JPH05109613A - 化学処理装置 - Google Patents

化学処理装置

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JPH05109613A
JPH05109613A JP27146491A JP27146491A JPH05109613A JP H05109613 A JPH05109613 A JP H05109613A JP 27146491 A JP27146491 A JP 27146491A JP 27146491 A JP27146491 A JP 27146491A JP H05109613 A JPH05109613 A JP H05109613A
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JP
Japan
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temperature
treatment
liquid
tank
lid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27146491A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Sumi
一彦 角
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学処理装置に関し,処理液の温度を安定に
保つ化学処理装置の提供を目的とする。 【構成】 処理液の入った処理層1と, 処理液上部を覆
い処理層1に着脱可能なふた2と, 処理液を所定温度に
して処理層1に供給する機構と,処理層1及びふた2の
温度を所定温度に保つ機構とを有する化学処理装置によ
り構成する。また,所定温度の温度調節用液が入った恒
温槽3の内部を貫く配管4, 4aを通して処理液を処理層
1に供給する機構と,温度調節用液を恒温槽3から出て
処理層1の壁内を通り帰還する配管5を通して循環さ
せ,かつ温度調節用液を恒温槽3から出てふた2内部を
通り帰還する配管6を通して循環させる機構とを有する
ように構成する。また,化学処理装置がレジスト現像装
置であるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化学処理装置に係り,特
に,ディップ式の現像装置,エッチング装置に関する。
【0002】半導体基板やガラス基板上にレジストパタ
ーンを形成する際,露光後現像液に浸漬して現像する工
程がある。また,メタルパターンを形成する際,マスク
を形成した後エッチング液に浸漬してエッチングする工
程がある。
【0003】現像液やエッチング液の温度は現像速度や
エッチング速度に大きな影響を与えるので,寸法精度の
よいパターンを形成するためには現像液やエッチング液
の温度管理を十分に行わなければならない。
【0004】
【従来の技術】図2は枚葉ディップ処理を行う従来の化
学処理装置を示す図である。1は処理槽でカップ温調タ
ンク,4は処理槽1に処理液を供給する配管,4aは処理
液溜,4bは処理液供給口,5は処理槽1の壁内に温度調
節用液を循環させる配管,7は液を所定の温度にし,そ
の温度調節用液を循環させる温度調節装置(クールニク
ス),8は被処理基板,9は被処理基板8を固定するス
ピンチャック,10は被処理基板8を処理液に出し入れす
る搬送棒を表す。
【0005】図3はレチクル乾板のレジスト現像処理の
説明図であり,8aは石英ガラス基板, 8bはCr膜,8cは
ポジレジストを表す。以下,図2及び図3を参照しなが
ら,枚葉ディップ処理によるレチクル乾板のレジスト現
像処理について説明する。
【0006】レチクル乾板は石英ガラス基板8aの上に遮
光膜としてCr膜8bが形成されているもので,その上に
ポジレジスト8cがコーティングされている。これを電子
ビーム露光後,スピンチャック9上に固定する。
【0007】処理槽1の壁内に温度調節用液として例え
ば恒温水をクールニクス7により循環させ,処理槽1を
恒温水の温度にする。外部から現像液を配管4を通して
恒温水に囲まれた処理液溜4aに導き, 恒温水の温度に温
調された現像液を処理液供給口4bから処理槽1に導入す
る。
【0008】搬送棒10を下降させ, レチクル乾板を現像
液に浸漬させ,ポジレジスト8c面がディップ面の位置と
なるようにして現像を開始する。現像中は温度調節が絶
えずつづいている。
【0009】所定の時間現像した後,搬送棒10を上昇さ
せてレチクル乾板を現像液から引き上げ,搬送棒10を回
転させながらレチクル乾板上にリンス液を注ぎ濯ぎを行
う。その後レチクル乾板を高速回転させて乾燥する。
【0010】処理装置は温度調節されたサーマルクリー
ンブースの中に設置され,処理槽1も処理槽1に導入す
る処理液も温度調節されているが,それでも上記の方法
だけでは処理中に温度変化が生じてしまうことがある。
特に,揮発性の高い有機溶剤を現像液として用いるレジ
スト現像処理の場合は,液面からの有機溶剤の蒸発によ
り現像液の温度が下がるといった問題がある。
【0011】レジスト露光後,有機溶剤で処理する場
合,特にレジストプロファイルの向上を目的として弱現
像する場合は,現像時間が通常の現像時間に比較して長
くなるため,現像開始時と終了時の現像液の温度差が大
きくなる。
【0012】現像液の温度が現像中に変化するとレジス
トの現像コントロールが難しくなり,レジストの寸法制
御が難しくなり,再現性のよい処理ができなくなる。大
きな処理槽により現像液を大量に使用し,ディップ面を
