JPH05112460A - 唾液代用物 - Google Patents

唾液代用物

Info

Publication number
JPH05112460A
JPH05112460A JP4091247A JP9124792A JPH05112460A JP H05112460 A JPH05112460 A JP H05112460A JP 4091247 A JP4091247 A JP 4091247A JP 9124792 A JP9124792 A JP 9124792A JP H05112460 A JPH05112460 A JP H05112460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saliva substitute
saliva
water
aqueous solution
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4091247A
Other languages
English (en)
Inventor
Rolf Attstroem
ロルフ・アツトストローム
Per Olof Glantz
ペル・オロフ・グランツ
Hakan Hakansson
ホーカン・ホーカンソン
Kare Larsson
カーレ・ラールソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Camurus AB
Original Assignee
Camurus AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Camurus AB filed Critical Camurus AB
Publication of JPH05112460A publication Critical patent/JPH05112460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/36Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/715Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K33/00Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
    • A61K33/16Fluorine compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/46Hydrolases (3)
    • A61K38/47Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2), e.g. cellulases, lactases
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/02Stomatological preparations, e.g. drugs for caries, aphtae, periodontitis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 水溶性のアマ種子多糖を含有することを特徴
とする唾液代用物。この代用物は好ましくは、1〜30
mPa・s、特に2〜10mPa・sの粘度を有する水
溶液の形態である。本発明の唾液代用物は、水か、また
は無機塩含有水溶液でアマの種子から多糖を抽出するこ
とによって製造できる。 【効果】 本発明の唾液代用物は、唾液代用物として有
用であるばかりでなく、経口投与に適した医薬品のため
のキャリヤとして用いることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は唾液代用物の分野に係わ
る。特に、或る種の多糖が、唾液の分泌が衰えつつある
人々のための唾液代用物として機能し得るような特性を
有することが判明した。即ち本発明は、新規な唾液代用
物と、この代用物を製造する方法と、この代用物の、医
薬品に関連するキャリヤもしくは賦形剤としての特定使
用とに係わる。
【0002】
【従来の技術】唾液分泌の衰えは高齢化と共に起こり、
または進行する。即ち、きわめて高齢の人々は口が乾く
という問題を抱えている。幾つかの全身疾患もまた唾液
の分泌量を減少させ、即ちいわゆる唾液分泌不全を惹起
する。そのような疾患で最も有名なものはシェーグレン
症候群である。唾液分泌不全は、通常用いられる幾つか
の医薬品、特に降圧剤、抗潰瘍剤及び抗精神病剤によっ
ても惹起される。即ち、口の乾燥もしくは口内乾燥症
は、大勢の人々を一時的または永続的に襲う通常の疾患
である。
【0003】唾液分泌の衰えは、舌、口、咽頭及び食道
に灼熱感を覚え、また辛い食物及び飲料に対して過敏に
なるという自覚症状をもたらす。人によってはしゃべっ
たり、ものを飲み込んだりすることにも障害が現れる。
他覚的には、口の乾燥はしばしばカリエス及びパリオド
ンティティス(pariodontitis)を惹起
し、これらになると、口腔内及び歯上に細菌が滞留する
傾向を唾液分泌の衰えが助長するので治療はしにくい。
唾液分泌が衰えると細菌の転移増殖に対する粘膜の耐性
が低下し、特に真菌感染は口内乾燥症の人々では普通に
認められる。更に、いわゆる義歯床を装着している人々
はしばしば、義歯床の保持と口の乾燥に起因する粘膜感
染とに関する難題を有する。
【0004】抗口内乾燥症薬は市販されているが、その
効能は個々の薬剤毎にきわめて様々である。これら市販
薬の特に重大な欠点は、効果が短くかつ僅かで、しかも
場合によっては不快な味がすることである。更に、上記
