JPH0511342Y2 - - Google Patents

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JPH0511342Y2
JPH0511342Y2 JP1986138831U JP13883186U JPH0511342Y2 JP H0511342 Y2 JPH0511342 Y2 JP H0511342Y2 JP 1986138831 U JP1986138831 U JP 1986138831U JP 13883186 U JP13883186 U JP 13883186U JP H0511342 Y2 JPH0511342 Y2 JP H0511342Y2
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fuel
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temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車等の車輌に用いられる燃料噴
射供給式内燃機関に係り、特にシリンダヘツドに
設けられる燃料インジエクタの温度管理構造に係
る。
従来の技術 一般に、燃料噴射供給式の内燃機関は、各気筒
毎に燃料インジエクタを有しており、この各気筒
の燃料インジエクタはデリバリパイプによつて吸
気マニホールド或いはシリンダヘツドに装着さ
れ、前記デリバリパイプにより燃料を分配供給さ
れるようになつており、この種の燃料インジエク
タ取付構造は実開昭52−127120号、特開昭57−
78769号の各公報に示されている。
考案が解決しようとする問題点 上述の如き燃料インジエクタの支持構造に於て
は、いずれの場合も燃料インジエクタは外部に露
呈して設けられているため、燃料インジエクタが
外部の熱的影響、特に自動車に於ては、エンジン
ルーム内温度の影響を受け易く、これによつてイ
ンジエクタ内部の燃料の温度が変動し、この温度
変動によつて実際に燃料インジエクタより噴射さ
れる燃料の質量流量が変動し、適切な燃料噴射量
制御が行われなくなる。
燃料温度の変動による燃料の質量流量の変動を
補償するために燃料温度を検出して燃料温度に基
いて燃料噴射量を補正することが考えられてお
り、これは例えば特開昭56−56935号公報に示さ
れている。上述の如き燃料噴射量の補正が行われ
れば燃料温度が変動しても燃料の質量流量が変動
することが回避されるが、しかしこの補正には燃
料温度を検出するセンサ及び燃料噴射量補正手段
が必要になる。
本考案は上述の如き問題点に鑑み、外部の熱的
影響の変動に拘らず特別な燃料噴射量の対温度補
正が行われなくても常に適切な状態にて燃料噴射
が行われるよう改良された燃料噴射供給式内燃機
関を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本考案によれば、シリンダ
ヘツドの吸気ポートの上方に取付けられ該吸気ポ
ートに向けて燃料を噴射する燃料インジエクタを
有する燃料噴射供給式内燃機関に於て、シリンダ
ヘツドの一部を延長して設けられた第一の室構成
壁とシリンダヘツドカバーの一部を延長して設け
られた第二の室構成壁とが密閉接合することによ
り構成される密閉室を有し、前記燃料インジエク
タと該燃料インジエクタと連通する燃料配管とが
前記密閉室内に収納されていることを特徴とする
燃料噴射供給式内燃機関によつて達成される。
考案の作用及び効果 上述の如き本願考案の構成によれば、燃料イン
ジエクタ及び燃料配管が、室構成壁によつて外部
に対し遮閉された密閉室内に収容される。該密閉
室はシリンダヘツド状に設けられた個室の如く形
成される。ここで特記すべきことは、シリンダヘ
ツドの温度は、エンジンの暖機完了後、ほぼ一定
になることである。従つて、この密閉室内は実質
的にシリンダヘツドの温度に保たれる恒温室とな
るので、燃料インジエクタと燃料配管の恒温化が
図られる。これにより、エンジンルーム内温度の
如き外部の熱的状態が変動しても、燃料インジエ
クタそれ自体の温度、及び燃料インジエクタ内と
該燃料インジエクタへ供給される燃料配管内の燃
料の温度が大きく変動することがなく、安定した
温度に保たれる。
以上の如く本願考案によれば、燃料温度の変動
による燃料の質量流量の変動が回避され、特別な
対温度補正、即ち燃料温度を検出するセンサや燃
料噴射補正手段等による噴射量補正、を行わなく
とも常に適切な状態、即ち、燃料の質量流量が安
定した状態にて燃料噴射が行えることとなる。
実施例 以下に添付の図を参照して本考案の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案による燃料噴射供給
式内燃機関の一つの実施例を示している。図に於
て、10は内燃機関のシリンダヘツドの一部を示
しており、該シリンダヘツドには吸気ポート12
と燃料噴射ポート14とが設けられている。シリ
ンダヘツド10には吸気マニホールド16が取付
けられており、該吸気マニホールドの吸気通路1
8は吸気ポート12と連通している。
また図に於て、20は燃料デリバリ部材を示し
ており、該燃料デリバリ部材は耐油性に優れた合
成樹脂製の本体22と蓋体24との組合せ体によ