深くすれば上記の影響は比較的小さくなるが,コストの
面から現像液量を少なくするとディップ面は浅くなり,
液面からの蒸発による温度低下が問題になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑み,たとえディップ面が浅くとも,処理液の温度を一
定に保持できる処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の化学処理
装置を示す図である。上記課題は,処理液の入った処理
槽1と, 該処理液上部を覆い該処理槽1に着脱可能なふ
た2と, 該処理液を所定温度にして該処理槽1に供給す
る機構と,該処理槽1及び該ふた2の温度を所定温度に
保つ機構とを有する化学処理装置によって解決される。
【0015】また,所定温度の温度調節用液が入った恒
温槽3の内部を貫く配管4,4aを通して該処理液を該処
理槽1に供給する機構と,該温度調節用液を該恒温槽3
から出て該処理槽1の壁内を通り帰還する配管5を通し
て循環させ,かつ該温度調節用液を該恒温槽3から出て
該ふた2内部を通り帰還する配管6を通して循環させる
機構とを有する化学処理装置によって解決される。
【0016】また,前記化学処理装置がレジスト現像装
置である化学処理装置によって解決される。
【0017】
【作用】本発明の化学処理装置では,処理液の入った処
理槽1上部を覆うふた2を設けている。そして,処理液
を所定温度にして処理槽1に供給する機構と,処理槽1
及びふた2の温度を所定温度に保つ機構とを備えている
から,処理液はほぼ熱平衡の状態に保たれ,液面からの
蒸発が阻止される。その結果,処理中に処理液の温度が
変化しない。
【0018】また,処理液と処理槽1とふた2を所定温
度に保つため,所定温度の温度調節用液が入った恒温槽
3の内部を貫く配管4,4aを通して処理液を処理槽1に
供給し,温度調節用液を恒温槽3から出て処理槽1の壁
内を通り帰還する配管5を通して循環させ,かつ温度調
節用液を恒温槽3から出てふた2内部を通り帰還する配
管6を通して循環させるようにしている。
【0019】また,このような化学処理装置は,揮発性
の高い有機溶剤を現像液に用いるレジスト現像装置にお
いて,特に大きな効果を発揮する。
【0020】
【実施例】図1は本発明の化学処理装置を示す図であ
り,1は処理槽,2はふた,3は恒温槽,4は配管,4a
は処理液溜,4bは処理液供給口,5は配管,6は配管,
7はクールニクス,8は被処理体でレチクル乾板,9は
スピンチャック,10は搬送棒,11は栓, 12はリンス用ス
プレーノズルを表す。ふた2は前後左右と上下に移動さ
せることができ,搬送棒10は上下方向に移動させること
ができる。
【0021】以下,この化学処理装置を使用して半導体
装置用レチクルを製作する工程を,レチクル乾板のレジ
スト現像処理(図3参照)に重点をおいて説明する。レ
チクル製作工程は,レチクル乾板作製,露光,現像,エ
ッチング前処理,エッチング,レジスト剥離,検査とい
う一連の工程からなる。
【0022】レチクル乾板は,例えば5インチ□,0.09
インチ厚の石英ガラス基板8a上に,厚さ1000ÅのCr膜
8bが遮光膜として片面にスパッタされており,その上に
厚さ5000Åのポジレジスト8cがコーティングされてい
る。
【0023】これを電子ビーム露光後,ポジレジスト8c
の現像を行う。現像液は有機溶剤として例えばキシレン
を使用する。現像液の温度は23℃,現像時間は20分
である。現像は例えば次の要領で行う。
【0024】現像装置の設置されているサーマルクリ
ーンブースの雰囲気温度を23℃に設定する。クールニ
クス7により,23℃の恒温水を処理槽1の壁内及びふ
た2の内部に循環させる。
【0025】搬送棒10によりスピンチャック9を処理
槽1のカップの上部に押上げ,スピンチャック9上にレ
チクル乾板を固定する。 外部の現像液タンクから恒温槽3の処理液溜4aに現像
液を導入し,23℃に温度調節した後,配管4,処理液
供給口4bを通して処理槽1のカップに現像液を導入す
る。
【0026】搬送棒10を下げて,スピンチャック9を
ディップ面の位置に下降させる。それと同時にふた2を
下降させて,ふた2の下面を現像液面に接するかまたは
現像液に浸るようにする。ふた2は処理槽1のカップの
内壁にも接するが,ふた2の一部に空気抜きを設けて現
像液面上の空気を抜き,ふたの下降速度を上げるように
する。
【0027】空気抜きを設ける替わりに真空に引き,気
圧を一定にしながらふた2を現像液面に下降させてもよ
い。 20分間現像を行った後,ふた2を上昇させ,同時に
スピンチャック9を上昇させる。ふた2はレチクル乾板
に液だれを生じさせないため,処理槽1上から移動させ
る。
【0028】レチクル乾板を搬送棒10により回転させ
ながらリンス用スプレーノズル12からリンス液をレチク
ル乾板上にスプレーし,現像液の濯ぎをする。 レチクル乾板を高速回転させながら,乾燥させる。
【0029】以上により,現像処理を終了し,エッチン
グ工程へと移行する。さて,現像液の初期温度は23℃
であったが,20分現像後,液面から3mmの深さ位置を
5点選択して液温を測定した。その結果を表1に示す。
表1には比較のため従来のふたのない処理装置により現
像処理を行い,20分現像後,同様に液面から3mmの深
さ位置を5点選択して液温を測定した結果も合わせて示
す。
【0030】
