JPH05110510A - 妨害波検出制御方式 - Google Patents

妨害波検出制御方式

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JPH05110510A
JPH05110510A JP26953291A JP26953291A JPH05110510A JP H05110510 A JPH05110510 A JP H05110510A JP 26953291 A JP26953291 A JP 26953291A JP 26953291 A JP26953291 A JP 26953291A JP H05110510 A JPH05110510 A JP H05110510A
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Ryoichi Ekusa
了一 江草
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 妨害波が発生しているサービスエリア内の基
地局での通信制御の不能を阻止し、妨害波の発生時にも
通信継続を行う。 【構成】 移動局3が受信する基地局1からの無線回線
5における移動局制御チャネル波に対する妨害波5の発
生情報を、この移動局3から基地局1に隣接する基地局
2に通知する。さらに妨害波5の発生情報を受信した交
換機7の制御により基地局1が、移動局3に送信する移
動局制御チャネル波の周波数を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルラー方式の移動電
話等の移動対通信システムに利用し、妨害波を検出して
周波数を切り換え、その通信継続を制御する妨害波検出
制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動対通信システムに利
用する妨害波検出制御方式では、移動局から基地局への
送信電波中の制御チャネル波の妨害波検出を行ってい
る。
【0003】この制御チャネル波の妨害波検出により、
その移動局が隣接するサービスエリア内の基地局の通信
制御下に切り換えられ、その妨害波による通信品位の低
下を阻止し、通信継続を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の妨害波検出制御方式では、移動局から基地局への送信
電波中の制御チャネル波の妨害波検出を行っているもの
の、基地局からの送信電波中の制御チャネル波の妨害波
検出を移動局では行っていない。したがって、移動局を
隣接するサービスエリアの基地局の通信制御下に切り換
えることができるが、妨害波が存在するサービスエリア
内の基地局は、引き続いて同一周波数の制御チャネル波
を使用してサービスエリア内に移動してくる移動局の通
信制御を行うため、この基地局からの通信制御が不能に
なるという欠点がある。
【0005】この場合、移動局の利用者からの通報が行
われるまで、基地局の通信制御の不能状態が判明しない
ことになる。
【0006】本発明の目的は、このような課題を解決す
るものであり、妨害波が発生しているサービスエリア内
の基地局での通信制御の不能を阻止でき、妨害波が発生
しても通信継続ができる妨害波検出制御方式を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、交換機に接続
れる少なくとも第1および第2の基地局と、この第1お
よび第2の基地局のサービスエリア内に位置し、電波回
線で接続されて通信を行う移動局とを有するとともに、
妨害波を検出して通信継続の制御を行う妨害波検出制御
方式であって、移動局が受信する第1の基地局からの移
動局制御チャネル波に対する妨害波発生情報を第1の基
地局に隣接する第2の基地局に通知し、且つ、この妨害
波発生情報を受信した交換機の制御により第1の基地局
が、移動局に送信する移動局制御チャネル波の周波数を
切り換えることを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の妨害波検出制御方式の実施例
について図面をもとに説明する。
【0009】図1は実施例の構成を示している。
【0010】図1において、基地局1のサービスエリア
1aおよび基地局2のサービスエリア2a内に移動局3
が移動している。基地局1は無線回線4で移動局3と通
信を行う。この場合、無線回線4には、他の無線機器か
らの同一周波数あるいは隣接チャネルの混変調による妨
害波5が発生している。また基地局2は無線回線6で移
動局3と通信を行う。
【0011】基地局1および基地局2はそれぞれ有線通
信線で交換装置7と接続されている。この交換装置7は
有線通信回線を通じて、他の交換局等に接続されてい
る。
【0012】図2は基地局1,2の構成を詳細に示して
いる。
【0013】この基地局1,2は、接続される交換局7
で制御される基地局制御部11を有している。さらに基
地局1,2は基地局制御部11で制御される基地局送信
機12と、基地局受信機13と接続されている。基地局
送信機12の出力端と基地局受信機13の入力端とが分
波器(サーキュレータ)14に接続され、この分波器1
4に送受信共用のアンテナ15が接続されている。次
に、この構成の動作について説明する。
【0014】基地局制御部11は交換装置7の制御によ
り基地局送信機12を制御して、制御情報信号で変調さ
れた移動局制御チャネル波を分波器14およびアンテナ
15を通じて無線回線4で移動局3に送信する。
【0015】さらに移動局3から無線回線6で送信され
た移動局制御チャネル波をアンテナ15で受信(受波)
し、その受信信号を分波器14を通じて基地局受信機1