り構成されている。本体22と蓋体24には各気
筒に対応して複数個のインジエクタ収容孔26が
互いに隔置して設けられている。インジエクタ収
容孔26は、各々、本体22と蓋体24とにより
構成され、本体22に突出形成された燃料噴射ポ
ート14に対する接続部28に於てのみ開口して
いる。即ち、インジエクタ収容孔26は、一端に
て開口部30により接続部28の先端に開口して
おり、他端をインジエクタ出入口として本体22
と蓋体24との分離、結合により開閉されるよう
になつている。
本体22にはインジエクタ収容孔26を互いに
連通接続する燃料供給通路32が一直線上に設け
られている。燃料供給通路32は一端にて本体2
2の一端部に開口しており、この開口部は図示さ
れていない燃料ポンプよりの燃料供給パイプの接
続口34として雌ねじを刻まれている。また本体
22にはインジエクタ収容孔26を互いに連通接
続する燃料排出通路36が一直線上に設けられて
いる。燃料排出通路36は、燃料供給通路32よ
り蓋体24の側に設けられており、一端にて本体
22の他端部に開口しており、この開口はリター
ン燃料出口38とされている。更に本体22には
もう一つの燃料通路37が燃料排出通路36と並
行して設けられている。
本体22の前記他端部には取付金具40によつ
てプレツシヤレギユレータ42が取付けられてい
る。プレツシヤレギユレータ42は、燃料入口ニ
ツプル44を燃料排出通路36のリターン燃料出
口38に連通接続され、燃料出口通路であるリタ
ーン燃料パイプ46を燃料通路37の一端に連通
接続されている。燃料通路37の他端はリターン
燃料を燃料タンクへ戻すための図示されていない
リターン燃料パイプが接続されるよう接続ポート
39とされている。
インジエクタ収容孔26の各々には裸型の燃料
インジエクタ50か挿入されている。燃料インジ
エクタ50は、ボトムフイードタイプのものであ
り、先端に噴口52を有するニードルホルダ54
と、ニードルホルダ54より支持され噴口52を
開閉するニードルバルブ56と、ニードルホルダ
54と連結され内部にソレノイドコイル58を包
含したソレノイドボデイ60と、ニードルバルブ
56を図にて下方へ、即ち閉弁方向へ付勢する圧
縮コイルばね64と、圧縮コイルばね64の保持
を兼ねてソレノイドボデイ60の端部に装着され
たエンドカバー66と、ニードルホルダ54及び
ソレノイドボデイ60の外周部に取付けられたア
ウタシエル68とを有している。
燃料インジエクタ50は、ニードルホルダ54
を接続部28の開口部30に挿入され、エンドカ
バー66の円環状突出部67を蓋体24に取付け
られた位置決めリング25内に挿入されることに
よつて両持ち式に燃料デリバリ部材20より位置
決め支持されるようになつており、噴口52を有
するニードルホルダ54の先端部は接続部28よ
り外部に突出している。
アウタシエル68の外壁とインジエクタ収容孔
26の内壁との間には幅狭の円環状の燃料室70
が形成されており、該燃料室は燃料供給通路32
と連通していて、該燃料通路よりガソリン燃料の
如き液体燃料を供給されるようになつている。燃
料室70は、アウタシエル68のニードルホルダ
54の側に設けられた開口72及びアウタシエル
68の内側に設けられた燃料室74、更にニード
ルホルダ54に設けられた孔76を経てニードル
バルブ収納室78に連通している。また燃料室7
0は、ニードルホルダ54より遠去かつた側にて
燃料排出通路36と連通している。
燃料デリバリ部材20は本体22に設けられた
突起状の接続部28を燃料噴射ポート14の入口
部に挿入されて図示されていない固定具によりシ
リンダヘツド10に対し固定されるようになつて
いる。
シリンダヘツド10の燃料デリバリ部材20の
配設部にはこれを取囲むべく第1の室構成壁11
が一体成形されている。第1の室構成壁11の先
端面、即ち上端面11aはシリンダヘツド10の
ヘツドカバー80に対する接合面10aと面一に
なつている。ヘツドカバー80には燃料デリバリ
部材20の配設部の上方を覆うように第二の室構
成壁81が一体成形されている。第二の室構成壁
81の先端面、即ち下端面81aはヘツドカバー
80のシリンダヘツド10に対する接合面80a
と面一になつている。
第1図に示されている如く、ヘツドカバー80
がその接合面80aにてシリンダヘツド10の接
合面10aに接合するようにシリンダヘツド10
に取付けられると、第1の室構成壁11の先端面
11aと第二の室構成壁81の先端面81aも互
いに接合し、この室構成壁11と81とによつて
内部に燃料デリバリ部材20と共に燃料インジエ
クタ50を収納する密閉室82が構成される。こ
の密閉室82はヘツドカバー80のシリンダヘツ
ド10に対する取外しと取付けによつて従属的に
開閉される。
燃料インジエクタ50は全て燃料デリバリ部材
20と共に密閉室82内に収納され、室構成壁1
1及び81によつて外部に対し遮閉されているこ
とにより、更に内燃機関のシリンダヘツド10は
冷却水によりほぼ一定温度に保たれることにより
燃料インジエクタ50の配設部、即ち密閉室82
が恒温室となり、燃料インジエクタ50の恒温化
が図られ、エンジンルーム内温度の如き外部の熱
的状態が変動しても燃料インジエクタ50及び燃
料インジエクタ50内の燃料、更には燃料デリバ