市販薬は通常高価であり、このことは該市販薬を継続的
に用いなければならない人々からすれば経済的な欠点で
ある。
【0005】口の唾液腺は通常24時間に約1〜1.5
lの唾液を分泌するが、24時間につき前記のような量
で用いなければならない唾液代用物の使用は非現実的で
あると看做さなければならない。従って、唾液代用物
は、投与後比較的長時間にわたって歯及び粘膜に滞留し
て該歯及び粘膜を潤すような滞留特性を有しなければな
らない。そのうえ、唾液代用物は、咽頭及び食道におけ
る問題もしくは症状を軽減するべく嚥下可能でなければ
ならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来公知の
唾液代用物の欠点を全く有しないか、または少なくとも
ごく僅かしか有せず、かつ唾液代用物のような物質に課
せられた必要条件を満たす新規な唾液代用物の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、特定グ
ループもしくは種類の多糖が唾液代用物としてきわめて
有効であることが判明した。これは予想外のことであ
る。なぜなら、これまで唾液代用物として様々な澱粉及
びセルロース誘導体が研究され、その結果特に唾液のき
わめて優れた潤滑及び分散特性を実際に用い得る唾液代
用物で実現することは不可能であると考えられていたか
らである。
【0008】本発明は特に、アマの種子中に存在する幾
種かの多糖が非常に特殊な組み合わせのレオロジー特性
及び界面化学特性を有し、それによって該多糖は上段に
規定したような用途にきわめて適するという発見を基礎
とする。即ち本発明は、水溶性のアマ種子多糖を含有す
ることを特徴とする唾液代用物を提供する。
【0009】換言すれば、本発明による唾液代用物の主
成分として用いる多糖は、該多糖をアマの種子から直接
水中に抽出する単純な操作によって取得できるようなも
のである。従って、後段に詳述するアマ種子多糖取得の
一方法では多糖をアマの種子から直接水に溶出させる
が、当然ながら本発明はこのような具体例に限定される
ものではない。即ち、他の任意方法で取得できる、対応
する組成、もしくは実質的に同じ組成を有する任意の多
糖フラクションも、対応する効果をもたらし得ようから
本発明の範囲内である。このことは、例えば多糖の全部
または大部分を水とエタノール(水中に例えば70%以
下の量で存在させたエタノール)など水以外の溶剤との
組み合わせで、更には水以外の溶剤のみでアマの種子か
ら抽出し得ることを意味し得る。ただしその場合、上記
組み合わせや水以外の溶剤そのものが実質的に水が溶出
させるのと同じ多糖を溶出させることが条件となる。し
かし、このような抽出法には、用いた1種以上の“特
殊”溶剤が直接生理学的に許容可能でない場合該溶剤を
蒸発させ、もしくはストリップし、かつ場合によっては
その後再び抽出物を水に溶解させないと抽出物を唾液代
用物として用い得ないという欠点が有る。
【0010】本発明によれば、“水溶性のアマ種子多
糖”は、アマの種子からほぼ室温の水中に溶出させ、も
しくは抽出するという単純な方法で取得できる。しか
し、本発明は上記水温に限定されず、より低温または高
温での溶解も同様の結果をもたらすはずである。即ち、
行なった実験から、多糖フラクションの組成を厳密に規
定することは特に重要でないと考えられる。従って、ア
マにはスウェーデン国内だけで数十の変種が存在する
が、これらの変種のいずれの種子も本発明に使用可能で
あろう。その一方で、アマの異なる変種の種子、もしく
は異なる種類のアマの種子に由来する多糖フラクション
の粘度は互いに大幅に相違し得、この粘度こそが唾液代
用物としての多糖フラクションの特性に比較的大きい影
響を及ぼすことが判明した。
【0011】そこで、本発明による唾液代用物の好まし
い一例は、先に述べたようなアマ種子多糖の、粘度1〜
30mPa・s(cP)の水溶液の形態で存在すること
を特徴とし、その際当然ながら上記水溶液は生理学的に
許容可能であると理解される。
【0012】この例の場合、粘度はBohlin VO
Rレオメーターで通常のように測定する(剪断速度10
-1)ことによって決定したことに留意するべきであ
る。
【0013】好ましい粘度範囲は1〜20mPa・s
で、2〜10mPa・sの粘度が特に好ましい。
【0014】このように、アマ種子多糖は、アマの異な
る変種の種子に由来する多糖の溶液同士の粘度が大幅に
相違するという特徴を有する。特に、水中の1重量%の
多糖フラクションが溶液粘度を約0.02Pa・sから
約0.28Pa・sまでの範囲内で変化させ得ることが
判明した。用いた変種がその種子からの水での抽出の際
に所望範囲内の粘度を全くもたらさないものであった場
合は、単に水溶液中のアマ種子多糖の濃度を調節するこ
とによって粘度調節を行なうことができる。このこと
は、本発明による唾液代用物の出発物質としてアマのあ
らゆる変種の種子が有用であることを意味しよう。
【0015】更に付言するなら、多糖中に高い相対比率
のキシロースが存在すると溶液粘度が高くなることも判
明した。このようにして実現する高い粘度は、例えば唾
液代用物として理想的な組成を求めて行なう遺伝学的処
理もしくは加工に適用可能であろう。
【0016】先に用いた“水溶液”という表現が、アマ
種子多糖を純粋な水に溶出させることを必ずしも意味し
ないことが指摘されるべきである。人体に許容され得る
任意の水性液体もしくは水溶液が使用可能のはずで、そ
のような液体は特に、通常の唾液中に存在するような無
機塩を含有する水であり得る。上記無機塩の例としては
塩化ナトリウム及び重炭酸カリウムを挙げることができ
る。水中に存在する無機塩の濃度は好ましくは、天然も
しくは通常の唾液中に存在する無機塩の濃度以下であり
