JPH05101124A

JPH05101124A - 複数の視覚表示装置による画像表示方式

Info

Publication number: JPH05101124A
Application number: JP25881291A
Authority: JP
Inventors: Koichi Sato; 滉一佐藤
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Canon Medical Systems Corp
Priority date: 1991-10-07
Filing date: 1991-10-07
Publication date: 1993-04-23

Abstract

(57)【要約】【目的】医用画像通信システムにおける複数画像の比
較・読影を簡単な操作で行ない得る画像表示方式の提
供。【構成】操作用視覚表示装置１２と画像用視覚表示装
置１３（ＣＲＴ１，ＣＲＴ２，…ＣＲＴ８）と入力手段
１４，１５を有する端末装置１０において、検索された
データに含まれる画像の識別情報を操作用視覚表示装置
１２に表示するとともに各画像を画像用視覚表示装置１
３にそれぞれ表示し、その中から必要な画像を選択して
記憶し、記憶された各々の選択画像を再び画像用視覚表
示装置に表示して読影対象画像とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は医用画像通信システムに
おける複数の視覚表示装置による画像表示方式に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】医用画像通信システムによるＸ線画像等
の読影が普及する以前、医師は１枚１枚のフィルムをシ
ャーカステンに挟んでフィルムの読影を行なっていた。
多数のフィルムの比較を要する時、医師はシャーカステ
ンに比較したい数のフィルムを並べて挟み比較しながら
読影を行なっていた。

【０００３】医用画像通信システムでは、医師が画像デ
ータベースに格納されている画像をワークステーション
等の端末から参照し、検索された画像をＣＲＴなどの視
覚表示装置に表示させて読影を行なう。図６は従来の医
用画像通信システムにおける画像読影の端末構成例であ
り、画像データベース５に格納された画像は画像表示装
置１の対話モニタ２から入力された識別子（ＩＤ）によ
り参照・検索されて、ＣＲＴ３に表示される。画像を比
較する場合は、例えばＣＲＴ３に表示された画像に対す
る比較画像の識別子を対話モニタ２から入力し参照・検
索してＣＲＴ４に比較画像を表示して比較を行なってい
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の画
像表示方式ではＣＲＴの数が２〜３台と少なく、しかも
対話用モニタとして一台が専有されていたため、多くの
画像を比較する際、その都度対話モニタによるコマンド
指定等の操作を必要とし、医用画像通信システムによる
読影を行なう医師にとって多数画像の比較・読影を行な
う際の操作過程が煩しいという不都合があった。

【０００５】本発明は上記不都合を解決し、医師が多数
画像を比較・読影する際に、あたかも撮像フィルムをシ
ャーカステンに挟んで並べて比較するような容易さで医
用画像通信システムを利用し得る複数の視覚表示装置に
よる画像表示方式を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には従来より多くの視覚表示装置（ＣＲＴ）を画像表示
用端末装置に備え、読影に必要とする画像を一覧表示す
ればよい。

【０００７】そこで本発明による画像表示方式は、操作
用視覚表示装置と、複数の画像用視覚表示装置と、画像
表示装置と、入力手段とを有する端末装置において下記
段階により構成されている。（イ）データ識別子（ＩＤ）を第１入力手段（例えばカ
ードリーダ）から入力する。（ロ）データ識別子を検索キーとしてデータを検査す
る。

【０００８】（ハ）検索されたデータに含まれている画
像の識別情報を編集して画像リストとして操作用視覚表
示装置（ＣＲＴ）に表示すると共に、データに含まれて
いる各々の画像を複数の画像用視覚表示装置（ＣＲＴ）
に表示する。（ニ）画像リストから（読影の）対象画像を選択し、第
２入力手段（例えばマウス）で指定する。（ホ）対象画像データを記憶領域に記憶する。（ヘ）段階（ハ）から（ホ）を繰り返す。（ト）記憶領域に保存されている各々の対象画像データ
を複数の画像用視覚表示装置にそれぞれ表示する。

