JPH0499251A - 高強度封着合金及びその製造方法 - Google Patents

高強度封着合金及びその製造方法

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JPH0499251A
JPH0499251A JP21200090A JP21200090A JPH0499251A JP H0499251 A JPH0499251 A JP H0499251A JP 21200090 A JP21200090 A JP 21200090A JP 21200090 A JP21200090 A JP 21200090A JP H0499251 A JPH0499251 A JP H0499251A
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JP
Japan
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alloy
less
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sealing alloy
sealing
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JP21200090A
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Inventor
Hideo Hayashi
英雄 林
Kageaki Kitada
北田 景朗
Hiroshi Miura
博志 三浦
Kenji Hirano
健治 平野
Masato Yasuoka
正登 安岡
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Proterial Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ICリードフレームまたはガラス、セラミ
ックスとの接合部材として、繰返し曲げ性にずぐれたF
e−Ni−Co系高強度封着合金に係り、特定量のNb
を含有しかつC,Si、 Mnの含有量を規制して引張
強さ60kgf/mm2mm2−12O/mmを得た高
強度封着合金とその製造方法に関する。
従来の技術 従来、封着用低膨張合金としては、42%Ni−Fe合
金、46%Ni−Fe合金、51%Ni−Fe合金、コ
バール合金(Fe−28,0wt%〜35.0wt%N
i−12,0wt%−20,0wt%C。
合金)が実用化されている。また、ICリードフレーム
材としては、Sn、 Zn等を含有する種々のCu合金
が実用化されている。
近年、ICの小型化に伴って、リードフレーム材の薄肉
化、細幅化が進み、リードフレーム材の断面積の減少に
伴って、リードフレーム材の強度不足を招来するように
なった。そのため、従来使用されてきた42%Ni−F
e合金やコバール合金において、熱膨張係数の少々の上
昇を犠牲にしても、リードフレーム成型時の変形防止及
びIC製品のリード強度上昇のため、リードフレーム素
材の封着合金の強度及び靭性の向上が要望されてきた。
すなわち、各種電子部品のリード片、例えば板厚0.2
5mmx幅1mm寸法のリード片については、米軍規格
(883C1試験方法2004−5)にて繰返し曲げ回
数、3回以上と規格化されている。
発明が解決しようとする課題 しかL、最近のリードフレーム片の寸法が板厚0.08
mm〜0.125mm X幅0.1mm〜0.2mmと
薄肉化、細幅化に伴って従来の封着合金では繰返し曲げ
回数力飄規格の3回以上を満足できない間顯が発生し、
前記薄肉、細幅のリード片においても、繰返し曲げ回数
の規格の3回以上を満足する封着合金が要求されてきた
マタ、コバール合金とL テNb 0.01wt%〜2
.0wt%含有のコバール合金が提案(特開昭56−5
950号公報)されているが、前記提案合金は耐応力腐
食割れ性のすぐれた封着合金であり、強度、靭性の向上
がなく、上述の繰返し曲げ規格を満足しないものであっ
た。
この発明は、リードフレーム片の寸法の薄肉化、細幅化
に十分対応できる強度、靭性を有し、米軍規格の繰返し
曲げ性にすぐれたFe−Ni−Co系高強度封着合金の
提供を目的としている。
課題を解決するだめの手段 発明者は、多数回の繰返し曲げに耐えられる高強度、高
靭性を有しがつ熱膨張係数が 5−9xlO’/’Cを有するFe−Ni−Co系封着
合金を目的に、その添加元素について種々検討した結果
、特定量のNbを含有しがっC,Si、 Mnの含有量
を規制することにより、引張強さが 60kgf/mm−mm−12O/mmとなることを知
見しこの発明を完成した。
この発明は、 Ni 28.0wt%〜35.0wt%、Co 12.
