JPH05111U - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH05111U
JPH05111U JP4765491U JP4765491U JPH05111U JP H05111 U JPH05111 U JP H05111U JP 4765491 U JP4765491 U JP 4765491U JP 4765491 U JP4765491 U JP 4765491U JP H05111 U JPH05111 U JP H05111U
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JP
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phase difference
groups
group
sound ray
sound
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Application number
JP4765491U
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English (en)
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一博 河野
Original Assignee
横河メデイカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易に且つリアルタイム性を損うことなく位
相差補正を行えるように改良した超音波診断装置を提供
する。 【構成】 位相差検出部12は、画像を構成する音線群
を2以上のグループに分割したときの各グループを代表
する音線について、超音波プローブ4の各素子間または
複数の素子群間の位相差を検出し、その位相差を補正す
るディレイ時間を得る。そして、音線が属するグループ
に対応するディレイ時間を適用して超音波イメージング
のためのスキャンを行う。 【効果】 画像を構成する多数の異なる方位角方向の音
線群の全てについて位相差を検出して補正するのに比べ
て、簡易に且つ短時間に位相差補正を行うことが出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、超音波プローブの各素 子間または複数の素子群間の位相を一致させるように送波および/または受波の ディレイ時間を補正する機能を有する超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体内における音速が一定であると仮定して超音波の送受波のディレイ時間を 決定すると、実際には生体の内部組織により音速が異なるため、各素子間で位相 差を生じ、良好に生体情報を得られない場合がある。
【0003】 そこで、各素子の超音波エコー信号間で相互相関演算を行って位相差を算出し 、その位相差を小さくするようにディレイ時間に補正を加え、これを繰り返し行 うことにより補正を最適化する超音波診断装置が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の超音波診断装置では、画像を構成する多数の異なる方位角方向の音 線群の全てについて、位相差を検出するための相互相関演算を行っているが、こ れには膨大な計算量を要する。 このため、処理時間が長くかかり、リアルタイム性を損う問題点がある。
【0005】 そこで、この考案の目的は、簡易に且つリアルタイム性を損うことなく位相差 補正を行えるように改良した超音波診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、この考案は、画像を構成する多数の異なる方位角方向の音線 群を2以上のグループに分割したときの各グループを代表する方位角方向につい て超音波プローブの各素子間または複数の素子群間の位相差を検出する位相差検 出手段と、前記検出した位相差を補正するディレイマップを各グループごとに設 定するディレイマップ設定手段と、音線の方位角方向が属するグループに応じて 前記ディレイマップを切り換えるディレイマップ切換手段とを有することを特徴 とする超音波診断装置を提供する。
【0007】 第2の観点では、この考案は、画像を構成する多数の異なる方位角方向の音線 群の中から選択した複数の方位角方向について超音波プローブの各素子間または 複数の素子群間の位相差を検出する位相差検出手段と、各方位角方向の音線につ いての位相差を前記検出した位相差から演算により算出する位相差演算手段と、 前記算出した位相差を補正するディレイマップを各方位角方向の音線ごとに設定 するディレイマップ設定手段と、各方位角方向の音線に応じて前記ディレイマッ プを切り換えるディレイマップ切換手段とを有することを特徴とする超音波診断 装置を提供する。
【0008】
【作用】
第1の観点によるこの考案の超音波診断装置では、画像を構成する多数の異な る方位角方向の音線群を2以上のグループに分割したときの各グループを代表す る方位角方向について、位相差検出手段が、超音波プローブの各素子間または複 数の素子群間の位相差を検出する。ディレイマップ設定手段は、前記検出した位 相差を補正するようなディレイマップを各グループごとに設定する。そして、送 受波時にディレイマップ切換手段が、音線の方位角方向が属するグループに応じ て前記ディレイマップを切り換える。 したがって、画像を構成する多数の異なる方位角方向の音線群の全てについて 位相差を検出して補正するのに比べて、簡易に且つ短時間に位相差補正を行うこ とが出来る。
