JPH0510558Y2 - - Google Patents

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JPH0510558Y2
JPH0510558Y2 JP12412684U JP12412684U JPH0510558Y2 JP H0510558 Y2 JPH0510558 Y2 JP H0510558Y2 JP 12412684 U JP12412684 U JP 12412684U JP 12412684 U JP12412684 U JP 12412684U JP H0510558 Y2 JPH0510558 Y2 JP H0510558Y2
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voltage
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は多相発電機、特に例えば2相自励式発
電機において、不平衡電流が流れても出力電圧が
一定に保持される電圧調整装置を備えた多相発電
機に関するものである。
(考案の背景と問題点) 従来、例えばエンジン駆動の自励式発電機は、
第3図に示された回路構成の電圧調整装置を用い
て出力電圧を定電圧化していた。第3図におい
て、エキサイタ巻線3に発生した電圧は全波整流
器8で整流され、コンデンサ12で平滑された直
流電圧となる。この電流電圧は制御トランジスタ
4と直列に接続されている界磁巻線2へ界磁電流
を供給する直流源である。界磁巻線2に流れる界
磁電流によつて出力巻線1の両端に出力電圧が発
生するが、該出力巻線1の途中から出力電圧の変
動を検出するための中間タツプが出されており、
該中間タツプで抽出された電圧は全波整流器9,
抵抗15,16及びコンデンサ13で構成された
出力電圧検出回路5から直流の検出電圧となつて
出力される。この検出電圧は定電圧ダイオード1
0を介してトランジスタ7を制御し、該トランジ
スタ7は界磁巻線2と直列に接続されている制御
トランジスタ4を制御する。出力電圧検出回路5
からの検出電圧によつて定電圧ダイオード10が
オン・オフし、これにより制御トランジスタ4が
オン・オフとなる。従つて界磁巻線3に流れる界
磁電流が制御され、出力巻線1の端子間電圧は定
電圧に保持される。なお界磁巻線2に並列に接続
されたダイオード11は逆起電力を流すフリーホ
イールダイオードであり、符号6は制御トランジ
スタ制御回路、12はコンデンサ、14は抵抗を
表している。
ところで、第3図図示の電圧調整装置を備えた
発電機の場合、単相発電機や平衡負荷を有する多
相発電機に関しては有効である。しかしながら不
平衡電流が流れる多相発電機に関しては、充分な
電圧調整を行いえない。すなわち第4図に示され
たサイリスタ19,20のゲートを制御して、第
5図図示の実線の如く出力巻線17からは半周期
休んでは1周期負荷21に電流を供給し、また出
力巻線18からは逆に1周期休んでは半周期負荷
21に電流を供給する。このようにして負荷21
に所定の周波数の電流を供給する多相発電機で
は、出力巻線17,18に流れる電流が不平衡と
なる。各出力巻線17,18に設けられている電
圧検出用の中間タツプB1,B2間の電圧e0は各出
力巻線17,18の中間タツプB1,B2に発生す
る電圧e1,e2の和である。各出力巻線17,18
の巻線数、中間タツプの巻線数が各相でそれぞれ
等しい場合においても、上記説明の如く不平衡電
流が流れると、中間タツプB1,B2に発生する電
圧e1,e2は異なつてくる。
従来の多相自励式発電機は、第4図図示の中間
タツプB1,B2間の電圧を第3図に示された端子
A1,A2に接続していたため、第4図図示の2相
巻線17,18に不平衡電流が流れると出力電圧
の電圧変動率が悪い欠点があつた。この原因を説
明すると次の如くである。すなわち各出力巻線1
7,18の中間タツプB1,B2に発生した電圧を
仮に全波整流すると、その電圧波形は第6図,
のようになり、定電圧ダイオード10のツエナ
電圧を越えるときの電圧exとしたとき、制御トラ
ンジスタ4を制御するベースに電圧、すなわち制
御トランジスタ4をオフにする電圧波形は、第6
図,のようになる。一方出力電圧を定電圧化
させるべく制御トランジスタ4をオフとするに必
要なベース電圧は、各出力巻線17,18のうち