【０００９】上記のように本発明の表示方式ではデータ
中の画像を画像用ＣＲＴに表示しその中から必要な画像
を選択し、選択された画像を記憶領域に記憶し、記憶さ
れた各画像を再び画像用ＣＲＴに表示して比較・読影を
行なう。しかしながら、画像表示装置に接続し得るＣＲ
Ｔの数には物理的・経済的な面から自ずと制約がある。

【００１０】そこで、本発明の望ましい実施例では段階
（ヘ）を、対象画像数が画像用視覚表示装置の数に等し
いか、全対象画像の指定が終了した時に段階（ト）を実
行し、それ以外の時は段階（ハ）から（ヘ）を繰り返す
段階とし、更に、段階（ト）の次に下記段階を実行す
る。（テ）記憶領域に保存されている対象画像データを消去
し段階（ハ）から（ト）を繰り返す。

【００１１】

【作用】本発明によればデータに含まれている画像の識
別情報を操作用視覚表示装置に表示すると共に、各々の
画像を複数の画像用視覚表示装置に表示しているので、
使用者はまず画像を見て必要と思う画像を操作用視覚表
示装置の識別情報と簡単に対応づけ選択することができ
る。また、選択された画像は一旦、記憶領域に保存し必
要とする画像を選択してから記憶領域から読み出して一
覧表示するので、多数の必要画像の比較・読影が容易と
なる。更に、望ましい実施例によれば画像用視覚表示装
置の数が制約されていても、その最大数毎に画像を保存
し再現するので画像の表示操作は容易である。

【００１２】

【実施例】図１は本発明にもとづく実施例の端末装置の
構成例を概念的に示している。端末装置としてのワーク
ステーョン１０は操作（対話）用ＣＲＴ（視覚表示装
置）１２と、８台の画像表示（読影）用ＣＲＴ（ＣＲＴ
１〜ＣＲＴ７）を収納した筐体１３と、データＩＤ入力
手段としてのカードリーダ１４および操作用入力手段と
してのマウス１５ならびに補助記憶装置１６を有してい
る。

【００１３】図２は、本実施例の操作用ＣＲＴ１２に表
示された画像リストの表示例および画像表示用ＣＲＴ１
３に示される画像ａ〜ｈを示す。画像リスト１７の番号
は画像表示用ＣＲＴ１３の番号と対応し、画像リスト１
７には画像ａ〜ｈの撮像年月日、検査料等の識別情報が
表示されており医師は画像表示用ＣＲＴ１３の各々の画
像と、操作用ＣＲＴ１２の画像リスト１７を見ながら比
較・読影する画像を選択することができる。画像の選択
はマウス１５を選択したい画像に対応する画像リスト１
７上の識別情報の位置でクリック（ｃｌｉｃｋ）すれば
よい。図３は本発明にもとづく画像表示方式を示すフロ
ーチャートである。以下フローチャートに従って本実施
例を説明する。先ず、医師が画像を読影したい患者のデ
ータ識別用ＩＤカードをカードリーダ１４から入力する
（ステップ３１）。上記ＩＤを検索キーとして医用画像
通信システムの画像データベース（図示せず）から必要
とする患者データを検索する（ステップ３２）。

【００１４】患者データはデータ識別用ＩＤの他に、撮
像年月日、画像枚数、診断履歴、画像識別情報と複数の
画像の組等を内容としているので、検索された患者デー
タの画像識別情報を編集して画像リトス１７として操作
用ＣＲＴ１２に表示すると共に、８枚分の画像を画像表
示用ＣＲＴ１３に表示する（ステップ３３）。なおこの
場合、画像識別情報と画像１２は、例えば撮像年月日順
にソートされて表示される。また、画像が８枚に満たな
い場合画像ＣＲＴ１３の残りのＣＲＴ画面は空白である
（例えば、画像が５枚ならＣＲＴ１〜ＣＲＴ５にそれぞ
れの画像が表示され、ＣＲＴ６〜ＣＲＴ８はクリアされ
たままとなる）。