【0009】 第2の観点によるこの考案の超音波診断装置では、画像を構成する多数の異な る方位角方向の音線群の中から選択した複数の方位角方向について、位相差検出 手段が、超音波プローブの各素子間または複数の素子群間の位相差を検出する。 それら検出した位相差から、位相差演算手段が、各方位角方向の音線についての 位相差を演算により算出する。また、ディレイマップ設定手段が、前記算出した 位相差を補正するようなディレイマップを各方位角方向の音線ごとに設定する。 そして、送受波時にディレイマップ切換手段が、各方位角方向の音線に応じて前 記ディレイマップを切り換える。 したがって、画像を構成する多数の異なる方位角方向の音線群の全てについて 位相差を検出して補正するのに比べて、簡易に且つ短時間に位相差補正を行うこ とが出来る。
【0010】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づいてこの考案をさらに詳細に説明する。なお、こ れによりこの考案が限定されるものではない。 図1は、この考案の超音波診断装置の一実施例の要部ブロック図である。 この超音波診断装置1では、送波パルス発生部2で発生されたパルス信号を受 けて、送波ディレイコントローラ3が超音波プローブ4の各素子に送波信号を送 る。
【0011】 超音波プローブ4の各素子は、前記送波信号を受けて超音波ビームを生体内に 送波する。そして、生体内の反射体で反射された超音波エコーを受波して、超音 波エコー信号に変換する。
【0012】 その超音波エコー信号は、フロントエンドDL(Delay Line)5,位相差補正 用DL6,バックエンドDL7を経てビームフォーミングされ、ログアンプ8を 経て、DSC9で画像に変換され、CRT10の画面に表示される。
【0013】 RTC(Real Time Controller)11は、音速を一定としたときのディレイマ ップに基づいて、送波ディレイコントローラ3,フロントエンドDL5,位相差 補正用DL6,バックエンドDL7のディレイ時間をリアルタイムで切り換えて 送受波のビームフォーミングを制御する。
【0014】 次に、位相差検出部12に係る位相差補正機能について説明する。 この超音波診断装置1では、位相差補正を行うために、画像を構成する多数の 異なる方位角方向の音線群を、図2に示すように、グループA,グループB,グ ループC,グループDの4グループに分割する。また、各グループの中央に位置 する音線すなわち音線番号#a,#b,#c,#dの音線をそれぞれのグループ を代表する方位角方向の音線とする。 数値例を示せば、画像が128本の音線群により構成されているとすると、グ ループA,グループB,グループC,グループDに属する音線は、それぞれ#1 〜#32,#33〜#64,#65〜#96,#97〜#128の音線である。 そして、#a,#b,#c,#dの音線は、それぞれ#16,#48,#80, #112の音線である。
【0015】 位相差検出部12は、図3のフロー図のように動作する。 ステップS1にて、補正回数カウンタN=0とする。また、補正データをクリ アする。 ステップS2にて、音線#a(=#16)についてのスキャンを行う。 ステップS3にて、素子番号ポインタj=1とする。
【0016】 ステップS4にて、隣接する2素子j,j−1により受波された2つの超音波 エコー信号をバックエンドDL8から取り込み、それら2つの超音波エコー信号 の位相差を検出する。 ステップS5にて、検出した位相差から時間差を求めて、素子jの時間差とす る。
【0017】 ステップS6にて、全ての素子について時間差を求めたか否かを判断し、否の 場合は、素子番号ポインタj=j+1として、前記ステップS4,S5を繰り返 し、全ての素子について時間差を求めたところでステップS7に進む。
【0018】 ステップS7にて、位相差検出部12は、送波ディレイコントローラ3で前記 時間差を補正し,位相差補正用DL7で前記時間差を補正するように、送波ディ レイコントローラ3,位相差補正用DL7のディレイ時間を設定しなおす。
【0019】 ステップS8にて、グループAに属する音線#1〜#32について、超音波イ メージングのためのスキャンを行う。
【0020】 上述のような作動をグループB,グループC,グループDについても実行し、 128本の音線群から構成される1つの画像が得られる。
【0021】 そして、以上の補正を繰り返し行う。
【0022】 この超音波診断装置1では、画像を構成する128本の音線群のうちの4本に ついてのみ補正データを収集し補正量を計算するため、音線群の全てについて補 正データを収集し補正量を計算するのに比較して、[4/128]=[1/32 ]の時間で位相差補正を行うことが出来る。
【0023】 なお、上記の実施例では、4グループを等分割したときを例示したが、不等分 割であっても良い。また、位相差補正から超音波イメージングのためのスキャン までをグループごとに行っているが、4グループを一括して行っても良い。
【0024】 図4は、この考案の超音波診断装置の他の実施例の要部ブロック図である。 この超音波診断装置21において、送波パルス発生部2,送波ディレイコント ローラ3,超音波プローブ4,フロントエンドDL5,位相差補正用DL6,バ ックエンドDL7,ログアンプ8,DSC9,CRT10およびRTC11は、 前記超音波診断装置1と同様の構成要素であり同じ参照番号を付している。但し 、位相差検出部22と位相差演算部23とが前記超音波診断装置1と異なってい る。そこで以下では、前記位相差検出部22,位相差演算部23に係る位相差補 正機能について説明する。
【0025】 この超音波診断装置21では、位相差補正を行うために、画像を構成する多数 の異なる方位角方向の音線群を、図5に示すように、グループE,グループF, グループG,グループHの4グループに分割して、それぞれのグループの両端と なる音線#e,#f,#g,#h,#iを決定する。 数値例を示せば、画像が128本の音線群により構成されているときは、グル ープE,グループF,グループG,グループHに属する音線は、#1〜#32, #33〜#64,#65〜#96,#97〜#128の音線である。そして、# e,#f,#g,#h,#iの音線は、それぞれ#1,#33,#65,#97 ,#128の音線である。
