JPH05113483A - 卓越天候及び卓越気象視程を測定する方法及びその装置 - Google Patents

卓越天候及び卓越気象視程を測定する方法及びその装置

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JPH05113483A
JPH05113483A JP4103237A JP10323792A JPH05113483A JP H05113483 A JPH05113483 A JP H05113483A JP 4103237 A JP4103237 A JP 4103237A JP 10323792 A JP10323792 A JP 10323792A JP H05113483 A JPH05113483 A JP H05113483A
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N21/49Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、卓越天候及び気象視程を高精度に測
定できる方法及びその装置を提供する。 【構成】光学的散乱型測定器(1、2)が適用され、測
定空間(7)内の降水の外見上の体積が確定される。降
水の外見上の体積は、0.2リットル以下の大きさを有
する測定空間(7)内で測定され、同時に、測定空間
(7)に関係した水量が測定される。この結果、降水の
類型及び割合を同時に確定することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、卓越天候及び卓越気象
視程を測定するための方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天候観察の重要な部分は、卓越天候の決
定である。国際的な気象通報において、卓越天候用のコ
ード(code)は、例えば、雷、嵐等の種々の乱れ現象だけ
でなく、主に、全雲天、大気の乱れ、降水の種類/割合
に関する可能な観測結果の報告を包含している。
【0003】ここで述べる方法及び装置では、測定値を
基に、降水量に関するほとんどのパラメータを決定する
ことができる。これにより気象観測の自動化が、大幅に
助長される。このため、気象観測のインターバルを比較
的短くできると共に、例えば非居住地域だけでなく観測
点のネットワークを比較的緻密にできる。このような関
係において、降水は、凝結された水蒸気の降水を意味す
る。
【0004】種々の気象状況での気象視程の精密な測定
は、気象通報、特に、空港での卓越天候の重要な要素を
構成している。
【0005】一般的な設備では、降水の到来と休止、あ
るいは、降水の割合を測定できるのみである。本発明に
おいて取り扱われるような降水の分析は、単一の装置で
は早くからは試みられていなかった。かかる試みの目的
は、光学的測定信号及び種々の形式のマイクロ波気象レ
ーダの分析を基礎とした装置によって達成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】降水分析の基本問題
は、降水割合や気象状況(風、放射輝度、気温)でひょ
うや雪片等により互いに固体凝縮された液体の識別であ
る。このことは、従来の装置及びその方法では不可能で
あった。
【0007】従来から知られている光学的方法として
は、装置によって伝達された光の散乱測定及び伝達され
た光のシンチレーション(scintillation) 測定を基にし
た方法がある。更に、光伝達測定を基にした種々の装置
は、液滴径分布の測定用に卓越して使用されている。
【0008】散乱測定を基にする装置(米国特許第4、
613、938号)は、粒状物質を検知してサンプル量
内の物質の大きさや速度を測定することを目的としてい
る。なお、かかる量は、光学的制約により、0.2リッ
トル以上の大きさを必要とする。粒子の大きさや速度の
分析を基に、選別基板が構成され、この基板に基づい
て、大きくて低速な粒子は雪として選定され、大きくて
高速な粒子はひょうとして選定される。
【0009】単に粒子サイズの分類の統計学的測定は、
上述した装置を用いて行うことができる。なぜなら、サ
ンプル量は、比較的に大きく且つ不確定だからであり、
また、粒子を運ぶ風の速度は、重力落下によって得られ
る落下粒子と同一の大きさ(約5m/s)となり得るか
らである。実際、速度測定が不可能であることは、後に
特許権者によって確認された。かかる後、特許権者によ
って、装置には、第2の光学的レシーバが付加された。
しかし、この第2の光学的レシーバですら、粒子の速度
測定から不確定的に離脱されない。更に、雨母体は、低
い降水割合で種々の雨の形式の重複が伴う。明らかに、
粒子サイズ分類用に必要となるサンプル量は過度に大き
い。なぜなら、比較的低い降水割合で、サンプル量内に
は同時に種々の粒子を包含しているからである。