【００１５】次に、医師はＣＲＴ１〜ＣＲＴ８に表示さ
れた画像と操作用ＣＲＴ１２に表示されている画像リス
ト１７を見ながら読影すべき画像を選択する。選択方法
としては画像リスト１７の選択画像の画像識別情報（撮
像年月日など）の位置をマウス１５でクリックすること
によりマーク付けすればよい（ステップ３４）。この場
合、第１回の画像表示（８枚以内）において画像は８枚
以内なら何枚でも選択できる。選択終了後は操作用ＣＲ
Ｔ上の「終了」（図示せず）コマンドをマウス１５でク
リックすればよい。また、操作用の画像リスト１７を上
下させるためのスクロール機能も有している。マーク付
けにより選択された画像は、「終了」コマンドにより補
助記憶装置１６の記憶領域（図示せず）に順次記憶され
る（ステップ３５）。

【００１６】更に、選択された画像の数が８（画像表示
用ＣＲＴの数）より少ない時（且つ、患者データ中の画
像を表示し終っていない時）は第２回の画像表示（８枚
以内）を行なうためカウンタに８を加えてステップ３３
から３６を繰り返す（ステップ３６，３７）。この繰り
返し処理は患者データ中の全画像を表示し終るまで繰り
返される。

【００１７】選択された画像の数が８に等しい時は補助
記憶装置１６の記憶領域から、それぞれの画像を読み出
して順次ＣＲＴ０からＣＲＴ８に表示する（ステップ３
８）。記憶領域の選択画像を消去（ステップ３９）す
る。医師が表示された各画像を比較・読影する（ステッ
プ４０）。患者データ中にまだ表示されていない画像が
ある場合は操作用ＣＲＴ上の「次画像」（図示せず）コ
マンドをマウス１５でクリックしてステップ３３の画像
表示に戻し、全ての画像を表示し、比較・読影が終了し
たときは操作用ＣＲＴ上の「次データ」または「読影終
了」（図示せず）をマウス１５でクリックすれば次の患
者ＩＤ入力のためのステップ３１に戻るか、または端末
処理を終了する。

【００１８】図４は画像の選択および表示の様子を示す
ものであり、部分図Ａは上記ステップ３３で画像リスト
１７を操作用ＣＲＴ１２に表示し、画像リスト中１７の
画像識別情報(1) 〜(8) に対応する画像ａ〜ｈが画像表
示用ＣＲＴ１〜ＣＲＴ７にそれぞれ表示されている様子
を示し、画像リスト１７の画像情報(2) および(7) の右
端の矢印はマウス１５によるクリック位置を説明の便宜
上矢印で示したものである。ステップ３４で画像ｂを選
択するためＣＲＴ１２上の識別情報(1) をマウス１５で
クリックするとステップ３５による画像ｂの記憶段階を
経て、ステップ３６，３７で選択画像数と画像用ＣＲＴ
数が比較されるが１＜８だから再び画像用ＣＲＴの中か
ら画像ｇを選択し、ステップ３５〜３７を終る。第１回
目の表示画像ａ〜ｈの中には読影すべき画像がないの
で、患者データの中の９個目以降の画像をステップ３３
で表示した図が図４Ｂである。

【００１９】図４Ｂでは、図４Ａと同様の手順で画像
ｋ，ｍ，ｎを選択する。本実施例ではある患者データに
含まれている全画像（１４画像）中５画像（ｂ，ｇ，
ｋ，ｍ，ｎ）が選択され、一旦補助記憶装置の記憶領域
に記憶される。