負荷電流が流れた側の中間タツプB1(又はB2)に
ついて当該中間タツプB1(又はB2)に発生する電
圧のうち定電圧ダイオード10のツエナ電圧に対
応する電圧exを越えた時間幅Ttで示される第6図
図示の電圧波形であるべきである。ところが第
3図に示された端子A1,A2には、出力巻線17,
18の中間タツプB1,B2間の検出電圧e0=e1+e2
が印加されているため、負荷電流が流れて電圧降
下が生じている出力巻線の検出電圧と負荷電流が
流れていない出力巻線の検出電圧との和の見掛け
上検出電圧が上昇した形の第7図図示の電圧波
形が印加される。その結果定電圧ダイオード10
のツエナ電圧に対応する上記電圧exを超え制御ト
ランジスタ4をオフとする電圧波形は、第7図
図示の如くなり、その時間幅Tfは上記説明の第
6図図示の電圧波形の時間幅Ttより広くなる。
従つて界磁巻線2に流れる界磁電流が不足するよ
うになり、出力電圧が一定に保持されなくなる。
このような現象は不平衡電流の値が大きくなるに
伴つて出力電圧の降下が増大し、電圧変動率が悪
くなる欠点があつた。
(考案の目的と構成) 本考案は上記の欠点を解決することを目的とし
ており、、不平衡電流が流れ、その値が大きくな
つても出力電圧が一定に保持される電圧調整装置
を備えた多相発電機を提供することを目的として
いる。そしてそのため本考案の電圧調整装置を備
えた多相発電機はタツプによつて区分された出力
巻線17,18であつて当該出力巻線17,18
から夫々負荷に給電する複数個の出力巻線17,
18、界磁巻線2該界磁巻線2に界磁電流を流す
ための直流源、界磁巻線2に直列に接続され該界
磁巻線に流れる界磁電流を制御する制御トランジ
スタ4、出力電圧の電圧変動を検出する出力電圧
検出回路、及び該出力電圧検出回路の検出電圧に
基づいて上記制御トランジスタ4を制御する制御
トランジスタ制御回路を備え、出力電圧の電圧変
動に応じて制御トランジスタ4を制御し出力電圧
を定電化する多相発電機において、 上記出力巻線17,18の夫々の出力電圧を中
間タツプによつて分圧した電圧を夫々整流する整
流器22,23と、 当該整流された直流電圧が夫々導かれる比較器
24,25と、 当該夫々の比較器24,25に供給される基準
電圧と上記整流された直流電圧とが比較された結
果の上記比較器の出力が供給されるオア回路26
と を有する出力電圧検出回路をもうけ、 当該出力電圧検出回路の出力にもとづいて、上
記制御トランジスタ4を制御するようにした ことを特徴としている。以下図面を参照しつつ説
明する。
(考案の実施例) 第1図は本考案の一実施例回路構成、第2図は
第1図の動作を説明する動作波形図を示してい
る。
第1図において、符号2ないし4,8,11,
12は既に説明した第3図のものに対応し、17
ないし21は第4図のものに対応している。2
2,23は全波整流器、24,25は比較器、2
6はオア回路、27は定電圧ダイオード、28,
29は抵抗を表している。
全波整流器22,23の交流端子には出力巻線
17,18の各々に設けられている中間タツプ
と、出力巻線17,18の接続点との電圧、すな
わち各相の出力電圧の一部を抽出して検出電圧と
し、この各相についての検出電圧が印加されてい
る。そして全波整流器22,23で整流された脈
流の電圧は、全波整流器22,23に対応して設
けられている比較器24,25で定電圧ダイオー
27による基準電圧esと比較され、その出力のい
ずれか一方がオア回路26で選択される。オア回
路26で選択された比較器24,25のいずれか
一方の出力は、制御トランジスタ4をオン・オフ
し、界磁巻線2に流れる界磁電流を制御する。
今、負荷21に供給する電流をサイリスタ1
9,20のゲートを適宜制御して第4図で説明し
た如く、出力巻線17からは半周期休んでは1周
期負荷21に供給し、また出力巻線18からは逆
に1周期休んでは半周期負荷21に供給するもの
とする。負荷電流が流れることによりその出力巻
線の出力に電圧降下が生じるので、全波整流器2
2,23の直流出力に現れる電圧波形は、例えば
第2図,図示のようになる。T1とT2,T4
T5の期間では出力巻線17から負荷21に電力
が供給され、T3,T6の期間では出力巻線18か
ら負荷21に電力が供給されることを示してい
る。同図,における1点鎖線は比較器24,
25の基準電圧esのレベルを表しており、全波整
