JPH049957A - 静電記録体 - Google Patents

静電記録体

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JPH049957A
JPH049957A JP11329790A JP11329790A JPH049957A JP H049957 A JPH049957 A JP H049957A JP 11329790 A JP11329790 A JP 11329790A JP 11329790 A JP11329790 A JP 11329790A JP H049957 A JPH049957 A JP H049957A
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JP
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aluminum hydroxide
pigments
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electrostatic
electrostatic recording
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JP11329790A
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Inventor
Kazuo Totani
和夫 戸谷
Hisanori Yagi
寿則 八木
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、静電プロッター、静電ファクシミリ及び静電
プリンター等に適した静電記録体に関するものである。
「従来の技術」 多針電極を用いるモノクロやカラーの静電記録方式は、
広幅で高速の記録画像出力が可能なためコンピュータを
使用した設計やシミュレーション技術などのCAD技術
の進歩と相俟って広範囲な産業分野で使用されるように
なっている。
ところで、多針電極を用いる静電記録方式は、記録密度
が一列配列で400ドツト/インチなどの高密度記録が
可能であるが、これらに使用される静電記録体は、記録
後のトナーが記録体表面に完全に定着すること、記録濃
度が高いこと、筆記性、捺印性があること、ブロッキン
グ汚れのないこと、などの実用特性のみならず、細線再
現性の向上や異常ドツト数の減少など記録品位にも優れ
ることが要求されている。
特に、高密度静電記録装置の記録針は、従来の200ド
ツト/インチの記録密度の場合の針径が100μm程度
であったのに比較して50μm程度と格段に小さく、放
電面積が極端に減少するため、細線を描いたときの線切
れ(細線抜け)が発生し易い。また、針電極間の放電に
基づくものと思われる正常ドツトの数倍の大きさの異常
ドツトが発生し易く、又、フレアーが発生し、線画の太
りゃ不定形のギザギザとなる。
本発明者等は、この細線抜けや異常ドツトの減少対策に
ついて鋭意研究の結果、誘電体層中に配合されるスペー
サー顔料が極めて重要な働きをしており、なかでも、顔
料として結晶状水酸化アルミニウムを使用すると、細線
抜けや異常ドツトやフレアーの発生が大幅に軽減される
ことを見出した。
しかし、結晶状水酸化アルミニウムは本質的に付着水分
や結晶水を含むため絶縁性が低く、電荷の減衰があるた
め、誘電体層中に配合すると、般に顔料としてよく使用
されている炭酸カルシウムなどに比較して画像濃度が低
下する欠点があった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、細線抜けや異常ドツト(フレアー)の発生が
少なく、しかも記録濃度の高い静電記録体を提、供する
ことを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明は、導電性支持体上に、絶縁性樹脂と顔料を含有
する誘電体層を設けた静電記録体において、前記顔料が
A1□03 ・HzOを含有することを特徴とする静電
記録体である。
また本発明は、前記顔料が水酸化アルミニウムを200
〜350℃の温度範囲で焼成処理してなる焼成水酸化ア
ルミニウムを含有する静電記録体である。
「作用」 水酸化アルミニウムは、AI。03・nHzoの化学式
で表わされるアルミナ水和物を意味するものであり、−
船釣に知られているものの例を挙げると、Bayeri
te、Hydrargillite若しくは、Gibb
siteとして天然に産出し、また人工的に得られる結
晶質のAl2O3・3H20等がある。更に、Boeh
miteとして天然に産出する結晶質のγ−AIzO3
・H2C、もしくはAI(OH)、ゲルより人工的に得
られる結晶質のT−Al□03・820などが挙げられ
る。
本発明は、水酸化アルミニウムの中でもA1□03 ・
H2Cを含む水酸化アルミニウム顔料を誘電体層中に含
有させるものであるが、水酸化アルミニウム顔料中好ま
しくは1〜100重量%、より好ましくは20〜100
重量%のA1□03H20を含むものを用いる。
特に水酸化アルミニウムを焼成して得られるものは、本
発明所望の効果に優れるため好ましい。
なお、水酸化アルミニウム顔料の平均粒子径は1〜15