リ部材20内の燃料の温度が大きく変動すること
が回避され、燃料温度の変動による燃料の質量流
量の変動が回避され、特別な対温度補償が行われ
なくても常に適切な状態にて燃料噴射が行われる
ようになる。
尚、図示の実施例に於ては、接続部28がニー
ドルホルダ54を取囲んでいて、燃料インジエク
タ50はその全てに於てシリンダヘツド10と直
接接触しないことから、シリンダヘツド10の熱
が高熱伝導率をもつて伝導によつて燃料インジエ
クタ50に伝わることがなく、このことによつて
燃料インジエクタ50が高温化することが回避さ
れるようになる。
以上に於ては、本考案の特定の実施例について
詳細に説明したが、本考案は、これに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による燃料噴射供給式内燃機関
の一つの実施例を要部について示す縦断面図、第
2図は第1図に示された燃料供給装置の横断面
図、第3図は第2図に示された燃料供給装置の燃
料戻し部分の平断面図である。 10……シリンダヘツド、11……第一の室構
成壁、12……吸気ポート、14……燃料噴射ポ
ート、16……吸気マニホールド、18……吸気
通路、20……燃料デリバリ部材、22……本
体、24……蓋体、25……位置決めリング、2
6……インジエクタ収容孔、28……接続部、3
0……開口部、32……燃料供給通路、34……
接続口、36……燃料排出通路、37……燃料通
路、38……リターン燃料出口、39……接続ポ
ート、40……取付金具、42……プレツシヤレ
ギユレータ、44……燃料入口ニツプル、46…
…リターン燃料パイプ、50……燃料インジエク
タ、52……噴口、54……ニードルホルダ、5
6……ニードルバルブ、58……ソレノイドコイ
ル、59……外周カバー、60……ソレノイドボ
デイ、64……圧縮コイルばね、66……エンド
カバー、67……円環状突出部、68……アウタ
シエル、70……燃料室、72……開口、74…
…燃料室、76……孔、78……ニードルバルブ
室、80……ヘツドカバー、81……第二の室構
成壁、82……密閉室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドの吸気ポートの上方に取付けら
    れ該吸気ポートに向けて燃料を噴射する燃料イン
    ジエクタを有する燃料噴射供給式内燃機関に於
    て、シリンダヘツドの一部を延長して設けられた
    第一の室構成壁とシリンダヘツドカバーの一部を
    延長して設けられた第二の室構成壁とが密閉接合
    することにより構成される密閉室を有し、前記燃
    料インジエクタと該燃料インジエクタと連通する
    燃料配管とが前記密閉室内に収納されていること
    を特徴とする燃料噴射供給式内燃機関。
JP1986138831U 1986-09-10 1986-09-10 Expired - Lifetime JPH0511342Y2 (ja)

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JP1986138831U JPH0511342Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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JP1986138831U JPH0511342Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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JPS6345065U JPS6345065U (ja) 1988-03-26
JPH0511342Y2 true JPH0511342Y2 (ja) 1993-03-19

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ID=31044167

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3730571C2 (de) * 1987-09-11 1998-07-02 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zur Halterung, Kraftstoffversorgung und elektrischen Kontaktierung von elektromagnetisch betätigbaren Kraftstoffeinspritzventilen

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61549U (ja) * 1984-06-07 1986-01-06 株式会社クボタ 農用トラクタの伝動装置

Family Cites Families (1)

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JPS6345065U (ja) 1988-03-26

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