得る。通常の唾液の総塩含量は水(唾液)1ml当たり
約3mgであり、この量が上記水の総塩含量の好ましい
上限を表わす。理論的には更に高濃度の塩を用いること
も可能であろうが、そのようにして得られた溶液は通常
塩辛すぎると感じられよう。
【0017】本発明に用い得るようなアマ種子多糖の粘
度特性に関しては、K.Wannerberger,
Unconventional Sourcesfor
Food and Feed, Food Techn
ology Series, the Univers
ity of Lund, S−221 00Lun
d, 1990を参照されたい。
【0018】ここまで述べてきたことから、本発明によ
る唾液代用物の好ましい具体例は、それに含有されてい
るアマ種子多糖がアマの種子から水で、または上述のよ
うな塩溶液で抽出された唾液代用物であると結論付ける
ことができる。
【0019】好ましくは、先に述べた抽出は室温前後の
温度で実施する。
【0020】本発明による唾液代用物の別の好ましい具
体例によれば、水溶液は該水溶液の味を良くし、及び/
または塩辛さを幾分隠す1種以上の風味矯正剤を付加的
に含有する。好ましい風味矯正剤の一つにキシリトール
が有る。レモンジュースのような果汁も風味矯正剤の一
例である。水溶液は、通常の防腐剤も適宜含有し得る。
【0021】本発明による唾液代用物の更に別の好まし
い具体例によれば、水溶液は真菌性、ウイルス性及び/
または細菌性疾患に対して有効であるような治療活性物
質を1種以上含有し、それによって当該諸疾患の併合治
療も実現する。好ましい添加物は、例えば口内炎の治療
に有用なコルチコイドである。その他の好ましい添加物
として、(いずれもそれ自体公知であるように歯にとっ
て有益な)キシリトール及びフッ素化合物を挙げること
ができる。治療活性物質として添加するフッ化物は、例
えばフッ化ナトリウムである。フッ素化合物は通常0.
5〜1.5mg/l、好ましくは0.8〜1.2mg/
lの量で用い得る。
【0022】ここまでの説明で、本発明による唾液代用
物の製造方法についても或る程度述べた。即ち本発明
は、アマの種子を、場合によっては無機塩及び/または
風味矯正剤などの所望添加物を含有する水と接触させて
該種子から多糖を抽出し、かつ多糖の溶出した水性相を
固体残留物即ちアマの種子から分離する唾液代用物製造
方法も提供する。
【0023】本発明方法の一具体例によれば、上記のよ
うにして得られた水性相は例えば凍結乾燥によって乾燥
して、水に溶解させることにより唾液代用物として用い
得る乾燥生成物とする。得られる水性相が所望粘度を有
する場合は、該水性相を直接唾液代用物として用いる。
そうでない場合も、水性液体中の多糖フラクションの濃
度を調節しさえすれば粘度を調節することができる。
【0024】当然ながら、所望添加物を初めに添加しな
かった場合に該添加物を後の方の工程で添加することは
可能である。
【0025】必要であれば上記水性相を滅菌するが、こ
の滅菌は水性相を乾燥する場合にも直接唾液代用物とし
て用いる場合にも適用可能である。滅菌はそれ自体公知
の方法で、即ち例えば約100℃といった温度に加熱
し、この温度に数分間維持した後好ましくは急激に冷却
することによって行なう。
【0026】以下に、本発明による方法の実際的な細部
について更に説明する。
【0027】抽出の際の液体(水)とアマの種子との比
率もしくは割合は好ましくは、先に述べたように、得ら
れる多糖溶液がそれ自体所望の粘度を有するように選択
する。典型的には、液体1l当たり約50〜150g、
例えば100gのアマの種子を用いる。
【0028】加えて、抽出物の収率を最適とするために
はアマの種子を薄層状とし、かつ水も同様に比較的薄い
層状とするべきである。
【0029】抽出は、典型的には少なくとも約3〜4時
間実施する。
【0030】更に、当然ながら、アマの種子に毒素(特
にアレルゲン性毒素)を有し得る糸状菌が一切付着して
いないことの確認も行なうべきであり、好ましくはアマ
の種子を、塵埃、砂等を除去するべく短時間で濯ぐべき
である。
【0031】通常、用いるアマの種子を抽出前に粉砕ま
たは破砕する必要は無いということも指摘できる。この
ことは、アマの種子からの抽出において残留種子を使用
し得ることを意味する。
【0032】本発明による方法については、本発明によ
る物質もしくは代用物それ自体に関して先に開示した諸
特徴が本発明方法、即ち本発明方法の特に好ましい具体
例にも該当し得ることを付記しておく。
【0033】“特許請求の範囲”に記載した方法に関し
て、多糖フラクションの収率は典型的には(多糖乾燥重
量で)アマの種子から成る固体の約4重量%となること
が通常指摘できる。乾燥後のフラクションは実質的に脂
質を含有せず(通常1%未満)、またそのタンパク質含
量は通常10%未満(Kjeldahl分析によれば普
通2〜9%)である。
【0034】本発明は、唾液代用物として用いる、上述
の諸特徴を有する水溶液も提供する。
【0035】本発明による唾液代用物は二通りに用い得
る。まず、当然ながら単に口腔を濯ぐのに用い得、この
場合濯ぎ終わったら唾液代用物は吐き出す。しかし、本
発明の唾液代用物は純粋な天然産物から成り、かつ味が
良いので飲み込むことも可能であり、そうすれば口内及
び咽頭のみでなく胃腸管全体をも潤すことができる。
【0036】即ち、本発明の唾液代用物はそれ自体人間
が許容できる味を有し、しかも当然ながら、所望であれ
ば該代用物に通常の種類の風味矯正剤その他の添加物を
添加し得るということである。本発明の唾液代用物はそ
の活性成分の大部分がアマ種子多糖から成るが、この本
発明代用物に既に公知である他の唾液代用物を少量添加
することも本発明の範囲内で可能である。
