JPH05113149A - 失火検知装置 - Google Patents

失火検知装置

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JPH05113149A
JPH05113149A JP27515991A JP27515991A JPH05113149A JP H05113149 A JPH05113149 A JP H05113149A JP 27515991 A JP27515991 A JP 27515991A JP 27515991 A JP27515991 A JP 27515991A JP H05113149 A JPH05113149 A JP H05113149A
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JP
Japan
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misfire
value
vibration
filter
signal
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Pending
Application number
JP27515991A
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English (en)
Inventor
Ichiro Maki
一郎 槇
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05113149A publication Critical patent/JPH05113149A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/12Testing internal-combustion engines by monitoring vibrations

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既に装着されてある振動センサをそのまま使
用して、失火を検知する。 【構成】 振動センサ1で検出されたエンジン振動から
失火時の振動成分を含む帯域の信号をローパスフィルタ
2により取り出し、この信号をA−Dコンバータ3によ
りデジタル量に変換した後、デジタルフィルタ4を通す
ことにより失火振動成分を抽出する。失火検出部11で
は、一点火時期におけるデジタルフィルタからの出力レ
ベルの最大値と最小値の差の移動平均値に車速、エンジ
ン回転数および吸入負圧により決定される定数を掛けて
失火判定値を求め、この判定値を基に失火を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内燃機関の失
火検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染に関して自動車の排ガス
規制が重要視されており、その一環として、失火検出が
必要となる。即ち、失火を検出することによって、点火
されずに自動車から生ガスが排出されるのを防止する。
【0003】図5は、従来の失火検出装置の内圧センサ
の一例を示すものである。図5において、41はエンジ
ンシリンダ42に取り付けられている点火プラグであ
り、43は点火プラグ41のガスケットの代わりに取り
付けられた内圧センサである。
【0004】以上のように構成された内圧センサ43に
ついて、以下その動作について説明する。内圧センサ4
3を取り付けた点火プラグ41をエンジンシリンダ42
に締め付けると、内圧センサ43に圧縮荷重がかかる。
この状態でシリンダ内圧が上がると点火プラグ41は外
へ押し出され、内圧センサ43の圧縮荷重は減少する。
このようにシリンダ内圧に応じて圧縮荷重が変動し、そ
の変動に対応した出力が得られる。その様子を図5に示
す。
【0005】図6は、点火および失火時における1エン
ジンサイクルのクランクアングルとシリンダ内の圧力と
の関係を表わした特性図であり、この図6からも明らか
なように、エンジンの圧縮・爆発行程におけるシリンダ
内圧は、点火した時と失火した時では、圧力差が大き
い。従って、この圧力差を比較することによって失火と
点火を区別できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の失火検出装置では、研究レベル・実験室レベルの
物がほとんどであり、実用化レベルの内圧センサとして
はコスト的に高いという問題があった。
【0007】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、車載として既に実用化している振動センサを用い
て、従来の構造を変更することなく、失火を検知できる
ようにした失火検知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、失火時の振動成分を含む、エンジン振動を
検出する振動センサと、前記振動センサで検出された信
号から失火時の振動成分を抽出するフィルタと、一点火
時期における前記フィルタからの出力と車速、エンジン