【0026】 次に、位相差補正機能について、図6のフロー図を参照しながら説明する。 ステップS11にて、補正回数カウンタN=0とする。また、補正データを全 てクリアする。 ステップS12にて、音線#e(=#1)についてのスキャンを行う。 ステップS13にて、素子番号ポインタj=1とする。
【0027】 ステップS14にて、位相差検出部22は、隣接する2素子j,j−1により 受波された2つの超音波エコー信号をバックエンドDL8から取り込み、それら 2つの超音波エコー信号の位相差を検出する。 ステップS15にて、検出した位相差から時間差を求め、素子jの時間差とす る。
【0028】 ステップS16にて、全ての素子について時間差を求めたか否かを判断し、求 めていればステップS17に進む。否の場合は、素子番号j=j+1として、ス テップS14,S15を繰り返す。
【0029】 ステップS17にて、音線#e,#f,#g,#h,#iのそれぞれについて 全ての素子の時間差を求めたか否かを判断し、求めていればステップS18に進 む。否の場合は、求めていない音線についてステップS12〜S16を繰り返し 、音線#e,#f,#g,#h,#iのそれぞれについて全ての素子の時間差を 求める。
【0030】 ステップS18にて、位相差演算部23は、2音線#e,#fについての時間 差に基づいて、グループEに属する音線#2〜#32についての時間差を補間演 算により算出する。そして、グループEに属する音線#2〜#32のそれぞれに ついて、送波ディレイコントローラ3で前記時間差を補正し,位相差補正用DL 7で前記時間差を補正するように、送波ディレイコントローラ3,位相差補正用 DL7のディレイ時間を設定しなおす。なお、音線#e,#fについては、送波 ディレイコントローラ3で前記求めた時間差を補正し,位相差補正用DL7で前 記求めた時間差を補正するように、送波ディレイコントローラ3,位相差補正用 DL7のディレイ時間を設定しなおす。 グループF,グループG,グループHについても同様にして補正する。
【0031】 そして、ステップS19にて、画像を構成する128本の全ての音線について 補正したか否かを判断し、全ての音線についてディレイラインのディレイ時間を 設定しなおしたところで、ステップS20に進む。 ステップS20にて、画像を構成する128本の音線について、超音波イメー ジングのためのスキャンを行う。
【0032】 この超音波診断装置21でも、画像を構成する音線群の全てについて位相差を 検出して補正するのに比べて、短時間に位相差補正を行うことが出来る。
【0033】
【考案の効果】
この考案の超音波診断装置によれば、画像を構成する多数の異なる方位角方向 の音線群の全てについて位相差を検出して補正するのに比べて、簡易に且つ短時 間に位相差補正を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の超音波診断装置の一実施例の要部ブ
ロック図である。
【図2】図1の装置に係る画像についての説明図であ
る。
【図3】図1の装置に係る位相差補正機能についてのフ
ロー図である。
【図4】この考案の超音波診断装置の他の実施例の要部
ブロック図である。
【図5】図4の装置に係る画像についての説明図であ
る。
【図6】図4の装置に係る位相差補正機能についてのフ
ロー図である。
【符号の説明】
1 超音波診断装置 3 送波ディレイコントローラ 4 超音波プローブ 6 位相差補正用DL 10 CRT 11 RTC 12 位相差検出部 23 位相差演算部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を構成する多数の異なる方位角方向
    の音線群を2以上のグループに分割したときの各グルー
    プを代表する方位角方向について超音波プローブの各素
    子間または複数の素子群間の位相差を検出する位相差検
    出手段と、前記検出した位相差を補正するディレイマッ
    プを各グループごとに設定するディレイマップ設定手段
    と、音線の方位角方向が属するグループに応じて前記デ
    ィレイマップを切り換えるディレイマップ切換手段とを
    有することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 画像を構成する多数の異なる方位角方向
    の音線群の中から選択した複数の方位角方向について超
    音波プローブの各素子間または複数の素子群間の位相差
    を検出する位相差検出手段と、各方位角方向の音線につ
    いての位相差を前記検出した位相差から演算により算出
    する位相差演算手段と、前記算出した位相差を補正する
    ディレイマップを各方位角方向の音線ごとに設定するデ
    ィレイマップ設定手段と、各方位角方向の音線に応じて
    前記ディレイマップを切り換えるディレイマップ切換手
    段とを有することを特徴とする超音波診断装置。
JP4765491U 1991-06-24 1991-06-24 超音波診断装置 Pending JPH05111U (ja)

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JP4765491U JPH05111U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 超音波診断装置

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ID=12781244

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013013759A (ja) * 2005-06-16 2013-01-24 Toshiba Corp 超音波診断装置及び超音波送受信条件最適化プログラム

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