0wt%〜20.0wt%。
但し、Ni+Co 40wt%−51wt%、Nb 2
.5wt%〜8.0wt%、 C0.05wt%以下、Si 0.5wt%以下、Mn
 1.0wt%以下を有し、 残部Fe及び不可避的不純物からなり、引張強さ60k
gf/mm2mm2−12O/mm2を有することを特
徴とする高強度封着合金である。
また、この発明は、 上記組成からなる封着合金を固溶体化熱処理した後、圧
下率90%以下の冷間仕上圧延し、さらに温度600℃
〜1200℃にて焼なまし焼鈍し、引張強さ60kgf
/m、m2〜120kgf/mm2を有する高強度封着
合金を得ることを特徴とする高強度封着合金の製造方法
である。
二の発明は、Fe−Ni−Co系封着合金において、特
定量のNbを含有しかつC,Si、 Mnの含有量を規
制したこと、並びに当該組成の封着合金を固溶体化熱処
理し、さらに冷間仕上圧延して温度600℃〜1200
℃にて焼なまし焼鈍することにより、60kgf/mm
−mm−12O/mmを有し、リードフレーム片の寸法
の薄肉化、細幅化に十分対応できる強度、靭性、繰返し
曲げ性を有したFe−Ni−Co系高強度封着合金を得
ることができる。
組成の限定理由 この発明において、Niは本系合金の基本成分であるが
、Niが35wt%を超えると熱膨張係数が大きくなり
すぎ、また28wt%未満では合金内にα相生成により
、熱膨張係数が大きくなりすぎるので好ましくない。
また、CoはNiと同様、本系合金の基本成分であるが
、Coが20wt%を超えると熱膨張係数が大きくなり
すぎると共にコスト的にも好ましくなく、また12wt
%未満では磁気変態点が低くなりすぎて、作用 温度450℃までの熱膨張係数が大きくなるので、好ま
しくない。
また、但し、Ni+Coが51wt%を超えたり、また
40wt%未満では熱膨張係数が大きくなり、所要の低
熱膨張係数が得られないので好ましくない。
Nbはこの発明によるFe−Ni−Co系合金の特徴で
あるが、2.5wt%未満では強度、靭性向上の効果が
少なく、所要の繰返し曲げ回数の増加か得られず、また
8、0wt%を超えると熱膨張係数も大きくなりすぎ、
かつ熱間加工性の劣下を招来するので、好ましくない。
Cは0.05wt%を越えると、ガラスまたはセラミッ
クスとの密着時の加熱工程にて、密着界面にガス発生に
伴う気泡が生成して、封着強度の低下を招来するので、
Cは0.05wt%以下とする。
Siは脱酸元素として添加され、ガラス封着時に重要な
表面酸化被膜の密着性改善効果があるが、0.5wt%
を超えると材質的に硬化して、冷間加工性が劣化するの
で、0.5wt%以下に限定する。
また、Mnは熱間加工性改善効果はあるが、1.0wt
%を超えると熱膨張係数が大きくなりすぎ、ガラス、セ
ラミックスの封着性を阻害するので好ましくない。
製造方法 この発明によるFe−Ni−Co系封着合金の製造方法
を詳述すると、 Ni 28.0wt%〜35.0wt%、Co 12.
