JPH0511444Y2 - - Google Patents

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JPH0511444Y2
JPH0511444Y2 JP4448887U JP4448887U JPH0511444Y2 JP H0511444 Y2 JPH0511444 Y2 JP H0511444Y2 JP 4448887 U JP4448887 U JP 4448887U JP 4448887 U JP4448887 U JP 4448887U JP H0511444 Y2 JPH0511444 Y2 JP H0511444Y2
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electrode
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【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、各種工業製品の板厚、膜厚等、又は
移動する物体の距離及び変位を非接触で検出せる
静電容量式変位・寸法検出器に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、シールドされた一対の電極と、その一方
の電極に交流を印加する交流発信器と、他の電極
から出力される電気信号を増幅する増幅器とから
なる静電容量式変位・寸法検出器は、特開昭57−
182102号公報により公知である。このものは、 (1) 測定プローブと増幅器間の配線の分布容量や
浮游容量を無視できる。
(2) 測定プローブ内のシールドケースは接地され
ているため、電極板は浮游容量の影響を受けな
い。
(3) 静電容量の検出用としてチヤージ増幅器、電
流検出増幅器を使用しているため、従来の測定
距離に対して数倍の測長が可能である。
(4) 応答速度は、チヤージ増幅器のインピーダン
スと交流発信器の発振周波数によつて決まるた
め、数十KHzの振動測定が可能である。
等の特徴を有するものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし前記した従来の静電容量式変位・寸法検
出器は、第12図〜第14図に示すようにその一
端から他端まで同じ巾の方形電極を使用してい
る。このため検出特性は、第15図に示す線図の
通りで、そのト線が第13図に示す電極6,6の
もの、チ線が第14図に示す電極6,6のもので
ある。但し、第14図の電極の各辺の長さ(巾
4a×長さ4c)は第13図の電極のそれ(巾a×
長さc)の4倍となつている。これらの出力値は
特性の比較を容易にするため、距離10mmにおいて
1Vになるように第12図の増幅器7により調整
したものである。第15図は特性曲線から判るよ
うに出力の変化率は、距離が遠くなる程低下する
が、低下の度合はト線の方が著しい。即ち、ト線
の特性は距離が4mm以上の場合は、チ線の特性よ
り感度が低く、距離が4mm以下の場合は、チ線の
特性よりも感度が高い。
以上のことから第13図に示す電極6,6の形
状は短距離の測定に適したものであり、第14図
に示す電極6,6の形状は長距離の測定に適した
ものであることが判明する。このことから従来の
電極は測定距離に合わせて大きさ、即ち、面積を
決めていたから、シールドケース8を含むセンサ
ーの寸法統一ができず、製造が煩雑であつて、電
極を小さくすることができない問題点があつた。
本考案は、前記した従来の問題点を解決するた
めになされたもので、測定距離の変化に対して
も、安定した静電特性が得られると共に、静電特
性の自在な変更が可能な検出器を提供することを
目的としている。
ロ 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は基礎となる発明の電極6,6と被測定
物9との諸元を第9図に示すように設定した場合
の電極相互間の静電容量Cは、次式で表わすこと
ができる。
C=Kε0/πh lnd/r …… C:電極相互間の静電容量 ε0:誘電率 h:電極の巾 K:比例定数(実測値に対する補正値) d:被測定物と電極との間隔 r:電極と電極との間隔の1/2 本考案は、電極形状を適切に変化させることに
よつて、距離に対する静電特性を改善することを
目的とするものであるから、電極巾hは被測定物
と電極との間隔d(測定距離)の関数として表わ
される。従つて、式を書き替えると式とな
る。
C=Kε0/πh(d)lnd/r …… 即ち、電極形状は矩形でなく例えば、台形、三
角形、半円形などの形状となる。
例えば第10図に示すように電極6の形状を三
角形にすると電極巾hは、dに比例して大きくな
り、hは h=kd(k:比例定数)となる。
第9図に示すhが一定の電極と、第10図に示
すh=kdの電極の距離に対する静電特性を第1
1図に示す。同図ホはhが一定、ヘはh=kdの
場合の特性を示すものであり、h=kdの場合、
直線性が大巾に改善されていることが判る。本考
案は、前記の結果に基づいて開発されたもので、
その技術手段は、シールドされた一対の電極と、
その一方の電極から出力された電気信号を増幅す
る増幅器とからなる静電容量式変位・寸法検出器
において、前記した電極の形状を一端から他端へ
巾が漸減的に変化するように形成するものであ
る。これにより、目的に合つた静電特性が安定し
て得られると共に、電極の巾の変化率を変えるこ
とにより、測定特性の自由な変化を可能とするも
のである。
(作用) 前記技術手段に基づく本考案の検出器は、電極