【0037】しかし、本発明による唾液代用物の興味深
い特徴は、経口投与薬のためのキャリヤとして用いると
いう第二の用途に有る。このような使用はいずれか特定
の医薬品に限定されるものでなく、本発明の唾液代用物
中に存在する多糖に適合し得る様々な経口投与薬に対し
て有効である。しかし、本発明の代用物をキャリヤとし
て用いる医薬品のうちで興味深いものを例示すると、鎮
痛薬または抗生物質、及び先に言及したコルチコイドと
なる。本発明の唾液代用物をキャリヤとして用いると、
上記のような医薬品を好ましく、かつ心地よく飲み込む
ことが可能となるうえに、該医薬品の継続的な、即ち昼
夜を通しての投与を従来以上に連続的に行なえるという
興味深い結果も得られる。
【0038】従って要約すると、本発明は先に説明した
本発明による唾液代用物の、経口投与薬のためのキャリ
ヤとしての使用も提供する。
【0039】
【実施例】本発明を、本発明による唾液代用物の製造及
び使用に関する以下の非限定的な実施例によって更に詳
述する。
【0040】実施例1 “Szegedi 62”種のアマの種子100gを1
lの蒸留水に加え、24時間にわたって混合した。得ら
れた溶液を遠心分離によって上記種子から分離し、かつ
凍結乾燥した。
【0041】このようにして得られた凍結乾燥物は、唾
液代用物として用いる時は通常の(良質の)水道水に攪
拌下に添加する。凍結乾燥物濃度を1重量%とすると粘
度は280mPa・sとなり、上記濃度が0.2重量%
となるように稀釈することによってきわめて有効な唾液
代用物が得られる。
【0042】実施例2 1.3mg/mlの塩化ナトリウムと1.7mg/ml
の重炭酸カリウムとを含有する水溶液に“Regin
a”種のアマの種子を、溶液対種子の重量比20:1で
添加した。溶液を約12時間入念に攪拌してから、濾過
によってアマの種子を分離した。溶液を、100℃に加
熱し、かつこの温度に10分間維持することによって滅
菌し、その後容器に無菌充填した。
【0043】粘度が210mPa・sであったこの溶液
は、10倍に稀釈すると唾液代用物として有用となるこ
とが判明した。
【0044】実施例3 0.1%(w/w)の塩化ナトリウムと、0.03%の
リン酸水素二ナトリウムと、0.02%の(無水)塩化
カルシウムとを含有する水溶液を1l製造した。この水
溶液中で10時間、“Tadorna”種のアマの種子
100gからの抽出を室温での穏やかな攪拌によって実
施した。その後、濾過によって種子を分離した。抗菌特
性を付与するべく、(唾液中に天然に存する抗菌物質で
ある)リゾチームを透明な溶液がまさに乳白化し始める
時点に添加した。リゾチームの濃度を厳密に規定するこ
とは、該濃度が用いるリゾチームの種類及びバッチに甚
だしく依存するので困難であるが、当該イオン強度の下
で最高の濃度を達成することが目標となる。最終溶液を
凍結乾燥し、容器に充填した。
【0045】実施例4 実施例3で製造したのと同じ水溶液を製造し、リン灰石
中のフッ化物に対するヒドロキシル基交換によって歯の
無機質を強化するべく1ppmのフッ化ナトリウムを添
加した。この溶液1lに100gのTadorna種ア
マの種子を加え、抽出及び種子の分離を実施例3でと同
様に実施した。最終溶液を5秒間130℃に加熱し、
(無菌処理用の工業規格装置を用いて)容量2mlのプ
ラスチックピペットに無菌充填した。
【0046】実施例5 Tadorna種アマの種子を用いて次の溶液を製造
し、これを数人の患者に唾液代用物として使用させ、後
述の方法で評価した。
【0047】Tadorna種アマ 種子溶液の製造 6kgのアマの種子を10lのUF水で2回洗浄し、そ
の後網で水切りした。種子を抽出槽に詰め、40lのU
F水を注入した。混合物を16時間攪拌した。攪拌を停
止し、種子を沈澱させた。ナイロンメッシュでの濾過に
よって種子を分離した。
【0048】得られた溶液に安息香酸ナトリウムを、溶
液1l当たり1gの量で添加した。
【0049】溶液の粘度を測定したところ、約30〜4
0mPa・sであった。
【0050】この溶液を瓶に詰め、100℃で2分間オ
ートクレーブ処理した。
【0051】測定粘度は22mPa・sとなり、またp
Hは5.5であった。
【0052】物質及び方法 39〜60歳の口内乾燥症患者7人を採用した。このう
ちの幾人かはシェーグレン症候群と診断されていた。こ
れらの患者に、本実施例5で製造した溶液を使用する7
日前及び7日後に口内乾燥症についての質問に答えさせ
た。患者1及び患者5に一つの溶液バッチから得られる
溶液を使用させ、その他の患者には別の溶液バッチから
得られる溶液を使用させた。
【0053】使用後に行なう質問の、言葉で表わした選
択肢は、所与の点数で評価する。言葉で表わした選択肢
と対応する評点とは下記のとおりである。口内乾燥症に
ついての質問でも溶液の効果についての質問でも評点増
大方式を選択した。即ち、前記二つの質問での評点5
は、試験物質使用後に“症状が非常に重い”こと及び
“症状の重さが非常に低下した”ことをそれぞれ意味す
る。
【0054】口内乾燥症 選択肢 評点 症状が非常に重い 5 症状が相当重い 4 症状が比較的重い 3 症状が幾らか有る 2 症状が僅かしか無い 1溶液の効果 選択肢 評点 症状の重さが非常に低下 5 症状の重さが相当低下 4 症状の重さが比較的低下 3 症状の重さが幾らか低下 2 症状の重さが僅かに低下/低下せず 1 口腔衛生状態及び歯肉炎に対する効果を、溶液使用の7
日前及び7日後に歯垢指数及び歯肉指数を確認すること
によって示した。
【0055】結果 全体的な口内乾燥感覚 試験に採用した患者達は口内乾燥症状を、3年間から2
0年間まで様々な期間にわたって患っていた。大部分の
患者の口内乾燥症状罹患期間は約5〜7年間であった。