0wt%〜20.0wt%。
但し、Ni+Co 40wt%〜51wt%、Nb 2
.5wt%〜8.0wt%、 C0.05wt%以下、Si 0.5wt%以下、Mn
 1.0wt%以下を有し、 残部Fe及び不可避的不純物からなるFe−Ni−Co
系合金を高周波誘導炉にて溶解鋳造後、950℃以上の
温度にて鍛造、熱間圧延を行った後、冷間圧延と100
0℃〜1200℃に1分以上、好ましくは30分以下の
加熱する固溶体化熱処理を数回行った後、圧下率90%
以下で冷間仕上圧延を行い、その後温度600℃〜12
00℃に30秒〜2時間の熱処理を行うことにより、繰
返し曲げ性がすぐれかつ引張強さが60kgf/mm2
mm2−12O/mm2であり、熱膨張係数a=5〜9
xlO−6/’Cを有する高強度封着合金を得ることが
できる。
この発明において、冷間仕上圧延の圧下率が20%以下
で焼なまし焼鈍条件が温度600℃〜800℃の場合は
、引張強さが80kgf/mm2〜110kgf/mm
2の半硬質の封着合金が得られ、また、冷間仕上圧延の
圧下率が50%〜90%で温度900℃〜1200℃で
のなまし焼鈍によって、引張強さが 60kgf/mm 〜80kgf/mmの軟質の封着合
金が得られる。
また、この発明において、固溶体化熱処理を温度100
0℃〜1200℃で行う理由は、1000℃未満では固
溶体化が不十分で析出物が未固溶のまま残存するためで
あり、1200℃を超えると結晶粒が粗大化し、強靭性
をかえって損うため好ましくない。
また、加熱時間を1分〜30分にて行う理由は、1分未
満では固溶体化が不十分で析出物が未固溶のまま残存し
、30分を超えると固溶体化の効果が飽和され熱処理費
が不経済になるためである。
また、冷間仕上圧延の圧下率が90%を超えると材料の
加工硬化が進み、リードフレームに必要な平坦な板形状
が得難くなり好ましくない。
また、熱処理条件において、600°C未渦の温度では
軟化効果あるいは残留応力除去効果が不十分となり、ま
た1200℃を超えると結晶粒が粗大化し、かえって強
靭性を損うことになり好ましくない。また、処理時間と
しては、30秒〜2時間が好マしい。
実施例 第1表に示す組成のFe−Ni−Co系合金を高周波誘
導炉にて溶解鋳造後、950℃以上の温度で鍛造、熱間
圧延を行って、厚;glOmmにした後、冷間圧延及び
1100℃で5分間加熱の固溶体イヒ熱処理を2回繰返
した後、圧下率75%の冷間仕上圧延を行い、その後、
1000℃に1分間の焼なまし焼鈍を行って、所要厚み
の封着合金板を得、さらに下記寸法の各試験片を切り出
した。
なお、第1表に示すNo、1〜11は本発明合金であり
、No、12〜15は従来合金、No−16〜19は比
較合金である。
第1表の熱膨張係数は、直径3mmφ×長さ50mmの
試験片にて、30℃から450℃までの熱膨張を測定し
、その平均値にて表す。
また、繰返し曲げ回数は米軍規格、883C1試験方法
2004−5にて測定したもので、厚み0.25mmx
輻1mmx長さ100mm(A)、厚み0.1mmX幅
0.15mmx長さ100mm(B)のA、B2種の試
験片をエツチング加工にて製作したもので、90°折曲
げ試験を5回行って、その平均値を回数として表示した
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Ni28.0wt%〜35.0wt%、 Co12.0wt%〜20.0wt%、 但し、Ni+Co40wt%〜51wt%、Nb2.5
    wt%〜8.0wt%、 C0.05wt%以下、Si0.5wt%以下、Mn1
    .0wt%以下を有し、 残部Fe及び不可避的不純物からなり、引張強さ60k
    gf/mm^2〜120kgf/mm^2を有すること
    を特徴とする高強度封着合金。 2 Ni28.0wt%〜35.0wt%、 Co12.0wt%〜20.0wt%、 但し、Ni+Co40wt%〜51wt%、Nb2.5
    wt%〜8.0wt%、 C0.05wt%以下、Si0.5wt%以下、Mn1
    .0wt%以下を有し、 残部Fe及び不可避的不純物からなる封着合金を固溶体
    化熱処理した後、圧下率90%以下の冷間仕上圧延し、
    さらに温度 600℃〜1200℃にて焼なまし焼鈍し、引張強さ6
    0kgf/mm^2〜120kgf/mm^2を有する
    ことを特徴とする高強度封着合金の製造方法。
JP21200090A 1990-08-09 1990-08-09 高強度封着合金及びその製造方法 Pending JPH0499251A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60238444A (ja) * 1984-05-11 1985-11-27 Hitachi Metals Ltd 耐食性の優れたicリ−ドフレ−ム用合金
JPH03197641A (ja) * 1989-12-26 1991-08-29 Nippon Mining Co Ltd リードフレーム材

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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