JPH05111921A - プレキユアトレツド用金型 - Google Patents
プレキユアトレツド用金型Info
- Publication number
- JPH05111921A JPH05111921A JP3277853A JP27785391A JPH05111921A JP H05111921 A JPH05111921 A JP H05111921A JP 3277853 A JP3277853 A JP 3277853A JP 27785391 A JP27785391 A JP 27785391A JP H05111921 A JPH05111921 A JP H05111921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- tread
- precure tread
- precure
- precured tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/44—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2030/00—Pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29L2030/002—Treads
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加硫を完了したプレキュアトレッドを容易に
取出すことができるプレキュアトレッド用金型を提供す
る。 【構成】 プレキュアトレッドを加硫する平金型であっ
て、この金型1の開口部2における長手方向端部3の少
なくとも一方に、前記金型1の底部4に向かって傾斜す
る傾斜部5を設ける。傾斜部5の金型長手方向幅aおよ
び金型底部方向の高さbは、それぞれ5.0mm以上であ
る。加硫を完了したプレキュアトレッドの上記傾斜部に
対応する位置に剥ぎ取り部が形成されるので、この剥ぎ
取り部を持ってプレキュアトレッドを上方に引けば、プ
レキュアトレッドを金型から容易に取出すことができ
る。
取出すことができるプレキュアトレッド用金型を提供す
る。 【構成】 プレキュアトレッドを加硫する平金型であっ
て、この金型1の開口部2における長手方向端部3の少
なくとも一方に、前記金型1の底部4に向かって傾斜す
る傾斜部5を設ける。傾斜部5の金型長手方向幅aおよ
び金型底部方向の高さbは、それぞれ5.0mm以上であ
る。加硫を完了したプレキュアトレッドの上記傾斜部に
対応する位置に剥ぎ取り部が形成されるので、この剥ぎ
取り部を持ってプレキュアトレッドを上方に引けば、プ
レキュアトレッドを金型から容易に取出すことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレキュアトレッドを
加硫するために用いる金型の改良に関するものであり、
さらに詳しくは、加硫を完了したプレキュアトレッドの
取出作業性を向上したプレキュアトレッド用金型に関す
るものである。
加硫するために用いる金型の改良に関するものであり、
さらに詳しくは、加硫を完了したプレキュアトレッドの
取出作業性を向上したプレキュアトレッド用金型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばトラックやバス用のタイ
ヤにおいては、走行距離が増大するのに伴って、トレッ
ド踏面が徐々に摩耗し、これによってトレッド踏面に設
けられた溝が浅くなり、ウェット性能などの特性が低下
するという不具合があった。
ヤにおいては、走行距離が増大するのに伴って、トレッ
ド踏面が徐々に摩耗し、これによってトレッド踏面に設
けられた溝が浅くなり、ウェット性能などの特性が低下
するという不具合があった。
【0003】そして、上記の不具合を改良するための方
法としては、一般に、摩耗したタイヤのトレッド残存部
をバフ加工などにより除去して台タイヤとなし、この台
タイヤのクラウン部に未加硫のクッションゴムを介し
て、加硫済みの厚さが略均一な帯状プレキュアトレッド
を加硫接着し、一体化する方法がとられている。
法としては、一般に、摩耗したタイヤのトレッド残存部
をバフ加工などにより除去して台タイヤとなし、この台
タイヤのクラウン部に未加硫のクッションゴムを介し
て、加硫済みの厚さが略均一な帯状プレキュアトレッド
を加硫接着し、一体化する方法がとられている。
【0004】しかるに、上記の方法で用いられるプレキ
ュアトレッドは、通常の平金型で加硫されてから、実用
に供されるが、この金型で加硫されるプレキュアトレッ
ドは比較的厚みがあり、周方向に長い帯状を呈している
ことから、加硫完了後のプレキュアトレッドを金型から
取出す際には、プレキュアトレッドの剥ぎ取りを容易に
行うことができず、取出作業性が劣るという問題があっ
た。
ュアトレッドは、通常の平金型で加硫されてから、実用
に供されるが、この金型で加硫されるプレキュアトレッ
ドは比較的厚みがあり、周方向に長い帯状を呈している
ことから、加硫完了後のプレキュアトレッドを金型から
取出す際には、プレキュアトレッドの剥ぎ取りを容易に
行うことができず、取出作業性が劣るという問題があっ
た。