口内乾燥感覚を“非常に強い”から“比較的強い”まで
で評価させた。ほとんどの患者は自身の症状を非常に重
いと述べた。溶液使用中の7日間は被験者全員の口内乾
燥症状が軽くなった。ほとんどの被験者が、試験期間中
は口内乾燥感が比較的弱まり、更には非常に弱まったと
述べた。溶液の効果がさほどでなかったと述べたのは1
人だけであった(表1及び2)。
【0056】口、咽頭及び食道の灼 熱感 口内乾燥の結果として覚える口内灼熱感を、解剖学的部
位、即ち頬、舌、唇、咽頭及び食道に分けて分析した。
患者達は、口内の乾燥が灼熱感、特に舌、咽頭及び食道
の灼熱感に関して重大な問題を惹起すると感じた。溶液
の使用によって、ほとんどの患者の症状が非常に軽くな
るか、少なくとも相当軽くなった。概して、最も重症の
被験者たちが溶液の最も優れた効果について語った(表
3、4、5、6及び7)。
【0057】味覚、発話及び咀嚼 ほとんどの患者は、口内が乾燥することによって味覚、
発話、嚥下及び咀嚼に悪影響が及ぶと述べた。患者達の
一連の応答は、症状が顕著でかつ非常に重かったことを
示している。溶液は、発話機能及び嚥下機能に対しては
高い効果、更には非常に高い効果を及ぼしたが、味覚及
び咀嚼機能への効果は幾分低かった(表7、8、9、1
0及び11)。
【0058】口腔衛生及び口腔粘膜 何人かの患者は口腔粘膜の亀裂に悩まされており、歯磨
き時に問題を抱えていた。溶液はこの症状に対しても好
ましい効果を発揮した。3人の患者は、口内に嫌な味を
覚えるという、どちらかといえばかなり厄介な問題を抱
えていると述べた。上記3人以外の患者では、口内に嫌
な味を覚えることは大きな問題とはなっていなかった。
溶液は、7人の被験者のうちの6人のこの症状を緩和し
た(表12、13及び15)。
【0059】歯垢及び歯肉炎 溶液使用の7日前及び7日後の歯垢指数及び歯肉指数の
記録は、口腔衛生レベルが試験期間後に幾分改善されて
いたことを示している。細菌歯垢の付着した歯表面の比
率である歯垢指数の平均値は、溶液使用前の45%から
使用後の23%まで低下した。歯肉指数、即ち歯肉炎に
関しては、上記に対応する値はそれぞれ18%及び14
%であった(表16)。
【0060】患者の所見 口の機能、即ち発話、味覚及び嚥下などに関する問題を
挙げたが、更に上気道内の問題についての訴えも有っ
た。溶液の無性格な味と稠度とは心地よく思えた。二三
の患者は、溶液が僅かな塩味を有し、そのために軽い吐
き気を催すと述べた。溶液が飲み込めるということは、
それによって咽頭及び食道の症状を該溶液で軽減できる
のできわめて有利であった。唾液代用物を瓶入り溶液の
形態とするのはあまり適当でないと思った。このような
形態は、唾液代用物を(バスの車内、パーティー会場
等)あらゆる状況下に用いることを困難にした。
【0061】所見 口内の乾燥は、口腔、咽頭及び食道に幾つかの局所症状
を惹起する。これらの症状は患者を肉体的にも精神的に
も廃疾とする恐れが有る。口腔内での感染症の攻撃力及
び頻度は口内乾燥症の存在下に増大する。質問への応答
は、咽頭及び食道に現われる症状、並びに上気道に関連
する症状が口腔の症状に劣らず厄介なものであることを
示していると考えられる。舌の灼熱感は、口に関する症
状のうちで最も顕著な症状であろう。本発明による唾液
代用物は、口内乾燥症に関連する症状のほとんどに対し
て好ましい効果を発揮した。効果のレベルは個々の患者
毎に様々であった。何等かのプラシーボ効果が存在した
ことは否めない。しかし、いずれの被験者も自身の症状
を比較的長期間患っていた。彼らは口内乾燥症に対する
製剤を既に数種類試験していた。従って彼らの、新規な
製剤の効果を評価する能力は比較的優れていたであろ
う。更に、応答は個々の症状毎に様々となる。プラシー
ボ効果は、もし存在したら総ての質問に対して等しく現
われたであろうし、プラシーボ効果が大きくかつ決定的
であった場合は患者は比較的一貫して肯定的に応答した
であろう。
【0062】質問の結果は、本発明の唾液代用物が口内
乾燥症に起因する重大な障害を有する患者において最良
の効果を発揮したことを示している。
【0063】質問の結果 表1 :口内乾燥症罹患期間患者 年数 1 20 2 5 3 5 4 3 5 5 6 7 7 6表2 :全体的な口内乾燥感覚に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 3 3 2 5 2 3 5 2 4 3 3 5 5 5 6 4 1 7 5 4表3 :灼熱感または不自由さに対する効果―頬について患者 溶液使用前 効果 1 4
5 2 1
4 3 1
1 4 2
0 5 2
5 6 1
1 7 2
表4 :灼熱感または不自由さに対する効果―舌について患者 溶液使用前 効果 1 5 4 2 5 5 3 5 3 4 2 3 5 3 5 6 1 1 7 5 2表5 :灼熱感または不自由さに対する効果―唇について患者 溶液使用前 効果 1 4 2 2 5 2 3 5 1 4 1 0 5 1 5 6 1 1 7 3 1表6 :灼熱感または不自由さに対する効果―咽頭につい
患者 溶液使用前 効果 1 3 5 2 5 2 3 5 1 4 2 0 5 4 5 6 1 1 7 3 3表7 :灼熱感または不自由さに対する効果―食道につい
