JPH05112806A - 高炉への微粉炭の吹込み方法 - Google Patents
高炉への微粉炭の吹込み方法Info
- Publication number
- JPH05112806A JPH05112806A JP30103391A JP30103391A JPH05112806A JP H05112806 A JPH05112806 A JP H05112806A JP 30103391 A JP30103391 A JP 30103391A JP 30103391 A JP30103391 A JP 30103391A JP H05112806 A JPH05112806 A JP H05112806A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulverized coal
- lance
- blowing
- blow pipe
- blast furnace
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブローパイプ内における微粉炭の滞留時間を
延長させて、微粉炭の燃焼効率を向上させることができ
る、高炉への微粉炭の吹込み方法を提供する。 【構成】 高炉の送風羽口４に接続されたブローパイプ
１内に、ランスを通して微粉炭を吹き込む方法におい
て、微粉炭吹込み用ランス５と対向して酸素吹込み用ラ
ンス６を、ランス５および６の軸線が、ブローパイプ１
の中心軸線と直交する直線に対して互いに同一角度
（θ）だけ傾斜するように設ける。
延長させて、微粉炭の燃焼効率を向上させることができ
る、高炉への微粉炭の吹込み方法を提供する。 【構成】 高炉の送風羽口４に接続されたブローパイプ
１内に、ランスを通して微粉炭を吹き込む方法におい
て、微粉炭吹込み用ランス５と対向して酸素吹込み用ラ
ンス６を、ランス５および６の軸線が、ブローパイプ１
の中心軸線と直交する直線に対して互いに同一角度
（θ）だけ傾斜するように設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、高炉への微粉炭の吹
込み方法、特に、ブローパイプ内における微粉炭の滞留
時間を延長させて、微粉炭の燃焼効率を向上させること
ができる、高炉への微粉炭の吹込み方法に関するもので
ある。
込み方法、特に、ブローパイプ内における微粉炭の滞留
時間を延長させて、微粉炭の燃焼効率を向上させること
ができる、高炉への微粉炭の吹込み方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、高炉の送風羽口に接続されたブロ
ーパイプ内における微粉炭の燃焼効率を向上させる方法
として、特開昭62-192509 号公報には、以下の方法が開
示されている。即ち、この方法は、図３の断面図で示す
ように、ブローパイプ１に２本のランス２、３を設け、
羽口４より遠い方のランス２から少量の微粉炭および酸
素を吹き込み、そして、羽口に近い方のランス３から多
量の微粉炭を吹き込むことによって、ブローパイプ１内
における微粉炭の燃焼効率を向上させる。
ーパイプ内における微粉炭の燃焼効率を向上させる方法
として、特開昭62-192509 号公報には、以下の方法が開
示されている。即ち、この方法は、図３の断面図で示す
ように、ブローパイプ１に２本のランス２、３を設け、
羽口４より遠い方のランス２から少量の微粉炭および酸
素を吹き込み、そして、羽口に近い方のランス３から多
量の微粉炭を吹き込むことによって、ブローパイプ１内
における微粉炭の燃焼効率を向上させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法は、微粉炭と酸素との混合は促進されるが、微粉
炭と高酸素濃度の熱風との接触時間の延長効果が少な
い。従って、ブローパイプ内における微粉炭の燃焼効率
の向上が十分に図れない。従って、この発明の目的は、
ブローパイプ内における微粉炭の滞留時間を延長させ
て、燃焼効率を向上させることができる、高炉への微粉
炭の吹込み方法を提供することにある。
た方法は、微粉炭と酸素との混合は促進されるが、微粉
炭と高酸素濃度の熱風との接触時間の延長効果が少な
い。従って、ブローパイプ内における微粉炭の燃焼効率
の向上が十分に図れない。従って、この発明の目的は、
ブローパイプ内における微粉炭の滞留時間を延長させ
て、燃焼効率を向上させることができる、高炉への微粉
炭の吹込み方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、高炉の送風
羽口に接続されたブローパイプ内に、ランスを通して微
粉炭を吹き込む方法において、前記ランスと対向して酸
素吹込み用ランスを、前記微粉炭吹込み用ランスおよび
前記酸素吹込み用ランスの軸線が、前記ブローパイプの
中心軸線と直交する直線に対して互いに同一角度（θ）
だけ傾斜するように設け、かくして、前記ブローパイプ
内において、前記微粉炭吹込み用ランスからの微粉炭と
前記酸素吹込み用ランスからの酸素に旋回流を生じさ
せ、もって、前記ブローパイプ内における微粉炭の滞留
時間を延長させて、微粉炭の燃焼効率を向上させること
