JPH05113200A - 気液二相流ポンプ - Google Patents

気液二相流ポンプ

Info

Publication number
JPH05113200A
JPH05113200A JP30225791A JP30225791A JPH05113200A JP H05113200 A JPH05113200 A JP H05113200A JP 30225791 A JP30225791 A JP 30225791A JP 30225791 A JP30225791 A JP 30225791A JP H05113200 A JPH05113200 A JP H05113200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid
phase
impeller
porous material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30225791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Yoshida
義樹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP30225791A priority Critical patent/JPH05113200A/ja
Publication of JPH05113200A publication Critical patent/JPH05113200A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイド率の高い気液二相流体であっても、効
率的に移送することを可能とする。 【構成】 ラジアル方向に延びる複数の羽根21を有す
るポンプ型羽根車22の入口部において、羽根21及び
主板26の一部分を多孔質材料23で形成し、該多孔質
材料23と主軸24に設けた抽気管25とを連結する。
羽根車22の入口部に滞留した気相は、多孔質材料23
を通って抽気管25から抽気室27に入り、該抽気室2
7より抽気管28を通ってポンプの外側へ抜き取られ
る。羽根21及び主板26の一部分ではなくて、渦巻形
ケーシング30の一部分を多孔質材料で形成することも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体二相流ポンプに関
し、更に詳細には、ボイド率の高い気体二相流体を移送
するのに最適なポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心ポンプの一例が図6及び図7
に示されている。これらの図において、1は羽根車、2
は渦巻形ケーシング、3は吸込管、4はディフューザ、
5は主軸である。羽根車1は、主軸5に固定された主板
6及び側板7と、これらの間に架設されかつ外周に向か
うに従って羽根車1の回転方向(実線方向C)に対して
後退する複数の羽根8とから構成されている。
【0003】以上のような構成において、主軸5を介し
て羽根車1を実線矢印Cの回転方向に駆動すると、流体
は吸込管3、羽根車1の目玉部9を経て主板6、側板7
及び複数の羽根8によって限定された複雑の流路10を
通る、この過程で、上記流体は複数の羽根8によって付
勢された後、渦巻形ケーシング2及びディフューザ4を
経て吐出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の遠心ポンプにおいては、気相(気泡)を含む気
液二相流の流体を吸込んだ場合、この気泡は、図8及び
図9に示すように、羽根車1の流路10内の圧力の低い
部分、即ち羽根8の負圧面8Aの上に滞留する。そし
て、気液二相流体のボイド率が5〜10%以上になる
と、気泡が滞留して空洞11となるため、気液二相流体
を送り出すことができなくなるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、ボイド率の高い気液二相
流体であっても効率的に移送することが可能な気液二相
流ポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る気液二相流ポンプは、ラジアル方向
に延びる複数の羽根を有するオープン型羽根車をケーシ
ングに収容し、該羽根車の入口部における気相滞留部分
を多孔質材料により形成すると共に、この多孔質材料を
通過する気相をケーシングの外部に抽気する抽気通路を
設けてなる。
【0007】
【作用】上記の手段によれば、気液二相流体は羽根車に
よって気相と液相とに効率よく分離され、液体のみが羽
根車の通路を通る。このため、ポンプの揚水機能は失わ
れない。一方、羽根車によって昇圧される気相は抽気通
路により抽気され、ポンプの外部に抽出される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は本発明に係る気液二相流ポン
プの一実施例を示す断面図、図2は同気液二相流ポンプ
の概略正面図である。
【0009】これらの図において、気液二相流ポンプ
は、ラジアル方向に延びる複数の羽根21を有するオー
プン型羽根車22の入口部において、気相が滞留する部
分をポーラスセラミックス等の多孔質材料23で形成し
ており、該多孔質材料23と主軸24に設けた抽気管2
5とが連結されている、すなわち、上記オープン型羽根
車22は羽根21と、主軸24に取り付けられた主板2
6とから構成されており、本実施例にあっては、上記羽
根車22の入口部における気相滞留部分として、該羽根
車22の羽根21及び主板26の一部分を多孔質材料2
3で形成している。また、上記抽気管25、抽気室27
および抽気管28が抽気通路を構成している。なお、図
1において、符号29は吸込管、30は渦巻形ケーシン
グを示し、実線の矢印Aは液相、点線の矢印Bは気相の
流れを示す。
【0010】以上のような構成において、吸込管29よ
りポンプの内部へ入る気液二相流体は、羽根21の遠心
分離作用により、その気相Bが羽根車22の入口部に滞
留する。しかし、この滞留した気相Bは、多孔質材料2
3を通って主軸24内の抽気管25を通って羽根車22
後方の抽気室27に入り、該抽気室27より抽気管28
を介してポンプの外部へ抜き取られる。
【0011】図2は、羽根車22の入口部にリング状に
滞留する気相が多孔質材料23によって抽気される状態
を示す。符号31が気相滞留部分を示す。一方、液相A
は羽根車22の羽根21の間を通って昇圧され、渦巻形
ケーシング30に出て、吐出管からディフューザ32を
通って輸送される。
【0012】次に、図3に本発明のポンプの応用例を示
す。分離、抽気された気相Bは本発明のポンプ33によ
って吸込管29途中のタンク34に返されて別途輸送さ
れ、液相Aのみが吐出管35へと輸送される。これによ
り、従来、分離器とポンプを必要としていたプラントが
本発明のポンプ1台で済み、省力化が図れる。
【0013】次に、図4,図5は本発明に係る気液二相
流ポンプの他の実施例を示し、多孔質材料で形成される
羽根車入口部の一部分として、渦巻形ケーシング30の
一部分を多孔質材料23で形成したものである。そし
て、この多孔質材料23に連結された抽気室36および
抽気管37が抽気通路を構成している。なお、その他の
構成、すなわちラジアル方向に延びる複数の羽根21と
主軸24に取付けられた主板26とから構成されるオー
プン型羽根車22、吸込管29、気相滞留部分31、デ
ィフューザ32の構成は上述した第1実施例と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0014】このような構成においても、吸込管29よ
りポンプの内部へ入る気液二相流体は、羽根21の遠心
分離作用により、その気相Bが羽根車22の入口部に滞
留するが、この滞留した気相Bは渦巻形ケーシング30
の多孔質材料23を通り、抽気室36に入り、抽気管3
7よりポンプの外部へ抜き取られる。
【0015】なお、本発明のポンプにおいて、気液二相
流体が低ボイド率の場合は多孔質材料を通って液相が流
出するが、高ボイド率の気液二相流体を対象とすれば使
用可能なものである。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る気液二
相流ポンプによれば、ラジアル方向に延びる複数の羽根
を有するポンプ型羽根車を備え、該羽根車の入口部にお
ける気相滞留部分が多孔質材料となっているため、気相
が効率よく分離され、該多孔質材料を通って抽気通路よ
り抜き出され、ポンプの外部に抽出される。このため、
羽根車は液相のみが通過し、羽根車内に空洞が発生する
ことはなく、ポンプ作用を喪失するようなことはない。
したがって、ボイド率が高い気液二相流体であっても、
これを効率的に液体のみを移送することが可能であると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気液二相流ポンプの一実施例を示
す断面図である。
【図2】同気液二相流ポンプの概略正面図である。
【図3】同気液二相流ポンプをプラントへ応用した例を
示す図である。
【図4】本発明に係る気液二相流ポンプの他の実施例を
示す断面図である。
【図5】同気液二相流ポンプの概略正面図である。
【図6】従来の遠心ポンプの一例を示す概略正面図であ
る。
【図7】同遠心ポンプの概略断面図である。
【図8】気相の滞留状態を示す部分的横断面図である。
【図9】同気相の滞留状態を示す部分的斜視図である。
【符号の説明】
21 羽根 22 羽根車 23 多孔質材料 24 主軸 25 抽気管 26 主板 27 抽気室 28 抽気管 29 吸込管 30 渦巻形ケーシング 31 気相滞留部分 32 ディフューザ 36 抽気室 37 抽気管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジアル方向に延びる複数の羽根を有する
    オープン型羽根車をケーシングに収容し、該羽根車の入
    口部における気相滞留部分を多孔質材料により形成する
    と共に、この多孔質材料を通過する気相をケーシングの
    外部に抽気する抽気通路を設けたことを特徴とする気液
    二相流ポンプ。
JP30225791A 1991-10-22 1991-10-22 気液二相流ポンプ Withdrawn JPH05113200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30225791A JPH05113200A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 気液二相流ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30225791A JPH05113200A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 気液二相流ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05113200A true JPH05113200A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17906840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30225791A Withdrawn JPH05113200A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 気液二相流ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05113200A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104251214A (zh) * 2013-06-28 2014-12-31 株式会社丸八泵制作所 离心泵
CN112412892A (zh) * 2020-11-23 2021-02-26 兰州理工大学 一种主动气液分离式螺旋轴流式油气混输泵