回転数および吸入負圧に基づいて失火判定値を求め、こ
の判定値と前記フィルタからの出力レベルとを比較して
失火を判別し出力する失火検出部とから構成した。
【0009】
【作用】本発明は、上記のような構成にすることによ
り、既に装置されている振動センサ、車載センサや吸入
負圧センサを利用でき、エンジンなどの構造に何等の変
更も加えることがなく、低コストで失火検出を確実に行
い得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明による失火検出装置の全体
構成を示すブロック図である。図1において、1は失火
時の振動成分を含むエンジン振動を検出する圧電型ノッ
クセンサ等からなる振動センサであり、この振動センサ
1はエンジンブロックに取り付けられる。2は振動セン
サ1で検出した失火時に生じる振動から失火信号以下の
周波数成分を取り出すローパスフィルタ(LPF)、3
はLPF3を通過した信号成分をデジタル信号に変換す
るA−Dコンバータ、4はデジタル信号から失火信号を
抽出するデジタルフィルタであり、このデジタルフィル
タ4を通過した信号は後述する失火検出部11に入力さ
れる。
【0012】5は車速センサであり、この車速センサ5
で検出された車速信号は波形整形回路6により波形整形
されて失火検出部11に入力される。7は点火時期セン
サであり、この点火時期センサ7により検出されたエン
ジンの点火タイミング信号は波形整形回路8により波形
整形されて失火検出部11に入力される。また、9は吸
入負圧センサであり、この吸入負圧センサ9により検出
されたエンジンへの空気流量信号は波形整形回路10に
より波形整形されて失火検出部11に入力される。
【0013】失火検出部11は、デジタルフィルタ4の
出力から点火時期のある充電時期から次の充電時期まで
の区間におけるレベルの最大値と最小値を算出するレベ
ル算出部111と、波形整形回路6からの出力信号に基
づいて車速を計算する車速算出部112と、波形整形回
路8からの出力信号に基づいてエンジン回転数を計算す
る回転数算出部113と、波形整形回路10からの出力
信号に基づいてエンジンへの空気流量を計算する吸入負
圧算出部114と、レベル算出部111で算出されたレ
ベルの最大値と最小値との差の移動平均値に、ある定数
を乗じて失火の判定値を算出する判定値算出部115
と、レベル算出部111の算出値と判定値算出部115
の算出値とを比較して失火判定を行う失火判定部11
6、および判定値情報や測定した波形のレベル情報など
を記憶するメモリ117とから構成される。
【0014】次に、以上のように構成された失火検知装
置の動作について説明する。図2は、振動センサ1の周
波数分析図を示すものである。図2に示すように失火し
たときと、点火したときでは、低周波(たとえば30〜
500Hz近傍)域における振動センサ1のレベルに明
らかな差があり、このレベル差により失火を検出でき
る。
【0015】図1において、振動センサ1の出力はLP
F2より不要成分、例えば1kHz以上の周波数が取り
除かれ、このLPF2を通過したアナログ値はA−Dコ
ンバータ3によりデジタル値に変換される。デジタルフ
ィルタ4はLPF2を通過した信号から失火振動成分の
みを抽出するバンドパス・フィルタであり、そのフィル
タ特性は振動センサ信号に含まれているメカニカルノイ
ズや、ノック振動などを除くため、下方のカットオフ周
波数は10〜50Hz、上方のカットオフ周波数は50
0〜1000Hzの急峻な減衰特性を有している。急峻
な減衰特性を得るには、デジタルフィルタの方がアナロ
グフィルタより実現が容易であり、またエンジン状態に
よりフィルタ特性を容易に変更できるので有効である
が、アナログフィルタでももちろん実現できる。但し、
アナログフィルタの場合、A−Dコンバータ3は不要で
ある。また、デジタルフィルタとして位相特性がリニア
であるFIRフィルタを採用すればフィルタ通過後の信
号のタイミングを正確に計算できるので、どの気筒で失
火が起きているかを検出できる。
【0016】判定値算出部115は、レベル算出部11
1で算出したレベルの最大値と最小値の差を、ある所定
の点火回数だけ平均した移動平均値に、車速、エンジン
回転数及び吸入負圧によって決定されるある定数を乗じ
て、失火の判定値を算出するものであり、あらかじめメ
モリ117にマップ化されて格納されている。各点火ご
との最大値と最小値の差を、L1・L2・・・・Ln
すると、判定値は下記の(1)式により求められる。
【0017】 判定値=[(L1+L2+・・・・+Ln)/n]×A (1) 但し n:所定の点火回数 A:車速,エンジン回転数,吸入負圧によって決定する
定数。
【0018】このように、(1)式からエンジン状態に
応じた最適な失火判定値を求めることができる。ただ
し、各気筒とセンサ間伝達経路の違いからエンジンの各
気筒のタイミングにおける振動センサの出力は異なった
ものとなる。従って、各気筒ごとにセンサ信号と判定値
を出して失火判定することが望ましい。
【0019】失火判定部116は、レベル算出部111
の値と判定値算出部115の値を比較して失火判定を行
うが、この様子を図3および図4に示す。図3におい