【0005】すなわち、図6に示したように、従来の金
型Kで加硫されたプレキュアトレッドPは、金型Kの長
手方向端部Ka側から剥ぎ取られるが、プレキュアトレ
ッドPの端部Paには引掛部がないために、この端部P
a部分に工具などを差し込んでプレキュアトレッドPを
金型Kから剥ぎ取る必要があり、とくに、サイプ付きの
スタッドレスタイヤやブロックパターンをトレッド踏面
に有するタイヤにおいては、金型Pの底部に様々な凹凸
パターンが形成されていることから、はぎ取りに大きな
力を必要とすることとも合わせて、プレキュアトレッド
Pの取出作業がきわめて困難であった。
型Kで加硫されたプレキュアトレッドPは、金型Kの長
手方向端部Ka側から剥ぎ取られるが、プレキュアトレ
ッドPの端部Paには引掛部がないために、この端部P
a部分に工具などを差し込んでプレキュアトレッドPを
金型Kから剥ぎ取る必要があり、とくに、サイプ付きの
スタッドレスタイヤやブロックパターンをトレッド踏面
に有するタイヤにおいては、金型Pの底部に様々な凹凸
パターンが形成されていることから、はぎ取りに大きな
力を必要とすることとも合わせて、プレキュアトレッド
Pの取出作業がきわめて困難であった。
【0006】そこで、図7に示したように、プレキュア
トレッドPの長手方向端部の一部を、金型Kの端部Ka
上部に載るようにして、プレキュアトレッドPの端部に
剥ぎ取り部Pbを形成し、この剥ぎ取り部Pbを手に持
ち、図中点線で示したように、上方へ引っ張ることによ
り、プレキュアトレッドPaの金型Kからの取出作業性
を向上させる方法が知られている。
トレッドPの長手方向端部の一部を、金型Kの端部Ka
上部に載るようにして、プレキュアトレッドPの端部に
剥ぎ取り部Pbを形成し、この剥ぎ取り部Pbを手に持
ち、図中点線で示したように、上方へ引っ張ることによ
り、プレキュアトレッドPaの金型Kからの取出作業性
を向上させる方法が知られている。
【0007】しかしながら、上記剥ぎ取り部Pbは、そ
のケージが高々1〜2mmと薄いため、金型Kからプレキ
ュアトレッドPを取出す際に、プレキュアトレッドPを
剥がす力に負けて、その金型端部Kaのコーナー部分で
切断してしまう傾向が大きいことから、プレキュアトレ
ッドPの取出作業性を十分に改良することができなかっ
た。
のケージが高々1〜2mmと薄いため、金型Kからプレキ
ュアトレッドPを取出す際に、プレキュアトレッドPを
剥がす力に負けて、その金型端部Kaのコーナー部分で
切断してしまう傾向が大きいことから、プレキュアトレ
ッドPの取出作業性を十分に改良することができなかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来のプレキュアトレッド用金型が有する問題点を解決す
るために検討した結果、達成されたものである。
来のプレキュアトレッド用金型が有する問題点を解決す
るために検討した結果、達成されたものである。
【0009】したがって、本発明の目的は、加硫を完了
したプレキュアトレッドを容易に取出すことができるプ
レキュアトレッド用金型の提供を目的とするものであ
る。
したプレキュアトレッドを容易に取出すことができるプ
レキュアトレッド用金型の提供を目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のプレキュアトレッド用金型は、金型の開
口部における長手方向端部の少なくとも一方に、金型の
底部に向かって傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とす
る。
めに、本発明のプレキュアトレッド用金型は、金型の開
口部における長手方向端部の少なくとも一方に、金型の
底部に向かって傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明のプレキュアトレッド用金型は、金型の
開口部における長手方向端部の少なくとも一方に、金型
の底部に向かって傾斜する傾斜部を設けたため、加硫完
了後のプレキュアトレッドには、その長手方向端部の少
なくとも一方に、上記傾斜部と対応する突部を形成する
ことができ、この突部を剥ぎ取り部とすることによっ
て、前記プレキュアトレッドを金型から容易に取出すこ
とができる。
開口部における長手方向端部の少なくとも一方に、金型
の底部に向かって傾斜する傾斜部を設けたため、加硫完
了後のプレキュアトレッドには、その長手方向端部の少
なくとも一方に、上記傾斜部と対応する突部を形成する
ことができ、この突部を剥ぎ取り部とすることによっ
て、前記プレキュアトレッドを金型から容易に取出すこ
とができる。
【0012】そして、上記剥ぎ取り部のケージを十分大
きく設定することによって、たとえプレキュアトレッド
の表面にサイプやブロックパターンなどの複雑なパター
ンが形成された場合であっても、前記剥ぎ取り部の切断
を招くことなく、プレキュアトレッドの取出しを容易に
行うことが可能となる。
きく設定することによって、たとえプレキュアトレッド
の表面にサイプやブロックパターンなどの複雑なパター
ンが形成された場合であっても、前記剥ぎ取り部の切断
を招くことなく、プレキュアトレッドの取出しを容易に