【００２０】操作ＣＲＴ１２の「終了」コマンドがマウ
ス１５でクリックされると、部分図４Ｃに示すように画
像用ＣＲＴ１からＣＲＴ５にそれぞれ画像ｂ，ｇ，ｋ，
ｍ，ｎが表示される。なお、ＣＲＴ６からＣＲＴ８はク
リアされている。

【００２１】本実施例は画像表示用ＣＲＴの数を８台と
しているが８台に限られず、それ以上であってもよい。
また第１入力手段をカードリーダ、第２入力手段をマウ
スとしているが、これらに限られない。更に、本実施例
では選択された対象画像は補助記憶装置の記憶領域に記
憶されるものとしているがこれに限られず、例えば画像
データメモリ内であってもよい。

【００２２】図５は、図１の端末装置の構成要素のバス
との接続関係を示し、ＣＲＴ１〜ＣＲＴ８は画像表示装
置１１を介して画像データバス２５とＣＰＵバス２６に
接続し、補助記憶装置１６および画像データメモリ１７
も同様である。これは大容量データを高速に転送するた
めに好ましく構成したものであり、小量データと連送す
る操作ＣＲＴ、第１入力手段としてのカードリーダ１４
および第２入力手段としてのマスウ１５等はＣＰＵバス
２６に接続している。また画像データバス２５とＣＰＵ
バス２６はＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）イン
ターフェイス２１を介してＬＡＮに接続している。

【００２３】

【発明の効果】多数の画像を比較・読影するために視覚
画像表示装置に対象画像を表示するまでの操作手順が簡
素化されており、端末の使用者にとって操作は大別し
て、（ｉ）データＩＤを読み取らせる。（ii）必要とする画像を画像用視覚装置を見て選び、操
作用視覚表示装置に表示されている画像リストの中から
簡単な入力手段で指定する。という２段階であり、極め
て容易である。従って画像表示用端末装置の利用効率が
向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にもとづく実施例の端末装置の構成例を
示す。

【図２】実施例の画像リストおよび複数の画像用ＣＲＴ
の例を示す。

【図３】本発明による画像表示方式を示すフローチャー
トである。

【図４】画像の選択および表示例である。

【図５】図１の端末装置の構成要素のバスとの接続関係
を示す。

【図６】従来の画像表示方式に用いる端末装置の構成例
である。

【符号の説明】

１０端末装置１１画像表示装置１２ＣＲＴ（操作用視覚表示装置）１３ＣＲＴ１〜ＣＲＴ７（画像用視覚表示装置）１４カードリーダ（第１入力手段）１５マウス（第２入力手段）１６補助記憶装置１７画像リスト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】操作用視覚表示装置と、複数の画像用視
覚表示装置と、画像表示装置と、入力手段とを有する端
末装置において、下記段階を含むことを特徴とする複数
の視覚表示装置による画像表示方式。（１）データ識別子を第１入力手段から入力する。（２）上記識別子を検索キーとしてデータを検索する。（３）上記検索されたデータに含まれている画像の識別
情報を編集し、画像リストとして前記操作用視覚表示装
置に表示すると共に、上記データに含まれている各々の
画像を前記複数の画像用視覚表示装置に表示する。（４）上記画像リストから対象画像と選択し、第２入力
手段で指定する。（５）上記対象画像データを記憶領域に記憶する。（６）段階（３）から（５）を繰り返す。（７）前記記憶領域に保存されている各々の対象画像デ
ータを前記複数の画像用視覚表示装置にそれぞれ表示す
る。
【請求項２】前記段階（６）が、対象画像数が前記画
像用視覚表示装置の数に等しいか、全対象画像の指定が
終了した時に段階（７）を実行し、それ以外の時は段階
（３）から（５）を繰り返し、且つ、下記段階（８）を
有することを特徴とする請求項１記載の複数の視覚表示
装置による画像表示方式。（８）記憶領域に記憶されて
いる対象画像データを消失し、段階（３）から（７）を
繰り返す。