JPH05111659A - 間欠塗工装置 - Google Patents

間欠塗工装置

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JPH05111659A
JPH05111659A JP12867691A JP12867691A JPH05111659A JP H05111659 A JPH05111659 A JP H05111659A JP 12867691 A JP12867691 A JP 12867691A JP 12867691 A JP12867691 A JP 12867691A JP H05111659 A JPH05111659 A JP H05111659A
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良平 榊原
Mitsunori Sato
充徳 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高粘度流体からなる塗工料を吐出する際に、
吐出量の変動を防止して均一で高精度の塗工を行うこと
ができる間欠塗工装置を提供することを目的とする。 【構成】 塗工料タンクと、該タンク内の塗工料を供給
配管を通して送り出すポンプと、該ポンプによって供給
された塗工料を吐出する吐出ノズルと、塗工料を前記塗
工料タンクへ還流させる還流配管と、前記ポンプから送
られる塗工料の流路を吐出ノズル側又は還流配管側へ選
択的に切り換える切換弁と、前記還流配管に介装される
流動抵抗補償装置とを備え、該流動抵抗補償装置は、塗
工料が通るオリフィスと、流動抵抗調節可能な抵抗筒体
の組合せから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘度流体からなる塗
工料をノズルから間欠的に吐出しつつ塗工を行う間欠塗
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば紙おむつの製造工程では、素材で
ある長尺の不織布を一定の速度で移動させつつ、紙おむ
つ1個分に相当する間隔で、所定のパターンの塗工を繰
り返し行っている。この塗工は、吐出バルブを開閉して
塗工料であるホットメルトをノズルから吐出させること
により行われており、この吐出ノズルの開閉制御には、
例えば特開昭60−53283号公報に開示されている
ように、エアソレノイド弁によってエアシリンダを作動
させる制御弁によってエアシリンダを作動させる制御弁
が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の間欠塗工装置
では、塗工料タンクの塗工料をポンプで吐出ノズルに供
給し、吐出ノズルが開いたときは該吐出ノズルから塗工
料を吐出させ、吐出ノズルが閉じたときは塗工料を塗工
料タンクへ循環させるようになっているが、吐出時の圧
力と循環時の圧力が異なるため、吐出を開始した直後の
吐出ノズルからの吐出量と吐出が一定時間続いた後の吐
出量との間にかなりの差があり、塗工料の量にバラツキ
が生じるため、均一かつ高精度の塗工が行なえないとい
う問題があった。
【0004】このような問題は、吐出時の圧力損失と、
循環時の圧力損失とをできるだけバランスさせることに
より解決できるが、塗工料の流量を変化させるとこのバ
ランスが崩れるため、広い流量範囲にわたって均一な塗
工状態を得ることはできなかった。
【0005】本発明は、塗工料の吐出と循環を繰り返す
間欠塗工において、吐出時に全体的に均一な吐出量を維
持することができるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる間欠塗工装置は、塗工料タンクと、該タン
ク内の塗工料を供給配管を通して送り出すポンプと、該
ポンプによって供給された塗工料を吐出する吐出ノズル
と、塗工料を前記塗工料タンクへ還流させる還流配管
と、前記ポンプから送られる塗工料の流路を吐出ノズル
側又は還流配管側へ選択的に切り換える切換弁と、前記
還流配管に介装される流動抵抗補償装置とを備え、該流
動抵抗補償装置は、塗工料が通るオリフィスと、流動抵
抗調節可能な抵抗筒体の組合せからなることを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】吐出ノズルを閉じると、ポンプから供給される
塗工料は還流配管を通って塗工料タンクに還流し、該タ
ンクと吐出ノズルの間を循環する。還流配管には、オリ
フィスと流動抵抗調節可能な抵抗筒体の組合せからなる
流動抵抗補償装置が介装されているので、吐出時の圧損
と循環時の圧損をバランスさせることが可能となり、吐
出時に吐出量のバラツキのない均一な塗工を行うことが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面にあらわされた実施例について説
明する。図1は本発明の1実施例をあらわす構成説明図
で、図2は要部の拡大図である。この間欠塗工装置1
は、高粘度流体のホットメルト塗工料2を貯めた塗工料
タンク3からギャポンプ5を介して吐出装置6に到る供
給配管7と、前記吐出装置6から流動抵抗補償装置10
を介して塗工料タンク3に到る還流配管11によって循
環路が形成されている。塗工料タンク3にはヒータ13
が設けられ、供給配管7には圧力計14が設けられてい
る。
【0009】吐出装置6には、吐出用ノズル15と、塗
工料シリンダ16と、エアシリンダ19が軸を等しくし
て一体に設けられている。エアシリンダ19内にはピス
トン20が設けられ、塗工料シリンダ16内には切換弁
21が設けられている。ピストン20と弁21とはピス
トンロッド22で一体に接続され、ピストン20の上下
動に応じて弁21が上下動するようになっている。塗工
料シリンダ16内は仕切板23によって上室16aと下
室16bとに仕切られ、両室は前記仕切板に設けた通口