に特徴を有するものである。
羽口に接続されたブローパイプ内に、ランスを通して微
粉炭を吹き込む方法において、前記ランスと対向して酸
素吹込み用ランスを、前記微粉炭吹込み用ランスおよび
前記酸素吹込み用ランスの軸線が、前記ブローパイプの
中心軸線と直交する直線に対して互いに同一角度（θ）
だけ傾斜するように設け、かくして、前記ブローパイプ
内において、前記微粉炭吹込み用ランスからの微粉炭と
前記酸素吹込み用ランスからの酸素に旋回流を生じさ
せ、もって、前記ブローパイプ内における微粉炭の滞留
時間を延長させて、微粉炭の燃焼効率を向上させること
に特徴を有するものである。
【０００５】次に、この発明の、高炉への微粉炭の吹込
み方法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図１は、この発明の、高炉への微粉炭の吹込み方法の一
実施態様を示す、概略断面図、図２は、図１のＡ−Ａ線
断面図である。図１および図２に示すように、この発明
は、高炉の送風羽口４に接続されたブローパイプ１に微
粉炭吹込み用ランス５と対向して酸素吹込み用ランス６
を設ける。ランス５からは、搬送用空気とともに微粉炭
がブローパイプ１に吹き込まれる。ランス５と６とは、
何れもブローパイプ１の軸線に対して同一角度で傾斜し
ている。図２に示すように、ランス５および６の軸線
(R) は、ブローパイプ１の中心軸線と直交する直線(L)
に対して互いに同一角度（θ）だけ傾斜している。前記
傾斜角度（θ）は、０＜θ＜90°の範囲内である。
み方法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図１は、この発明の、高炉への微粉炭の吹込み方法の一
実施態様を示す、概略断面図、図２は、図１のＡ−Ａ線
断面図である。図１および図２に示すように、この発明
は、高炉の送風羽口４に接続されたブローパイプ１に微
粉炭吹込み用ランス５と対向して酸素吹込み用ランス６
を設ける。ランス５からは、搬送用空気とともに微粉炭
がブローパイプ１に吹き込まれる。ランス５と６とは、
何れもブローパイプ１の軸線に対して同一角度で傾斜し
ている。図２に示すように、ランス５および６の軸線
(R) は、ブローパイプ１の中心軸線と直交する直線(L)
に対して互いに同一角度（θ）だけ傾斜している。前記
傾斜角度（θ）は、０＜θ＜90°の範囲内である。
【０００６】このように、ブローパイプ１に微粉炭吹込
み用ランス５と酸素吹込み用ランス６とを設けることに
よって、図１に示すように、微粉炭吹込み用ランス５か
らの微粉炭と酸素吹込み用ランス６からの酸素に旋回流
が生じて、ブローパイプ１内における微粉炭の滞留時間
が延びる。この結果、微粉炭の燃焼効率が向上する。
み用ランス５と酸素吹込み用ランス６とを設けることに
よって、図１に示すように、微粉炭吹込み用ランス５か
らの微粉炭と酸素吹込み用ランス６からの酸素に旋回流
が生じて、ブローパイプ１内における微粉炭の滞留時間
が延びる。この結果、微粉炭の燃焼効率が向上する。
【０００７】
【実施例】次に、この発明を実施例により更に説明す
る。図１および図２に示すように、ブローパイプ１に微
粉炭吹込み用ランス５と対向して酸素吹込み用ランス６
を設け、ランス５および６の傾斜角度（θ）を種々変化
させ、その時のコークス使用量の変化を調べた。この結
果を、酸素吹込み用ランス６を設けなかった場合と比較
して、表１に示す。
る。図１および図２に示すように、ブローパイプ１に微
粉炭吹込み用ランス５と対向して酸素吹込み用ランス６
を設け、ランス５および６の傾斜角度（θ）を種々変化
させ、その時のコークス使用量の変化を調べた。この結
果を、酸素吹込み用ランス６を設けなかった場合と比較
して、表１に示す。
【０００８】
【０００９】表１から明らかなように、この発明によれ
ば、微粉炭の燃焼効率が向上する結果、コークス使用量
が酸素吹込み用ランスを設けなかった場合に比べて減少
していることがわかる。
ば、微粉炭の燃焼効率が向上する結果、コークス使用量
が酸素吹込み用ランスを設けなかった場合に比べて減少
していることがわかる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ブローパイプに微粉炭吹込み用ランスと酸素吹込み
用ランスとを互いに傾斜させて設けることによって、微
粉炭の燃焼効率を向上させることができ、この結果、コ
ークス使用量を減少させることができるといった有用な
効果がもたらされる。
ば、ブローパイプに微粉炭吹込み用ランスと酸素吹込み
用ランスとを互いに傾斜させて設けることによって、微
粉炭の燃焼効率を向上させることができ、この結果、コ
ークス使用量を減少させることができるといった有用な
効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の、高炉への微粉炭の吹込み方法の一
実施態様を示す、概略断面図である。
実施態様を示す、概略断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】従来の高炉への微粉炭の吹込み方法を示す断面
図である。
図である。