行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面にしたがって本発明のプレキュア
トレッド用金型の実施例について、詳細に説明する。
トレッド用金型の実施例について、詳細に説明する。
【0014】図1は本発明のプレキュアトレッド用金型
の第1実施例を示す部分斜視図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は図2においてプレキュアトレッドの加硫
完了後の状態を示す断面図、図4は図1〜図3に示した
金型を用いて加硫して得られたプレキュアトレッドの部
分斜視図、図5は本発明のプレキュアトレッド用金型の
第2実施例を示す部分斜視図である。
の第1実施例を示す部分斜視図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は図2においてプレキュアトレッドの加硫
完了後の状態を示す断面図、図4は図1〜図3に示した
金型を用いて加硫して得られたプレキュアトレッドの部
分斜視図、図5は本発明のプレキュアトレッド用金型の
第2実施例を示す部分斜視図である。
【0015】図1は、本発明のプレキュアトレッド用金
型の第1実施例であり、金型1の左側部分を示してい
る。
型の第1実施例であり、金型1の左側部分を示してい
る。
【0016】図1において、本発明の金型(下型)1
は、その上部開口部2における長手方向端部3の中央部
に、その部分を切欠いて金型1の底部4に向かって傾斜
する傾斜部5を設けたことを特徴とする。
は、その上部開口部2における長手方向端部3の中央部
に、その部分を切欠いて金型1の底部4に向かって傾斜
する傾斜部5を設けたことを特徴とする。
【0017】この傾斜部5は、図2に示したように、金
型1の長手方向端部側壁上部のエッジ部を一部切欠き除
去することにより設けられており、この傾斜部5の金型
長手方向の幅aおよび金型底部方向の高さbは、それぞ
れ5.0mm以上に設定されている。
型1の長手方向端部側壁上部のエッジ部を一部切欠き除
去することにより設けられており、この傾斜部5の金型
長手方向の幅aおよび金型底部方向の高さbは、それぞ
れ5.0mm以上に設定されている。
【0018】ここで、上記幅aおよび高さbのいずれか
が5.0mmに満たない場合には、この傾斜部5に対応し
てプレキュアトレッドに形成される剥ぎ取り部が、プレ
キュアトレッドの取出時に切断する傾向となるため好ま
しくない。
が5.0mmに満たない場合には、この傾斜部5に対応し
てプレキュアトレッドに形成される剥ぎ取り部が、プレ
キュアトレッドの取出時に切断する傾向となるため好ま
しくない。
【0019】なお、金型1の底部には、図示していない
が、ブロックパターンやサイプなどの種々の凹凸形状か
らなるパターンが形成されており、これがプレキュアト
レッドのトレッド踏面側に形成されるようになってい
る。
が、ブロックパターンやサイプなどの種々の凹凸形状か
らなるパターンが形成されており、これがプレキュアト
レッドのトレッド踏面側に形成されるようになってい
る。
【0020】上記の構成からなる本発明のプレキュアト
レッド用金型1を用いて、プレキュアトレッドの加硫を
行うに際しては、未加硫のゴムコンパウンドを金型1の
開口部2に載置し、その上部に上型(平板)をかぶせ
て、所定の温度、圧力でプレキュアトレッドの加硫を行
う。
レッド用金型1を用いて、プレキュアトレッドの加硫を
行うに際しては、未加硫のゴムコンパウンドを金型1の
開口部2に載置し、その上部に上型(平板)をかぶせ
て、所定の温度、圧力でプレキュアトレッドの加硫を行
う。
【0021】そして、加硫完了後には、図3に示したよ
うに、加硫済プレキュアトレッド6における、金型1の
傾斜部5と対応する位置に、剥ぎ取り部7および必要に
応じて剥ぎ取り口7aが形成されるため、この剥ぎ取り
部7または剥ぎ取り口7aを持って矢印方向へ引っ張る
ことにより、プレキュアトレッド6を金型1から容易に
取出すことができ、しかも前記剥ぎ取り部7は十分なゲ
ージが確保されているために、取出時に破断することな
く、その強度が保持される。
うに、加硫済プレキュアトレッド6における、金型1の
傾斜部5と対応する位置に、剥ぎ取り部7および必要に
応じて剥ぎ取り口7aが形成されるため、この剥ぎ取り
部7または剥ぎ取り口7aを持って矢印方向へ引っ張る
ことにより、プレキュアトレッド6を金型1から容易に
取出すことができ、しかも前記剥ぎ取り部7は十分なゲ
ージが確保されているために、取出時に破断することな
く、その強度が保持される。
【0022】そして、金型1から取出されたプレキュア
トレッド6には、その端部に剥ぎ取り部7がそのまま残
ることになるが、この剥ぎ取り部7をナイフなどで切断
除去すれることにより、プレキュアトレッド6をそのま
ま実用に供することができる。
トレッド6には、その端部に剥ぎ取り部7がそのまま残
ることになるが、この剥ぎ取り部7をナイフなどで切断
除去すれることにより、プレキュアトレッド6をそのま
ま実用に供することができる。
【0023】なお、上述した実施例では、金型1の開口
部2における長手方向の一端部3に傾斜部5を設けた例
について説明したが、金型の長手方向他端部(図示省