25によって連通している。下室16bにはギャポンプ
5を介して塗工料タンク3に通ずる供給配管7が接続さ
れ、上室16aには還流配管11が接続される。
【0010】ノズル15の基部には塗工料溜めとなる中
空部31が形成され、該中空部31と前記下室16bと
が細孔33によって連通している。そして、中空部31
からノズル前端部に開口34aする吐出孔34が穿設さ
れている。前記通口25と細孔33は前記切換弁21に
よって選択的に閉じられるようになっている。すなわ
ち、切換弁21が上動したときは通口25が閉じられ、
該弁21が下動したときは細孔33が閉じられる。
【0011】前記エアシリンダ19にはノズル開閉操作
用のソレノイドバルブ36を介してエア供給管37、3
8が接続されている。
【0012】流動抵抗補償装置10は、内周面に螺旋状
の溝39が形成された筒体40の一方の端部に中空の栓
体41を螺着し、他方の端部にはキャップ42を螺着し
てなり、前記栓体41の中空部41aの前面を覆う板体
にはオリフィス43が穿設されている。また、筒体10
の内部には、該筒体の内面に摺動可能に密接するプラグ
45が挿入されており、該プラグの外側の端部には、キ
ャップ42に螺着した調節ロッド46が接続されてい
る。筒体40の両端部には流入口47と流出口49が設
けられており、流入口47は栓体41の中空部41a
と、また流出口49は螺旋溝39とそれぞれ連通してい
る。そして、これら流入口47は比較的短い配管によっ
て前記塗工料シリンダ16の上室16aと接続され、流
出口49は塗工料タンク3と接続されている。図2中、
50はOリング、51はナットである。
【0013】この間欠塗工装置1の使用に際しては、ノ
ズル15の下側に設けた移動通路に沿ってシート状の被
塗工体を移動させつつ該被塗工体に対し間欠的に塗工を
行う。塗工料タンク3内の塗工料2は、ポンプ5によっ
て送り出され、ピストン20が上動して弁21が上動す
ると、細孔33が開かれるとともに、通口25が閉塞さ
れて、ポンプ5からの塗工料2はノズル15から吐出さ
れる。また、ピストン20が下動して弁21が下動する
と、ノズル15への細孔33が閉じられ、通口25が開
かれるので、吐出は行われなくなり、ポンプからの塗工
料2は、塗工料シリンダ16の下室16bから上室16
aに流入し、流動抵抗補償装置10を通って塗工料タン
ク3に還流する。
【0014】流動抵抗補償装置10のオリフィス43は
吐出用ノズル15と圧力損失がほぼ等しくなるような形
状・寸法に形成されている。オリフィス43から吐出さ
れた塗工料は、筒体40の内部を通って流出口49から
流出するが、プラグ45が嵌合している部分では、塗工
料は周囲の螺旋溝39を通るので、その分だけ圧力損失
が大きくなる。このプラグ45の嵌合長は調節ロッド4
6によって任意に調節することができるので、上記圧力
損失の大きさを適当に調節することができる。したがっ
て、上記オリフィス43と螺旋溝39の組合せによっ
て、循環時の圧力損失を吐出時の圧力損失とほぼ等しく
調節することが可能であり、この調節によって、吐出時
の圧力変動を抑制し、吐出開始直後から吐出停止までの
間の吐出量の変化を防止することができるのである。塗
工条件の変更により吐出ノズル等を変えたときは、プラ
グ45の嵌合長を適当に調節すればよい。圧力損失Qは
オリフィスの様な場合以下の数式により求められる。
【0015】
【数1】
【0016】上記数式1において、αは断面積の変化の
比による形状定数、γは流体の比重、△Pはオリフィス
前後の圧力差を示す。この場合△PとQの関係は△P∝
2であり、流量を変化させた場合は、その2乗に従っ
て圧力差が変化する。管路の長さlと流量の関係は以下
の数式により示される。
【0017】
【数2】
【0018】上記数式2において、流量の変化と流路の
長さは比例関係にある。つまり、オリフィス形式の圧力
損失と管路の長さによる抵抗の比例関係は、流量の変化
において異なる圧力損失を生じさせることになる。その
ため、循環圧力をオリフィスだけで調節することが不可
能となるため、上記のようにオリフィスと螺施溝の組合
せによって流路の長さを変化させて調節させるのであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる間欠塗工装置は、吐出時と循環時の圧力損失を
同等なものとすることのできる流動抵抗補償装置が設け
られているので、塗工料吐出時における吐出量の変動を
防止することが可能となり、均一かつ高精度の塗工を行
うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例をあらわす構成説明図であ
る。
【図2】要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 間欠塗工装置 2 塗工料 3 塗工料タンク 5 ポンプ 6 吐出装置 10 流動抵抗補償装置 15 ノズル 21 切換弁 39 螺旋溝 40 筒体 43 オリフィス 45 プラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗工料タンクと、該タンク内の塗工料を
    供給配管を通して送り出すポンプと、該ポンプによって
    供給された塗工料を吐出する吐出ノズルと、塗工料を前
    記塗工料タンクへ還流させる還流配管と、前記ポンプか
    ら送られる塗工料の流路を吐出ノズル側又は還流配管側
    へ選択的に切り換える切換弁と、前記還流配管に介装さ
    れる流動抵抗補償装置とを備え、該流動抵抗補償装置
    は、塗工料が通るオリフィスと、流動抵抗調節可能な抵
    抗筒体の組合せからなることを特徴とする間欠塗工装
    置。
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