【0010】シンチレーション(scintillation) 測定を
基にした装置は、球形粒子からの入射光のシンチレーシ
ョンの種々の周波数でのエネルギー分布を測定する(米
国特許第4、760、272号)。測定によれば、水粒
子からの光のシンチレーションのエネルギーは、高周波
数で集中して、雪と対面する。シンチレーションの強度
は、降水の割合だけでなく降水の到来及び休止の検知を
可能にする。粒子の速度は、信号振幅及び信号特性に影
響を及ぼす。このため、種々の形式の降水相互間で有効
能力が制限される。強風を原因とする大気の乱れは、装
置の機械的な構成によって条件ずけられ、測定を困難に
する。更に、大気の加熱によって生じるかげろう効果
は、シンチレーション信号として検知される。
【0011】マイクロ波レーダを基にする装置は、ドッ
プラー効果の助けをかりて、粒子の落下割合を測定する
ことを目的とする。雨の類型の分類は、種々の降水類型
のために、落下割合の相違を基礎としている。大量のサ
ンプル空間及び風は、測定を困難にする。風の中で、降
雪は降雨として検知される。小滴の落下は極めて低速で
あるため、雨の滴は、安易に降雪として判断されてしま
う。低速の降雨は、降水としてほとんど検知されない。
【0012】このため、従来の装置では、降水の到来や
休止のみが比較的正確に検知され得る。
【0013】光散乱測定を基にする視程測定計は、散乱
理論に従って、細雨の接近による霧の中で、比較的適当
に操作される。
【0014】降雨の中で、粒子の大きさは、入射光の波
長を超越している。このため、散乱理論の必須条件を無
効にさせる。更に、雪及び水の光学的特性や大きさの分
類は、互いに相違する。降水の類型及び割合によって補
正されることがないため、散乱型視程計の視程示度は、
全ての気象状況において、不正確である。
【0015】本発明は、上述した弊害を除去するために
なされ、その目的は、卓越天候及び気象視程を高精度に
測定できる方法及びその装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る方法は、降水の外見上の量、及
び、サンプル空間内に包含された水量の同時測定に基づ
いている。特に、本発明に係る方法は、請求項1の特徴
部分に言及されている。また、特に、本発明に係る装置
は、請求項9の特徴部分に言及されている。本発明は、
有益性を有している。
【0017】水を形成する液体は、1.0の比重を有し
ている。一方、固体凝結において、水の密度は0.9な
いし0.01の比重を構成する。典型的な雪の比重は、
0.1であり、このため、10mm積層した雪では、雨
の1mmに等しい。これを基礎として、降水粒子の外見
上の体積及び包含された水量の比較的不正確な測定でさ
え、溶解した水と固体凝結した水とが区別されることが
明らかとなる。水量の測定方法によれば、本発明に係る
方法は、降水中の卓越風によって妨害されることなく、
有効であり、固体凝結形状内に存する粒子の一部ですら
検知される。なぜなら、雪の部分は、熱測定面に付着し
ないで、風と共に持ち去られる。このことは、測定され
た水量に対する体積の比較における差異の増加を助長す
る。
【0018】水量の容量測定技術では、虫、ほこり、砂
等の存在によって引き起こされる誤った降水信号が削除
される。更に、かかる技術は、水蒸気の測定において、
測定された水量の微小変化に亘って極めて高い感度を有
する。
【0019】散乱粒子の面上の放射光線の強度は、同一
の光学的出力で大きな体積のサンプル空間に照射される
よりも比較的大きくなるため、光学的測定において、小
さい体積のサンプル空間は、信号とノイズの割合を増進
させる。更に、このようなサンプル空間内には、同時に
種々の粒子が有するような危険が減少される。
【0020】降水用に補正することなく操作される散乱
型視程測定装置では、降水中、不十分な読取が行われ
る。現在では、検知された降水情報に基づいて読み取ら
れた測定値の補正が行われている。
【0021】
【作用】本発明において、光学的散乱型測定器によっ
て、降水は、その外見上の体積と包含された水量が同時
に測定される。
【0022】
【実施例】図1に示すように、光学的散乱型測定器即ち
発信ユニット2と受信ユニット1は、演算ユニット4に
接続されている。発信ユニット2及び受信ユニット1の
光軸は、互いに角度(α)好ましくは33°を成してい
る。発信ユニット2のレンズ6及び受信ユニット1のレ
ンズ5によって形成されたビームは互いに交差し、この
交差点で、0.21以下の好良な体積を有する測定空間
7の輪郭を構成する。水量測定は、熱容量センサ3を用
いて履行される。この熱容量センサ3は、演算ユニット
4に接続されている。更に、測定空間7における卓越し
た温度は、センサ8を用いて測定される。このセンサ8
も演算ユニット4に接続されている。
【0023】図2には、図1に示された装置とは異なる
測定形態を有する測定装置が示されている。この測定装