略)にも同様に傾斜部5を設けることができることは勿
論である。
部2における長手方向の一端部3に傾斜部5を設けた例
について説明したが、金型の長手方向他端部(図示省
略)にも同様に傾斜部5を設けることができることは勿
論である。
【0024】また、図5に示した第2実施例は、金型1
の開口部2における長手方向端部3のほぼ全長に亘って
傾斜部5を設け、傾斜部5の強度をさらに増強した点
が、上述した第1実施例と相違している。
の開口部2における長手方向端部3のほぼ全長に亘って
傾斜部5を設け、傾斜部5の強度をさらに増強した点
が、上述した第1実施例と相違している。
【0025】ようするに、傾斜部5は、金型1の開口部
2における長手方向端部3の一部または全部に設けるこ
とができるのである。
2における長手方向端部3の一部または全部に設けるこ
とができるのである。
【0026】次に、試験例によって本発明のプレキュア
トレッド用金型の構成及び効果についてさらに説明す
る。
トレッド用金型の構成及び効果についてさらに説明す
る。
【0027】(試験例)トレッド表面にパターンを形成
したタイヤサイズ:1000R20の空気入りラジアル
タイヤに使用するプレキュアトレッドを製造するに際
し、使用ゴムコンパウンド、金型の形状および加硫条件
を次のように設定した。
したタイヤサイズ:1000R20の空気入りラジアル
タイヤに使用するプレキュアトレッドを製造するに際
し、使用ゴムコンパウンド、金型の形状および加硫条件
を次のように設定した。
【0028】すなわち、ゴムコンパウンドとしては、表
層:発泡ゴム、ベース:汎用ゴムを用い、金型の全長を
3,400mmとすると共に、金型の長さ方向両端のほぼ
全長に亘って、下表に示したa(金型長手方向の幅)お
よびb(金型底部方向の高さ)を有する傾斜部、および
この傾斜部に続く厚み1.5mm、長さ20mmのバリから
なる剥ぎ取り口を形成した。
層:発泡ゴム、ベース:汎用ゴムを用い、金型の全長を
3,400mmとすると共に、金型の長さ方向両端のほぼ
全長に亘って、下表に示したa(金型長手方向の幅)お
よびb(金型底部方向の高さ)を有する傾斜部、および
この傾斜部に続く厚み1.5mm、長さ20mmのバリから
なる剥ぎ取り口を形成した。
【0029】上記異なるaおよびbを有する数種の金型
を用い、プレス圧:30Kg/cm2 、温度160℃、加硫
時間:17分の条件で加硫を行った後、各金型から加硫
済プレキュアトレッドを取出す際の取出作業性(○…良
好、△…やや良好、×…不良)、剥ぎ取り口の切断状況
(○…切断しない、×…切断する)、および剥ぎ取り部
の切断状況(○…切断しない、×…切断する)を評価し
た結果を下表に合わせて示す。
を用い、プレス圧:30Kg/cm2 、温度160℃、加硫
時間:17分の条件で加硫を行った後、各金型から加硫
済プレキュアトレッドを取出す際の取出作業性(○…良
好、△…やや良好、×…不良)、剥ぎ取り口の切断状況
(○…切断しない、×…切断する)、および剥ぎ取り部
の切断状況(○…切断しない、×…切断する)を評価し
た結果を下表に合わせて示す。
【0030】 (表) 金型No. a(mm) b(mm) 取出作業性 剥ぎ取り口 剥ぎ取り部◎ 1 0 0 × × ×◎ 2 3 3 × × ×◎ 3 3 5 △ × ○◎ 4 5 3 △ ○ ×◎ 5 5 5 ○ ○ ○◎ 6 10 5 ○ ○ ○◎ 7 20 10 ○ ○ ○◎ 以上の結果から明らかなように、本発明のプレキュアト
レッド用金型(金型No. 5〜7)は、金型からのプレキ
ュアトレッドの取出作業性がきわめてすぐれている。
レッド用金型(金型No. 5〜7)は、金型からのプレキ
ュアトレッドの取出作業性がきわめてすぐれている。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
プレキュアトレッド用金型は、金型の開口部における長
手方向端部の少なくとも一方に、金型の底部に向かって
傾斜する傾斜部を設けたため、加硫完了後のプレキュア
トレッドには、その長手方向端部の少なくとも一方に、
上記傾斜部と対応する突部を形成することができ、この
突部を剥ぎ取り部とすることによって、前記プレキュア
トレッドを金型から容易に取出すことができる。
プレキュアトレッド用金型は、金型の開口部における長
手方向端部の少なくとも一方に、金型の底部に向かって
傾斜する傾斜部を設けたため、加硫完了後のプレキュア
トレッドには、その長手方向端部の少なくとも一方に、
上記傾斜部と対応する突部を形成することができ、この
突部を剥ぎ取り部とすることによって、前記プレキュア
トレッドを金型から容易に取出すことができる。
【0032】そして、上記剥ぎ取り部のケージを十分大
きく設定することによって、たとえプレキュアトレッド
の表面にサイプやブロックパターンなどの複雑なパター
ンが形成された場合であっても、前記剥ぎ取り部の切断
を招くことなく、プレキュアトレッドの取出しを容易に
行うことが可能となる。
きく設定することによって、たとえプレキュアトレッド
の表面にサイプやブロックパターンなどの複雑なパター
ンが形成された場合であっても、前記剥ぎ取り部の切断
を招くことなく、プレキュアトレッドの取出しを容易に
