JPH0511188U - 展示プレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】商品の展示状態を変化させる展示プレートを提
供する。 【構成】透明状態もしくは不透明状態の２状態を選択可
能な液晶パネル11が鏡12の表面に貼着されている。 【効果】展示物２の裏面や陰影を間欠的に表面に映し出
して、展示効果を高めることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、商品を展示する為に使用される展示プレートに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、商品の裏面や陰影を商品の下面に映し出して、展示効果を上げることが 出来るように、商品を鏡上に載置して展示することは公知である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、鏡を使用する場合には、光源が鏡に反射して商品の視認を妨げ ることがあり、又、商品の展示状態を変化させることは出来ないという問題があ った。

【０００４】 本考案は、上記従来の問題点を解消し、展示状態の変化が可能な展示プレート を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、透明状態もしくは不透明状態の２状態を選択可能な液晶パネルが鏡 の表面に貼着されていること及び透明状態もしくは不透明状態の２状態を選択可 能な液晶パネルが鏡の表面に貼着された展示プレートと、該展示プレートに於け る液晶パネルが貼着された側に展示物を浮かせた状態にて支持する支持具とを具 備することをその要旨とするものである。

【０００６】 本考案展示プレートに使用される液晶パネルは、一面に導電層を設けた一対の 透明な導電基板を、導電層が対向するよう間隙を介して配設し、導電基板間に液 晶層を設けて形成されている。導電基板の材料としては、例えばポリエチレンテ レフタレートフィルム、導電層の材料としては、例えばインジウム−錫酸化物等 の薄膜、液晶層としては、例えば正の誘電異方性を有するネマチック型液晶を高 分子バインダー中に微小滴状に分散させたものが、夫々好適に使用される。

【０００７】 本考案展示プレートは、液晶パネルを保護する為、液晶パネルの表面に透明な 板ガラスもしくは、硬質合成樹脂板を貼着するのが好ましい。

【０００８】

【作用】

本考案展示プレートは、液晶パネルが鏡の表面に貼着されているので、常時は 液晶パネル中の液晶分子の向きは不定で、入射光は透過することなく乱反射され て不透明となっているが、直流電圧が印加されると、液晶分子は一定方向に整列 し、入射光は透過されて透明となり、裏面の鏡が透視可能となる。

【０００９】

【実施例】

（実施例１） 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。

【００１０】 図１は本考案の一実施例を示す斜視図である。 展示プレート１は、直流電圧の印加の有無によって透明状態もしくは不透明状 態の２状態を選択可能な液晶パネル11が鏡12の表面に貼着されて形成されており 、液晶パネル11の表面には、透明な板ガラス13が貼着されている。

【００１１】 液晶パネル11に給電されると、液晶パネル11の下方の鏡12が透視可能となり、 図示のように、展示プレート１に載置された展示物２の底面が該展示プレート１ の表面に映し出される。

【００１２】 この展示プレート１の使用に際して、図２に示すように、タイムスイッチ３を 用いて間欠的に液晶パネル11に給電されるようにし、透明状態と不透明状態とを 交互に現出せしめることが好ましい。

【００１３】 又、タイムスイッチ３に代え、人感センサーを組込んだスイッチを用いて、見 学者の接近により自動的に給電を制御することも出来る。 （実施例２） 図３は本考案の別の実施例を示す斜視図である。

【００１４】 本実施例では、実施例１と同一要素を示すものには、同一符号を付すことによ りその説明を省略し、相違点のみを説明する。 本実施例では、展示物２を液晶パネル11が貼着された側の展示プレート１の上 方に浮かせた状態で支持するべく、該展示プレート１の表面から支持具14が略垂 直状に立設されている。このように、支持具14を具備した展示プレート１を使用 すると、展示物２の底面形状を鏡を介して見学者に完全に伝えることが出来る。

【００１５】 尚、展示プレート１を鉛直方向に位置させ、その表面から略水平状に突設され た支持具14の端部に展示物２を係止させることにより、該展示物２の裏面形状を 鏡を介して見学者に伝えることも出来る。

【００１６】

【考案の効果】

本考案の展示プレートは、叙上の通り構成されているので、液晶パネルに間欠 的に給電することにより透明状態に於いては鏡を透視可能とし、展示物の裏面や 陰影を間欠的に表面に映し出して、展示状態を変化させて展示効果を高めること が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案展示プレートの一例を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案展示プレートの給電状態を示す説明図で
ある。

【図３】本考案展示プレートの別の例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 展示プレート ３ タイムスイッチ 11 液晶パネル 12 鏡 14 支持具

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明状態もしくは不透明状態の２状態を
   選択可能な液晶パネルが鏡の表面に貼着されていること
   を特徴とする展示プレート。
2. 【請求項２】 請求項１記載の展示プレートと、該展示
   プレートに於ける液晶パネルが貼着された側に展示物を
   浮かせた状態にて支持する支持具とを具備することを特
   徴とする展示プレート。
3. 【請求項３】 タイムスイッチ或いは人感センサースイ
   ッチにより液晶パネルへの給電が間欠的になされるよう
   に制御されている請求項１又は請求項２記載の展示プレ
   ート。