置は、図1に示された装置と類似した構成を備えてお
り、具体的には、レンズ26を有した発信ユニット22
と、レンズ25を有した受信ユニット21と、これらユ
ニットのビームによって輪郭が構成された測定空間27
と、水量測定用の熱容量センサ23と、装置を操作及び
制御して測定結果を処理する演算ユニット24とを備え
ている。
【0024】図1及び図2に示すように、かかる基本的
な装置は、狭角前方散乱原理により操作される高感度で
高精度な視程計である。光学的降水分析は、視程測定信
号の詳細な分析に基づいている。実時間測定及び分析
は、演算ユニット4のインテグラルマイクロコンピュー
タの助けを借りて実行される。
【0025】熱容量センサ3に続いた水量測定セクショ
ンは、センサの測定面の自動加熱を制御すると共に、セ
ンサ面上で測定された水量に対応したアナログ電圧信号
のみならず降水の到来及び休止用の信号を出力する。ア
ナログ信号はデジタル変換され、測定サイクル中に蓄積
された水量が、その大きさ及び変化から演算される。ま
た、演算ユニット4のインテグラルマイクロコンピュー
タは、一般システムの性能及びデータ信頼性の自己診断
だけでなく、測定データの処理及び伝達を行う。
【0026】かかるシステムの機能の主要部分及びほと
んど全ての信号処理工程は、ソフトウェアに補足されて
いる。
【0027】光学信号の測定は、以下の図4及び3に従
っている。
【0028】図4に示すように、波長850nmで操作
される発信ユニットの赤外線発光ダイオード40は、
2.3kHzの周波数でパルス変調された光を放射す
る。放射光は、発信ビームがダイオードから略1mの点
に集光されるように、レンズ44(焦点距離75mm)
を介して平行光に規制される。放射光の強度は、温度変
化に対応した可制御パルス変調器49、及び、発光ダイ
オードの出力レベルを測定するフォトダイオード42に
接続されたフィードバック回路47や発光ダイオードの
動作温度を調節する加熱素子41の作用で老化するダイ
オードによって規定される。また、発光ダイオードのパ
ルス変調器49は、位相シフト信号ライン46を受け
る。発信ユニットのレンズのコンタミネーション(conta
mination) は、フォトダイオード43の助けを借りてレ
ンズから放射される放射光の後方散乱を測定することに
よって監視される。発光ダイオード40は、自動心立て
素子48によって整合される。発信ユニットは、同期信
号45によって受信ユニットと一致させる。
【0029】図3に示すように、受信ユニットは、発信
及び受信ビームが互いに略33°の角度で交差するよう
に、配置され且つ整合される。受信レンズ33のコンタ
ミネーションは、小型の補助発光ダイオード34を使用
して監視され得る。この補助発光ダイオード34の後方
散乱光は、光路以上のコンタミネーションの程度に比例
している。受信ユニットのピンフォトダイオード30
は、同期信号38によってシンクロナイズされた同期ア
ンプ36に接続されている。この同期アンプの出力電圧
は、電圧/周波数変調器37で、(帯域100Hz…1
0kHz)の周波数に変換される。受信ユニットの出力
周波数39は、本装置及び演算処理装置自信の演算処理
カード上の計数回路によって測定される。演算処理装置
は、計数回路から、4〜8ms毎に1回、周波数サンプ
ル信号を受信する。全ての周波数サンプルは、更に演算
を施すため、データメモリに連続的に蓄積される。受信
ユニットは、心立て素子35の助けを借りて光学システ
ムに関して整合される。光学フィルタ31は、不適当な
波長を除去させるために設けられている。
【0030】アイドリング周波数及びシステムノイズを
測定するため、演算処理装置は、受信ユニット及び発振
ユニットを制御して、例えば、図4に示された信号ライ
ン46を介して非同期的に操作する。このように測定さ
れたアイドリング周波数は、受信ユニットの電圧/周波
数変調器のアイドリング周波数、電気的光学的ノイズの
みを含むため、発信された光の散乱に寄与しない。
【0031】信号測定及びバックグラウンド(backgroun
d)測定は、交互に、15秒間隔で行われる。このため、
測定されたバックグラウンド及びノイズは、信号測定中
の状況を表示しているものと考察され得る。
【0032】粒子の落下割合が略5m/sとした場合、
略40mmの落下距離に要する時間に対応してサンプリ
ングされる選択周波数間隔は、水滴の落下割合を制限す
る典型的な値である。なぜなら、測定空間の径は、集束
光学によって略40mm制限されるからである。このよ
うな粒子によって引き起こされる信号変化は、単一サン
プル内で平均して検出可能である。雪片の落下速度は低
速であるため、種々の随伴サンプル内で検出可能であ
る。また、卓越風の間、雪片は、単一サンプルとしての
み検出される。落下割合を測定するために利用された測
定方法は、ほとんど不正確であるため、更なる信号処理
において利用されていない。