行うことが可能となる。
【図1】図1は本発明のプレキュアトレッド用金型の第
1実施例を示す部分斜視図である。
1実施例を示す部分斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は図2においてプレキュアトレッドの加硫
完了後の状態を示す断面図である。
完了後の状態を示す断面図である。
【図4】図4は図1〜図3に示した金型を用いて加硫し
て得られたプレキュアトレッドの部分斜視図である。
て得られたプレキュアトレッドの部分斜視図である。
【図5】図5は本発明のプレキュアトレッド用金型の第
2実施例を示す部分斜視図である。
2実施例を示す部分斜視図である。
【図6】図6は従来のプレキュアトレッド用金型の一部
断面図である。
断面図である。
【図7】図7は従来のプレキュアトレッド用金型の他の
例を示す一部断面図である。
例を示す一部断面図である。
1 金型 2 開口部 3 端部 4 底部 5 傾斜部 6 プレキュアトレッド 7 剥ぎ取り部 7a 剥ぎ取り口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 11/02 A 8408−3D // B29K 21:00 105:24 B29L 30:00 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 プレキュアトレッドを加硫する平金型で
あって、この金型の開口部における長手方向端部の少な
くとも一方に、前記金型の底部に向かって傾斜する傾斜
部を設けたことを特徴とするプレキュアトレッド用金
型。 - 【請求項2】 傾斜部の金型長手方向幅aおよび金型底
部方向の高さbが、それぞれ5.0mm以上であることを
特徴とする請求項1に記載のプレキュアトレッド用金
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277853A JPH05111921A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | プレキユアトレツド用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277853A JPH05111921A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | プレキユアトレツド用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111921A true JPH05111921A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17589191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3277853A Pending JPH05111921A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | プレキユアトレツド用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111921A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003013819A1 (fr) * | 2001-08-07 | 2003-02-20 | Societe De Technologie Michelin | Moule pour bande de roulement de pneumatique |
JP2014079978A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Bridgestone Corp | トレッド用金型およびトレッド製造方法 |
WO2015065758A1 (en) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | Nike Innovate, C.V. | Automated rubber molding and de-molding |
US9533434B2 (en) * | 2006-11-08 | 2017-01-03 | Compagnie Generate Des Etablissements Michelin | Mold for flat rubber treads |
US10500769B2 (en) | 2013-01-31 | 2019-12-10 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Methods and apparatus for demolding tire treads |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP3277853A patent/JPH05111921A/ja active Pending
Cited By (12)
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