患者 溶液使用前 効果 1 2 5 2 5 2 3 1 1 4 1 0 5 4 5 6 2 2 7 5 3表8 :味覚に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 2 1 2 0 0 3 2 1 4 2 0 5 5 5 6 1 1 7 3 1表9 :言語障害に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 3 3 2 5 2 3 5 2 4 3 3 5 5 5 6 4 1 7 5 4表10 :嚥下困難に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 3 5 2 3 4 3 4 3 4 2 2 5 3 4 6 3 1 7 5 2表11 :咀嚼困難に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 4 3 2 2 5 3 2 1 4 2 2 5 4 2 6 2 1 7 4 1表12 :歯磨きに関連する問題に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 1 1 2 1 5 3 1 1 4 1 2 5 3 2 6 1 1 7 1 1表13 :粘膜の亀裂に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 0 0 2 0 0 3 1 1 4 2 1 5 2 3 6 1 1 7 3 2表14 :1日のうちで症状が顕著であった時及び最も軽くなった時患者 1 × × 2 × × 3 × × 4 × × 5 × × 6 0 0 7 × ×表15 :口内の嫌な味に対する効果患者 溶液使用前 効果 1 2 2 2 5 5 3 2 2 4 2 0 5 4 2 6 1 2 7 4 2表16 歯垢指数 歯肉指数患者 溶液使用前 溶液使用後 溶液使用前 溶液使用後 1 22 6 18 9 2 30 23 26 26 3 83 51 19 23 4 43 12 4 4 5 55 26 22 3 6 26 14 31 21 7 56 23 6 10 平均値 45 23
18 14
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホーカン・ホーカンソン スウエーデン国、エス−223 56・ルント、 アストラカンベーゲン・6 (72)発明者 カーレ・ラールソン スウエーデン国、エス−237 00・ビヤー ルド、ノラ・ビラベーゲン・7・ベー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性のアマ種子多糖を含有することを
    特徴とする唾液代用物。
  2. 【請求項2】 粘度1〜30mPa・sのアマ種子多糖
    水溶液の形態であることを特徴とする請求項1に記載の
    唾液代用物。
  3. 【請求項3】 水溶液粘度が1〜20mPa・sである
    ことを特徴とする請求項2に記載の唾液代用物。
  4. 【請求項4】 水溶液粘度が2〜10mPa・sである
    ことを特徴とする請求項3に記載の唾液代用物。
  5. 【請求項5】 アマ種子多糖がアマの種子から水で、ま
    たは生理学的に許容可能な無機塩、好ましくは塩化ナト
    リウム及び重炭酸カリウムを水1ml当たり3mg以下
    の総量で含有する水溶液で抽出して得られたことを特徴
    とする請求項1から4のいずれか1項に記載の唾液代用
    物。
  6. 【請求項6】 アマ種子多糖の抽出がほぼ室温で行なわ
    れたことを特徴とする請求項5に記載の唾液代用物。
  7. 【請求項7】 生理学的に許容可能な無機塩、好ましく
    は塩化ナトリウム及び重炭酸カリウムを水1ml当たり
    3mg以下の総量で含有することを特徴とする請求項1
    から6のいずれか1項に記載の唾液代用物。
  8. 【請求項8】 1種以上の風味矯正剤、好ましくはキシ
    リトールを含有することを特徴とする請求項1から7の
    いずれか1項に記載の唾液代用物。
  9. 【請求項9】 1種以上の治療活性物質、好ましくは真
    菌性、ウイルス性及び/または細菌性疾患に対する治療
    活性物質を含有することを特徴とする請求項1から8の
    いずれか1項に記載の唾液代用物。
  10. 【請求項10】 治療活性物質がコルチコイドであるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の唾液代用物。
  11. 【請求項11】 治療活性物質がリゾチームであること
    を特徴とする請求項9または10に記載の唾液代用物。
  12. 【請求項12】 治療活性物質がフッ化ナトリウムなど
    のフッ素化合物であることを特徴とする請求項9から1
    1のいずれか1項に記載の唾液代用物。
  13. 【請求項13】 唾液代用物として用いるための、請求
    項2から12のいずれか1項に記載の水溶液。
  14. 【請求項14】 請求項2から12のいずれか1項に記
    載の水溶液の唾液代用物としての使用法。
  15. 【請求項15】 請求項2から12のいずれか1項に記
    載の水溶液の、治療活性を有する唾液代用物の製造への
    使用法。
  16. 【請求項16】 唾液代用物を製造する方法であって、
    アマの種子から多糖を抽出するべくアマの種子を水と、
    または生理学的に許容可能な無機塩、好ましくは塩化ナ
    トリウム及び重炭酸カリウムを水1ml当たり3mg以
    下の総量で含有する水溶液と接触させ、多糖の溶出した
    水性相を固体残留物即ちアマの種子から分離し、得られ
    た水性相を、場合によってはそのav滅菌及び/または
    濃度調節後に、使用時に水に溶解させる乾燥生成物とす
    るか、または直接唾液代用物として用いることを特徴と
    する唾液代用物製造方法。
  17. 【請求項17】 水性相の濃度調節を粘度が1〜30m
    Pa・s、好ましくは1〜20mPa・s、最も好まし
    くは2〜10mPa・sとなるように行なうことを特徴
    とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項1から12のいずれか1項に記
    載の唾液代用物の、経口投与薬のためのキャリヤとして
    の使用法。
JP4091247A 1991-04-10 1992-04-10 唾液代用物 Pending JPH05112460A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE9101076A SE9101076L (sv) 1991-04-10 1991-04-10 Saliversaettningsmedel
SE9101076-9 1991-04-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05112460A true JPH05112460A (ja) 1993-05-07

Family

ID=20382422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4091247A Pending JPH05112460A (ja) 1991-04-10 1992-04-10 唾液代用物

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5260282A (ja)
EP (1) EP0511181B1 (ja)
JP (1) JPH05112460A (ja)
AT (1) ATE108665T1 (ja)
CA (1) CA2065530A1 (ja)
DE (1) DE69200248T2 (ja)
DK (1) DK0511181T3 (ja)
ES (1) ES2056703T3 (ja)
SE (1) SE9101076L (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520541A (ja) * 2004-02-05 2007-07-26 シンクレア ファーマシューティカルズ リミテッド 口内乾燥症治療のための亜麻仁抽出物
JP2007269805A (ja) * 1999-03-24 2007-10-18 Seikagaku Kogyo Co Ltd 人工唾液
JP2008540632A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 マクニール−ピーピーシー・インコーポレイテッド 口腔乾燥を処置するための糖菓製品

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3151767B2 (ja) * 1992-11-02 2001-04-03 千寿製薬株式会社 人工唾液
US5541165A (en) * 1994-09-27 1996-07-30 Turgeon; Jean A. Saliva substitute
GB2318292A (en) * 1996-09-12 1998-04-22 Simon Everard Barton Saliva-like protectants
EP1293131A4 (en) * 2000-06-21 2005-10-19 Kao Corp THERAPEUTIC AGENTS FOR THE THROAT
US20020153508A1 (en) * 2000-06-29 2002-10-24 Lynch Matthew Lawrence Cubic liquid crystalline compositions and methods for their preparation
WO2004105715A1 (en) * 2003-05-30 2004-12-09 Isomers Laboratories Inc. Cosmetic with flax seed extract as carrier
US20040115248A1 (en) * 2003-11-19 2004-06-17 Fels William F. Compositions and methods relating to hydration of non-human animals
GB0504153D0 (en) * 2005-03-01 2005-04-06 Brooks Sarah Annabelle Lubricating composition
US20060263306A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-23 Pauline Pan Compositions having improved substantivity
GB0615064D0 (en) * 2006-07-28 2006-09-06 Sinclair Pharmaceuticals Ltd Medicament
US20090068122A1 (en) * 2007-09-06 2009-03-12 Shira Pilch Dentifrice Compositions for Treating Xerostomia
US9884082B2 (en) 2008-11-13 2018-02-06 David A. Hamlin Compositions and methods for alleviating hyposalivation and for providing oral comfort
US9597278B2 (en) 2008-11-13 2017-03-21 David A. Hamlin Compositions and methods for alleviating hyposalivation and for providing oral comfort
