例においては,接合部を形成しない端部は,切欠き状
としたが,必ずしも切欠き状とする必要はない。要する
に,波板相互間を接合する部分について,導電材料によ
り上記のごとく接合しなければ良いのである。
【0025】次に,本例のハニカム構造体における作用
効果につき説明する。まず,本例のハニカム構造体1を
加熱するに当たっては,図7に示す加熱用電気回路にお
いて,スイッチ24を閉じて,上記中心電極21と外筒
電極22との間に加熱用電流を印加する。これにより,
加熱用電流は,図8に示すごとく,ハニカム構造体の半
径方向Rに放射状に流れると共に,波板11〜14にお
いてその渦巻き方向Uにも流れる。
【0026】この加熱用電流の流路につき,図4を用い
て説明すれば,波板11の谷部の端部112Bに入った
電流は,矢印に示すごとく,波板11内を斜上方の山部
の端部111Aへ向かって流れ,接合部31を経て波板
12の谷部の端部122Aに入る。そして,波板12を
斜下方に向かい,山部の端部121Bより,下方の接合
部32を経て波板13の谷部の端部132Bに入る。そ
して,波板13を右上方に向かう。
【0027】即ち,加熱用電流は,接合部31と接合部
32を経て,巻回された波板11〜14を繰り返し通過
して,ハニカム構造体の半径方向へ放射状に流れる。そ
のため,加熱用電流は波板11〜14の内部を全て流れ
ることになる。この点,従来は,前記のごとく,ハニカ
ム構造体の軸方向の両端部のみにおいて放射状に流れ,
波板の内部へは殆ど流れなかった。
【0028】また,本例においては,各波板11〜14
において,加熱用電流は,中心電極から外筒電極に向か
って,渦巻方向にも流れる。それ故,本例のハニカム構
造体によれば,図8に示すごとく,加熱用電流は放射状
に半径方向Rにも,また渦巻方向Uにも流れ,ハニカム
構造体全体が均一に加熱される。また,本例のハニカム
構造体1においては,波板が,隣接する山部又は谷部の
各端部において,接合部31又は32により接合されて
いるので,スコーピングを発生することもない。
【0029】実施例2 本例のハニカム構造体は,図9及び図10に示すごと
く,実施例1のハニカム構造体において,波板11,1
2(13,14も同様)の片側面(図10の上側)にお
ける,谷部の端部112A,122Aのみを,隣接する
平板41,42に接合して,接合部31を形成したもの
である。また,ハニカム構造体の軸方向の他側面(図1
0の下側)においては,波板11,12の山部の端部1
11B,121Bを平板42,43に接合して,接合部
32を形成する。その他の端部は電気的導通可能に接合
していない。その他は,実施例1と同様である。
【0030】本例のハニカム構造体において,加熱用電
流を印加したときには,その電流は図10に矢印で示す
ごとく,波板11を斜め下方に流れて,山部の端部11
1B,接合部32より平板42に入る。そして,平板4
2を上昇して接合部31より波板12の谷部の端部12
2Aに入り,波板12内を斜下方に流れる。そして,波
板12の山部の端部121Bより,接合部32を経て平
板43に入り,これを上昇して接合部31より波板13
に入る。
【0031】このように,本例においては,加熱用電流
は,波板11,平板42,波板12,平板43のよう
に,波板と平板とをジグザグ状に流れる。そのため,加
熱用電流は,実施例1と同様にハニカム構造体の半径方
向に放射状に流れる。また,加熱用電流は,波板及び平
板の内部においてもそれぞれ渦巻き状に流れる。本例に
おいても,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,ハニカム構造体の波板と平
板との接合状態を示す要部展開斜視図。
【図2】実施例1のハニカム構造体の要部斜視図。
【図3】実施例1のハニカム構造体の平面図。
【図4】図3のW−W線矢視断面図,及び加熱用電流の
流れ方向の説明図。
【図5】実施例1のハニカム構造体の巻回状態を示す説
明図。
【図6】実施例1のハニカム構造体の,軸方向一部省略
正面図。
【図7】実施例1のハニカム構造体における,加熱用電
気回路の説明図。
【図8】実施例1のハニカム構造体における,加熱用電
流の流れ方向の説明図。
【図9】実施例2におけるハニカム構造体の要部平面
図。
【図10】実施例2におけるハニカム構造体の加熱用電
流の流れ方向の説明図。
【図11】従来のハニカム構造体における,要部平面
図,及び加熱用電流の流れ方向の説明図。
【符号の説明】
11〜14...波板, 111A,112B,121B,122A...端部, 21...中心電極, 22...外筒電極, 31,32...接合部, 41〜44...平板,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の波板の間に平板を介在させて渦
    巻き状に巻回してなるハニカム構造体において,上記波
    板の幅方向の端部は,ハニカム構造体の軸方向の片側面
    から見たとき隣接する一方側の波板又は平板の端部と電
    気的導通可能に接合された接合部を有し, また上記軸
    方向の他側面から見たとき波板の幅方向の端部は隣接す
    る他方側の波板又は平板の端部と電気的導通可能に接合
    された接合部を有してなり,上記波板に加熱用電流を印
    加したときには,該加熱用電流は波板の幅方向において
    一方の接合部から他方の接合部に斜方向に流れるよう構
    成されていることを特徴とするハニカム構造体。
JP3306713A 1991-10-25 1991-10-25 ハニカム構造体 Pending JPH05115797A (ja)

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