JPH05112444A - 浴用滲出剤 - Google Patents

浴用滲出剤

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JPH05112444A
JPH05112444A JP3272405A JP27240591A JPH05112444A JP H05112444 A JPH05112444 A JP H05112444A JP 3272405 A JP3272405 A JP 3272405A JP 27240591 A JP27240591 A JP 27240591A JP H05112444 A JPH05112444 A JP H05112444A
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JP
Japan
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wood
bath
components
antibacterial
warm water
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Withdrawn
Application number
JP3272405A
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English (en)
Inventor
Koichi Arai
孝一 荒井
Norikatsu Tao
憲功 田尾
Toshio Furukawa
俊夫 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒバなどの一以上の木材中の抗菌成分,芳香
成分を湯、水などの温水中に浸出させて入浴者の身体疾
患を直し、健康を維持できるようにする。 【構成】 抗菌性成分,芳香成分を含有した各種木材1
のパーチクル1aまたはオガ屑1bさらにはカンナ屑1
cの選択される一以上を布,不織布,織布,編布などの
滲透シート2で包装し、所謂パック詰構造Aとして構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抗菌性成分,芳香成
分などを天然に含有した種々の木材を、好みの状態にし
て、その儘湯または水などの浴用温湯中に浸積させて温
湯中に滲出させ、これにより入浴者の皮膚障害を改善す
ると共に、疲労回復など健康保持に役立てられるように
した浴用滲出剤に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の浴用滲出剤として例えば、季節
に応じて、従来「しょうぶ」とかミカンの「ゆず」など
の植物を、浴湯中に浸積させて入浴することは古くから
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、植物
を浴用投入物として浴用に供しているのは、子供の日と
か冬至の日とか年間を通じて特定の日においてのみ、儀
礼的に行われているものであって、継続的に、健康を意
図して行われていない。
【0004】換言すれば、健康保持とか、皮膚疾患の治
療などを目的として常用すべき浴用滲出剤は、未だ知ら
れていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の点に
着目して成されたもので、抗菌性成分,芳香成分などを
含有した種々の木材のパーチクル,オガ屑,カンナ屑お
よび木片のうちの選択された一以上を逸散しない状態を
保持して温水中に浸積させて木材中の抗菌性成分,芳香
成分などを温水中に滲出させるようにしたことを特徴と
する浴用滲出剤に係り、そして上記木材は、ヒノキチオ
ールを含有するヒバとしたことを特徴とする浴用滲出剤
であり、更に抗菌性成分,芳香成分などを含有した種々
の木材のパーチクル,オガ屑,カンナ屑のうちの選択さ
れた一以上を、布,不織布によるパック詰,袋詰,型押
保形のうちの選択された一つを用い、かつ、浮遊、紐に
よる吊下および浴槽内で吸盤で固定される滲出容器への
収容のうちの選択された一つの手段で浴槽の温水中で逸
散しない状態に保持するようにしたことを特徴とする浴
用滲出剤に係るものである。
【0006】そして、これにより、皮膚疾患,心臓,肝
臓,高低血圧などの内蔵疾患の治療を始め健康維持のた
めに好適な新規な浴用滲出剤を提供することを目的とす
る。
【0007】
【作用】各種、木材のパーチクル,オガ屑,カンナ屑さ
らには木片のうちの一以上を逸散しないようにして温水
中に浸積すれば、木材中には、抗菌性成分,芳香成分が
含有されているので、徐々に浸出し、温水中に拡散し、
薬用効果を芳香効果をもって入浴者の皮膚に直接,作用
する。
【0008】ことに、ヒノキチオールを含有したヒバを
用いれば、檜の含有量に比し格段とヒノキチオールが多
く含まれ、その上抗カビ性も檜は不完全であるがヒバは
完全であるのできわめて抗菌効果が高くで、皮膚病など
の皮膚疾患に好適であると共に、切傷,裂傷や各種内蔵
疾患の病人にも有効に治癒効果を発揮できる。
【0009】また、各種木材はパーチクル,オガ屑或い
はカンナ屑は、布,不織布,袋などでパック詰でき、こ
れを浴槽内で浮遊させて置けば良く、あるいは、容器に
設けた吸盤などで浴槽内壁に固定しておき、この容器内
に前記木粉,カンナ屑などを必要量収容して置いても良
い。
【0010】また、さらに、木片の場合は、棒キレでも
良いが、表面積を大きくするため種々の形状にして温水
中に浮遊させて置いても良い。
【0011】いづれにしても、逸散しないので、浴温水
が木粉で汚れる虞れもなく、循環風呂でも連日継続して
入浴状態を保持できる。
【0012】なお、異なった二種類以上の木材を適宜量
配合して薬効の相乗効果を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図1ないし図5