BR112018010091A2 (pt) 2015-11-19 2019-02-05 Fantarella & Harewood LLC colutório não alcoólico e método para inibir o crescimento de células de bactérias na boca

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE676130C (de) * 1938-02-04 1939-05-30 Dr Albert Regensburger Verfahren zur Herstellung eines wohlschmeckenden Abfuehrmittels aus Leinsamen
GB546589A (en) * 1941-01-09 1942-07-20 Lola Hopkins Improvements in medicines
FR2557797B1 (fr) * 1984-01-09 1986-05-30 Cheikho Zahira Composition therapeutique a base de terminalia chebula pour le traitement du psoriasis par voie orale.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269805A (ja) * 1999-03-24 2007-10-18 Seikagaku Kogyo Co Ltd 人工唾液
JP2007520541A (ja) * 2004-02-05 2007-07-26 シンクレア ファーマシューティカルズ リミテッド 口内乾燥症治療のための亜麻仁抽出物
JP2008540632A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 マクニール−ピーピーシー・インコーポレイテッド 口腔乾燥を処置するための糖菓製品

Also Published As

Publication number Publication date
DE69200248D1 (de) 1994-08-25
SE9101076D0 (sv) 1991-04-10
DE69200248T2 (de) 1994-10-27
EP0511181A1 (en) 1992-10-28
DK0511181T3 (da) 1994-09-12
EP0511181B1 (en) 1994-07-20
ATE108665T1 (de) 1994-08-15
US5260282A (en) 1993-11-09
ES2056703T3 (es) 1994-10-01
SE9101076L (sv) 1992-10-11
CA2065530A1 (en) 1992-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05112460A (ja) 唾液代用物
DE60212673T2 (de) Zusammensetzungen zur linderung von xerostomie und zur behandlung von damit zusammenhängenden erkrankungen
EP3634389B1 (en) Nicotine-containing chewing gum compositions
JP2002529489A (ja) 亜鉛化合物の不快な味を隠蔽するための風味ブレンド
US20060094688A1 (en) Histamine release inhibitor
WO2005049050A1 (ja) 唾液分泌促進剤並びにこれを配合した口腔用組成物及び食品組成物
KR101843750B1 (ko) 산삼 농축액을 포함하는 구취제거용 구강붕해필름 및 그 제조방법
JP5754711B2 (ja) 唾液分泌の促進に有効な口腔衛生組成物、および、口腔ケア製品
JP2019522635A (ja) 嚥下困難を有する個体の水分補給を改善するための組成物及び方法
JP6256770B2 (ja) 口腔ケア組成物、錠剤、顆粒状薬剤
JP2019052186A (ja) 口腔用組成物
JP2015063520A (ja) 唾液分泌促進剤
EP3043783B1 (fr) Complexe lubrifiant pour la bouche
KR102269164B1 (ko) 녹두 씨앗 추출물 등을 이용한 치아우식증 및 치주질환 개선용 조성물
CN110558397A (zh) 茶叶及其后期处理方法、茶叶提取物及其制备方法和用途
JPH0698729A (ja) 朝鮮人参エキス含有飲料とその製造方法
WO2019227747A1 (zh) 一种壳寡糖口服溶液及其制备方法
KR102289506B1 (ko) 스트렙토코커스 뮤탄스 균에 대한 항균 조성물 및 이를 이용한 구취 제거용 조성물
US11707424B2 (en) Oral compositions
GB2568554A (en) Buccal delivery system
JP4920874B2 (ja) 医薬品組成物及び飲食物
KR101930785B1 (ko) 천연 추출물을 포함하는 치아 미백용 조성물 및 이의 제조 방법
WO2001001982A1 (fr) Preparation contenant un acide aminoethane sulfonique
DE69723417T2 (de) Propolis Extrakt mit verbesserter Wasserlöslichkeit
CN115624511A (zh) 一种具有改善牙龈出血作用的牙膏及其制备方法