μm程度が好ましく、より好ましくは5〜12μm程度
の範囲である。
水酸化アルミニウムの焼成処理には、ルツボやロータリ
ーキルンなどに水酸化アルミニウムを投入し、所定の温
度と時間をかけることにより行われる。焼成温度は、2
00〜350 ”Cが好ましく、より好ましくは220
〜320℃の温度範囲で焼成処理を行う。
因みに、7−AI□03・H2Cを焼成する場合、焼成
温度が200℃未満であると、付着水の脱水に伴う重量
減があるのみで結晶水の脱水に伴う重量減はなく、結晶
状水酸化アルミニウムを大気中に放置すると、水を吸着
して、絶縁性が低下することがあるため、記録濃度向上
効果がやや劣る場合もある。一方、350 ’Cを越え
る温度で焼成すると、水酸化アルミニウムの一部分が焼
結する結果、T−A120:lが一部生成する。T−A
l2O3は硬度が高いため、γ−A1□03を多く含む
顔料を用いた静電記録紙を使用すると、記録ヘッドの研
磨現象が顕著となり、逆に異常ドツトやフレアーが増加
してしまう。
また、A1□03・3H20を焼成する場合、まず、付
着水の脱水による重量減が起こり、次に、160’C〜
170″Cで徐kl’=分解し200″C付近でr−A
l□03・H2Cとなる時の重量減が認められる。ここ
で、焼成温度が200℃未満であると、前述したr−A
IzOi・H2Cの場合と同様に得られた結晶状水酸化
アルミニウムを大気中に放置すると、水を吸着すること
がある。また、350′Cを越える温度で焼成すると、
水酸化アルミニウムの一部分が焼結する結果7  Al
2O2になり、異常ドツト(フレアー)の防止効果が劣
ることがある。
また、焼成処理を行う場合結晶状水酸化アルミニウムの
重量減は、A1□03・Ht Oであるならば1〜9%
程度が記録濃度や異常ドツトの防止の点で最も好ましい
。A 1203・3H20を焼成する場合の重量減は好
ましくは3〜28%程度である。このような顔料の内A
1□03・H2Oの状態から一部の結晶水は脱落してい
るが大部分はまだ保持された状態の粉末混合物が最も好
ましい。
Al2O2・H2Oを含有する顔料が、記録濃度の向上
に寄与するのは、このような顔料が絶縁性が高いためと
考えられる。
焼成前の結晶状水酸化アルミニウムは、付着水を含有し
ている場合が多く、その粉体の体積比抵抗は105Ω・
cm程度であるものが多い。これを120℃のオーブン
中で乾燥すると、109Ω・cm程度の体積比抵抗とな
る。この結晶状水酸化アルミニウムを使用すると記録濃
度の向上効果は認められるが、大気中に放置すると簡単
に元の体積比抵抗に戻ってしまうため、安定した記録濃
度を示す記録体を得るのは難しい。しかし、200℃以
上の温度で焼成すると、体積比抵抗は1010Ω・cm
程度まで上昇し、安定した記録濃度の向上効果が得られ
る。ただ、350℃を越える温度で焼成しても、その体
積比抵抗は殆ど変化せず、前記の如き焼結の発生による
欠陥が付随する。なお、静電記録体は使用する静電記録
装置の特性に合わせる必要があるため、装置に通した体
積比抵抗の結晶状水酸化アルミニウムを適宜選択使用す
るのが望ましい。
Al2O3・H2Oを含む水酸化アルミニウム顔料の誘
電体層中への配合割合は、一般に誘電体層全固形分の好
ましくは3〜60重量%重量%上り好ましくは5〜40
重量%重量%箱囲で調節する。
なお、記録体表面の光沢性をコントロールしたり、筆記
性や捺印性を付与するために、上記特定の顔料以外の顔
料を併用することもできる。
かかる目的に使用される顔料としては、重質や軽質の炭
酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、無定形シリカ
、焼成無定形シリカ、シラン処理などで表面処理したシ
リカ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニ
トリルなどのプラスチンクピグメント、硫酸バリウム、
焼成りレー、アルミナ、クレー、水酸化マグネシウム、
酸化チタンなどが挙げられる。
なお、細線抜けや異常ドツト数の減少効果を維持するた
めに、併用される顔料の平均粒子径は、前記特定の水酸
化アルミニウム顔料の平均粒子径より小さ(するのが望
ましい。また全顔料のうち水酸化アルミニウムは好まし
くは1重量%以上、より好ましくは5重量%以上含有さ
せる。
このような顔料を含め誘電体層を構成する顔料と絶縁性
樹脂との重量比率は特に限定するものではないが、5:
95〜70 : 30程度、より好ましくは10:90
〜50 : 50程度の範囲で調節する。顔料の配合割
合が極めて少ないと、記録体表面の光沢が自然性を損な
う程に上昇し、逆に多すぎると、記録濃度の低下を来す
恐れがある。
絶縁性樹脂としては、例えばアクリル酸メチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸デシル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル等のアクリル酸エステルやメタクリル
酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、ブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、