と共に説明する。
【0014】各図において、1は抗菌性成分,芳香成分
などを含有したヒバなどの好みの木材を示し、1aはパ
ーチクル,1bはオガ屑,1cはカンナ屑,1dは木片
をそれぞれ示し、単一または二以上の種類の木材1より
得られる。
【0015】図1に示す実施例は、主としてパーチクル
1aまたはオガ屑1bさらにはカンナ屑1cの選択され
る一以上を不織布,織布,編布などの滲透シート2で包
装し、所謂パック詰構造Aとして構成したもので、略々
方形の滲透シート2を半折りして内部に上記木材粉を収
容し、周辺三方部3を固着シールして形成したものであ
る。
【0016】したがって、このパック詰構造Aを浴槽の
温水中に浸積させれば、内部のパーチクル1a,オガ屑
1bさらにはカンナ屑1c中より、含有された抗菌成
分,芳香成分などが温水内に滲出し、所謂薬湯としての
効能を発揮する。
【0017】抗菌性成分は、入浴者の皮膚疾患、主とし
て水虫,細菌性皮膚炎などに有効に作用して、反復入浴
により完全治癒が図られる。また、芳香成分が入浴者の
気分を和らげ、壮快にして疲労回復を促進できる。
【0018】図2に示す実施例は、紐4を開口部5に設
けた袋構造体6を示し、図1と同様の素材で形成される
もので、内部に収容される木材1も図1と全く同様であ
る。
【0019】この袋構造体6は、紐4によって開口部5
をいつでも自由に開閉できるので、内容物の量,種類な
どを自由に変えることができる。なお、使用方法は、図
1に示すものと同様である。
【0020】次に、図3の実施例について説明する。こ
の実施例は、パーチクル1a,オガ屑1b,カンナ屑1
cの一以上をプレスなどの手段で版状に固形化した構造
体Bとしたものであって、使用時には布袋などで包んで
温水中に浸積させるのが好ましい。
【0021】図4は、木片1dを適当な大きさに切截し
て(a)のように一本だけを用いるか、(b)のように
組み合わせて構成してもよい。
【0022】使用方法は、前記したと全く同様である。
図5は、浴槽7内に着脱自在に取付可能な吸盤付容器c
を用いた例を示し、木材1の各種構造体のパーチクル1
a,オガ屑1b,カンナ屑1cあるいは木片1dを直接
蓋部8を介して収容するか、袋詰めなどに収容して使用
に供するようにしたものである。
【0023】吸盤付容器Cには、その外表面には多数の
小孔9が穿設されて、温水の侵入,木材エッセンスの滲
出が有効に行われるようになっている。
【0024】ところで、前記した木材は、抗菌性成分を
含有する種類のものであれば、なんら特定されないが、
好ましくは、抗菌,抗カビ効果の著しく優れたヒノキチ
オールを含有したヒバなどが好適である。
【0025】そして、青森ヒバ,加賀ヒバ,四国ヒバな
どに含有される抗菌性成分は、通常の檜に比し効果は大
きく、かつ、檜には発生する「カビ」も絶対に発生しな
い特有の効果が、既に化学分析的にも臨床的にも極めて
優れていることが分かっている。その他、杉,ユーカリ
などの天然木にも適用可能である。
【0026】なお、ヒバの木材を初め、他の有効成分を
含有した二以上の種類を配合して薬効の相乗効果を得る
ことができる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、浴用滲出剤として専
ら、天然の種々の木材を一以上選択して用い、加工され
た化学物質を一切用いていないので、廉価量産に適し、
しかも含有される抗菌成分,芳香成分などは、自然のま
まの状態で湯、水などの温湯中に滲出するので、薬効に
優れ、かつ健康維持効果も頗る高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る浴用滲出剤の一実施例を示す
一部切欠正面図
【図2】 他の実施例を示す一部切欠正面図
【図3】 さらに、他の実施例を示す斜面図
【図4】 (a),(b)さらに、なお他の実施例の二
例を示す斜面図
【図5】 浴槽に固定する場合の他の実施例を示す斜面
【符号の説明】
1 木材 1a パーチクル 1b オガ屑 1c カンナ屑 1d 木片 2 滲透シート 4 紐 6 袋構造体 8 蓋部 9 小孔 A パック詰構造 B 固形化した構造体 C 吸盤付容器
フロントページの続き (72)発明者 田尾 憲功 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2833の88 (72)発明者 古川 俊夫 千葉県野田市岩名1丁目12−15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性成分,芳香成分などを含有した種
    々の木材のパーチクル,オガ屑,カンナ屑および木片の
    うちの選択された一以上を逸散しない状態を保持して温
    水中に浸積させて木材中の抗菌性成分,芳香成分などを
    温水中に滲出させるようにしたことを特徴とする浴用滲
    出剤。
  2. 【請求項2】 木材は、ヒノキチオールを含有するヒバ
    としたことを特徴とする請求項1記載の浴用滲出剤。
  3. 【請求項3】 抗菌性成分,芳香成分などを含有した種
    々の木材のパーチクル,オガ屑,カンナ屑のうちの選択
    された一以上を、布,不織布によるパック詰,袋詰,型
    押保形のうちの選択された一つを用い、かつ、浮遊、紐
    による吊下および浴槽内で吸盤で固定される滲出容器へ
    の収容のうちの選択された一つの手段で浴槽の温水中で
    逸散しない状態に保持するようにしたことを特徴とする
    請求項1または2いづれか記載の浴用滲出剤。
JP3272405A 1991-10-21 1991-10-21 浴用滲出剤 Withdrawn JPH05112444A (ja)

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