JPH0499571A - 殺菌・消臭剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、生ゴミやトイレの悪臭を抑制して。

且つ、殺菌性のある殺菌・消臭剤組成物に関する。

［従来の技術及び発明が解決しようとする問題点１従来
、アンモニア、硫化水素などの悪臭を抑制し、且つ殺菌
性を具備した生ゴミやトイレの悪臭を処理する消臭効果
及び殺菌効果の両方の大きい消臭剤は存在しない。即ち
、悪臭抑制か、殺菌性かに効果ががたより、両方の性能
を充分に発揮する組成物がない。

従来技術では、消臭剤として種々の消臭有効成分を配合
し、エチルアルコールなどの配合した製品もあるが、消
臭性能はほぼ良好であっても、大腸菌や黄色ブドウ状球
菌を殺菌する力が、不充分であった。

また、エチルアルコールやレゾルシノール類、ヘキサク
ロロフェン類、クレゾール類を主体とした殺菌剤も多々
見られるが、これらに消臭性を充分に付与したものは、
その殺菌性を強調するあまり、部屋に散布すると害を生
ずることが多いため、製品化が困難な状況にあった。

本発明は、殺菌と消臭の両方の効果をはなせる実用的な
殺菌・消臭剤組成物を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の要旨とするものは、エチルアルコール６０〜７
５重量部、フラポイド０．５〜５重量部、レモン油０．
５〜５重量部、コハク酸０．０５〜３重量部、グリオキ
ザール０．　５〜３１量部、香料０．０５〜３重量部、
水４０〜７０重量部から構成されることを特徴とする殺
菌・消臭剤組成物である。

本発明者らは、消臭性と殺菌性の両方を充分に発揮する
組成物を見出すべく、数多くの実験を試み、強力な消臭
性を付与するために、フラボノイドとレモン油及びグリ
オキザールを組合わせ、強力な殺菌性を付与するために
、コハク酸とエチルアルコールを組合すせ、これらを水
で混合することにより、殺菌剤特有の刺激臭の飛散を抑
制でき、生ゴミやトイレの悪臭を抑制できる殺菌・消臭
剤組成物を見出したものである。

即ち、本発明によると、エチルアルコール６０〜７５重
量部、フラポイド０．５〜５重量部、レモン油０．５〜
５重量部、コハク酸０，０５〜３重量部、ダｒ）オキザ
ール０．　５〜３重量部、香料０．０５〜３重量部、水
４０〜７０重量部から構成される殺菌・消臭剤組成物で
ある。

エチルアルコールは、フラボノイド、レモン油、グリオ
キザール、香料などを空気中に飛散させて、気体／気体
での悪臭抑制を行なう媒体となる。エチルアルコールと
水との比率が重要で、エチルアルコールの量が多い程、
空気中に飛散して作用する確率が大きい。更に、エチル
アルコールは殺菌性が大きいので、フッ１り酸の添加効
果で、殺菌性を増しながら、殺菌剤として作用する。

エチルアルコールの割合は、６０〜７５重量部の範囲で
あり、６０重量部未満では、殺菌能力が不足である。ま
た、７５重量部を超えると、エチルアルコール臭が強過
ぎ、官能的に好ましくなく、残留量が多く過ぎ、好まし
くない。

フラボノイドは、トリメチルアミン、メチルカプタン、
硫化水素、アンモニアなどの悪臭源を抑制すると、同時
にトイレ汚物のｐＨがアルカリ側に移行して、便器基材
の腐食を起こさないようにする。

フラボノイドの含有割合は、０，５〜５重量部の範囲で
ある。０．５重量部未満では、消臭能力不足であり、ト
イレ汚物の悪臭抑制に不充分である６　５重量部を超え
ると、消臭性は大して向上せず、フラボノイド臭が強過
ぎ、また、便器器材を腐食させ、好ましくない。

レモン油は、特に、硫化水素とアンモニアに抑制効果を
示すもので、また、トイレ汚物のｐＨを略中性に保ち、
便器やタンクなどの器材の腐食を防止するものである。

そして、その含有割合は、０．５〜５重量部の範囲であ
る。０．５重量部未満では、消臭能力が不充分であり、
５重量部を超えるとレモン臭が強くなり過ぎる。

コハク酸は、エチルアルコールと混合すると大腸菌や黄
色ブドウ球菌の殺菌性を高めることができるので、微量
配合する。コハク酸の含有割合は、０．０５〜３重量部
である。０．０５重量部未満では殺菌能力が不足し、３
重量部を超えると、それ以上には、殺菌性を大して向上
しなく、ｐＨも酸側へ移行し、好ましくない。

グリオキザールは、特に、アンモニア、硫化水素、メル
カプタン類の抑制するのに効果がある。

グリオキザールの含有割合は、０．５〜３重量部範囲で
ある。０．５重量部未満では、消臭能力不足であり、ト
イレ汚物中又は発生する悪臭源を充分に吸着できなくな
る。また、３重量部を超えると、グリオキザール特有の
臭気が強く、官能的に好ましくなく、また、処理剤とし
ての量がかさみ、コスト的に不利になるものである。