ニトロセルロース樹脂、ポリスチレン、スチレン・アク
リル共重合体、スチレン・メタクリル酸共重合体、フッ
化ビニリデン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ウレ
タン樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。
誘電体層は一般にトルエン、メチルエチルケトン、キシ
レン、イソプロピルアルコールなどの有機溶剤に絶縁性
樹脂や顔料を熔解または分散した塗液をバーコーター、
コントラコーター、グラビアコーター、カーテンコータ
ー、チャンプレックスコーター、ロールコータ−、フレ
ートコーターなどの各種の塗布装置で導電性支持体上に
塗布することによって形成される。
なお、静電記録体を構成する導電性支持体としては、ポ
リビニルヘンシルトリメチルアンモニウムクロラド、ポ
リジメチルアリルアンモニウムクロライド、スチレンア
クリル酸トリエチルアンモニウムクロライドなどのカチ
オン性高分子電解質、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリ
アクリル酸、ポリビニルホスフェート等のアニオン性高
分子電解譬、あるいは酸化亜鉛、酸化スズ等に不純物を
混入した金属半導体粉末を結着剤とともに含浸あるいは
塗布し、その表面抵抗を10’〜108Ω程度にした紙
、プラスチックフィルム、合成紙、和紙、布などが用い
られる。
「実施例」 以下に本発明の実施例を記載するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。また、例中の部は重
量部を表す。
〔導電性支持体の調製] 坪量60g/m2の−F質紙にカチオン性高分子電解質
〔スチレンアクリル酸トリエチルアンモニウムクロライ
ド、三洋化成製、ケミスタット 73.00)を乾燥重
量で表面に4g/m”、裏面に2g/m2塗布し、ベッ
ク平滑度が700秒となるように平滑化処理して導電性
支持体を得た。
〔静電記録体の調製〕
上記支持体上に以下の組成からなる誘電体層塗液を乾燥
重量で4g/m”塗布して静電記録体を得た。
塗液の調製はトルエン/MEK(1/1)混合溶媒に後
述する各顔料を分散したのち誘電体層用の樹脂を添加混
合した。
トルエン/MEK          200部下記処
方で得た各顔料       35部メチルメタクリレ
ート樹脂     45部ノルマルブチルアクリレート
樹脂  20部(実施例I〜3.比較例2〜41 結晶状水酸化アルミニウム(Al2O3・3H20、昭
和電工社製、ハイシライトH−32、粒子径8μm)1
00部をルツボに入れ、第1表に示すような温度に設定
した電気炉で2時間焼成したのち室温に放置して各焼成
結晶状水酸化アルミニウムを得た。
実施例1〜実施例3では重量減少率が3〜27%程度で
あり、実施例1では、Al2O,・H2Cが約13%以
上存在し、実施例2.実施例3では60%以上のAl2
O3・■]20が含まれていた。
一方比較例2では重量減少率が0.1〜0.5重量%程
度でありAl2O3・3H20のままであることがわか
った。 また比較例3.比較例4ではAI。03が極め
て多く含まれていた。
比較例1 焼成結晶状水酸化アルミニウムの代わりに無処理の結晶
状水酸化アルミニウム(Al。03・3H20、昭和電
工社製、ハイシライトH−32、粒子径8μm)を使用
した以外は同様にして静電記録体を得た。
かくして得られた各静電記録体について、以下の品質評
価試験を行い、その結果を表に記載した。
即ち、実用モノクロ静電プロッター(松下電送社製、E
P−101)でそれぞれ記録を行い、ブラックパターン
部分の記録濃度をマクベス濃度計で測定した。また、2
ドツト斜め線1m当たりに発生する異常ドツトの数を巨
視計測した。さらに、各顔料の比抵抗を、直径1cmの
穴をあけたテフロン製ブロックにサンプルを入れ、上下
から500kg/m2の圧力をかけて測定した。
第1表 C注〕焼成温度:℃1体積比抵抗:Ω・cmなお、本発
明の各実施例で得られた静電記録体の定着性、カール、
ブロッキング適性は、いずれも良好であった。
[効果J 上記の実施例から明らかなように、本発明の静電記録体
は、それぞれ実用特性や記録特性を低下させることなく
記録濃度が著しく改良されており、品質的に極めてバラ
ンスのとれた記録体であった。
特許出願人 神崎製紙株式会社・

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に、絶縁性樹脂と顔料を含有する
    誘電体層を設けた静電記録体において、前記顔料がAl
    _2O_3・H_2Oを含有することを特徴とする静電
    記録体。
  2. (2)顔料が水酸化アルミニウムを200〜350℃の
    温度範囲で焼成処理してなる焼成水酸化アルミニウムを
    含有することを特徴とする請求項(1)記載の静電記録
    体。
JP11329790A 1990-04-27 1990-04-27 静電記録体 Pending JPH049957A (ja)

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