1,1の形状を図面第1,2,3図に示すように
底部から頂部に向かつて巾が漸減的に変化して頂
部が尖る三角形に形成し、これら電極1,1を第
2図に示すようにその頂部が対応するようにシー
ルドケース2内に納めて、一方の電極1を交流発
信器3に接続し、他方の電極1を増幅器5に接続
して使用すると、第6図に示す特性曲線中のニ線
に示す通り、遠距離測定に適した特性が得られ、
第3図は第2図に示した電極を180°回転させた配
置にしたもので、第6図に示すイの特性曲線とな
り、近距離測定に適した特性が得られる。又、電
極1,1の形状を第4,5図に示すように台形に
形成し、頂部を対応させて配置すると、第6図に
示す特性曲線中のハ線となり、中距離測定に適し
た特性が得られ、第5図は第4図の電極を前記と
同様に180°回転させた配置の場合で、第6図に示
す特性曲線中のロ線となり、近距離測定に適した
特性が得られるものである。
更に、これらの電極1,1は、巾を変化させる
率を、第2,3図に示す三角形と、第4,5図に
示す台形の間に於て変化させると、両者の中間的
な特性を得ることができ、第4,5図に示す台形
の形状を変化させれば、特性の巾を更に広げるこ
とができ、又、巾の変化を第7図及び第8図に示
すように直線的に行わず、第7図及び第8図に実
線で示すように半円を含む凸弧か、一点鎖線で示
すように凹弧となるように曲線的に変化させれ
ば、前記した直線的な変化とは異なつた特性を得
ることができるものである。
(実施例) 以下に本考案に関する静電容量式変位・寸法検
出器の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図面第1図は検出器の全体を示すもので、一対
の電極1,1をシールドケース2内に納めて電気
的にシールドし、これら電極の一方1に高周波発
信器3から交流を印加し、他方の電極1から被測
定物4との距離に応じた電気信号を出力させ、こ
の電気信号を増幅器5により増幅させて表示、制
御等に利用する。第2図及び第3図は前記した電
極1,1の一例を示すもので、これらの電極は一
端の底部から他端の頂部へ巾を大きな変化率で漸
減的に変化する。従つて、頂部が尖がる三角形に
形成されて、これを第2図に示すように頂部が対
応するようにシールドケース2内に納めて使用す
ると、長距離測定に適した特性のセンサが得ら
れ、第3図に示すように反対に底部が対応するよ
うにシールドケース2内に納めて使用すると、遠
距離測定に適した特性のセンサーが得られる。
第4図及び第5図は電極1,1の他の例を示す
もので、これらの電極は一端の底部から他端の頂
部への巾の変化率が前記のものよりも小さく、従
つて、頂部がある巾を有する台形に形成され、こ
れを第4図に示すように頂部が対応するようにシ
ールドケース2内に納めて使用すると、中距離測
定に適した特性のセンサーが得られ、反対に第5
図に示すように底部が対応するようにシールドケ
ース内に納めて使用すると、近距離測定に適した
特性のセンサーが得られる。
第7図及び第8図は電極の形状を更に変化させ
た示すもので、第2,3図及び第4,5図に示す
電極1,1においては、巾の変化が直線的に行わ
れたのに対し、この例では巾の変化が、実線で示
すように半円を含む凸弧状か、一点鎖線で示すよ
うに凹弧状のように曲線的に行なわれるようにし
たもので、前記実線的に変化するものに対して特
性を微妙に変化させることができるものである。
ハ 考案の効果 本考案に関する静電容量式変位・寸法検出器
は、同一電極の対応状態を変えると、遠距離測定
と近距離測定の両方に適した特性が得られる。
電極の巾の変化率を変えれば、同一スペースに
おいて多様的な測定特性を自由に得られ、センサ
ーの統一化が計れる。
電極の形状を変えるだけで、特性が変えられる
ため、センサーの製作が容易で、これの小形化も
可能である。
等の特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関する静電容量式変位・寸法
検出器の概要全体図。第2図及び第3図は同上に
使用したセンサーの一例を示す平面図。第4図及
び第5図はセンサーの他の例を示す平面図、第6
図は第2図と第3図及び第4図と第5図に示す電
極の特性曲線図で、イ線は第3図の電極、ロ線は
第5図の電極、ハ線は第4図の電極、ニ線は第2
図の電極の特性を示す。第7図及び第8図は巾を
曲線的に変化させた電極の平面図。第9図は一般
電極の静電容量計算の諸元を示す説明図。第10
図は三角形電極の静電容量計算の諸元を示す説明
図。第11図は第9図及び第10図に示す電極の
特性線図。第12図は従来の静電容量式変位・寸
法検出器の概要全体図。第13図と第14図は同
上のセンサーを示す平面図。第15図は第13図
及び第14図に示す電極の特性曲線図である。 1,1……電極、2……シールドケース、3…
…交流発信器、5……増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シールドされた一対の電極と、その一方の電極
    に交流を印加する交流発信器と、他方の電極から
    出力された電気信号を増幅する増幅器とからなる
    静電容量式変位・寸法検出器において、前記した
    電極の形状を一端から他端へ巾が漸減的に変化す
    るように形成したことを特徴とする静電容量式変
    位・寸法検出器。
JP4448887U 1987-03-26 1987-03-26 Expired - Lifetime JPH0511444Y2 (ja)

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