１：ブローパイプ、 ２、３：ランス、 ４：羽口、 ５：微粉炭吹込み用ランス、 ６：酸素吹込み用ランス。
Claims (2)
- 【請求項１】 高炉の送風羽口に接続されたブローパイ
プ内に、ランスを通して微粉炭を吹き込む方法におい
て、 前記ランスと対向して酸素吹込み用ランスを、前記微粉
炭吹込み用ランスおよび前記酸素吹込み用ランスの軸線
が、前記ブローパイプの中心軸線と直交する直線に対し
て互いに同一角度（θ）だけ傾斜するように設け、かく
して、前記ブローパイプ内において、前記微粉炭吹込み
用ランスからの微粉炭と前記酸素吹込み用ランスからの
酸素に旋回流を生じさせ、もって、前記ブローパイプ内
における微粉炭の滞留時間を延長させて、微粉炭の燃焼
効率を向上させることを特徴とする、高炉への微粉炭の
吹込み方法。 - 【請求項２】 前記傾斜角度（θ）は、０＜θ＜90°の
範囲内であることを特徴とする、請求項１記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30103391A JPH05112806A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 高炉への微粉炭の吹込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30103391A JPH05112806A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 高炉への微粉炭の吹込み方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05112806A true JPH05112806A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17892047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30103391A Pending JPH05112806A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 高炉への微粉炭の吹込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05112806A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05125412A (ja) * | 1991-11-05 | 1993-05-21 | Kawasaki Steel Corp | 竪型炉の羽口粉粒体吹込方法 |
| US7914279B2 (en) | 2003-01-21 | 2011-03-29 | American Air Liquide, Inc. | Method and apparatus for injecting a gas into a two-phase stream |
| LU91691B1 (en) * | 2010-05-26 | 2011-11-28 | Wurth Paul Sa | Tuyere stock arrangement of a blast furnace |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP30103391A patent/JPH05112806A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05125412A (ja) * | 1991-11-05 | 1993-05-21 | Kawasaki Steel Corp | 竪型炉の羽口粉粒体吹込方法 |
| US7914279B2 (en) | 2003-01-21 | 2011-03-29 | American Air Liquide, Inc. | Method and apparatus for injecting a gas into a two-phase stream |
| LU91691B1 (en) * | 2010-05-26 | 2011-11-28 | Wurth Paul Sa | Tuyere stock arrangement of a blast furnace |
| WO2011147781A1 (en) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | Paul Wurth S.A. | Tuyere stock arrangement of a blast furnace |
| JP2013531732A (ja) * | 2010-05-26 | 2013-08-08 | ポール ヴルス エス．エイ． | 高炉のための羽口装置 |
| US8980165B2 (en) | 2010-05-26 | 2015-03-17 | Paul Wurth S.A. | Tuyere stock arrangement of a blast furnace |
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