【表1】 ふたの有無による温度変化の比較 ふた有 温度変化 ふた無 温度変化 1 −0.1 1 −0.4 2 0 2 −0.7 3 0 3 −1.0 4 0 4 −0.9 5 −0.1 5 −0.4 位置による差 0.1 位置による差 0.5 表1にみるように,本実施例のふた有の現像処理では,
現像中の温度変化(温度降下)及び位置による差を極め
て小さい。一方,従来のふた有の現像処理では,現像中
の温度変化(温度降下)及び位置による差が大きい。
【0031】ちなみに,1℃の現像液温変化は, 0.1 μ
mの寸法変化を生じる。表1によると,従来例では0.04
〜0.10μmの寸法シフトを生じるが,本実施例による
と,それが0〜0.01μmの寸法シフトに改善されること
がわかる。
【0032】この後,酸素プラズマによるディスカム工
程のエッチング前処理を行い,次いでこの化学処理装置
を用いて,現像されたポジレジストパターンをマスクに
してCr膜8bをエッチングする。エッチング液の温度は
23℃,エッチング時間は50秒とする。この場合もふ
た2の効用により,エッチング液の温度はほとんど一定
に保たれる。
【0033】この後,ポジレジストを剥離してレチクル
を完成し,検査する。本発明の化学処理装置は,有機溶
剤のような揮発性の大きい処理液を用いる場合に,特に
大きな効果を発揮する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の化学処理
装置によれば,処理中に処理液の温度を安定に保ち,位
置による温度ばらつきもなくすことができる。
【0035】特に,有機溶剤のような揮発性の大きい処
理液を用いる場合に,液面からの蒸発を阻止し,処理液
の温度を安定に保つことに大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化学処理装置を示す図である。
【図2】従来の化学処理装置を示す図である。
【図3】レチクル乾板のレジスト現像処理の説明図であ
る。
【符号の説明】
1は処理槽 2はふた 3は恒温槽 4は配管 4aは処理液溜 4bは処理液供給口 5,6は配管 7はクールニクス 8は被処理体であってレチクル乾板 8aは石英ガラス基板 8bはCr膜 8cはポジレジスト 9はスピンチャック 10は搬送棒 11は栓 12はリンス用スプレーノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液の入った処理槽(1) と, 該処理液上部を覆い該処理槽(1) に着脱可能なふた(2)
    と, 該処理液を所定温度にして該処理槽(1) に供給する機構
    と, 該処理槽(1) 及び該ふた(2) の温度を所定温度に保つ機
    構とを有することを特徴とする化学処理装置。
  2. 【請求項2】 所定温度の温度調節用液が入った恒温槽
    (3) の内部を貫く配管(4, 4a) を通して該処理液を該処
    理槽(1) に供給する機構と, 該温度調節用液を該恒温槽(3) から出て該処理槽(1) の
    壁内を通り帰還する配管(5) を通して循環させ,かつ該
    温度調節用液を該恒温槽(3) から出て該ふた(2) 内部を
    通り帰還する配管(6) を通して循環させる機構とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の化学処理装置。
  3. 【請求項3】 前記化学処理装置がレジスト現像装置で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の化学処理装
    置。
JP27146491A 1991-10-18 1991-10-18 化学処理装置 Withdrawn JPH05109613A (ja)

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JP27146491A JPH05109613A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 化学処理装置

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JP27146491A JPH05109613A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 化学処理装置

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JPH05109613A true JPH05109613A (ja) 1993-04-30

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JP27146491A Withdrawn JPH05109613A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 化学処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332448A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Seiko Epson Corp 薄膜形成装置及び薄膜形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332448A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Seiko Epson Corp 薄膜形成装置及び薄膜形成方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107