流器22,23の直流出力が当該基準電圧esと比
較される結果、比較器24,25から同図,
に示された電圧波形がそれぞれ出力される。この
電圧波形の信号がオア回路26に入力するから、
当該オア回路26からは同図に示された電圧波
形の信号が得られる。このオア回路26から得ら
れた電圧波形の論理「H」の信号は、同図から明
らかな様に、負荷21に電力を供給している出力
巻線の検出電圧の内、比較器24,25の基準電
圧esを超えた時間幅と一致している。そしてオア
回路26から出力された電圧波形の論理「H」の
信号は、制御トランジスタ4をオフに動作させ
る。従つて界磁巻線2への界磁電流の供給はこの
論理「H」の信号の間断たれるが、これは既に説
明した第6図に示された時間Ttに一致してい
る。そして負荷21に流れる電流が増大するにつ
れ、当該オア回路26から出力される電圧波形の
論理「L」の信号が断続する期間は短くなる方向
に作用し、出力電圧の電圧降下を補償するに足る
界磁電流が界磁巻線2に流れる。従つて平衡電流
が流れる場合はもとより、不平衡電流が流れる場
合においても、各相の出力電圧は一定に保持さ
れ、電圧変動率が改善される。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案によれば、出力巻線
の相毎に検出電圧を抽出すると共に、比較器を設
け、負荷電流が流れている相の検出電圧に基づい
て界磁電流を制御する制御トランジスタを制御す
るようにしたので、出力電圧が定電圧に保持さ
れ、電圧変動率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例回路構成、第2図は
第1図の動作を説明する動作波形図、第3図は従
来の電圧調整装置を備えた単相発電機の回路構
成、第4図は従来の多相発電機における検出電圧
の抽出位置を説明している検出電圧抽出説明図、
第5図は不平衡電流の発生を説明している電流波
形説明図、第6図、第7図は従来の検出電圧の抽
出に基づく定電圧化が不充分であることを説明す
る電圧波形説明図を示している。 図中、1は出力巻線、2は界磁巻線、3はエキ
サイタ巻線、4は制御トランジスタ、5は出力電
圧検出回路、6は制御トランジスタ制御回路、7
はトランジスタ、8,9は全波整流器、10は定
電圧ダイオード、11はダイオード、12,13
はコンデンサ、14ないし16は抵抗、17,1
8は出力巻線、19,20はサイリスタ、21は
負荷、22,23は全波整流器、24,25は比
較器、26はオア回路、27は定電圧ダイオー
ド、28,29は抵抗を表している。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タツプによつて区分された出力巻線17,18
    であつて当該出力巻線17,18から夫々負荷に
    給電する複数個の出力巻線17,18、界磁巻線
    2、該界磁巻線2に界磁電流を流すための直流
    源、界磁巻線2に直列に接続され該界磁巻線に流
    れる界磁電流を制御する制御トランジスタ4、出
    力電圧の電圧変動を検出する出力電圧検出回路、
    及び該出力電圧検出回路の検出電圧に基づいて上
    記制御トランジスタ4を制御する制御トランジス
    タ制御回路を備え、出力電圧の電圧変動に応じて
    制御トランジスタ4を制御し出力電圧を定電化す
    る多相発電機において、 上記出力巻線17,18の夫々の出力電圧を中
    間タツプによつて分圧した電圧を夫々整流する整
    流器22,23と、 当該整流された直流電圧が夫々導かれる比較器
    24,25と、 当該夫々の比較器24,25に供給される基準
    電圧と上記整流された直流電圧とが比較された結
    果の上記比較器の出力が供給されるオア回路26
    と を有する出力電圧検出回路をもうけ、 当該出力電圧検出回路の出力にもとづいて、上
    記制御トランジスタ4を制御するようにした ことを特徴とする電圧調整装置を備えた多相発電
    機。
JP12412684U 1984-08-14 1984-08-14 電圧調整装置を備えた多相発電機 Granted JPS6138900U (ja)

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