香料は、エチルアルコールや他の薬品の臭気をマスキン
グするために添加する。ピネン、カンファー、メントー
ル、シトラールなど芳香剤ならば伺でも良いが、用いて
いる薬品と類仰の臭気のものが好ましい。香料は、３重
量部を超えると、香りが強過ぎて、不快感を与えるので
、３重量部以下の量割合で必要である。また、０．０５
重量部未満では、マスキングには不充分である。

水は、エチルアルコールと混合されて、各種の消臭成分
や、殺菌成分を空気中に飛散させて、気体／気体での悪
臭抑制を行なう媒体となる。水の比率が高い場合には、
気体よりも液体や固体の悪臭源を抑制する目的に好適で
ある。水が４０重量部未満では、相対的にエチルアルコ
ールが増えるので、官能的に消臭剤自体の臭気が強くな
り、好ましくない。７０重量部を超えると、相対的にエ
チルアルコールの量が減少するので、殺菌能力が不足し
、好ましくない。尚、水としては、蒸留水か脱イオン水
が好適である。

このような配合により、また、上記のような構成の本発
明の殺菌・消臭剤組成物が得られる。

更に、本発明の殺菌・消臭剤組成物は、悪臭を発生する
化学工場等の排水処理にも利用できる。

次に、本発明の殺菌・消臭剤組成物について具体例によ
り説明するが、本発明は、次の実施例に限定されるもの
ではない。

［実施例］ ［処理剤の製造コ 実施例１として、エチルアルコール７０重５１部、フラ
ボノイド０．　７ｆｆｉ量部、レモン油０．　８重量部
、コハク酸０．３重量部、グリオキザール２重量部、メ
ントール０．　１ｉ量部、蒸留水５０５重量部を、３０
分間混合した。

実施例２として、エチルアルコール７０ｉ量部、フラボ
ノイド０．７重量部、レモン油０．　８重量部、コハク
酸０．３重量部、グリオキザール２重量部、メントール
０．　１重量部、蒸留水５０５重量部を、３０分間混合
し、液体の殺菌・消臭剤組成物を得た。

「性能試験〕 上記で得られた殺菌・消臭剤組成物実施例】と２の試料
について、次の試験を行なった。

上記の各試料について、消臭性と殺菌性を測定した。

Ａ、消臭性はあらかじめガス濃度で、８ｐｐｍと１５ｐ
ｐｍに調整した。アンモニア、硫化水素、メチルメルカ
プタン、トリメチルアミンの各５１容器に本発明の試料
を、ｌｃｃスプレー状に注入し、３０分後の臭気を検知
管法により測定した。

また、 第１表では、大腸菌としては、Ｅｓｃｈｅｒｉｃｈｉａ
　ｃ。

１１を、黄色ブドウ球菌としては、５ｔａｐｈｙｌｏｃ
ｏｃｃｕｓａｕｒｅｕｓを用いた。

エタノール単味の場合には、大腸菌で５０〜４５％、黄
色ブドウ球菌で５０％までが殺菌性の限界である。

Ｂ、殺菌性は、上記の試料を、５０％、４０％、３０％
、２０％の濃度に希釈した被検薬剤を含む１０ｍｌに、
被検菌液（大腸菌と黄色ブドウ球菌を各々１０４）を１
　ｍ　Ａ加えて、充分に混和した後、５時間、３０℃±
１℃に放置し、１　ｍ　ｆ！、採取し、菌数を測定した
。

これらの結果を第１表に示す。

第１表には、本発明の殺菌・消臭剤組成物の効果をその
殺菌効果及び消臭効果を比較して、示しである。

ｌ１表性り鵡幌来 第１表から分かるように、アンモニア、硫化水素、メチ
ルメルカプタン、トリメチルアミンの８ｐｐｍ、１５ｐ
ｐｍ程度の悪臭をＯｐｐｍに抑制できる。同時に大腸菌
や黄色ブドウ球菌をかなりの程度殺菌し、エタノール単
味の場合よりも良い成績である。

本発明の殺菌・消臭剤組成物は、極めてすぐれた性能を
示すことが分かる。

［発明の効果］ 本発明の殺菌・消臭剤組成物は、次のような殺菌・消臭
効果が、著しく有効なものである。

即ち、 第１に、殺菌性と消臭性について、各々、充分な性能を
有する組成物が得られた。

第２に、一般に悪臭を発する場所は腐敗物も多く存在す
るために、実際の利用、頻度が極めて高いと考えられ、
産業上有意義な技術を特徴する特許出願人　　三菱鉱業
セメント株式全社代理人　　弁理士　　倉　持　　裕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、エチルアルコール６０〜７５重量部、フラポイド０
   ．５〜５重量部、レモン油０．５〜５重量部、コハク酸
   ０．０５〜３重量部、グリオキザール０．５〜３重量部
   、香料０．０５〜３重量部、水４０〜７０重量部から構
   成されることを特徴とする殺菌・消臭剤組成物。