【0033】図1に示すように、相互に噛合し、ガラス
で保護されたセンサ3の表面は、例えば、共振回路の一
部としての相互噛合パターンによって構成されたコンデ
ンサを接続することによって使用される。共振回路の共
振周波数は、水がセンサの測定面上に落下したとき変化
する。共振回路の周波数は、周波数/電圧変換器によっ
て、直流電圧(DC)信号に変換される。センサ基板に
供給された弱い火力は、測定面を乾燥させる。このた
め、測定面での直接的な湿気凝結が防止される。センサ
3の面の火力は、測定信号の振幅増加が検出されたとき
増加する。
【0034】水に対して測定回路は非常に感度が良い。
これは水の極めて高い比誘電率に関係しているわけであ
るが、このため、検出方法は、他の物質に対して感度が
悪くなる。加熱面は、水を構成する固体凝結を溶解す
る。このため、本測定方法は、雪又は氷の双方に適合す
る。
【0035】直流電圧(DC)に変換された測定信号
は、アナログ/デジタル変換器でサンプリングされる。
このときの信号は、ほぼ2回に1回サンプリングされ
る。乾燥面から測定された基礎信号は、上述した信号サ
ンプルから除去される。このため、測定面に落下した水
量を、純信号の急速変化量及び信号の穏変化部分から演
算することができる。
【0036】信号の穏変化部分の平均化に要する時定数
は、種々の降水割合に適合するように、降水量を考慮し
て適当に調節される。
【0037】測定方法自体は、以下のように行われる。
【0038】例えば、図1又は図2に示された装置を同
時に利用して、測定空間内の降水量及び水量を測定する
ことによって、降水の類型が、上記量の割合から推測さ
れ得る。外見上の降水量は、光学的信号散布から測定さ
れる。包含されている水量は、容量センサ回路内で生じ
る信号変化から得られる。光学的散布から得られた測定
信号は、降水情報によって補正されて、気象視程示度を
与える。
【0039】散乱光の強度の変化は、少なくとも1秒間
に20信号サンプルのサンプリング割合を有する小体積
(0.21)の測定空間を用いて測定される。また、同
様の測定は、光の散乱信号を必要とせずに行われ、ノイ
ズレベルが決定される。信号及びノイズ測定は、交互に
連続して連続的に行われる。
【0040】現時点での信号変化の合計が、上述した降
水検出用のしきい値以下に維持されている場合、降水の
休止が示される。降水の検出は、熱容量センサの測定面
の信号レベルを監視することによって、複写される。
【0041】降水が検出された場合、現在観察している
しきい値を越えた種々の信号変化の平方(square)が演
算され、合計される。そして、かかる結果は、補正率に
よって補正される。最終結果は、検出された粒子の現在
の量に比例した値となる。
【0042】降水の水量は、熱容量センサの測定面から
得られた分析信号によって規定される。測定値は、降雨
中、光学的に測定された外見上体積及び包含された水量
がほぼ等しくなるように、調整される。
【0043】降水における凍結程度は、降水量に対する
降水の外見上体積の比率から得られる。降水は、外見上
体積と測定された水量との間の相違が大きい場合、降雪
となる。かかる相違が小さい場合には、降水は、降雨と
なる。みぞれは、かかる相違の中間で形成される。
【0044】ひょうは、単一の粒子が極めて大きく、且
つ、外見上体積と測定された水量との間の相違が大きい
場合に検出される。
【0045】細雨は、測定された全ての単一粒子の大き
さが、予め規定された範囲以下に維持されている場合、
降雨として分類される。
【0046】また、同様の装置が、気象視程を測定する
ために用いられる。
【0047】視程示度は、降水示度に対応して補正され
る。
【0048】水量の測定には、各種の方法が適用され得
る。最適な選択は、精密且つ高感度バランスとなる。他
の選択した方法は、感度が落ちるため、降水類型を検出
するための十分な全感度を得ることができない。
【0049】降水類型の粗雑な分類は、測定空間の温度
感知を基準として可能となる。
【0050】図5に示すように、発信器、あるいは選択
的に、受信ユニット50は、穿孔され、好ましくは円錐
状の斜角受け板52、及び、隙間が開けられた円錐状の
斜角リング51によって、レンズ筒54上に支持されて
いる。このため、基板56上に取付けられた発信/受信
ユニット50は、ボルト53が締結されたとき、レンズ
55によって規定された光軸上で中心が整合され、レン
ズ筒54に対する焦点距離Fによって規定された点に高
精度に配置される。このとき、基板56に接近した受け
板52は、円錐状の斜角リング51をレンズ筒に対して
押圧する。この結果、全てのシステムが固定される。
【0051】
【発明の効果】本発明の卓越天候及び気象視程を測定す
る方法及びその装置では、卓越天候及び気象視程を高精
度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】卓越天候及び卓越視程を測定するための狭角光