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104251214A (zh) * 2013-06-28 2014-12-31 株式会社丸八泵制作所 离心泵
JP2015010566A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社丸八ポンプ製作所 遠心式ポンプ
CN104251214B (zh) * 2013-06-28 2017-09-01 株式会社丸八泵制作所 离心泵
CN112412892A (zh) * 2020-11-23 2021-02-26 兰州理工大学 一种主动气液分离式螺旋轴流式油气混输泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI101414B (fi) Pumppu ja menetelmä, jolla kaasua erotetaan pumpattavasta nesteestä
US3108738A (en) Liquid-ring gas pumps
US3944406A (en) Centrifugal pump for pumping liquids with heavy gas content
SE456029B (sv) Ljudnivakontroll for koniskt oppnade vetskeringpumpar
CA2350329A1 (en) Improvements relating to froth pumps
US2362831A (en) Elastic fluid turbine
JPH05113200A (ja) 気液二相流ポンプ
GB1599908A (en) Centrifugal pumps
JPS59158398A (ja) うず巻ポンプ
JPH06207592A (ja) ポンプハウジング装置
JP3663836B2 (ja) 軸流蒸気タービンの低圧翼部のドレン除去構造
US3045603A (en) Self-priming centrifugal pump
US4153385A (en) Self-drawing centrifugal pump
US2405836A (en) Self-priming pump
SE512984C2 (sv) Massapump
PL69668B1 (ja)
WO1999066209A1 (en) Pulp pump
JPS5929800A (ja) ポンプ
JPS6354160B2 (ja)
JP2002155880A (ja) 自吸式ポンプ
JP2500702Y2 (ja) 気液二相流用遠心ポンプ
JPS59101505A (ja) ダブルフロ−ラジアルタ−ビン
SU1513202A1 (ru) Черпаковый насос
JP2876727B2 (ja) 自吸式多段うず巻ポンプ
JPS62291498A (ja) 羽根車

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107