3に供給する。基地局受信機13では、変調した制御情
報信号を復調して基地局制御部11に送出する。基地局
制御部11は、制御情報信号を交換機7に転送する。
【0016】移動局3は、基地局1から送信される移動
局制御チャネル波を無線回線4を通じて受信し、この受
信信号が重畳される制御情報信号で制御して、この移動
局3が基地局1または基地局2に無線回線6を通じて制
御情報の変調波の基地局制御チャネル波を送信する。
【0017】次に、妨害波5がサービスエリア1a内の
無線回線4に発生している場合の移動局制御チャネル波
の周波数の変更の動作について説明する。
【0018】図3は、移動局制御チャネル波の周波数変
更制御の処理手順を示している。
【0019】図3において、移動局3は、基地局1から
の無線回線4に妨害波5が発生しているか否かを判断す
る(デシジョンステップ(DS)31)。妨害波5が発
生しているYesの場合、移動局3は基地局1の制御支
配下に動作制御が行われる(プロセスステップ(S)3
2)。妨害波5が発生していないNoの場合は、この判
断を繰り返し、妨害波5の妨害波発生を監視する。
【0020】そして、移動局3は基地局2に対して無線
回線6を通じて、妨害波5による妨害波発生を電波で通
知する(S32)。
【0021】続いて、基地局2で、移動局3からの妨害
波5による妨害波発生の通知電波をアンテナ15、分波
器14を通じて基地局受信機13で受信したか否かが基
地局制御部11で判断される(DS34)。受信した妨
害波発生であるYesの場合は基地局制御チャネル波の
妨害波発生情報を基地局受信機13から基地局制御部1
1で取り込む(S35)。この妨害波発生情報を基地局
制御部11が交換装置7に転送、通知する(S36)。
【0022】交換装置7では、基地局制御部11からの
妨害波発生情報を受信したか否かが判断される(DS3
7)。妨害波発生情報を受信したYesの場合は、サー
ビスエリア1a内の無線回線4に対する妨害波発生、す
なわち、基地局1を特定する(S38)。妨害波発生情
報を受信しないNoの場合は、この受信の判断を繰り返
す。
【0023】続いて、交換装置7では、特定した妨害波
発生の基地局1に対して移動局制御チャネル波の周波数
の変更の指示制御を行う(S39)。この周波数の変更
の指示制御が交換機7から行われた基地局1では、この
周波数の変更の指示制御情報の受信を判断する(DS4
0)。受信したYesの場合は指示制御による周波数に
移動局制御チャネル波の周波数を変更する(S41)。
また、受信しないNoの場合はこの受信の判断を繰り返
す。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の妨害波検出制御方式は、移動局が受信する第1の基地
局からの移動局制御チャネル波に対する妨害波発生情報
を第1の基地局に隣接する第2の基地局に通知し、且
つ、この妨害波発生情報を受信した交換機の制御により
第1の基地局が、移動局に送信する移動局制御チャネル
波の周波数を切り換えるようにしているため、妨害波発
生しているサービスエリア内の基地局での通信制御の不
能を阻止でき、妨害波の発生時にも通信継続ができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の妨害波検出制御方式の実施例における
構成を示すブロック図である。
【図2】図1における基地局の構成を詳細に示すブロッ
ク図である。
【図3】実施例における移動局制御チャネル波の周波数
変更制御の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 基地局 1a,2a サービスエリア 3 移動局 4,6 無線回線 5 妨害波 7 交換装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機に接続される少なくとも第1および
    第2の基地局と、この第1および第2の基地局のサービ
    スエリア内に位置し、電波回線で接続されて通信を行う
    移動局とを有するとともに、妨害波を検出して通信継続
    の制御を行う妨害波検出制御方式であって、 前記移動局が受信する第1の基地局からの移動局制御チ
    ャネル波に対する妨害波発生情報を第1の基地局に隣接
    する第2の基地局に通知し、且つ、この妨害波発生情報
    を受信した前記交換機の制御により前記第1の基地局
    が、前記移動局に送信する移動局制御チャネル波の周波
    数を切り換えることを特徴とする妨害波検出制御方式。
JP26953291A 1991-10-17 1991-10-17 妨害波検出制御方式 Expired - Fee Related JP2718304B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6047188A (en) * 1996-09-05 2000-04-04 Nec Corporation Communication facility and method of changing control channel frequency

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6047188A (en) * 1996-09-05 2000-04-04 Nec Corporation Communication facility and method of changing control channel frequency

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