て、(a)は振動センサ1の出力波形であり、(b)は
点火時期信号である。また、″H″は充電期間を、″
L″は放電期間を示し、マイナス側のパルス信号は失火
を示す。しかし、図3のような振動センサ1の出力波形
からは失火の判別は難しい。
【0020】そこで、図4に示すような振動センサ波形
および点火時期信号波形にする。図4において、(a)
は振動センサ1の出力信号のフィルタリング後の波形で
あり、(b)は点火時期信号である。この図から明らか
なように失火時の波形が充電時及び放電時に小さくなっ
ているのがわかる。従って、充電時の最大値及び放電時
の最小値のレベルと正常点火時のレベルの違いから失火
を容易に判別できる。例えば図4において、失火が起き
ているときの(最大値−最小値)の値L2は、同じ気筒
の一つ前の正常点火時の値L1に比べ明らかに低い。こ
のように、失火検知は一点火サイクルにおける充放電時
の最大、最小の差の大きさを、ある判定値で判別するこ
とで可能となる。これは失火が起きた場合、エンジンの
爆発行程での振動が起きないために、正常点火時と比べ
振動成分が小さくなるためである。従って、このレベル
差を検出することにより失火現象を検知することが可能
となる。
【0021】失火検出するレベルの判定値をセンサ出力
の平均値を使用し、さらに(1)式における定数Aをエ
ンジンの回転数や車速及び吸入負圧に応じて変えること
により、エンジン状態で最適な値となる。また、判定値
算出部115は、失火と判別された点火時期のデジタル
フィルタ出力を判定値生成のデータとして使わないよう
にすれば、より正確な判定値を算出できる。
【0022】以上のように本実施例により、振動センサ
の信号から容易にかつ正確に失火を検出することができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、ノックセンサのような既存の振動センサを用いて、
失火の周波数成分を抽出し、その波形のレベルを計測す
ることにより、失火を容易にかつ正確に気筒ごとに検出
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における失火検知装置のブロッ
ク図
【図2】本発明における失火検知装置の動作説明のため
の振動センサの周波数分析図
【図3】本実施例における振動センサ波形と点火時期信
号を示す波形図
【図4】本実施例における振動センサ波形と点火時期信
号を示す波形図
【図5】従来における内圧センサの図
【図6】従来における内圧センサの点火時と失火時の出
力を示す特性図
【符号の説明】 1 振動センサ 2 ローパスフィルタ(LPF) 3 A−Dコンバータ 4 デジタルフィルタ 5 車速センサ 6,8,10 波形整形回路 7 点火時期センサ 9 吸入負圧センサ 11 失火検出部 12 失火出力信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 失火時の振動成分を含む、エンジン振動
    を検出する振動センサと、前記振動センサで検出された
    信号から失火時の振動成分を抽出するフィルタと、一点
    火時期における前記フィルタからの出力と車速、エンジ
    ン回転数および吸入負圧に基づいて失火判定値を求め、
    この判定値と前記フィルタからの出力レベルとを比較し
    て失火を判別し出力する失火検出部とを備えたことを特
    徴とする失火検知装置。
  2. 【請求項2】 前記失火検出部は、一点火時期における
    フィルタ出力レベルの最大値と最小値との差の移動平均
    値に車速、エンジン回転数および吸入負圧により決定さ
    れる定数を乗じて得られる判定値で失火を判定すること
    を特徴とする請求項1記載の失火検知装置。
  3. 【請求項3】 前記失火検出部は、失火を判別するため
    の判定値を各気筒ごとに算出することを特徴とする請求
    項1記載の失火検知装置。
JP27515991A 1991-10-23 1991-10-23 失火検知装置 Pending JPH05113149A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997011345A1 (de) * 1995-09-21 1997-03-27 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur verbrennungsaussetzererkennung durch auswertung von drehzahlschwankungen
EP1944493A3 (en) * 2007-01-10 2009-09-16 Denso Corporation Apparatus for filtering measured analog signal used to control vehicle engine
JP2016166564A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 いすゞ自動車株式会社 天然ガスエンジン及びその運転方法

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