学に基づいた本発明に係る測定装置を示す図。
【図2】卓越天候及び卓越視程を測定するための本発明
の選択例に係る測定装置を示す図。
【図3】本発明に適用されたレシーバユニットの詳細な
構成を示す図。
【図4】本発明に適用された発信ユニットの詳細な構成
を示す図。
【図5】本発明に適用された発信/受信ユニットの装着
方法を概略的に示す図。
【符号の説明】
1…光学的散乱型測定器、2…光学的散乱型測定器、7
…測定空間。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 降水の外見上の体積を測定空間(7)内
    で光学的(1、2)に測定する方法を有する卓越天候及
    び卓越気象視程を測定する方法において、 前記降水の外見上の体積を、0.2リットル以下の体積
    を有する測定空間(7)内で測定する工程と、 前記降水の外見上の体積の測定と同時に、前記測定空間
    (7)に関係する水量を測定する工程と、を有する卓越
    天候及び卓越気象視程を測定する方法。
  2. 【請求項2】 前記降水の外見上の体積及び前記測定空
    間(7)に関係する水量を測定している間、測定瞬間に
    関係した小滴(粒子)の大きさ分布が測定されることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記測定空間(7)に関係した水量は、
    熱容量センサ(3)を用いて測定されることを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記容量センサ(3)は、基礎出力レベ
    ルで連続的に発熱して、前記センサの測定面を乾燥さ
    せ、また、測定信号が十分に増強した時点で、加熱出力
    は増加され、また、前記信号が予め調節された範囲を越
    えない間、これに対応するように、前記加熱出力は減少
    されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 固体凝結状態における降水は、水量測定
    用の測定面上で溶解されることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記熱容量センサの測定面上の水量は、
    この水量によって引き起こされる前記測定信号の変化か
    ら規定されることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 測定された降水の外見上の体積及び包含
    された水量は、降雨中、略等しくなるように調整される
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 降水の外見上の体積が、光学的散乱型測
    定器(1、2)によって測定される方法を有する卓越天
    候及び気象視程を測定する方法において、 前記光学的散乱型測定器(1、2)によって測定された
    降水の外見上の体積及び包含された水量は、比較され、
    大きな相違が検出された場合、降水は、降雪として判断
    されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 測定空間(7)内の降水の外見上の体積
    を測定する光学的散乱型測定器(1、2)を備える卓越
    天候及び卓越気象視程を測定する装置において、 測定空間(7)内の降水の外見上の体積に関係した水量
    を測定する手段(3)と、 測定された降水の外見上の体積及び水量から降水の類型
    を確定するデータ処理手段(4)と、を備える卓越天候
    及び卓越気象視程を測定する装置。
  10. 【請求項10】 測定空間(7)内の降水の外見上の体
    積に関係した水量を測定する手段は、熱容量センサ
    (3)であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 測定空間(7)内の降水の外見上の体
    積に関係した水量を測定する手段は、はかり(balance)
    であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 【請求項12】 発信及び/又は受信ユニット50は、
    円錐状の斜角リング(51)によって、受け板(52、
    56)の間に位置付けられて支持されることを特徴とす
    る請求項9に記載の装置。
JP10323792A 1991-04-22 1992-04-22 卓越天候及び卓越気象視程を測定する方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3274494B2 (ja)

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